介護保険の背景と特徴

介護保険制度ができた背景とその特徴について説明します。

介護保険制度ができた背景

  • 本格的な高齢社会を迎えている我が国では、寝たきりや認知症など、介護を必要とする高齢者が急速に増えています。
  • その一方で、医療技術の進歩により介護が長期化、重度化するともに、介護に要する費用も著しく増加しています。
  • また、介護期間の長期化や介護者の高齢化が進む一方で、高齢者世帯の増加や女性の社会進出などにより、家族だけで介護を支えることは、非常に厳しい状況になっています。
  • このような状況の中で、介護が必要な高齢者を社会全体で支える仕組みをつくり、家族の負担を軽減し、安心して暮らせる社会をつくるため、平成12年4月に「介護保険制度」がスタートしました。

介護を社会全体で支え合う仕組み(費用負担)

  • 介護が必要になっても住み慣れた地域で、できるだけ自立した生活が送れるよう介護を社会全体で支えます。
  • 介護保険に加入する人は、65歳以上の人全員(第1号被保険者)と、40歳から64歳までの医療保険に加入している人(第2号被保険者)です。
  • 介護保険は、被保険者の方に収めていただく保険料と、国・都道府県・市町村が負担する公費(税金)を財源とし、前橋市が保険者となって運営します。
  • 介護保険の給付費用は、原則として保険料50%、公費(税金)50%でまかなわれます。保険料のうち、第1号被保険者が23%、第2号被保険者が27%を負担します。

サービスを利用する仕組み

  • 介護保険のサービスを利用するためには、「要介護認定」を受けることが必要です。
  • 前橋市は、専門家で構成される介護認定審査会の判定をもとに、要介護認定を行います。
  • 様々なサービスの中から、いつ・どこで・どんなサービスをどの事業者から利用するかを選択し、介護サービス計画(ケアプラン)を作成します。
  • 作成された介護サービス計画(ケアプラン)に基づき、それぞれのサービスを利用します。

この記事に関する
お問い合わせ先

福祉部 介護保険課 保険料係

電話:027-898-6159 ファクス:027-243-4027
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
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更新日:2019年02月01日