肝炎ウイルス検診

肝臓は「沈黙の臓器」ともいわれており、ダメージを受けてもなかなか自覚症状がなく、症状が現れたときには病気がかなり進んでいることが多い臓器です。
肝炎とは、さまざまな原因で肝臓の細胞が壊れたり、その働きが損なわれたりする病気です。日本では、B型肝炎ウイルスあるいはC型肝炎ウイルスによる肝炎がその多くを占めています。B型・C型肝炎ウイルスに感染し適切な健康管理・治療をせずに放置すると、自覚症状がないまま肝硬変や肝がんになることがあるので、注意が必要です。

B型肝炎ウイルス(HBV)とは

血液・体液を介して感染します。日本では1986年から開始された母子感染予防対策によって新規のHBV母子感染はほとんど防げるようになっています。成人では慢性化する遺伝子型のB型肝炎ウイルスが若年層で流行しています。

垂直感染

  • 妊娠中や出生時の母子感染

水平感染

  • 性行為
  • 注射器、針などの使いまわし
  • 不衛生な器具による医療行為
  • 出血を伴うような民間療法など

C型肝炎ウイルス(HBV)とは

血液を介して感染します。感染した人のうち60~80%が慢性肝炎になると言われており、悪化すると肝硬変や肝がんへと進行することもあります。HCVに感染しているとわかった人は、必ず医療機関を定期的に受診して、自分の肝臓の状態を正しく知り、適切に対処するための診断、治療を受けることが大切です。

垂直感染

  • 妊娠中や出血時の母子感染(感染率は低い)

水平感染

  • 感染している人の血液を用いた輸血、血液製剤の使用
  • 注射器、針などの使いまわし
  • 不衛生な器具による医療行為
  • 出血を伴うような民間療法
  • 性行為(感染率は低い)など

前橋市で実施している『肝炎ウイルス検診』

前橋市で実施している肝炎ウイルス検診の概要
対象者 40歳の市民、または41歳以上で過去に前橋市の検診を受けていない市民
 本人負担額 無料
受診方法

以下のどちらかを選択し、受診しましょう。

  1. 個別検診:前橋市内の医療機関で受診する。(各医療機関へ予約が必要です。)
    医療機関一覧をご覧ください(P1)(JPEG:795.6KB)
    医療機関一覧をご覧ください(P2.P3)(JPEG:1.1MB)
  2. 集団検診:公民館等で受診する。(申込先へ予約が必要です。)
    集団健診(検診)の日程はこちらをご覧ください(JPEG:520.8KB)
検査内容 問診、血液検査
受診回数 お一人様、1回限り
受診期限

シール到着から令和6年2月末日まで

持ち物
  1. 令和5年度前橋市健診(検診)受診シール
  2. 健康保険被保険者証

注意事項

検診を受ける方は、会場内ではマスクの着用を推奨しております。発熱や風邪の症状がある方は、受診をお控えください。

初回精密検査費用助成・定期検査費用助成

 前橋市では、群馬県が実施している「初回精密検査費用助成」「定期検査費用助成」についてのご相談を受け付けています。初回・定期ともに検査費用助成の申請には、ウイルス性肝炎患者等フォローアップ事業への参加が必要です。なお、フォローアップ事業へご参加いただいた場合、年1回調査票をお送りして、医療機関の受診状況や治療内容を確認させていただきます。

関連リンク

前橋市保健所保健予防課感染症対策係

群馬県ウイルス性肝炎患者等の重症化予防推進事業による肝炎検査費用の助成について

この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 健康増進課 健康づくり係

電話:027-220-5784 ファクス:027-223-8849
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
お問い合わせはこちらから

更新日:2023年03月27日