スズメバチの巣駆除費用の一部を補助します

前橋市内にできたスズメバチの巣の駆除を市の指定業者へ依頼した場合、駆除費用の一部を市が補助します。
駆除は「令和6年度前橋市スズメバチの巣駆除費補助金交付要項」(下記ファイル参照)に則って行います。
駆除前に必ず下記連絡先に依頼してください。

1 補助の対象

1.市内にできたスズメバチの巣が対象となります。ただし、山林、原野、河川等の日常生活に支障のない範囲の巣は対象外です。


2.補助金交付の対象者は次のとおりです。
 (1)巣がある建物若しくは土地を所有、管理し、又は使用している個人。
 (2)本市の自治会。

3.   補助の対象期間
  令和6年4月1日から令和6年12月27日までに駆除を実施したもの

2 費用

申請書等の補助金制度に関する書類を作成し、提出していただくことにより、スズメバチの巣1個につき個人負担額6,500円にて駆除を行います。

駆除費用の総額13,750円から上記の個人負担額6,500円を引いた残金7,250円を市が補助します。

なお、生活保護受給者は、前橋市が駆除費用を全額補助します。

ただし、天井裏、床下、高所、土中など特殊な場所に巣があり、上記の駆除費用を超える場合、その超過分の費用を自己負担いただくことで指定業者が巣を駆除します。

また、構造物を壊さなければ駆除できない場合又は指定業者が所持する用具を使用しても著しく危険で、駆除が困難と認められる場合は、駆除できないことがあります。

 申請書等の補助金制度に関する書類は、駆除時に指定業者がお渡しいたします。

3 駆除処理の流れ

  1. スズメバチの巣を発見
  2. 市民(依頼者)が指定業者(ビソー工業株式会社 前橋支店)へ電話にて依頼
    受付電話番号
    (1) 080-9428-0575
    (2) 080-9428-1273
    住所・氏名・電話番号・巣の場所(地面からの高さ)・巣の大きさなどを伝える
  3. 指定業者と市民は駆除日時を調整、決定する
    ・駆除を行うときは立会いが必要
    ・補助金制度に関する書類に必要事項を記入(消せるボールペンは不可)
    ・個人負担額6,500円を駆除業者に支払う
  4. 指定業者が依頼者に代わり、保健所へ補助金申請

4 スズメバチの巣の駆除の連絡先

ビソー工業株式会社 前橋支店

電話番号

 (1) 080-9428-0575

 (2) 080-9428-1273

受付

土曜・日曜・祝日を含む、午前8時30分から午後5時15分まで

5 スズメバチの巣を見つけたら

  1. 巣に近づかないことが第一です。また、巣を揺らしたり、棒でつついたりすることは大変危険です。絶対にやめましょう。
  2. スズメバチは黒いもの、臭いのするものに敏感ですので、頭などは帽子をかぶり、白っぽい服装の方が安全なようです。また、化粧、香水、ヘアスプレー等は避けましょう。
  3. スズメバチは左右や急激な動きに敏感です。万一スズメバチに遭遇した時はゆっくりその場を離れてください。攻撃を受けた場合、手やタオルで払うのは大変危険です。

6 スズメバチに刺されてしまった場合は

刺された部分を強くつまんで、毒をしぼり出しながら水で洗います。決して口などで吸い出してはいけません。また、アンモニアはハチの毒には効果がありません。
患部を氷や水で冷やしながら、すぐに病院へ行きましょう。
スズメバチに刺されて死亡するケースは、アナフィラキシーショックというアレルギー反応によるものです。ハチに刺されて呼吸困難や意識がもうろうとしている人がいたら、迷わず救急車を呼んでください。

7 スズメバチとアシナガバチの見分け方

スズメバチと間違えやすいハチとしてアシナガバチがいます。二つの違いをご紹介します。

スズメバチ

飛び方

直線的に飛ぶ

巣の状況

出入り口はひとつ。
初期の巣は徳利を逆さにしたような形をしているが、成長するにつれボール型となる。
蜂の子が居る六角形の巣穴は見えない。
巣はまだら模様。
魚の鱗のよう。
巣は1年限りで使い捨てられ、翌年営巣することはない。

初期のころのスズメバチの巣の写真

スズメバチの巣(初期)

夏季以降のスズメバチの巣の写真

スズメバチの巣(夏季以降)

アシナガバチ

飛び方

足をダランと垂らしてゆらゆら飛ぶ

巣の状況

蜂の子が居る六角形の巣穴が丸見え。いっぱい穴が開いている。
学校にあるプールのシャワーヘッドのような形。
花で例えるとヒマワリのよう。

駆除の対象外となるアシナガバチの巣の写真

アシナガバチの巣(駆除の対象外)

アシナガバチの巣ができてしまったら

本市では、アシナガバチの巣駆除費用の補助は行っておりません。

アシナガバチは自然界では、農作物や庭木に付く毛虫やイモムシを食べたり、花粉を媒介するなど、益虫としての側面を持ち合わせています。

スズメバチほど攻撃性は高くないため、巣を刺激しなければ人を襲うことはありません。

人がほとんど近づかない場所であれば、そっと見守っていただくことも一つの方法ではありますが、生活に支障のある場所であれば、なるべく早いうちに駆除を行ったほうがよいでしょう。

駆除が必要な場合は、駆除業者へ依頼するか、ご自身での駆除となります。

ご自宅以外に巣ができた場合は、その所有者・管理者に相談してください。

ご自身で駆除する場合

巣によっては、駆除が難しく危険な状態の場合もあります。

巣が大きくなりきってしまうと、ハチの数も多く、警戒心も高まっているため、自力での駆除は難しいかもしれません。その場合には、無理をせず、駆除業者に依頼してください。

アシナガバチは巣穴が10個程度の、巣がまだ大きくなりきっていない、作りかけの状態の時までであれば、自力で駆除できる可能性はありますが、刺されないよう、自己の責任のもと、以下のポイントに気を付けて十分に注意して行うよう、お願いいたします。

駆除を行う時間帯

駆除作業は、夕方から夜間がおすすめです。

夕方以降は働きバチが巣に戻ってきているので、ほとんどのハチを駆除できます。

また、夕方暗くなってからであればハチの活動が鈍るので、比較的安全かつ効率的に作業することができます。

服装

・服装は厚手の長袖・長ズボン・帽子・手袋を着用し、首にタオルを巻くなど、なるべく肌の露出部分をなくすようにします。

・ハチは黒い物に向かってくる習性があるため、服の色は白色のものを選びましょう。

殺虫剤

市販のスプレー式殺虫剤でも有効ですが、ハチ専用のジェット式殺虫剤は噴射力が強く、より遠くまで届くため、おすすめです。

駆除の手順

駆除の際、危険を感じたら、すぐに駆除を中止して、室内など安全な場所へ避難できる状態にしておきましょう。

1. 巣の状況を確認し、白っぽい服装に着替えます。(なるべく肌の露出部分をなくします)

2. 風上に立ち、巣から一定の距離をとって、巣に向かって殺虫スプレーを連続噴射します。(噴射時間は、殺虫剤の説明書きに従ってください。)

3. 殺虫剤を散布した後は、いったん安全な場所へ避難し、しばらく様子を見ます。

4. しばらくしてから、再度、巣に殺虫剤を噴射し、巣の周囲も含め、飛んでいるハチがいないことを確認します。

5. ハチがいないのが確認できたら、長い棒や剪定ばさみで巣を落とします。

死んだハチは針に毒が残っていますので、素手で触らず、ホウキやトング等を使用して、巣と一緒にごみ袋に入れましょう。撤去した巣は古新聞等で包んだあと、足で踏む等つぶして、可燃ごみとして処分してください。

6. 駆除が終わったら、巣があったところにもう一度殺虫剤を吹き付けておきましょう。

念のため、駆除後数日間は生き残ったハチが戻ってきていないか様子をみてください。

 

この記事に関する
お問い合わせ先

健康部 衛生検査課 生活衛生係

電話:027-220-5777 ファクス:027-223-8835
群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
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更新日:2024年04月01日