前橋市の上水道の歴史13
前橋市の上水道(現在の上水道)1
前橋市の水源と浄水場
前橋市には、水源として57本の井戸があります。井戸の中には、水量が少なくなったり、水質が変化したりする井戸もありますので休止をしている井戸もあります。
浄水場は前橋市に10か所あり、その付近に井戸を持っていますが、前橋市の浄水場は、深い井戸(平均100メートル)からくみ上げた、きれいな水のため濾過池は殆んど必要ありません。
号数 | 敷島 | 江木 | 総社 | 田口 | 清里 | 芳賀 | 野中 | 下細井 | 金丸 | 泉沢 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 45 | 178 | 110 | 60 | 120 | 100 | 61 | 150 | ||
2 | 105 | 130 | 75 | 60 | 152 | 150 | 99 | 200 | ||
3 | 105 | 150 | 150 | 100 | 48 | 70 | 2(本) | |||
4 | 105 | 180 | 75 | 52 | 110 | |||||
5 | 105 | 150 | 100 | 180 | 95 | 73 | ||||
6 | 105 | 70 | 143 | 150 | ||||||
7 | 18 | 60 | 150 | 100 | ||||||
8 | 18 | 100 | 101 | |||||||
9 | 18 | 130 | 100 | |||||||
10 | 121 | 150 | 100 | 130 | ||||||
11 | 80 | 130 | 1(本) | |||||||
12 | 80 | |||||||||
13 | ||||||||||
14 | 100 | |||||||||
15 | 60 | |||||||||
16 | 100 | |||||||||
合計(本) | 15 | 3 | 5 | 7 | 1 | 10 | 10 | 3 | 3 | 2 |
(注意)
- 浄水場名の右側数字(1-16)は井戸の号数。
- 井戸の深さはメートル(m)で表示しました。
(例)敷島浄水場の1号井戸は深さ45メートル - 井戸の合計57本ありますが、休止中の井戸も含んでいます。
前橋市の浄水場は、比較的北部にあります。その理由は、北部は標高が高く(金丸で639.3メートル)南部は低い(下増田町で65.6メートル)地形のため、水の性質を利用して効率よく給水するためと、水質が良いために北部には浄水場が多くあります。
前橋市の浄水場の設備
前橋市には10か所の浄水場があり、その設備も各々の浄水場所在地で取水する水(地下水)の性質、取水量、配水地域によって最適な設備がされています。
浄水場名 | 井戸数(本) | 消毒の薬 | 配水池数(池) | 竣工の年 | その他の設備 |
---|---|---|---|---|---|
敷島 | 5 | 次亜塩素 | 5 | 昭和4年 | |
江木 | 3 | 次亜塩素 | 1 | 昭和32年 | 除鉄、除マンガン設備 |
総社 | 5 | 次亜塩素 | 1 | 昭和33年 | |
田口 | 7 | 次亜塩素 | (4) | 昭和36年 | 有機塩素化合物除去 |
清里 | 1 | 次亜塩素 | 1 | 昭和37年 | |
芳賀 | 10 | 次亜塩素 | (5) | 昭和39年 | 除鉄、除マンガン設備 |
野中 | 10 | 次亜塩素 | (7) | 昭和42年 | 鉄、マンガン、有機塩素化合物除去設備 |
下細井 | 3 | 次亜塩素 | (4) | 昭和50年 | |
泉沢 | 1 | 次亜塩素 | 1 | 昭和58年 | |
金丸 | 2 | 次亜塩素 | 2 | 昭和58年 |
(注意)
- 配水池欄の()について
- 田口浄水場は、本場以外に第一高区の1池、第二高区の1池を含みます。
- 芳賀浄水場は、本場以外に1号水源の1池、6号水源の2池、11号水源の1池を含みます。
- 野中浄水場は、本場以外に4号水源の1池、5号水源の1池、6号水源の1池を含みます。
- 下細井浄水場は、本場以外に上細井配水場の3池を含みます。
- 金丸浄水場は、本場以外に金丸1号水源の1池を含みます。
- 表の次亜塩素は次亜塩素酸ソーダを指しています。
- 野中浄水場は、沈砂池が2系統あります。
- 各浄水場は、稼動状況をリアルタイムで敷島浄水場の監視室に送信しています。
県央水道からの受水
前橋市では、前橋市全域への給水や生活様式の高度化による水需要の増加、工業用水・事業用水の増加、井戸の取水量の低下、水質の変化などに対応するため、県央水道からの受水をしています。
県央第一水道の受水は昭和58年から始まり、青梨子受水場と総社受水場の2か所で受水しています。受水場で受水した後は、総社浄水場と上細井配水場への補水および周辺地域への配水をしています。
県央第二水道の受水は平成10年から始まり、嶺受水場と荻窪受水場、富田受水場、小坂子受水場の4か所で受水しています。受水場で受水した後は、芳賀水系と上細井配水場、野中浄水場、江木浄水場、泉沢浄水場へ補水をしています。
県央水道
群馬県で運営する水道用水供給事業で、利根川の表流水を岩本から引水している群馬用水から導水しています。
県央第一水道は、その水を北群馬郡榛東村大字広馬場の県央第一水道事務所の浄水場において、急速濾過方式できれいな水にして前橋市・高崎市・群馬町・箕郷町・吉岡町・榛東村に配水しています。
県央第二水道は、群馬用水から導水した利根川の表流水を、勢多郡北橘村箱田の県央第二水道事務所の浄水場で急速濾過方式にて、きれいな水にして前橋市・北橘村・富士見村・大胡町・宮城村・粕川村・新里村・佐波郡の一部・伊勢崎市・などに配水しています。
この記事に関する
お問い合わせ先
水道局 浄水課
電話:027-231-3075 ファクス:027-234-9525
〒371-0036 群馬県前橋市敷島町216
お問い合わせはこちらから
更新日:2019年02月01日