第9回前橋市地域公共交通再生協議会

審議会名

前橋市地域公共交通再生協議会

会議名

第9回前橋市地域公共交通再生協議会

日時

令和2年12月16日(水曜日) 午前10時から

委員

計画策定団体(前橋市):

副市長、政策部長、都市計画部長

公共交通事業者:

東日本旅客鉄道株式会社高崎支社総務部企画室長(代理出席)、

上毛電気鉄道株式会社取締役社長、

一般社団法人群馬県バス協会乗合部会長、

前橋地区タクシー協議会長

道路管理者:

国土交通省 関東地方整備局 高崎河川国道事務所長、

群馬県 前橋土木事務所長、前橋市 建設部長

公安委員会・警察:

前橋警察署長(代理出席)、前橋東警察署長(代理出席)

住民代表(利用者):

地域住民 2名

学識経験者:

前橋工科大学 教授

国関係者(国土交通省):

関東運輸局 交通政策部 交通企画課長、

関東運輸局 群馬運輸支局 首席運輸企画専門官、

関東地方整備局 建政部 都市整備課長

群馬県関係者:

群馬県 県土整備部 交通政策課長、

群馬県 県土整備部 都市計画課長

商工・観光関係者:

前橋商工会議所 副会頭

前橋商工会議所 交通政策専門委員会 委員長

事務局:

前橋市政策部 交通政策課、

前橋市都市計画部 都市計画課、市街地整備課

議題

(1)バス路線再編に向けた取り組みについて

・資料1 活性化再生法改正に伴う対応

・資料2(1)都心幹線設定に向けた検討状況

・資料2(2)広域幹線に係る検討状況

・資料3 その他路線再編に向けた調整

・資料4 城南あおぞら号(城南地区地域内交通)運行実績報告

 

(2)令和2年度実証実験、その他報告事項について

・資料5 令和2年度前橋版MaaS実証実験について

・資料6 令和2年度自動運転バス実証実験について

・資料7(1)マイタク・マイナンバーカード一本化

・資料7(2)シェアサイクルの導入

・資料7(3)新しい生活様式に対応する公共交通構築に向けた事業者支援

 

(3)今後のスケジュールについて

・資料8 交通再編スケジュールについて

会議の内容

1 開催

2 挨拶(会長)

3 自己紹介

4 議事

(1)バス路線再編に向けた取り組みについて

群馬県交通政策課長

・バスロケーションシステム実証実験について補足説明する。今年度は、県庁市役所方面を加えて合計26路線で11月から実施している。Webへのアクセス状況について報告があったが、県職員を対象としたアンケートを実施し、集計中である。回答者の約2割はバス利用機会が増加すると回答しており、概ね好評と認識している。デジタルサイネージは県庁入口、市役所入口、赤十字病院、前橋駅、前橋工科大学で設置しているが、画面が出ない等の不具合が発生している為、現在システムを調整中である。今後とも分かりやすい表示や導入効果について検証していきたい。

 

前橋工科大学教授

・素晴らしい取組を精力的に行われていると感じたが、今後は継続する仕組みが必要であり、実験であれば継続的な改良と本格実施への移行も含めた仕組み、予算が途切れない様な仕組みが必要である。その場合、取組が役所の人材に依存するため、意欲的に熱意をもって取組める人材の確保、専門知識を持って取組める体制を継続的に構築することが重要である。

・コロナの影響もあり公共交通の利用者が全体的に減っている為、利用状況や利用者の声を証拠として捉えて欲しい。また、本日午後にデジタルサイネージが前橋工科大学に設置されることとなっており、期待している。

 

関東運輸局交通企画課長

・今回の活性化改正法の主旨は「地域の資源の総動員」であり、ありとあらゆる資源を総動員して地域の足を守る事をメインテーマとしている。MaaSと一体的に計画を検討していることは、関東運輸局管内でも先進的な事例となるだろう。共同経営計画についても全国的に課題があり進まない中トライをして頂いており、関東第一号として頑張ってほしい。

・本日前橋駅からバスを利用したが、ダイヤ調整や利便性の向上は重要と実感した。こちらも活性化再生法の主旨を踏まえ皆さんからご相談を頂きながら、前向きに進めていきたい。今回、両毛線との接続に前橋駅で30分を要した。また、ICカードが利用できず両替が必要になったことから、個人的にもこれらの取り組みを進めて欲しいと思った。

 

住民代表(鈴木氏)

・地域づくり連絡会において城南地区から報告があり、あおぞら号については利用者増加の方策を地域自らで考える動きが出ている。それを見ていた芳賀地区も勉強会の開催や、城南地区との相談会を実施するなど、他地区へも波及している。富士見のるんるんバスとの接続についても地域としてどう考えるべきかの話が盛り上がっており、今まで役所にお願いしていた事を、自らの努力による解決する方向に動き出している。その他の要望として、もっと密に連絡できる仕組みが欲しいという声もある。いずれにしろ、地域内交通と路線バスとの結節により利便性を向上させ、歳をとっても使い続けられる仕組みをみんなで考えよう、という雰囲気になっている事を皆さんにお伝えしたい。

 

前橋商工会議所交通政策専門委員会委員長

・これまで長期的な計画と認識していたが実際には取り組みの進みが早く、まちづくりの観点からも素晴らしいと感じた。路線バスへのICカードの導入も早期に進められており、利便性も格段に上がり嬉しく思っている。

・資料13ページに記載された都心幹線の乗り場効率化については、頻度が高い路線が手前に位置していれば良いと感じた。また、出発時刻や行先について電光掲示板の設置が期待される。

・自社が県庁前通りにありバス停が新しくなり喜んでいる。このデジタルサイネージの広告については地域にお金は落ちているのか。

事務局

・資料p.23にハイグレードバス停の設置について記載しているが、広告収入を活かしてメンテナンス費用と設置費用を産み出している。なお、広告費は東京の業者に直接入っており、市には入っていない。

群馬県交通政策課長

・広告付きバス停について補足説明する。設置費用の半分を企業が出しており、今後の維持費についても広告収入から出されている。これまで公共で出していた維持費がかからなくなり、前橋市にも県にも利点がある。

 

住民代表(嶋田氏)

・第一回協議会から住民の立場で参加しており、目覚ましい頑張りが目に見えて嬉しく思
う。6社の共同経営についても、法改正によりスマート・スムーズになったと感じている。前橋
の住民が公共交通で県外と行き来する際に、接続がスムーズであれば市民として便利だと
思う。また、県外の方が前橋を訪れる際にわかりにくいという話もあり、ソフト的な状況も実
 現、具現化していただき有難いと思っている。まちなかの路線を見ると、やはり前橋市や県庁
 の職員がもっと利用すれば、更に活性化に繋がるだろう。

(2)令和2年度実証実験、その他報告事項について

高崎河川国道事務所長

・これらの取り組みの特徴はマイナンバーと絡めている事だが、個人情報の取り扱いについての不安など、マイナンバーの活用についての市民の意見を教えて頂きたい。

副会長

・10年先の未来政策としてスーパーシティ準備検討会が立ち上がった所である。今後の申請にあたって、採択されたとしても住民の意向が重要と考えている。まずは市がスーパーシティを目指すことについて積極的に発信している。例えば、県庁舎のツルノスを借り、市長と教育長と担当部長がスーパーシティに関する発信を行った。また、「まちの安全ひろメール」でアンケートを自動発信しており、約1万人の登録者に対してアンケート調査を実施しているところである。住民の意見聞き合意しなければ国へ報告できない為、準備段階から意向調査を始めている最中である。

会長

・補足したい。今回のスーパーシティではフルマイナンバーカードを希望している。マイナンバーカード+スマホ+顔認証を組み合わせたIDを作り、住民のあらゆる課題を解決して時間にゆとりをもたらし、余裕が出来たところをスローシティ・スローフードに時間と費やして頂きたいと考えている。多くの分野での問題解決に取り組んでいきたい。

 

高崎河川国道事務所長

・マイナンバーカードは住民票の取得等で便利であり、利便性がいかに高まっていくかを市民にPRすることが重要である。政府としても取り組みを行っている中であり、前橋市で成功すれば日本の中でも特に早い取り組みとなるので、ぜひ頑張ってほしい。

会長

・医療分野に関して言えば、顔認証で救急車に乗車した際にお薬情報等がわかり、医者がすぐに対応できるメリットがある。

副会長

・来年度、マイタクは新規登録者をマイナンバーでの利用に一本化し、令和4年度からはマイナンバーへの完全一本化を目指している。マイタクを中心的に利用しているのは交通弱者の方々であるため、条例の制定と共に、自治会、老人会に対して出前で説明会を実施している。まずは周知徹底をして、来年度周知期間を設けて令和4年度には一本化するというスケジュールで進めている。

 

前橋商工会議所副会頭

・商工会議所の懸案事項としては、バス事業者6社の統一であった。ようやく独禁法改正により共同経営が出来ることとなり、その途端に計画が進んだ。この法改正によりバスの利便性も高まり、良いシステムが出来れば良いなと感じている。

・MaaSアプリはバス停を入力しなければならないが、私はバスをあまり利用しない為バス停の名称が分からない。次の実証実験の際には、普段あまり乗車しない人や前橋に訪れた人が使いやすいアプリにしてほしい。また、地域のお店と連携すれば街の活性化にもつながるため、対象となる店を増やす活動を実施して欲しい。

・前回の協議会でも話したが、これらの取り組みについてもっとPRしたほうがよい。前橋駅の自動運転バスに乗った際、あまり人が乗っていなかった。もっと市民に体験してもらい利便性を実感してもらえるような取り組みを進めて欲しい。

 

群馬県バス協会乗合部会長

・現在積極的に動いているのは都心幹線の時刻編成であり、事業者6社で行先が多岐にわたる中での1分2分の調整、また運転手の休憩時間等の課題などある中で、ほぼダイヤが固まってきた。これまで市と協力しながら、事業者1社では出来ないことの調整が進めることが出来ており、今後も色々な施策を一生懸命取り組んでいきたい。

 

前橋地区タクシー協議会会長

・コロナ禍において公共交通業界が痛手を負っている中、前橋市には我々にいち早く目を向け手厚い支援を頂けたこと、厚く御礼申し上げたい。ただし、群馬県からは一切目を向けて頂けなかったのが残念である。前橋市のMaaSは来週から実験が開始されるが、まだまだMaaSにどのような便利さがあるのかはっきり実感できていないのが業界の現状認識である。来週から始まる実験状況を踏まえながら、今後取り組んでいきたい。

・5年目を迎えるマイタクは利用者が順調に増加している。しかし、マイナンバーカードに移行することが大変だという事については市の担当からお聞きしている。紙の利用券では入力手間に大変な労力を費やしており、金額の確認等がスムーズに出来るマイナンバーカードへの早期一本化を業界としても要望している。

 

住民代表(鈴木氏)

・地域の人々と話していると、年配の方々はマイナンバーカードを通帳と同様に捉えており、持ち歩くものではないと考えている。大事なものだからしまっておく。持ち歩いて使うものだという事を、勉強会等で伝えていかなければならないと実感している。

副会長

・担当の交通政策課も、随時各地域の自治会や老人クラブへ出向き、対面で丁寧に説明していく。準備期間を1年設けたとしても浸透には時間がかかると想定されるため、サービス向上を実感してもらえるよう取り組んでいきたい。

 

前橋工科大学教授

・広域幹線はネットワークの幹にあたる部分であるため、強化を検討して欲しい。また、
PTPS以外の方法で道路での走行性を高め、新たな交通システムを考えて欲しい。

・MaaSを使った社会インフラの維持管理が重要である。今後使える金が減る中、MaaSや
スーパーシティを維持していく予算が本当にあるのか心配である。MaaSやスーパーシティ
が維持できるかは我々研究者のテーマとなっており、宇都宮でもスマートシティの将来維持
について研究が始まっている。マネタライズできる仕組みも含めてご検討いただきたい。

(3)今後のスケジュール(案)について

上毛電気鉄道株式会社取締役社長

・実証実験で中央前橋駅をご利用頂いており、実証実験が上手く行くよう当社としても努めていきたい。また、当社に対し群馬県や前橋市はじめ3市から通常の上限を超えたご支援を頂き感謝を申し上げる。今年は収入が少なく設備の改修に取り組めない状態の中ご支援いただき、安全運行に繋げることが出来た。

 

東日本旅客鉄道株式会社高崎支社総務部企画室長

・マイナンバーカードや交通系カードが紐づけられている画期的な仕組みに取り組んで頂き、有難い。マイナンバーカードと異なり普段持ち歩くことの多い交通系ICカードとの紐づけにより、交通系ICカードの利用者増加にも波及する。取り込まれたデータは個人情報であるためセキュリティを強化した上、色々な移動や交通結節点のシームレス化に繋がればと期待している。

 

住民代表(嶋田氏)

・住民の立場からすると、行先が分かり易く、接続の便利さが要求事項である。鉄道と異なりバスは時間のずれが発生しやすいが、15分間隔であればなんとかなるだろうと安心している。県外に出る際、前橋駅~高崎駅は昼間1時間当り2本しか無いため、30分待つ必要があり不便である。JRにはダイヤ改正時に検討して頂きたいとこれまでも要望しているが、前橋駅の乗降客が増えたら何とかすると繰り返されており、継続して要望したい。

 

住民代表(鈴木氏)

・公共交通が出来上がった後、それを育てるのは地域の人であり、これは地域づくり連絡会でも常に言っている。一方で、上電友の会、のりのり学会等、取り組みを積極的に応援したい人々が存在することから、うまく横との連携をとりながら形にしていきたい。


・首都圏からの移住に関する相談で、MaaSやスーパーシティに興味がある方もいる。そう
いった方々にがっかりしてほしくないので、どうすればいいか地域住民もしっかり考えていか
なければならない。今後の取り組みに「関わりたい」という首都圏からの移住者もいるため、
うまく連携して横のつながりを作っていきたい。

5 閉会

※非公開部分については除いてあります。

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更新日:2021年02月26日