2 ポリ塩化ビフェニル(PCB)とは

PCBの性質や毒性について

PCBの性質

水に極めて溶けにくく、沸点が高い主に油状の物質で、不燃性や電気絶縁性が高く化学的に安定な物質です。

電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙などに使用されてきましたが昭和47年以降その製造が禁止されています。

PCBの構造

PCB構造式

PCBはポリ塩化ビフェニル化合物の総称であり、塩素の数やその位置の違いにより209種類の異性体が存在します。

ダイオキシン類に分類されるコプラナーPCBは平面状構造のPCBです。

PCBの毒性

脂肪に溶けやすい性質から、慢性的な摂取により体内に除々に蓄積します。一般にPCBによる中毒症状として爪の変形、まぶたや関節のはれが報告されています。

昭和43年に発生したカネミ油症事件では、米ぬか油中に脱臭工程の熱触媒として使われたPCB等が混入したことが原因で食中毒が発生しました。

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更新日:2019年02月01日