小水力発電事業の取り組み
前橋市では、地球温暖化対策の推進や地域特性を活かした再生可能エネルギー導入に関する取り組みの一環として、小水力発電所を建設し、運営しています。
まえばし赤城山小水力発電所
前橋市富士見町赤城山の林道沿いに建設を進めてきた「まえばし赤城山小水力発電所」が完成し、平成30年8月から発電を開始しました。
施設概要
施設概要は、次のとおりとなります。
施設名称 | まえばし赤城山小水力発電所 | |
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所在地 | 前橋市富士見町赤城山2114番地2 | |
事業区間 | 赤城大沼用水 延長=約1,190メートル 総落差=109メートル | |
出力規模 | 最大236キロワット 常時131キロワット | |
使用水量 | 最大0.3立方メートル毎秒 常時0.15立方メートル毎秒 | |
年間発電量 | 約1,195,000キロワットアワー(一般家庭消費電力の約330世帯相当) | |
水車 |
立軸ペルトン水車(4射) 水車の特徴
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沈砂池兼ヘッドタンク |
水車発電機の安定した運転や摩耗を防ぐため、発電所の上流部に設置され、流水中の土砂を水槽の中で沈殿させて、水圧管路への流入をなくすと共に、水位を一定に保つ役割があります |
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除塵機 |
ワイヤーベルト式(自動) |
事業経過
事業経過は、次のとおりとなります。
年月 | 内容 |
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平成24年4月 | 新エネルギー対策プロジェクトチーム全体会議にて小水力発電事業を含む新エネルギーの導入に向けた検討を開始 |
平成24年5月~平成25年2月 | 新エネルギー対策プロジェクトチームのワーキンググループにて「採算性、一定規模の発電出力が見込める」候補地の選定 |
平成25年10月 | 赤城大沼用水の概略・基本設計業務委託 |
平成26年4月 | 東京電力が系統連系接続制限を発表(事業用地を含む県北部) → 詳細設計業務を見送り |
平成26年8月 | 再生可能エネルギー発電設備の認定(経済産業省) 系統連系接続の入札応募申込書を提出(東京電力) |
平成27年2月 | 入札額が必要工事額に達しなかったことから追加応札の実施 |
平成27年6月 |
入札成立(エリア2)がプレスリリースされる(東京電力) |
平成27年8月 | まえばし赤城山小水力発電所詳細設計業務委託 |
平成28年9月 | 水利使用等に関する協定書の締結(赤城大沼用水土地改良区) |
平成28年9月~平成30年6月 | まえばし赤城山小水力発電所電気設備工事(水車発電機、屋外受変電設備、除塵設備、監視装置など) |
平成29年3月~平成30年6月 | まえばし赤城山小水力発電所土木工事(沈砂池兼ヘッドタンク、水圧管路、放水路など) |
平成29年6月~平成30年6月 | まえばし赤城山小水力発電所建築工事(建屋、建屋基礎) |
平成30年7月 | まえばし赤城山小水力発電所開所式 |
平成30年8月 | 売電開始 |
地図
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更新日:2019年02月01日