第6期障害福祉計画及び第2期障害児福祉計画策定懇話会(第2回)会議録

審議会名

 第6期障害福祉計画及び第2期障害児福祉計画策定懇話会

会議名

第6期障害福祉計画及び第2期障害児福祉計画策定懇話会(第2回)

日時

令和2年12月3日(木曜日) 午前10時~午前11時30分

場所

保健センター4階 集団指導室

出席者

(委員)
鈴木利定会長、高橋委員、今村委員、塩崎委員、石田委員、長岡委員、長坂委員、鈴木隆子委員、中村委員、五十嵐委員、菊池委員、今委員、生方委員、香月委員、島田委員

(事務局)
障害福祉課:小澤障害福祉課長、栗原福祉サービス係長、萩原課長補佐(兼)生活支援係長、永井課長補佐(兼)障害政策係長、一木基幹相談支援センター所長、松村副主幹、竹内副主幹、設楽主任保健師
保健予防課:女屋副参事(兼)こころの健康係長
子育て支援課:金井課長補佐(兼)こども発達支援センター所長

欠席者

(委員)
北川副会長、飯島委員、吉越委員、家崎委員、森下委員

議題

第6期前橋市障害福祉計画及び第2期前橋市障害児福祉計画素案の検討

会議の内容

(1) 開会(司会:小澤障害福祉課長)

(2)委員・事務局自己紹介

(3) 議事

 1. 第6期前橋市障害福祉計画及び第2期前橋市障害児福祉計画素案の検討

(資料に基づき事務局より説明)

2. 質疑応答

(A委員)

46ページの日常生活用具給付事業について、対象品目として、視覚障害者も使用できる音声案内の機能があるIH調理器や血圧計などを加えて欲しい。

(事務局)

IH調理器は既に対象品目となっている。その他の用具については、今後他の品目との調整を図りながら検討したい。

 (B委員)

10ページの「精神障害にも対応した地域ケアシステムの構築」に関連して、精神障害者同士が語り合える場が必要と感じているが、市での常設の場はあるのか。

また、民生委員における精神障害の理解を深める目的で、当事者が話をする機会を設けて欲しい。

(事務局)

精神障害者同士が語り合える場は、市では設けていないため、関係団体を案内している。今後、自立支援協議会(地域移行・地域定着部会)において、精神障害者の話を聞く機会を設けたいと考えている。

(C委員)

既に民生委員の会合において、精神障害者の話を聞く機会を設けている。

(D委員)

9ページの「福祉施設の入所者の地域生活への移行」を達成するにあたり、今後グループホームの整備が重要になることは理解できるが、事業者としては、新規でグループホームを建てることは、費用面から非常に厳しい。既存の市営住宅の活用や整備費用の補助については、どのような状況か。

(事務局)

グループホームとしての市営住宅の活用については、本市の行財政改革推進計画に盛り込まれた市営住宅の空き室の利活用というテーマから出てきたもので、市営住宅のバリアフリー改修(消防法、建築基準法)、地元自治会の合意形成などで6年ほどかかったが、令和2年度に初めて2箇所の住宅団地で実現した。全国的にも先進的な取り組みであり、今後も担当課と調整しながら、活用を促進していきたいと考えている。また、費用の補助については、国庫補助を活用して欲しい。

(D委員)

国庫補助は利用が難しいので、今後市単独の補助も検討して欲しい。

(E委員)

施設入所からグループホームへの移行を促進するためには、高齢化への対応が必要であり、グループホームにおいてどのような設備が必要かなど、今後市で対応を検討する必要があると考える。

(事務局)

現在国において、社会福祉法の改正にあたり、子育て、障害者支援、高齢者介護を包括した制度の検討を行っていることから、今後の動向に注目したい。

 (B委員)

障害者がグループホームで生活するにあたっては、郊外の施設であると移動の場面で支援が必要になるので、市街地にグループホームを整備して欲しい。資金面はクラウドファンディングを利用する方法も良いのでは。

(事務局)

移動の支援については、障害福祉サービスの同行援護や行動援護、地域生活支援事業の移動支援があり、今後の利用促進に努めたい。

 (4)その他

事務局からの連絡事項

  1. 今後、不明な点や意見があれば、配布してある「意見票」やメール等により提出。
  2. 令和3年1月15日から2月12日にかけてパブリックコメント実施を予定。
  3. 次回の第3回懇話会は3月上旬の開催を予定。

(E委員)

今回の懇話会開催にあたっては、事前の早い段階で資料を送付してもらったことで、会としての意見をまとめることができた。また、会議開催後の意見提出も可能としているなど、事務局の対応に感謝したい。

(5) 閉会

※後日提出意見

 (F委員)

9ページの「福祉施設の入所者の地域生活への移行」に関して、目標達成に必要なポイントとして、日中サービス支援型グループホームが考えられる。通常のグループホームへの移行は無理でも、日中サービス支援型グループホームであれば可能な障害者は多く、重度障害や高齢を理由に施設入所を希望する障害者が、その前に日中サービス支援型グループホームで生活できるケースも多いと思われるほか、報酬単価が高いため、コスト面で新設のハードルも下げられると思う。

また、既存のグループホームが日中サービス支援型グループホームへ変更するにあたり、浴室を介助可能な仕様にリフォームするなどのバリアフリー化の工事費に対する補助等、変更しやすくなるような市の支援があると良いと思う。同時に、日中サービス支援型グループホームの質の担保も重要となる。計画における共同生活援助(グループホーム)の見込量の2割程度が日中サービス支援型グループホームの利用になれば良いと思う。

 (事務局)

障害者の重度化や高齢化にあたり、日中サービス支援型グループホームの役割は大きいと認識しており、今後さらなる整備を推進したいと考えている。

また、既存のグループホームから日中サービス支援型グループホームへの変更にあたって、既存施設の改築工事費の補助については、国庫補助による施設整備補助金を活用してもらうことになるが、それ以外の支援については、今後の状況に応じて検討していきたい。

 (E委員)

9ページの「福祉施設の入所者の地域生活への移行」に関して、現状と課題の部分に太字の文言を追加して欲しい。「移行の過程や移行後の生活を支える障害福祉サービスの利用促進や地域における住まいとなる高齢化にも対応したグループホームの整備が不可欠です。そのためには医療と連携したグループホームの運営が不可欠です。

高齢化に伴い、親亡き後が喫緊の課題となっており、計画の中にその言葉を入れれば、関係者は非常に安心すると思う。親がいなくなってからグループホームで過ごすことも想定しないと、結局は入所施設に戻ることもあるかもしれないことから、親亡き後も踏まえたグループホームを作る必要があると思う。

 (事務局)

高齢や重度の障害者が利用するグループホームとしては、人員配置が手厚く、夜間も含めた常時の支援体制が確保された日中サービス支援型グループホームが適していることから、58ページの「サービス見込量確保のための方策(3)居住系サービス」の項目において、高齢化・重度化に対応するために日中サービス支援型グループホームの整備を推進する旨の内容を追加することを検討したい。

なお、グループホームにおける医療との連携については、共同生活援助(グループホーム)の指定基準において、あらかじめ協力医療機関を定めることが必須とされていることから、あらためて「現状と課題」として記載する必要はないと考える。

 (B委員)

精神障害は、三障害の中で支援制度が一番遅れており、身体障害・知的障害と同様の支援を求めているところであるが、計画における「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」の「にも」という表現に違和感を覚える。令和2年度より、前橋市自立支援協議会(地域移行・地域定着部会)の中に保健、医療、福祉関係者による協議の場を設けて、課題等の検討を行っているが、精神障害者の利用促進を積極的に行ってもらうとともに、家族会としても働きかけてきたいと思う。市の担当者が、家族会の定例会の場で地域移行に係る障害福祉サービス等について説明する機会を設けて欲しい。

それに伴い、就労移行支援・就労継続支援事業所への足の確保(福祉ムーバー)、高齢者の免許返納と合わせつなげることはできないか(福祉交通システムの充実)、地域定着支援、居住系サービスの確保(公営住宅の空き部屋利用等、消防法、資金調達等大変だが住宅関連部署と連携して前橋モデルを推進して欲しい)、サービス提供事業者の施設は老朽化しており、改築等補助を考えて欲しい。11月に民生委員・児童委員にピアサポーターによる体験談を聴いてもらった。遅れている精神障害者への理解を深める啓蒙、機会の場を設けて欲しい。

 (事務局)

精神障害者への支援については、前橋市自立支援協議会(地域移行・地域定着部会)において、現状と課題を確認しながら、地域移行・地域定着を支援する障害福祉サービスの利用促進やピアサポーターの活用等について、今後の方策を検討していきたい。

 

 

配布資料

関連記事

この記事に関する
お問い合わせ先

福祉部 障害福祉課 生活支援係

電話:027-220-5712 ファクス:027-223-8856
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
お問い合わせはこちらから

更新日:2021年01月05日