学齢期の歯の「セルフケア」

子どもの歯と大人の歯が混ざって生えています

子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へ生え変わり、お口の状態も人それぞれ違います。
生えたばかりの歯はとても弱く、むし歯になりやすいです。
毎日の正しい歯みがきの仕方を身につけましょう。

正しい歯みがきを毎日しましょう!

一日3回みがくことを心がけて、寝る前には必ず歯をみがきましょう。
子どもの歯は大人の歯よりむし歯になりやすく、進行も早いため、むし歯をそのままにしてしまうと、歯が抜けてしまって歯並びにも影響してしまいます。
みがき残した歯垢(しこう)(プラーク)によって、むし歯や歯肉炎になってしまいます。
みがき残しのない正しい歯みがきをしましょう。

ポイント1 みがき残しやすいところを確認しながらみがく

みがき残しが多いのは、「歯と歯肉の境目」「歯と歯の間」「奥歯のかみ合わせ」の3か所です。
自分でみがくには難しいところです。
少なくとも10歳頃までは大人に仕上げみがきをしてもらいましょう。
※毎日の仕上げみがきが難しい場合は、やる日を決めて行いましょう。

歯と歯肉の境目のイラスト画像

歯と歯肉の境目

歯と歯の間のイラスト画像

歯と歯の間

奥歯、磨き残しのイラスト画像

奥歯のかみ合わせ

ポイント2 歯ブラシの持ち方と当て方

歯ブラシにも持ち方があります。
持ち方は、ペングリップ(えんぴつ持ち)で歯をみがきましょう。
ペングリップで持った時の力加減は、歯にとっても、歯肉にとってもちょうど良いと言われています。
まだペングリップが難しい場合は無理をせず、少しずつ持ち替えていきましょう。

鉛筆の持ち方の写真

ペングリップ(えんぴつ持ち)

歯ブラシの毛先が当っているか、1本1本確認しながらみがきましょう。
歯の表面と歯ブラシの毛先がまっすぐになるよう当ててみがき、さらにななめに当ててみがきましょう。

まっすぐ当ててみがくイラスト

(1)まっすぐ当ててみがく

ななめに当ててみがくイラスト

(2)ななめに当ててみがく

歯垢(しこう)(プラーク)がついて軽い歯肉炎(歯ぐきが腫れている状態)になっているときに歯をみがくと、血が出てくる場合もありますが、歯垢(しこう)(プラーク)をしっかりと落とすことで、だんだん治まります。

ポイント3 歯と歯の間のおそうじにデンタルフロス(糸ようじ)などを毎日使う

 歯が生えそろってくると、歯と歯の間のすきまもなくなってきます。
 デンタルフロスを毎日使って、歯と歯の間もおそうじをしましょう。
 (注意)デンタルフロスの使い方は必ず歯科医院で指導してもらいましょう。

歯と歯の間に糸を通してみがく写真

フロス(糸)を歯に沿わせ、ゆっくり動かします

歯と歯の間に糸ようじを通して磨いている写真

ステップアップ!!もっと自分の歯をきれいにするには?

おやつや飲み物は上手にとりましょう

砂糖が多く入っているようなおやつ、飲み物をだらだらと食べたり飲んだりしているとむし歯になりやすくなります。
ジュース類やスポーツドリンクにはたくさんの砂糖が入っています。
炭酸飲料水500㎖の中にはスティックシュガーが約17本分(約50g)、スポーツドリンク500㎖の中には約10本分(約30g)、乳酸菌飲料65㎖には約4本分(約12g)入っているといわれています。

炭酸飲料水500㎖のイラスト

炭酸飲料水500㎖

炭酸飲料水500㎖の中には砂糖約50g入っています

スティックシュガー約17本分(約50g)

スポーツドリンク500㎖のイラスト

スポーツドリンク500㎖

スポーツドリンク500㎖の中には砂糖約30g入っています

スティックシュガー約10本分(約30g)

乳酸菌飲料65㎖のイラスト

乳酸菌飲料65㎖

乳酸菌飲料65㎖の中には砂糖約12g入っています

スティックシュガー約4本分(約12g)

 普段の水分補給はお水やお茶での水分補給で十分です。
 毎日の歯みがきと一緒に、食生活についても見直しましょう。

甘いものを食べてむし歯になり泣いている子どものイラスト

食べ方に気をつけて自分の歯を守りましょう!!

かかりつけ歯科医を持ち、定期健診を受けましょう

 歯科医院での定期的な歯科健診も重要になります。
 半年に一回はかかりつけ歯科医院を受診し、お口の中をチェックしてもらいましょう。

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更新日:2019年05月31日