地域再発見 広瀬川河畔緑地(千代田町三丁目他)

(注意)このページは、前橋市が各地区に設置している地域担当専門員が、地域の行事に参加をした内容をまとめ、作成したものです。
なお、地域担当専門員は、地域の主体的な活動を支援する役割を果たし、また、地域と行政のパイプ役を果たす事を目的に設置されています。

「水と緑と詩のまち」まえばしのシンボル~広瀬川~

 市街地の中央を流れる広瀬川は、「水と緑と詩のまち」まえばしに相応しい潤いと安らぎの空間を我々に提供してくれていますが、かつては、ここに利根川が流れていました。
 利根川は、15世紀頃から現在の流路に変流したと言われており、その後、川幅が徐々に広がり、18世紀後半には前橋城への侵食が甚だしく、藩主であった松平氏は川越に移らざるを得なくなる程でした。
 一方、現在の広瀬川は、本流が西に移動したことにより水量を減じ、利根川の河道跡に流れることになります。

 広瀬川河畔緑地は、昭和50年に、柳橋から比刀根橋間の300メートルの遊歩道を皮切りに順次整備を進めて、上電中央前橋駅前の久留万橋までの約1.2キロメートルの整備を完了しています(広瀬川河畔緑地(公園)の都市計画決定面積の約半分が整備済みで、計画されている範囲としては、西は石川橋、東は前橋こども公園までを含みます)。
 この間、広瀬川に架かる橋は、西から柳橋、雷神橋、厩橋(国道17号)、比刀根橋、絹の橋、朔太郎橋、諏訪橋、展望橋、久留万橋の9橋があり、遊歩道沿いには、萩原朔太郎を初めとする郷土の詩人の詩碑や萩原朔太郎賞受賞作品の一節を刻んだ石碑などが並ぶ「詩の道」にもなっています。
 また、製糸業で栄えた「糸のまち」前橋を偲ばせる「前橋残影の碑」や「交水堰」、芸術・文化施設の前橋文学館や広瀬川美術館などもあります。
 さらに、河畔周辺の住民が自主的に清掃をしたり、通常は小学校単位で組織される「緑の少年団」も学校の枠を超えた河畔地域に住む児童で「広瀬川河畔緑の少年団」が結成されて活動するなど、多くの市民に親しまれています。

 このように、広瀬川河畔緑地は、魅力溢れる市民の憩いの場所であり、市の総合計画や都市計画マスタープラン、中心市街地活性化基本計画など様々な計画にも位置づけられていますが、市民が集い、憩うだけではなく、市外からも多くの人々に訪れてもらい、地域の人たちが誇りに思えるような空間とするべく、行政だけでなく民間の知恵と力を借りた取り組みが、今まさに開始されています。

 「萩原朔太郎賞」:前橋市が市制施行百周年(1993年)を記念して創設した「現代詩」を対象とした文学賞。
 第1回目受賞者は谷川俊太郎で、作品は「世間知ラズ」。

「広瀬川河畔緑地」の整備に関するお問い合わせ先:公園緑地課 電話 027-898-6842

 

交水堰の写真

広瀬川を代表する風景である「交水堰」

柳橋の写真

柳橋の袂から広瀬川河畔緑地が始まります

厩橋の写真

厩橋と「前橋残影の碑」

国道17号の写真

国道17号が通る「厩橋」

朔太郎詩碑の写真

萩原朔太郎詩碑「廣瀬川」

比刀根橋の写真

比刀根橋北詰めから弁天通りを望む

久留万橋の写真

久留万橋から見る広瀬川の流れ

地図

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更新日:2021年01月22日