産泰神社太々神楽 二之宮式三番叟・薪能まつり
産泰神社太々神楽 二之宮式三番叟・薪能まつりとは
安産の神として知られる前橋市下大屋町の「産泰神社」には、古くから出雲神楽の系統を引く太々神楽が伝わっています。現在でも「猿田彦の舞」「四神の舞」など23座が舞われており、近郷近在の神楽に多大な影響を与えています。
一方、前橋市二之宮町に伝わる「二之宮の式三番叟」は、地元住民によって江戸時代から継承されてきたもので、現在も「二宮赤城神社」の舞殿で上演されており、定期的に上演される式三番としては県内唯一となっています。
これらの貴重な伝統芸能を保存・継承するとともに、城南地区に数多く残っている史跡・歴史遺産を全国に発信するため、前橋東部を代表する二大名古社である「産泰神社」の神楽殿及び「二宮赤城神社」の舞殿を舞台に、地域の伝統芸能と能楽を組み合わせた全国でも珍しい演能形式のイベントを開催しています。
産泰神社・神楽殿 二宮赤城神社・舞殿
イベント内容 ※平成30年5月5日(土曜日)開催内容
第1部、第2部と会場を2つに分け、地域の伝統芸能と能楽を披露しました。
第1部 産泰神社太々神楽会場
1.能舞「羽衣」
下平克宏さんをはじめとする能楽師の方々による能舞「羽衣」の上演。
2.太々神楽「四神」「大蛇退治」
地元の産泰神社太々神楽保存会の皆様によって継承されている太々神楽「四神(しじん)」、「大蛇退治(おろちたいじ)」の2座の上演。
太々神楽で使われたお面 八岐大蛇(やまたのおろち)
・櫛名田比売命(くしなだひめのみこと)
・須佐之男命(すさのおのみこと)
・八岐大蛇(やまたのおろち)
太々神楽「四神」 太々神楽「大蛇退治」
第2部 二宮赤城神社会場
1.二之宮の式三番叟・狂言「棒縛」
二之宮無形文化財保存会の方々が鼓や笛に合わせて、「二之宮の式三番叟」や狂言「棒縛」を上演。
二之宮の式三番叟の様子
狂言「棒縛」の様子
2.火入れの儀
二之宮町無形文化財保存会の方々の先導の下、夕刻を迎える頃に点火される火入れの儀は幻想的に会場を包みました。
3.能「土蜘蛛」
僧や蜘蛛の精魂によって千筋の蜘蛛の糸が投げられるたびに、その華やかさに客席から歓声が上がりました。
その他
・城南地区ご朱印めぐり
・出店ブース
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更新日:2019年05月27日