麻しん(はしか)患者の発生について

令和7年11月18日(火曜日)に市内で麻しん患者(検査診断例)の発生がありました。

市内での麻しん発生は、平成28年以来9年ぶり(県内では今年5例目)となります。

前橋市保健所において当該患者の積極的疫学調査を実施したところ、麻しん患者が周囲に感染させる可能性のある期間内に不特定多数の人と接触した可能性を否定できないため、万全を期す観点から広く情報提供するものです。

患者概要

患者情報
No.

年代

性別 症状 発症日 予防接種歴
1 10歳未満 発熱、咳、鼻水、発しん 11月9日 なし

 

経過等

10月31日(金曜日)までインドネシアに滞在

11月9日(日曜日) 発症(発熱)、前橋市夜間休日診療所に受診

11月12日(水曜日) 前橋市夜間休日診療所に受診

11月14日(金曜日) 医療機関に受診、群馬中央病院入院

11月18日(火曜日)県衛生環境研究所が実施した遺伝子検査で陽性判明

※報道機関各位におかれましては、患者様や御家族などが特定されないよう、個人情報保護に御配慮いただくとともに、医療機関への直接の取材はお控えください。

感染させる可能性のある期間に患者が利用した施設

利用施設
利用日時 利用施設
令和7年11月8日(土曜日)13時00分〜14時30分頃

けやきウォーク前橋 2階けやききっずパーク周辺及び1階Sweets&Deliエリア(前橋市)

令和7年11月9日(日曜日)14時00分〜14時30分頃 前橋市夜間休日診療所(前橋市)
令和7年11月9日(日曜日)14時30分〜15時00分頃 フレッセイ朝日町店(前橋市)
令和7年11月12日(水曜日)20時00分〜21時30分頃 前橋市夜間休日診療所(前橋市)
令和7年11月14日(金曜日)12時00分〜14時40分頃 群馬中央病院(前橋市)

※上記の日に各施設を利用した方は、利用した日から21日以内に発熱、発しん等、麻しんを疑う症状が現れた場合、速やかに前橋市保健所にご相談ください。なお、麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。

※上記施設への直接のお問合せはくれぐれもお控え願います。

麻しんとは

・麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。

・空気感染、飛沫感染、接触感染により感染し、感染力が非常に強いウイルスです。

・感染すると10日〜12日の潜伏期間(症状のない期間)を経て、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2〜3日発熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが出現します。

・発症1日前から解熱後3日間(発熱がみられなかった場合は、発しん出現後5日)までは周囲に感染させるおそれがあります。

麻しんの届出状況

麻しん届出状況
報告数 H28 H29 H30

H31

(R1)

R2 R3 R4 R5 R6

R7

(※注)

前橋市 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
群馬県 1 2 0 0 0 0 0 0 0 5
全国 165 186 279 744 10 6 6 28 45 233

 (※注)群馬県は11月18日まで、全国は第45週(11月12日)まで

市民の皆様へ

・感染させる可能性のある期間に患者が利用した施設を利用した方は、利用が重なった日から21日以内に、発熱、発しん等、麻しんを疑う症状が現れた場合、医療機関を受診する前に速やかに前橋市保健所にご相談ください。 
・麻しんの有効な予防方法はワクチン接種です。定期接種の対象者(1歳児、小学校入学前1年間)は確実に予防接種を受けましょう。 

・発熱等の症状がある方は、医療機関に電話をしてから受診するようにしてください。受診の際は公共交通機関の利用は避けましょう。 

・心配なこと等がありましたら、前橋市保健所にご連絡ください。 

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この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 保健予防課 感染症対策係

電話:027-212-8342 ファクス:027-224-0630
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号 前橋市保健所2階
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更新日:2025年11月19日