太陽の鐘

世界的芸術家である岡本太郎氏による幻の作品「太陽の鐘」が、日本通運株式会社から前橋市に寄贈され、前橋ビジョン「めぶく。」の発表とともに発足した「太陽の会」により修復、同会と前橋市の官民連携によって設置されました。平成30年3月31日(土曜日)、「太陽の鐘」は、広瀬川河畔緑地に市民の新たな活動(芽吹き)のシンボルとして再生しました。
 

太陽の鐘とは

1966年に日本通運株式会社が静岡県内に開設したレジャー施設「日通伊豆富士見ランド」で制作され、1999年まで設置されていた。鐘の直径約1.2m、高さ約2.4m。鐘を吊るす台(高さ・幅約7m)と一体の作品。岡本太郎作品のうち、「梵鐘」としては、本作品と「歓喜の鐘」(久国寺・名古屋市)がある。2018年に日本通運株式会社から寄贈を受けた前橋市が民間団体「太陽の会」との連携事業として中心市街地を流れる広瀬川河畔に設置。建築家の藤本壮介氏によるデザインに基づき、設置場所は約1.5m隆起した丘の上。鐘を撞く撞木(しゅもく)は約24m。周辺は樹木や地被植物に覆われている 。

太陽の鐘全体写真

 

太陽の鐘の鐘部分アップ写真

寄贈までの経緯

「前橋という大地に眠る市民という種に太陽のようなエネルギーを注ぎ、新たな“いのち”として芽吹かせる」というコンセプトを体現するシンボルを探していた「太陽の会」が、自身も前橋出身であり、平成28年8月3日に発表された前橋ビジョン「めぶく。」の策定にも携わった糸井重里氏を通じて、《太陽の鐘》の存在を知った。「太陽の会」は、糸井氏を通じて岡本太郎作品の管理を行っている岡本太郎記念館長の平野暁臣氏に、また、平野氏を通じて所有者である日本通運株式会社に前橋再生に向けた市民主体の取組みの説明を行い、《太陽の鐘》の寄贈について可能性を探った。日本通運株式会社は、「太陽の会」や「風の会」の活動、市民主導のイベント・社会活動など、市民のまちづくりへの積極的なアクションが行われている本市の現状に共感し、所有している《太陽の鐘》の前橋市への寄贈の意向を示した。前橋市としては、「創造」や「情熱」をイメージする貴重な岡本太郎作品の寄贈を受けることは、観光振興や本市のイメージアップ、市民のシビックプライドの醸成等、本市の活性化につながることと判断し、寄贈を受けることとなった。
 

設置の目的

前橋市の今後のまちづくりに向けて策定した前橋ビジョン「めぶく。」を体現すると共に市民の新たな活動(芽吹き)を誘発し前橋再生のシンボルとすることを目的とした。

設置場所の選定

本プロジェクトの関係者(太陽の会、糸井重里氏、平野暁臣氏等)が、JR前橋駅から中心市街地(アーケード、中央イベント広場等)、前橋公園まで歩いて設置候補地探しを行った。その中で、岡本太郎作品のコンセプトの一つである「創造」や「情熱」のイメージとの共通性、「駅前や公園はどのまちにもあるが、他のまちにはない広瀬川の素晴らしさ」を再認識したことなどから、「広瀬川河畔を候補地」とする提案がなされた。前橋市はこの提案を受けて庁内関係課で協議し、先行して検討していた「広瀬川河畔再整備」の構想があること、前橋文学館やアーツ前橋といった文化的な核としてのエリアであること、観光振興や本市のイメージアップ、本市の活性化になることが期待されることに加え、市民一人ひとりの新たな活動(芽吹き)を誘発し、本市再生に向けたシンボルとして市民の誇りを醸成することなどが期待されることから、広瀬川河畔への設置が本市にとって有益であると考え、同所を選定するに至った。
 

関係団体の主な役割

  1. 前橋市:寄贈物品の受入・設置場所の用意、整備
  2. 日本通運株式会社:太陽の鐘(梵鐘、風鐸等)・陶板レリーフの寄贈、運搬
  3. 太陽の会:周辺整備デザインの実施・太陽の鐘(梵鐘、風鐸等)の修繕、設置・モニュメント・撞木等の制作、寄贈、運搬、設置・樹木の寄贈、運搬、植栽
  4. 風の会:地被類の寄贈、運搬、植栽

周辺整備デザイン

周辺整備デザインを担当する太陽の会が、本市内に自身がはじめて設計した個人邸があることやアーツ前橋での展覧会の開催など縁りのある建築家の藤本壮介氏に依頼した。

太陽の鐘作品コンセプト

 

<なぜ24mの突き棒が必要なのか>
太陽の鐘は、岡本太郎の精神に触れ、岡本太郎と対峙する場所です。単なる鐘を超えた、より大きな存在として岡本太郎の鐘を捉えております。その大きな存在としての鐘に対峙し、つくためには、通常のものをはるかに超えた撞木の存在が必要でした。
撞木をつくと、鐘の姿は見えないけれど、鐘の音が鳴り響きます。鐘の音に耳を澄ませていると、広瀬川の音や森の音、街の音も同時に感じることができます。撞木をつき、様々な音を感じる体験が、ここにしかない特別な体験になると考えています。

太陽の鐘完成記念式典及びオープニングイベントを開催しました(平成30年3月31日)

  1. 完成記念式典(実施主体:前橋市)(12:00~12:30)
     今回のプロジェクトに関わった関係者に対し、本市として感謝の意を表すると共に、式典参加者と太陽の鐘の完成を祝いました。寄附者への感謝状の贈呈、代表者による鐘撞き始め等を行いました。
     参加者:来賓者、関係者、一般来場者 等
  2. オープニングイベント(実施主体:太陽の鐘オープニングイベント実行委員会)
     (1)地被類の植え付け (10:00~11:30)
     太陽の鐘の周りを緑でいっぱいにし、市民の新たな活動(芽吹き)のシンボルとなる“共感の輪”を誕生させるために実施したクラウドファンディング(実施主体:市民団体「風の会」)により、市民参加によるシダ・ツタ類等の地被類の植え付けを行いました。

     (2)パフォーマンス (12:30~13:00)
     太陽の鐘を舞台にした地元アーティストと子どもたちによるパフォーマンスを行いました。

     (3)鐘撞き (13:00~17:00)
     太陽の鐘の完成を祝い、事業関係者やクラウドファンディング出資者、一般来場者等による鐘撞きを行いました。

     (4)飲食ブースの出店 (飲食:11:00~17:00)
     太陽の鐘のオープニングに併せて来場された方々を市民自らおもてなししようと、地元飲食店による飲食ブースを出店しました。

  3. 関連企画
     各商店街の制作協力により、太陽の鐘の完成を祝う「のぼり旗」を各通りに掲出し、セールを行いました。

太陽の鐘記念式典写真1太陽の鐘記念式典写真2 

太陽の鐘・年越し鐘つきを開催しました!

本市の新たな風物詩である「太陽の鐘・年越し鐘つき」を令和最初の年越しである2019年12月31日に開催しました。
2018年に引き続き2回目となる今回は鐘つき以外に、参加者への甘酒配布、ライトアップやプロジェクションマッピングによるカウントダウン等のイベントを実施し、160名以上の方にご参加いただき、会場はとてもにぎわいました。新年の幕開けに、一人ひとりが願いを込めて楽しそうに鐘をついている姿がとても印象的でした。

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更新日:2020年01月10日