第59回水と緑のまちをつくる審議会

審議会名

水と緑のまちをつくる審議会

会議名

第59回水と緑のまちをつくる審議会

日時

令和5年2月27日(月曜日)
午後2時10分~午後2時40分

場所

前橋市新議会庁舎 第二委員会室

出席者

委員

森田哲夫会長、中村祐子副会長、剣持康彦委員、加賀谷宏委員、増田久美子委員、西尾敏和委員

事務局

吉澤建設部長、狩野公園管理事務所長、高橋公園緑地課長、岡安課長補佐、新井課長補佐、酒井副主幹、中村主任

議題

審議事項

(1)前橋市緑の基本計画「後期実施計画策定版」(案)について

(2)答申(案)について

会議の内容

1 開会 高橋公園緑地課長

(定数の報告)

委員6人中6人の出席により過半数を満たしており、審議会の成立が報告された。

(傍聴について)

傍聴者2名に対し、注意事項を説明。

(議事録の開示について)

議事録が市ホームページに掲載されることが説明された。

 

2 挨拶

(山本市長)

平成30年に策定した緑の基本計画のちょうど半分の時期にあたり、これからの緑の基本的な方向性を決める重要な指針となる。

前橋市は「緑の都市」を自負している。その一方で公園の木が倒木する等の被害もある。そろそろ前橋の緑を再定義する段階に来ていると考えている。

審議会委員の皆様からの様々な提言に期待している。

 

(森田会長)

一年前に山本市長から諮問を受け、審議会にて熱心に議論を交わしてきた。本日も忌憚のないご意見をお願いしたい。

これまでの社会状況は道路等のグレーインフラによるまちづくりであったが、これからグリーンによるまちづくりである。デジタル田園都市国家構想やMaaS等の取組も計画の中で考慮していければと考える。

 

(議事録署名人の選出)

議長(森田会長)より、剣持委員と加賀谷委員が議事録署名人として指名された。

 

3 議事

(1)審議事項

前橋市緑の基本計画「後期実施計画策定版」(案)について

資料に基づき、岡安課長補佐から説明。その後、委員からの質疑応答。

 

(森田会長)

私は平成30年の全面改定時も携わったが、SDGsを追加する等、当時の社会要請や社会情勢の変化への対応を図り、専門的観点から議論を行った。

今回の一部改訂について、皆様のご意見は反映されているだろうか。

前橋市では、現在デジタル田園都市国家構想や前橋市歴史的風致維持向上計画(通称歴まち)に取り組んでいることと思う。今後も連携して進めてほしい。

評価方法としてアンケート調査を行い、概ね良好な結果を得ることができたが、それについてはどう考えるか。

 

(事務局)

現行の基本計画はただ策定するだけではなく、評価指標を定め、事業の進捗管理をする作りとなっている。

アンケート調査については、緑に対する市民の関心が高まった結果となった。これは緑に対する市の取組が評価されたとともに、新型コロナウイルスの影響により公園や身近な緑に対して興味を持つ人が増えたと考えられる。

 

(森田会長)

これからも取組を続け、向上していってほしい。また、次回の全面改定の際には指標の見直しも検討してほしい。

少子高齢化を受け、地元の公園である街区公園の管理をお願いしている公園愛護会も高齢化が進んでいる。そのため、愛護会の活動も継続が大変であるという話である。例えばPark-PFIを活用するなど、今後の管理について、お心配りをお願いしたい。

それでは、「(審議事項)前橋市緑の基本計画『後期実施計画策定版』(案)」について、賛成の方は挙手願う。

 

(全員挙手)

 

全員挙手のため、「(審議事項)前橋市緑の基本計画『後期実施計画策定版』(案)」については議決された。

 

(2)審議事項

答申(案)について

資料に基づき、岡安課長補佐から説明。

 

(森田会長)

この内容に沿って、頑張って取り組んでいっていただきたい。

「(審議事項)答申(案)」について、賛成の方は挙手願う。

 

(全員挙手)

 

全員挙手のため、「(審議事項)答申(案)」については議決された。

 

4 市長への答申

森田会長から、山本市長へ答申。

 

(山本市長)

審議会からの答申を受け、これからの5年間にやるべきことに取り組んでまいりたい。

前橋には街路樹、公園をはじめ、企業の敷地内にある植樹帯や森林、それに市民が自宅のお庭を綺麗に整えている等、様々な緑が前橋の緑の景観形成を構成している。

行政だけで全てはできないため、学生やシニア等の新たな力が結集できるように、みんなが活動しやすい仕組み作りをしてほしい。

また、愛護会の活動の中で、落ち葉清掃がある。昔は落ち葉を堆肥にしたり、焼き芋を焼いていたりしていたが、今はビニール袋に入れ集積している。SDGsはそうしたことを見直すチャンスではないか。公として、集めた落ち葉をどうやったら堆肥化など活用出来るか。

今、まちなかでは、広瀬川や馬場川を改修し、緑の回廊計画を進めている。また広瀬川の梅花藻の自然観察会を、地元の方々が企画されている。

薪ストーブの普及により森林への立ち入りを増やす等、色々な形で自然を楽しむ人が増えればそれが森の再生へ繋がっていくのではないか。

審議会を通し、様々な市民意見が文字として残る。その意見を基に、緑の指針を定め、市民の皆様に還元していく。このように循環していくことができることに対し、委員の皆様に御礼を申し上げたい。

 

(森田会長)

それでは委員の皆様からもお言葉をいただきたい。

 

(中村副会長)

私は勢多農林高等学校にて教諭を務めており、学生とともに馬場川を中心に活動を行っている。

今回、審議会に参加し、市の事業がこのように動いていること、幅広いところで係わっていくことを知ることができた。

また、活動していく中で気づいたこと等をお話出来ればと思う。

 

(剣持委員)

意見を反映いただき、感謝する。

緑化政策については、新たなステージに進んでいる。市民の方に緑を使い倒してもらうために、より柔軟な管理が求められる。

民間連携、ストック再編事業、広瀬川の再整備等、緑化政策を通して、前橋の顔づくりに活かしていければと考える。

後期計画にもより積極的に取り組んでいただきたい。

 

(加賀谷委員)

緑に対する市の意欲が随所に感じられる。様々な角度から、実現に向け推進していかれることを楽しみにしている。

 

(増田委員)

今回、審議会に参加し、前橋市の取組について学ぶことが出来た。

前橋市まちを緑にする会が開催する講習会において、ハンギングバスケットの講習会を実施している。前橋市民は意欲が高く、講習会の実施を楽しみにしている。今後もよろしくお願いします。

 

(西尾委員)

私は市民応募として審議会に参加しているが、仕事では前橋工業高等学校で教諭をしており、将来の土木技術者の卵を育てている。

今回、行政の計画に携わった経験を活かし、今後の生徒指導や自身の経験に活かしていきたい。

 

(森田会長)

前橋らしい緑の特徴として、市民と一緒に作り上げている点があると思う。市民が係わっていく上で、継続の難しさがある。行政はこれをバックアップし、前橋市全体として作り上げていくことが重要である。

 

(山本市長)

どのようにして、緑に係わっていくか。

例えば、「落ち葉を活用するような仕組み作り」「豊かな川を活かして、交通として活用する」「教育を通して、子どもたちを緑の担い手として育てていく」といったように、水や緑に係わるのは楽しいことを実感してもらい、どのようにして前橋を「森」で包めるかを考えていきたい。

 

5 その他

中村主任より、今後の予定について説明した。

 

6 閉会 高橋公園緑地課長

答申
審議会委員

配布資料

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更新日:2023年04月17日