令和6年度第1回前橋市公民館運営審議会
審議会名
公民館運営審議会
会議名
令和6年度第1回前橋市公民館運営審議会
日時
令和6年8月2日(金曜日) 午後1時30分~3時
場所
前橋市中央公民館501・502学習室
出席者
(審議会委員:9人)
森谷委員長、宮崎委員、須藤委員、水野委員、小高委員、井上委員、天宮委員、平形委員、羽鳥委員
(社会教育員:1人)
佐藤議長
(協力:1人)
学務管理課 飯嶋副主幹
(事務局)
関沼副参事、新保課長補佐、大渕係長、船津中央公民館長、新井副主幹、黒岩嘱託員
欠席者
(審議会委員:4人)
持田副委員長、三上委員、生方委員、池田委員
議題
1 報告
(1)令和5年度の生涯学習に係る施策・事業等について
(2)公民館における事業(学級・講座等)等について
2 諮問
(1)令和6・7年度前橋市公民館運営審議会諮問について
会議の内容
概要
議事に先立ち行われた委員委嘱式で吉川教育長より委嘱状の交付を行った。
その後、船津中央公民館長の挨拶後、各委員及び事務局の自己紹介が行われた。
議事では、上記議題1報告(1)「令和5年度の生涯学習に係る施策・事業等について」を船津中央公民館長、(2)「公民館における事業(学級・講座等)等について」を新保課長補佐よりそれぞれ資料に基づき報告を行った。
上記議題2諮問(1)「令和6・7年度 前橋市公民館運営審議会諮問」について資料に基づき、船津中央公民館長より説明。諮問内容について各委員さんに了承をいただいた。
主な意見
1.報告
(森谷委員長)
事務局からの報告について質問等あれば伺いたい。
(羽鳥委員)
公民館とコミュニティセンターの違いについて説明をお願いしたい。
(関沼副参事)
利用方法に関しては概ね同一だが、公民館に関しては社会教育法に明確に位置付けられた施設であり、コミュニティセンターは公民館の類似施設と位置付けられた施設である。また、公民館は各地区を対象とした施設であるが、コミュニティセンターは対象区域が定められていない施設となる。施設管理はどちらも生涯学習課が行っている。
2.諮問
(森谷委員長)
諮問について説明いただいたが、コミュニティ・スクールについて説明をお願いしたい。
(飯嶋副主幹)
学校運営協議会を置く学校をコミュニティ・スクールという。学校運営協議会は保護者や地域住民等が、学校職員と共に学校運営に参加する仕組みである。コミュニティ・スクールは、地域学校協働活動との一体的推進が求められており、前橋市では学校運営協議会に公民館・コミセン職員等に入ってもらい、地域の視点や社会教育の立場から話し合いに参加してもらう。また公民館・コミセン職員等に地域学校協働活動を担う様々な人材や団体と学校とのつなぎ役になってもらう。コミュニティ・スクールは、地域と共にある学校づくりを目指しており、地域学校協働活動は学校を核とした地域づくりを目指している。令和5年度は7校、令和6年度は15校にコミュニティ・スクールを導入し、来年度は残りの45校全校に導入する予定。令和5年度のコミュニティ・スクールの様子は、学校運営協議会を年2~3回開催、会議内容は教育方針や活動計画、学校での様子、学校行事への参加などがあった。成果は、学校内では経験できないことを地域の協力によって経験することができ、子どもたちの学びに繋がった。課題は、学校と地域が共に良い方向になるよう進めて行くことが必要である。
(森谷委員長)
コミュニティ・スクールについて説明いただいたが、確認事項等はあるか。
(平形委員)
審議会は公民館の運営に関わるものとして、地域の小学校を主体として審議していくことでよいか。
(森谷委員長)
公民館は、学校運営協議会と一体的に地域の人材や教育資源と学校を連携するために両者をつなぐ役割をもつ。公民館は地域の人材や活動を一番良く把握しており、それを組織化し、つなげていくのが公民館や公民館職員であり重要な役割である。学校や子どもたちをより良くするために公民館がどのような役割を果たすことができるかを今後審議していくことになる。
(船津中央公民館長)
先程のコミュニティ・スクールの説明で、地域とともにある学校づくりということで、すでに実施している各地域の事業(公民館・コミセン事業、のびゆくこどものつどい、文化祭や運動会など)を更にパワーアップ、活性化するために公民館や公民館職員が地域と学校をどのように繋げていけるのかが重要だと考える。
(平形委員)
以前は、PTAや育成会が自治会を含め学校運営に携わっていたが、現在はPTAが機能しておらず、学校側は困っているようだ。
(船津中央公民館長)
地域から新しい人材を見つける事が難しい状況である、。PTA活動も含め地域活動に携わる人が少ない中、どのような人材が地域にいるのか、どう協力体制を組むのかなど、地域と学校と公民館の三者が連携し、地域課題を解決していく必要がある。そのための地域学校協働活動だと考えている。
(平形委員)
今後は、学校運営をどのようにサポートしていくのが良いか審議していくことが重要である。
(森谷委員長)
このような意見を今後の審議会で出していただくようお願いしたい。今後はコミュニティ・スクールや地域学校協働活動と公民館がどのように関わっていくか審議していきたい。他に確認事項等はあるか。
(水野委員)
以前は地域の子どもは顔見知りが多かったが、コロナの影響により学校(子ども)と地域のつながりがかなり希薄になってきている。希薄になり始めた原因は、学校側の取り組みである働き方改革によるところではないかと感じている。コミュニティ・スクールの推進について地域は十分理解しているが、働き方改革により「休日の地域行事への保護者や教職員の学校単位の参加には十分に配慮するように」と言われるが、地域は子どもが参加しやすい休日に催事を開催しようと配慮していることが、働き方改革に背いてしまう。地域の市民運動会や文化祭、のびゆくこどものつどいに子どもが参加しないのは、担当する教員の働き方改革により、教員が土日に出勤できなくなっていることが背景にあり、このような状況でコミュニティ・スクールを実施できるのか不安である。学校から地域に色々要望や協力依頼が来るが、関係団体(地域)には依頼内容を精査し、簡素化して欲しいという状況では、学校と地域が一体化することは難しい。また、地域によって学校や校長の考え方に温度差があり、中々足並みが揃わない。PTAの弱体化や育成会の活動休止などにより、自治会が細々と学校と繋がっている状況である。このような状況を念頭において、コミュニティ・スクールを推進して欲しい。また、コミュニティ・スクールは小学校中学校の9年間で連続性があると良い。小学校単位ではなく、中学校区単位でコミュニティ・スクールを運営した方がより広い地域の中から適した人材や教育資源を提供できるように思う。また、地域にあったコミュニティ・スクールづくりを推進していただきたい。
(森谷委員長)
委員の皆さんも1回だけではコミュニティ・スクールと公民館とのつながりについてはすぐに理解できない部分もあると思う。まずは委員の皆さんと2年間かけて審議し、最終的には答申としてまとめていければと思う。
(平形委員)
最後に、コミュニティ・スクールや学校の運営について、地域や学校関係者が議論している場に生徒児童が参加し、その上で生徒児童の意見を把握することが大事だと思う。
(森谷委員長)
生徒児童に大人が真摯に考えている姿を見せることは大事である。ただし、諮問からすると、そこに公民館や公民館の活動がどう関わっているかを生徒児童に見せられるかなどの論点も含めて今後審議していきたい。
以上
配布資料
令和6・7年度 前橋市公民館運営審議会委員名簿 (PDFファイル: 108.7KB)
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更新日:2024年12月04日