特定外来生物「サビイロクワカミキリ」について

サビイロクワカミキリは主にイヌエンジュやエンジュなどの樹木を加害する外来のカミキリムシで、令和5年に「特定外来生物」に指定されました。
国内では、令和3年に福島県で初めて確認されました。群馬県内での発生は確認されていませんが、「群馬県生態系等被害防止外来種リスト」では、「侵入警戒種」に区分しており、公園や街路樹、生態系への被害が懸念されています。
また、特定外来生物として、飼育、放出、生きたままの運搬等が原則禁止されています。
早期発見、早期駆除の徹底によるまん延防止対策が重要となりますので、サビイロクワカミキリを見つけた際は、その場で駆除をお願いします。

サビイロクワカミキリの特徴

サビイロクワカミキリの特徴

特定外来生物のカミキリムシが全国に広がっています(環境省九州地方環境事務所)から抜粋

サビイロクワカミキリの基本情報
名称 サビイロクワカミキリ
原産地 中国、インド、ミャンマー、タイ、カンボジアなど
体長 体長 約29~37ミリメートル
特徴

サビ色の体に白い斑点があるのが特徴。上翅基部には顆粒状の突起がある。

生態

・幼虫は2年程度樹木の内部で過ごし、成虫になると木からでてくる。
・成虫は7~9月頃に出現し、主に夜間に交尾や産卵を行う。
・樹皮に卵を産み、その卵を腹部から出す体液で塗り固めマウンド状の産卵痕を形成する。

被害樹木 主にイヌエンジュやエンジュなど
主な被害

・幼虫は生きている木に寄生し、中を食い荒らす。
・被害が進行すると、木は弱り、枯死してしまう。
・枯死した木は、落枝や倒木が発生するおそれがある。

サビイロクワカミキリを発見した場合

・幼虫は、侵入孔のフラスを除去し、薬剤で駆除してください。
・成虫は逃さずに踏み潰すなどその場で駆除(捕殺)してください。
・加害が確認された樹木は、薬剤処理もしくは伐倒処理を検討してください。
・薬剤処理を行う場合は、カミキリムシ類に登録のある農薬を使用してください。
・情報集約のため、市環境政策課もしくは群馬県自然環境課まで情報提供をお願いします。

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更新日:2025年12月01日