胃がん検診
胃がんとは
胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になって無秩序に増殖を繰り返すことで生じます。胃がん検診などで見つけられる大きさになるまでには、何年もかかるといわれています。大きくなるにしたがってがん細胞は胃の壁の中に入り込み、外側にある漿膜(しょうまく)やさらにその外側まで侵食し、近くにある大腸や膵臓にも広がっていきます。がんがこのように広がることを浸潤(しんじゅん)といいます。
原因
胃がんの発生については多くの研究が行われており、いくつかのリスク要因が指摘されています。中でも、喫煙や食生活などの生活習慣や、ヘリコバクターピロリ菌の持続感染などが胃がん発生のリスクを高めると評価されています。食生活については、塩分の多い食品の過剰摂取や、野菜、果物の摂取不足が指摘されています。
感染の有無に関わらず、禁煙する、塩や高塩分食品のとり過ぎに注意する、野菜、果物が不足しないようにするなどの配慮が重要となります。
症状
胃がんは、早い段階で自覚症状が出ることは少なく、かなり進行しても無症状の場合があります。代表的な症状は、胃の痛み・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などがありますが、これらは胃がん特有の症状ではなく、胃炎や胃潰瘍(いかいよう)の場合でも起こります。検査をしなければ確定診断はできませんので、症状に応じた胃薬をのんで様子をみるよりも、まずは医療機関を受診し、検査を受けることが重要です。症状の原因が、胃炎や胃潰瘍の場合でも、内視鏡検査などで偶然に、早期胃がんが発見されることもあり、貧血や黒色便が発見のきっかけになる場合もあります。食事がつかえる、体重が減る、といった症状は、進行胃がんの可能性もあるため、早めに医療機関を受診する必要があります。
前橋市で実施している・胃がん検診
対象者 | 40歳以上の市民(令和5年度に受診シール(胃がん検診)を使用していない人) |
---|---|
本人負担額 | 500円 |
受診方法 | 以下のどちらかを選択し、受診しましょう。 (注意)受診方法により検査内容が異なりますので、受診前にご確認ください。
|
検診内容 (個別検診) |
問診、胃X線(バリウム)検査または内視鏡(胃カメラ)検査 (検査方法については事前に、受診する医療機関にご相談ください) |
検診内容 (集団検診) |
問診、胃X線(バリウム)検査 (内視鏡検査を希望される方は、個別検診を受診してください) |
受診回数 | お一人様、2年に1回 |
受診期限 |
シール到着から令和7年2月末日まで |
持ち物 |
|
注意事項
検診を受ける方は、会場内ではマスクの着用を推奨しております。発熱や風邪の症状がある方は、受診をお控えください。
この記事に関する
お問い合わせ先
健康部 健康増進課 健康づくり係
電話:027-220-5784 ファクス:027-223-8849
〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
お問い合わせはこちらから
更新日:2024年04月01日