中央消防署赤坂分署庁舎等新築工事に係る公共事業事前評価

令和4年度公共事業事前評価の対象となり、令和5年度から事業を進めている「前橋市消防局中央消防署赤坂分署庁舎等新築工事」の概要について、お知らせします。

新築工事事業概要

1.事業目的・効果

当市が現有する消防署のなかで、老朽化が最も著しい中央消防署赤坂分署庁舎を建て替え、消防防災拠点としての機能強化・充実化を図るとともに、赤坂分署敷地内に設置され老朽化した上泉町水防倉庫についても、機能強化を目的とした建替えを実施するものです。

本事業が目標とする成果は、以下のとおりです。

(1)庁舎機能を強化することにより、大規模災害発生時等にも迅速・確実な活動を可 能とします。

(2)仮眠室の個室化や女性用施設の整備等、時代のニーズに対応した職場環境とします。

(3)新たに訓練施設を整備し、職員の災害対応能力向上を図ります。

(4)水防倉庫の機能強化を図り、水防活動の拠点としての位置付けを行います。

2.計画概要

(1)事業期間:令和5年度から令和8年度

(2)事業場所:前橋市上泉町1425-1ほか

(3)工事内容:中央消防署赤坂分署庁舎建設(鉄骨造2階建て 延べ面積 641平方メートル程度で、令和2年度完成の小相木町西消防署利根分署と同規模で計画)、付属施設建設(訓練施設、ホース乾燥塔ほか)、水防倉庫建設(鉄骨造1階建て 延べ面積 180平方メートル程度)

用地造成工事(約4,265平方メートル)及び擁壁改修工事(約240平方メートル)、外構工事(敷地内アスファルト舗装工事、水防・土砂災害対応訓練施設、フェンス工事ほか)、旧庁舎解体工事(付属施設を含め、延べ面積499.30平方メートル)、自家用給油所及び耐震性貯水槽40立方メートル型1基の設置

3.総事業費

令和4年9月30日現在における、計画総事業費5億5千万円

4.事業手法

直営

事前評価委員会の評価

「庁舎に備える非常用発電装置について、ディーゼルエンジンと再生可能エネルギー設備(蓄電池併設型太陽光発電システム)の比較検討を行うこと」という意見内容でした。

評価を踏まえた担当課の対応方針

ディーゼルエンジン方式は当市消防施設で採用実績があり、信頼性が高い設備と言えます。一方で、再生可能エネルギー設備(蓄電池併設型太陽光発電システム)は地球温暖化の抑制や節電上、非常に有効な設備ですが、次のような課題が残ります。

1.導入費用が高額であること

2.蓄電容量に上限があるため、長時間の停電を想定した非常用電源には不向きであること

3.太陽光パネルによる発電は気候等の影響を受けやすいため、電力供給が不安定であること

なお、太陽光発電と非常用発電装置の連系システムなど、節電が可能で給電上安定性の高い組み合わせも可能なことから、担当課(消防局総務課)としましては、費用対効果を踏まえて、今後さらに検討を進めていくこととしました。

この記事に関する
お問い合わせ先

消防局 総務課 経理係

電話:027-220-4505 ファクス:027-220-4527
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町四丁目22-2
お問い合わせはこちらから

更新日:2023年10月13日