胃がん検診
胃がんとは
胃がんは、胃の壁の内側をおおう粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞になり、無秩序に増えていくことにより発生します。がんが大きくなるにしたがい、徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜へと外側に深く進んでいきます。
がんがより深く進むと、漿膜の外側まで達して、近くにある大腸や膵臓(すいぞう)、横隔膜、肝臓などにも直接広がっていきます。このようにがんが浸み出るように周囲に広がっていくことを浸潤(しんじゅん)といいます。がんが漿膜の外側を超えると、おなかの中にがん細胞が散らばる腹膜播種が起こることがあります。がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って移動し、胃から離れた別の臓器で増える転移がおこることもあります。
原因
胃がんの発生要因には、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染と喫煙があります。その他に、食塩・高塩分食品の摂取が、胃がんが発生する危険性を高めることが報告されています。
症状
胃がんは、早期の段階では自覚症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合もあります。代表的な症状は、胃の痛み・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などです。また、がんから出血することによって、貧血が起こることや、黒い便(血便)が出ることもあります。しかし、これらは胃がんだけではなく、胃炎や胃潰瘍(いかいよう)でも起こる症状です。そのため、胃炎や胃潰瘍などで内視鏡検査を受けたときに、偶然がんが見るかることもあります。なお、食事がつかえる、体重が減る、といった症状がある場合は、進行胃がんの可能性もあります。このような症状がある場合は、検診を待たずに、内科や消化器内科などの身近な医療機関を受診するようにしましょう。
前橋市で実施している・胃がん検診
対象者 | 40歳以上の市民 ※令和6年度に受診シール(胃がん検診)を使用していない人 |
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本人負担額 | 500円 |
受診方法 | 以下のどちらかを選択し、受診しましょう。 (注意)受診方法により検査内容が異なりますので、受診前にご確認ください。
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検診内容 (個別検診) |
問診、胃透視(バリウム)検査または内視鏡(胃カメラ)検査 (検査方法については事前に、受診する医療機関にご相談ください) |
検診内容 (集団検診) |
問診、胃透視(バリウム)検査 (内視鏡検査を希望される方は、個別検診を受診してください) |
受診回数 | お一人様、2年に1回 |
受診期限 |
シール到着から令和8年2月末日まで |
持ち物 |
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注意事項
検診を受ける方は、会場内ではマスクの着用を推奨しております。発熱や風邪の症状がある方は、受診をお控えください。
この記事に関する
お問い合わせ先
健康部 健康増進課 健康づくり係
電話:027-220-5784 ファクス:027-223-8849
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
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更新日:2025年04月01日