特定外来生物「ツヤハダゴマダラカミキリ」にご注意ください

群馬県内で特定外来生物ツヤハダゴマダラカミキリが確認されました。ツヤハダゴマダラカミキリは、トチノキ属、ニレ属、カツラ属、ヤナギ属、カエデ属、リンゴ属、ナシ属、サクラ属など多種類の樹木を加害し、落枝や枯死、倒木などの被害が発生するおそれがあります。また、特定外来生物として、飼育、放出、生きたままの運搬等が原則禁止されています。
早期発見、早期駆除の徹底によるまん延防止対策が重要となりますので、ツヤハダゴマダラカミキリを見つけた際は、その場で駆除をお願いします。

ツヤハダゴマダラカミキリの特徴

ツヤハダゴマダラカミキリ

成虫(雄)(福島県提供画像)

ツヤハダゴマダラカミキリの基本情報
名称 ツヤハダゴマダラカミキリ
原産地 中国、朝鮮半島北部
体長 17〜40mmで、特に30mm前後のものが多い
特徴

・成虫の体色は光沢のある黒色をしている。
・触角は長く、黒色と淡青色の縞模様をしており、雄は特に長い。
・前胸背板の側方に目立つ1対のトゲ状隆起がある。背面には白色の斑紋がある。

生態

・1年に1世代で、卵、幼虫、蛹態で越冬する。
・成虫は5月下旬〜10月に出現。
・雌は複数の雄と交尾し、一生産卵を続ける(1雌あたりの産卵数は約45〜62個)。
・雄の寿命は3〜50日、雌は14〜66日。

被害樹木 カエデ属、トチノキ属、カバノキ属、ハコヤナギ属(ポプラ)、ヤナギ属、ハンノキ属、ネムノキ属、ニレ属、グミ属、センダン属、クワ属、スズカケノキ属(プラタナス)、リンゴ属、サクラ属、ナシ族、ナナカマド属など多数の樹種。
主な被害

・幼虫は生きている木に寄生し、中を食い荒らす。
・被害が進行すると、木は弱り、枯死してしまう。
・枯死した木は、落枝や倒木が発生するおそれがある。

 

在来種ゴマダラカミキリとの見分け方

ツヤハダゴマダラカミキリは、在来種ゴマダラカミキリとよく似た見た目をしています。在来種と見分けるポイントを紹介します。

在来種(ゴマダラカミキリ)と特定外来種(ツヤハダゴマダラカミキリ)の見分け方

(福島県提供画像)

ツヤハダゴマダラカミキリを発見した場合

・幼虫は、侵入孔のフラスを除去し、薬剤で駆除してください。
・成虫は逃さずに踏み潰すなどその場で駆除(捕殺)してください。
・加害が確認された樹木は、薬剤処理もしくは伐倒処理を検討してください。
・薬剤処理を行う場合は、カミキリムシ類に登録のある農薬を使用してください。
・情報集約のため、市環境政策課もしくは群馬県自然環境課まで情報提供をお願いします。

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更新日:2025年07月29日