【国保】糖尿病性腎臓病重症化予防事業
糖尿病性腎臓病とは?
糖尿病性腎臓病は、糖尿病の影響で腎臓の働きが徐々に低下していく病気です。
腎臓は血液をろ過する役割を担っていますが、一度機能が低下すると回復が難しく、自覚症状がほとんどないため、気づいた時にはすでに病気が進行していることがあります。
腎機能は加齢とともに低下しますが、血糖が高い状態が続くことで進行が早まります。
重症化すると人工透析が必要になる場合があります。
人工透析は週に3回、1回あたり4〜5時間の治療を継続して受ける必要があります。身体や心への負担、医療費の増加など、日常生活に影響が出ることもあります。
前橋市の取り組み
・医療機関への受診勧奨
健診結果から血糖や腎機能の値が心配な方に対して、医療機関の受診をお勧めしています。
また、医療情報から血糖に関する受診の中断が疑われる方には、医療機関の受診や特定健診の受診についてご案内しています。
受診のご案内が届いた方は、放置せずに早めに医療機関で相談しましょう。
かかりつけの医療機関がない方は、下記医療機関一覧をご参照いただくほか、受診についてご不明な点やお困りのことがありましたら当課までご相談ください。
糖尿病性腎臓病重症化予防プログラム協力医療機関一覧(群馬県ホームページ) (PDFファイル: 1.4MB)
・DKD(糖尿病性腎臓病)保健指導
保健センターで糖尿病性腎臓病に特化した保健指導(約6か月間)を実施しています。
※医師の指示書が必要です。対象やご利用方法の詳細についてはチラシ裏面をご覧ください。
【医療機関用】保健指導連絡票(指示書) (PDFファイル: 162.8KB)
【医療機関用】保健指導連絡票指示事項記載にかかる費用請求書 (PDFファイル: 68.1KB)
取り組みの結果
過去に受診をお勧めした方のうち、受診を先延ばしにした方で、治療を受けずに健康を保てた人はごくわずかでした。 また、受診や内服の有無にかかわらず、約半数の方は病状が悪くなっていました。
一方で、DKD保健指導に参加し生活習慣の改善に取り組んだ人のほとんどは、数値が改善しました。
このことから糖尿病性腎臓病の重症化を未然に防ぐには、検査で異常が見つかったらできるだけ早く受診し、生活習慣の改善に取り組むことがとても大切です。
後悔しないために
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毎年健診を受けて、体の変化を確認しましょう
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心配な値があったら、すぐに受診しましょう
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できることから生活習慣を見直しましょう
少し基準値を超えた項目は、食事や運動などの生活習慣の工夫で改善できます。
専門職がサポートしますので、当課までお気軽にご相談ください。
参考
この記事に関する
お問い合わせ先
健康部 国民健康保険課 保健指導室
電話:027-220-5715 ファクス:027-223-8849
前橋市朝日町三丁目36番17号
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更新日:2025年09月12日