平成30年度第3回前橋市公民館運営審議会

審議会名

前橋市公民館運営審議会

会議名

平成30年度第3回前橋市公民館運営審議会

日時

平成31年2月13日(水曜日)午後1時30分~3時00分

場所

前橋市中央公民館 5階 501学習室

出席者

森谷委員長、萩原副委員長、川上委員、渡邉委員、大井委員、福島委員、中山委員、田中委員、小高委員、牧委員、剱持委員、梅津委員

欠席者

東園委員、田口委員、野口委員

議題

1 .協議事項

     1.研究協議「市民の学習ニーズや地域的課題に対応した公民館事業と学んだ成果を地域に還元できる仕組みづくり」について

 

会議の内容

これまでの審議会の意見を盛り込む形で森谷委員長が作成した「報告書文案」に基づき協議は進められた。資料の読み合せ部分については以下省略。

(森谷委員長)

本日は資料を基に進める。細字は文章を流すために私が考えたもので、太字は前回いただいたご意見をなるべくそのまま使うように貼り付けたもの。課題の1つ目は3ページまで。2つ目は4ページから6ページの頭まで。最後に私のまとめといった構成になっている。順番に文案の読み合せを行い、その後委員から意見を伺いたい。

 

市民の学習ニーズや地域的課題に対応した公民館事業

・まえがき(1ページ)

・学習ニーズや地域的課題の把握(1ページ)

 

(事務局)

学習ニーズや地域的課題の把握ということで、「詳細なアンケートを実施し」といった内容の記載がある。こちらに関係して、各公民館の取り組みについて紹介させていただきたい。公民館では、事業実施後に参加者に対してアンケート調査を行い、満足度・今後の希望・課題等を収集している。今までは講座を実施したその日に提出をしてもらっていたが、今年度の新たな取り組みとして、桂萱公民館では数か月後にその講座がどのように影響を与えているかを試験的に調べるため、追跡調査という形でアンケートを実施した。詳細については桂萱公民館長より説明する。

 

(桂萱公民館長)

事業実施後のアンケート調査を今年度は3つ行う予定で、そのうち2つが終了している。1つ目は料理教室に参加した青少年を対象としたもので、講座終了時に官製はがきを親に渡し、1ヵ月半後にはがきを投函してもらった。2つ目は親子講座で、担当からの連絡はLINEを使っていたため、事業終了後もグループを削除せずに残しておき、「その後、講座で知り合った方との交流はありますか」といった自作の質問の回答を収集できる別サイトへ誘導し、回答してもらうよう依頼した。これらは、学んだことが活かせているのかを担当が把握するために実施した事例。3つ目は3月半ばの高校3年生を対象にした講座で実施を予定している。

 

(事務局)

追加配布した「前橋市民の健康状況」というグラフの資料は、健康増進課の健康診断の結果をデータにまとめたもの。宮城地区ではこの結果を基に肥満の割合や運動習慣などを把握し、地域の健康教室などの健康増進に取り組んでいる。アンケート調査の他にも他部署のデータを活用している。

 

(中山委員)

桂萱公民館のアンケートの話について、集計結果を教えてほしい。結果がなければやっても意味がない。

 

(桂萱公民館長)

本日は集計データを持参していないため、おおよその数字にはなるが、少年教室の参加者は10名で、回答があったのは7名。そのうち、食改で教わったメニューを家で作り、手洗いの徹底や配膳の手伝い等、教わったことについて時間が経過しても実行していると答えたのは3名であった。もう少し別の方法があったのではないかと思う。

 

(中山委員)

結果を次にどう繋げたいかを伺いたい。

 

(桂萱公民館長)

講座自体の有効性や意識変容から行動変容に繋がるかを確認したかった。教え方が難しかった可能性があるので、来年実施する際は、この結果を基に食改と担当者で擦り合わせを行い活かせればと思う。今まではわからなかった部分なので、3人が実践してくれているということが分かっただけでも意味があったと思う。

 

(中山委員)

次年度に結果を活かすということで、すごくいい試みだと思った。いつも公民館事業はやりっぱなしで、やっていることに満足感を覚えているだけで、そのあとどうなのかと思っていた。見直してどうかとか。次年度にどう繋げたいということが聞けて良かった。

 

(森谷委員長)

まとめると、桂萱公民館では講座終了後に追跡アンケートを実施しているという取り組みと、アンケートだけでなく様々なニーズを図り、既存のデータを活用しているという紹介。読み合せると修正した方がいいという意見も出てくると思う。この場で言ってもらうか、後ほど事務局へ伝えていただければ修正したい。

・多様な団体・組織との連携による事業展開(1ページ)

 

(事務局)

「中・高・大学生の公民館・コミュニティセンター事業等における活用」の資料についてご覧いただきたい。ここに書いてあることは一例だが、学校や他の団体と連携した若者を地域の公民館において活用する事業である。事例1は下川淵公民館で前橋南高校との連携。事例2は清里公民館における地域の人材バンクに登録している大学生と連携した事例。報告書4ページに出てくる部分で関係してくると思う。事例3は第1コミュニティセンターにおいて桃井小学校学校支援協議会と連携した絵画教室の事例。その他、別紙資料「明寿大学の主な活動内容」の旧ひまわり保育園を活用した居場所づくりということでひまわりカフェというのを実施している。こちらは老年病研究所附属病院が持っている空き施設の旧ひまわり保育園を活用してもらえないかと、地域包括センターや長寿包括ケア課に話があり、地域の高齢者の居場所づくりということで連携して行った事業。緑色の資料は、小高委員が代表を務める特定非営利活動法人Next Generationと中央公民館等が連携して行った子供向けの学習会のチラシ。その他、合同講座ということで公民館同士の連携を深めている。上川淵地区や永明地区等では地域の企業や他の企業の貢献事業を利用した公民館講座の実施も行っている。

 

(渡邉委員)

質問をしてよろしいか。1ページの下から5行目。「まず、地区公民館(本庁管内のコミュニティセンターを含む。以下に同じ。)同士の連携を見直す必要がある。」とあるが、具体的にはどのようなことか説明してほしい。

 

(森谷委員長)

まずコミュニティセンターについては、公民館と同じような機能を持たせようという動きが社会教育委員会議である。コミュニティセンターの公民館化を前提として、地区の公民館同士が連携することをもっと積極的に考えてもいいのではないかという流れでこの文章ができている。

 

(渡邉委員)

コミュニティセンターの公民館化というのは、既に進んでいるのか。

 

(森谷委員長)

進めようとしている。

 

(事務局)

コミュニティセンターを社会教育の場として活かせないかと社会教育委員会議で提案をいただいた。コミュニティセンターは自治会の指定管理で、自治会で雇われた人が管理しているため貸館業務が主な仕事だった。それまでも公民館職員への研修は行っていたが、昨年度からコミュニティセンターで働く職員に対しても講座の組み立て方等の研修を行っている。ようやく今年度からそれぞれのコミュニティセンターで地域の方向けの講座を2つ程度実施できるようになってきた。まだ十分ではないので引き続き研修を続けたい。

 

(渡邉委員)

第1回の会議の時にも教えていただき、公民館のない1中地区から5中地区はコミュニティセンターが色々と機能しているのがわかった。ただ、青少年健全育成会の事務局を中学の教員が担当しており、非常に担当教員の負担が大きい。もし、コミュニティセンターの公民館化を進めていただけるのであれば、是非、青少年健全育成会の事務をコミュニティセンターで行っていただくことをお願いできればと思う。来年度はできないそうだが、小中学校の校長会でも教員が青少年健全育成会の担当をするのではなく、しかるべき担当者をつけて欲しいとお願いしている。是非、青少年健全育成会の仕事をコミュニティセンターでやっていただけるようなシステムを作っていただきたい。

 

(森谷委員長)

コミュニティセンターの公民館化は始まったばかりで、各地区公民館と同じ形になるまで時間がかかると思う。各地区公民館がその地区の中核的な役割を担っていると思うので、コミュニティセンターも同じような形になるといいと個人的には思う。

 

(中山委員)

コミュニティセンターと公民館というのは貸館的なイメージが強いが、法律的に何か違いがあるのか。

 

(事務局)

法律というよりは、設置条例等の市の法令に基づいて設置している。今までコミュニティセンターが社会教育に携わるようなことは定められていなかった。条例改正を行い、社会教育の推進が盛り込まれたため、それに基づきコミュニティセンターで少しずつ事業を始めている。規模も小さいため地区公民館のように講座を多く開催したりすることは現状では難しい。

 

(中山委員)

生涯学習奨励員に選ばれた方もコミュニティセンターと公民館では認識が全然違う。先程の渡辺委員の話で、青少年健全育成会の役員を教員がやっているということを聞いてびっくりした。学校教育ではなく社会教育であるのだから、改革していけるといいと思う。

 

(森谷委員長)

まだ始まったばかりで時間がかかると思う。指定管理者の仕様書にも社会教育的な位置づけを入れて、段々と社会教育の部分が強くなればいいと思う。他に、Мサポの方はいかがか。

 

(萩原副委員長)

コミュニティセンターの話があったが、市民活動支援センターと早い段階で連携ができるといいと思う。青少年健全育成会の事務局がコミュニティセンターのところは学校にあるという話だが、他の地区ではどこで行っているのか。私はコミュニティセンターのある地区が生活圏のため他の地区の状況を教えてほしい。

 

(渡邉委員)

公民館が行っている。

 

(萩原副委員長)

それは初めて知った。地域の役員もいたが、事務局は教員が行っていた。

 

(渡邉委員)

例えば前橋の子供を明るく育てる地区別会議では、公民館のある地域は全て段取りができていて素晴らしい会議をしてくれる。公民館がない学校に赴任したときに、自治会の方は参加してもよろしくと言って帰ってしまい、全て学校がやっているということがあった。やはり担当の教員の負担が大きいと感じた。1中から5中まで公民館を作っていただけるとありがたい。

 

(森谷委員長)

他に意見はあるか。

 

(渡邉委員)

2ページ頭の「連携先の事業とのすり合わせが重要である。場合によっては、地域全体の団体・組織・学校の事業の見直しやすり合わせの旗振り役を公民館が担う場合もあることに留意が必要である」という文言をいれていただき大変ありがたい。「学校の事業の見直し」ということでご承知いただきたいことがある。先程事務局から話が合った「中・高・大学生の公民館・コミュニティセンター事業等における活用」では、事例1・2で高校生や大学生が入った連携という点で素晴らしいと思う。事例3は夏休みの絵画教室で桃井小学校に一中の美術部が行ってということで、これは六中の美術部やパソコン部が夏休みに清里公民館で小学生に教えることと同じでありがたいと感じる。ただ、吹奏楽部、合唱部等については地域の行事に呼ばれてもその多くが土日である。達成感を持ったり、地域の方に喜んでもらえたりしてよいことだと思うが、今、中学校の部活動については全国的に適切な運営をということで、月曜日から金曜日までの平日はいずれか1日を休暇にし、土日はいずれかの1日を休暇にするということが言われている。県内にはそれを全然守れず新聞で叩かれているところもあるが、あと数年すればそういった方向に中学校の部活動がシフトしていくと思う。そうすると、土日に地域の行事があったときに部活動を呼んでいただくことはありがたいが、それができなくなる可能性が出てくるのではないかと感じる。頭の片隅に置いていただいて今後の連携と事業を考えていただければと思う。

 

(森谷委員長)

やはり、見直しやすり合わせが重要になってくると思う。単に今まで通りにやればよいという時代ではない。

・公民館の新たな一面(2ページ)

 

(事務局)

美味しいものがあるというのはなかなか実現が難しい。その他の部分で、学習スペースという表現があるが、これについては、昨年の猛暑の時期に公民館全体でどなたでも涼しんでいただけるような場所(クールシェアスポット)という位置づけで、資料のようなチラシの掲示を行い、複数の公民館で涼みながら勉強ができるように学生向けの学習スペースを設置した。桂萱公民館のデータを参考に配布させていただいた。

 

(桂萱公民館長)

桂萱公民館は学校の近くあるが気軽に学生が立ち寄る公民館ではないという傾向がある。芳賀は常に学生がいると聞いている。そこで、学習スペースの設置でどのくらいの学生が来るのか興味があったため職員が毎日カウンターを使って数えた。結果からすると1日通して平均6人程度で大した人数とはいえなかった。ただし、毎日来ている学生もおり、スペースも机も椅子もあるため、来年も実施をしたいと桂萱では考えている。データの最高気温を見ていただきたい。私が子供だった1978年のデータと比較すると当時も暑い日はあったが、39度近い日が続いたことはなかった。そう考えるとシュアできるものはしていくべきと感じる。

 

(森谷委員長)

ここでの問題は、新たな利用者・参加者に来ていただくためにどうしたらいいかという話。公民館というとしっかり勉強するという固いイメージがあるので、そうではない新しい一面があってもいいのではないかと感じる。

 

(萩原副委員長)

先程、美味しいものの実現が難しいという話があったが、子ども食堂という活動が色々な場所行われている。実際に前橋でも行われた公民館があったはず。できればまちの茶の間というのもあるので、子供たちが気軽に集まれるような常設でなくても飲食のできるような場所になればいい。

 

(事務局)

子ども食堂については、行っている場所が市内で5か所くらいある。全て民設のボランティアで、空き店舗や空き家を確保して自身の裁量で行っている。1団体のみが実験的に上川淵公民館で行っており、独立できるまでの支援をしているような形。常設は難しい。子ども食堂は福祉部の担当のため、そちらの意向を汲んで公民館としてできる手伝いをしている状況。

 

(森谷委員長)

子ども食堂自体、色々な絡みがあるので、公民館運営審議会の社会教育という切り口でどのように落とし込むのかという協議になる。子ども食堂についてはこの後の部分でも出てくる。

 

(中山委員)

ここで言う公民館の新たな一面というのは、要約すると個に対する対応ということか。

 

(森谷委員長)

集団学習か個人学習かという軸はある。講座という堅いイメージかおしゃべりのような気軽なイメージかという2つの軸もある。

・学習ニーズや地域的課題に対応した公民館事業例(2ページ)

 

(事務局)

今年度の事業区分の中で見直しを行い、今まで高齢者教室と呼んでいた事業も高齢者という言葉を使わず、参加者をあまり限定しないような形で取り組む流れになっている。

 

(森谷委員長)

何か意見はあるか。もう一度地元を見直したワークショップという意見がたくさん有り面白いと思った。何かあれば後ほど事務局へ伝えてほしい。

 

学んだ成果を地域に還元できる仕組みづくり

・前書き

・多彩な団体・組織との連携による学習成果の還元

 

(事務局)

先程紹介したひまわりカフェは明寿大学の学生が学んだ成果を地域に還元している。

 

(森谷委員長)

明寿大学のOBをもっと地区の公民館で活用していくという意見もあった。剣持委員、そのあたりはいかがか。

 

(剣持委員)

今年度は明寿大学の美術クラブが子供たちに指導をした。そういった現役、同窓会を含め指導できるものがたくさんいる。当然誰ができるかピックアップは必要だと思う。そうした人がそれぞれの地域の中で、地区公民館や指導的立場の自治会や生涯学習奨励員と連携をしながら、何を提供していけるかを詰めていかなければいけないと思う。ただしそれがどのような形で誰が動くのかとなると非常に難しい。どのように広げていくかが一番の課題である。誰を中心にして、誰を中心にするのを誰がまとめるのか。そういったところをより具体的にしていかないといけない。

 

(森谷委員長)

おっしゃる通り。地区によって状況も違うので具体的にというのは難しい。

 

(粕川公民館長)

粕川公民館では、親子を対象とした事業の講師に公民館を利用している団体にお願いした。他にも書道教室の指導もしていただいた。

 

(中山委員)

公民館の職員がコーディネートしているということか。

 

(粕川公民館長)

その通りである。

 

(森谷委員長)

・地域版人材バンク・市民講師(4ページ)

 

(事務局)

生涯学習課で行っている「それいけ出前講座」は、市民講師として活躍している方が約21名いる。利用者は年々増加傾向にあり、一昨年は50件、昨年は100件、今年は既に120件を超えており学習意欲が高まってきている。市民からこの分野での講師はいないかという問い合わせがたくさんある。明寿大学の卒業生等が活躍できる手法の一つとして市民講師として登録していただけるとよいと思う。市民講師についてはボランティアに等しい。講師の意欲と善意に頼っている状況だが、幸いにも登録数は伸びている。

 

(清里公民館長)

清里公民館の人材バンクには、現在17名の方が登録している。最近登録をされた方については公民館事業の講師として協力をいただいた。以前から登録がある方については公民館で活動しているグループの講師をされている方が多い。

 

(剣持委員)

明寿大学同窓会の講座で出前講座を活用させていただいており、ありがたいと感じている。講師に登録するときは自薦でなければならないのか。他薦でもよいのか。あの人は知識・能力を持っているから、是非、市民講師に登録してその能力を発揮していただきたいということがある。その時に推薦するという方法があるのかお聞きしたい。

 

(中山委員)

私の場合は芳賀公民館から推薦されて登録をした。

 

(剣持委員)

公民館が知らない情報を私たちは持っている。あの人に登録してほしいと思った時に推薦状のような形があるのか。

 

(事務局)

市民講師という形で活躍される方なので周りから認められていることも大切だが、まずは本人の意欲が第一。基本的には今の要綱では公民館で活躍することが多いため、自身で売り込みに来た時にも公民館長または生涯学習課長の推薦が必要。

 

(森谷委員長)

そういう推薦の仕方が地区の公民館ではどのような形になるかというのが課題。清里公民館ではいかがか。

 

(清里公民館長)

紹介されることもあるが、最後は本人の意思ということで本人から申し込みをしてもらっている。

 

(剣持委員)

一方的に他人が推薦しても本人の意思もあることなのでそれだけではだめなのはわかる。ただ、納得はしても本人から出したくないということもあると思う。そういった時に公民館長以外でも推薦する仕組みが欲しい。推薦されたものを審査して判断するのは公民館や市でいい。

 

(森谷委員長)

・学習成果還元の事業例(5ページ)

 

(中山委員)

芳賀はここに書いてあることはそれなりにやっている。学校の退職した教員が公民館を借りて中学生の勉強を見ている。それから、歴史のウォークラリーは町の方以外の参加を募って生涯学習奨励員が史跡の説明し、最後に食改の方が豚汁を作って皆でいただくという活動をしている。他の公民館でもやっていると思う。

 

(森谷委員長)

つまり、学んだことを地域に返すという意識で既に取り組んでいるということ。

 

(渡邉委員)

商工会議所が行っているまちなかキャンパスというものを知らないので教えていただきたい。

 

(森谷委員長)

前橋商工会議所が行っている講座で、市民活動をしている方や商店街の店主が自分たちの専門知識を活かして講師として教えている。商工会議所が取りまとめて、機会を与え、参加者の募集もしている。

 

(渡邉委員)

教えてもらう対象は主に成人の方か。

 

(森谷委員長)

成人の方が多い。

 

(渡邉委員)

ここに書いてある「まちなかキャンパス公民館バージョン」というのは公民館でも成人を対象にした講座を行えばいいということか。

 

(森谷委員長)

その通りだ。だいぶ前だが、東京の武蔵野市の商店街で魚屋が魚のさばき方講座をやって、コーヒー屋がコーヒーの淹れ方講座をやっていた。そういったことを各地区でもできるはず。

 

(剣持委員)

2ページの下から6行目と5ページの5ページの下から8行目「地域の歴史、自然などが楽しめる」というのがほとんど同じことが書かれているが、文化国際課では前橋市民学芸員というのが有り、その組織の中でその地域の中で良い所を発見しようと歴史を勉強するということが取り上げられている。それ以外にもまちなかをボランティアが説明する組織ができ、説明できる人の育成等の勉強会も何回も実施されている。そういった団体ができてきている中で、それぞれの地域の中で広げていこうという流れで進めているが、連携も必要ではないか。

 

(森谷委員長)

仕組みづくりという点で連携という仕組みに繋がる。ただウォークラリーをすればいいということでは公民館の事業にはならない。公民館の学びと還元が表裏一体となる意識の中で公民館に寄り添ってほしい。

 

(牧委員)

的外れな質問かもしれないが、人材バンクの市民講師を呼ぶ場合の講師料はないということでよろしいか。

 

(中山委員)

その通りである。

 

(牧委員)

講座の場合はその講師に謝礼を支払っていると思うがどのように考えているのか。

 

(森谷委員長)

どのような仕分けになっているかということか。

 

(事務局)

公民館の講師の謝礼はいくつかの区分に分かれて決められている。1つは大学の先生や行政書士などの専門的な知識を持っている方。2つ目は地域の指導者となるような方。3つ目は一般的な協力者。目安となる基準を設けて各公民館でそれを運用しながらお願いをしている。市民講師については、登録の段階で自身のための活動でもあるという前提で登録をしているため、ごくわずかな謝礼となっている。

 

(剣持委員)

明寿大学同窓会でよく市民講師にお願いをしているが、お礼を受け取ってもらえないのでお菓子を用意している。他で頼んだ講師には公民館と同じで基準に則って支払いをしている。謝礼のことも伝えて納得してやってもらっている。

 

(牧委員)

自薦・他薦を問わず、本人の意欲ということで納得した。

 

(事務局)

公民館では営利活動ができない。利用団体が講師を呼んで自主学習をしてもらうのは問題がないが、講師主体で公民館を使うことはできない。

 

(森谷委員長)

他に何かあるか。まとめについては、各自読んでいただければと思う。今後は事務局で作成した会議録を確認し資料の訂正を行うが、繁忙期ためお時間をいただきたい。追加で入れてほしいことがあれば事務局を通して伝えていただければと思う。本日は以上で終了させていただきたい。

 

(各委員)

了承

以上

配布資料

(注意)一部PDFから引用しているため見えにくい箇所があります。

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更新日:2019年11月21日