令和2年度第2回公立大学法人評価委員会

審議会名

公立大学法人評価委員会

会議名

令和2年度第2回公立大学法人評価委員会

日時

令和2年10月22日(木曜日)10時00分~10時55分

場所

前橋市役所本庁舎3階33会議室

出席者

委員:花泉委員長、後藤委員、伊藤委員、川住委員、高山委員
前橋市:稲田総務部長、小坂行政管理課長ほか
公立大学法人前橋工科大学:星学長、新井事務局長、藤井総務課長、猪俣学務課長ほか

議題

(1) 評価委員からの追加質問等に対する大学の回答について
(2) 令和元年度業務実績に関する評価報告書(案)について

配布資料

会議の内容

(1) 評価委員からの追加質問等に対する大学の回答について

  • 「助言教員」が説明内に出てきたが、学生が相談にくる頻度は高いのか。(委員長)
    →システム生体工学科では助言教員のシステムが確実に運営できている。1学年の学生5人に対して1人の教員がつく。機会がある度に学生を集めたり、教員から声をかけたりして学生から相談を受けるようにしている。しかし、問題を抱えている学生が必ずしもすぐに教員に相談するわけではないので、課題として解決していく必要がある。(大学)
  • 追加の回答と説明でより大学の良さが伝わった。この良さが当初から分かれば、評価委員会としても評価することができる。どうしてAなのかという点や特長をもう少し評価委員会に伝わるように業務実績報告書に記載して欲しい。(委員)
  • アセスメントテストを実施してるとのことであったが、具体的にはなにか。(委員)
    →PROGとSPIを実施している。(大学)
  • アセスメントテストの結果と大学のカリキュラムは関連付いているのか。(委員)
    →PROGについては、3年生の時に受けたデータは研究室の研究指導教員に渡しているので研究指導や就職活動の支援に使用している。3年生以下の学生については、今後の助言教員の検討などで改善を図っていきたい。(大学)
  • アセスメントテストの結果は、新学生情報システムに掲載されるか。(委員)
    →チャートで分かるようにということで、学生にも平均値と自分の位置が分かるように可視化している。(大学)
  • 取組内容を詳細に書いてもらえると、可視化が具体的に進んでいることが伝わる。(委員)

(2) 令和元年度業務実績に関する評価報告書(案)について

【年度計画No.17】

  • 年度計画の目標数を達成しているため、評価委員会としてA評価の案を出しているが委員の皆さんの意見はいかがか。(委員長)
    →大学側からの追加回答で、今までデータを集計しておらず曖昧な目標設定だったと回答があった。目標130編に対して実績が233編というのは、目標設定があまりにも低かったのではないかと思う。形式的にA評価とすることが妥当なのか。目標設定に対して形式的に上回っているかどうかで判断すると、その後のコロナウイルス感染症の影響で実施できなかった年度計画の評価にも関連してくると思う。(委員)
  • 最初の目標値の設定はどう考えるか。大学としては、来年度この目標値を変える可能性はあるのか。(委員長)
    →これまではデータがなかった。今回具体的な集計が出たので、この数値を参考に目標数値を整理していく必要がある。今後、内部の年度計画策定時に再検討したい。(大学)
  • 今後はもう少し増やすような目標設定になるか。(委員長)
    →今年の数値をベースに増やしていく方向で検討する。(大学)
  • 通常は、目標値に対しての結果を評価するのが評価委員会だと思う。目標値そのものが曖昧というケースは珍しい。(委員長)
  • 成果が出るまで時間がかかる研究もあると思う。単に数字だけで上回ったから良かった、悪かったと判断するハードルの基準も不明瞭だと思う。どう判断するのか難しい。(委員)
  • 来年度から今後数値を増やすということであれば、6年間の初年度だけ少ない数値というのは少し違和感がある。今回は、大学のB評価を妥当と考え、来年度から実績に基づいた目標値ができ、新しい評価ができる。今回は、評価委員会としてもA評価とせず、B評価として、目標値は上回っていることから、特筆すべき事項、評価できる事項としては記載するという整理はいかがか。(委員長)

≪出席委員合意≫

 

【年度計画No.51】

  • 年度計画を上回る取組をしているため、評価委員会としてA評価の案を出しているが委員の皆さんの意見はいかがか。(委員長)
  • 大学側が、ふるさと納税メニューを提案したのか。ふるさと納税メニューの項目が増えたのは大学の成果なのか。(委員)
    →大学側から市側に提案して、実施方法なども協議して市のメニューに加えてもらった。(大学)
  • 大学側から提案したということであれば、大学の評価として良いと思う。(委員長)
  • 評価委員会としては、A評価として上方修正して良いか。(委員長)

≪出席委員合意≫

 

【年度計画No.59、No,64】

  • この計画は新型コロナウイルス感染症の影響により予定どおり実施ができず、大学としてはC評価としている。評価委員会としては、新型コロナウイルス感染症の拡大というやむを得ない状況の中で、何もしないわけではなく、代替策を講じているため、B評価とする案はいかがか。(委員長)
    →今回はやむを得ない状況であり、B評価で良いと思う。(委員)
  • 評価委員会としては、B評価として上方修正して良いか。(委員長)

≪出席委員合意≫

 

【年度計画No.69】

  • 大学の自己評価としては、A評価としており、評価委員会としてもA評価の案でいる。一方で、A評価とするには判断材料が少ないと意見もあるが、大学からの追加回答をもって、評価委員会としてA評価として良いか。(委員長)

≪出席委員合意≫

  • A評価とするが、委員内で意見が割れたところでもあるため、特筆すべき事項や評価する事項には特に加えないことで良いか。(委員長)

≪出席委員合意≫

 

【全体評価】

  • 評価委員会としてB評価からA評価に上方修正した評価は初めてなので、全体評価に追記することとして良いか。(委員長)

≪出席委員合意≫

  • 文面については、委員長一任として良いか。(委員長)

≪出席委員合意≫

  • 本日の意見をもとに再度整理後、報告書を完成したい。なお、改めて報告書案を確認していただき、追加の意見や修正箇所等があれば行政管理課まで提出してもらいたい。その後の報告書案の完成に向けた今後の調整については、委員長一任で良いか。(委員長)

≪出席委員合意≫

  • 評価委員会による評価の結果の取扱いについては、地方独立行政法人法に基づき、年度計画及び業務運営の改善に適切に反映されるとともに、毎年度当該評価の結果の反映状況を公表することは、法定手続となっているため、法人においては、反映状況の公表の対応をお願いしたい。(委員長)

以上

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更新日:2021年08月12日