令和7年度第1回前橋市公民館運営審議会
審議会名
公民館運営審議会
会議名
令和7年度第1回前橋市公民館運営審議会
日時
令和7年8月5日(火曜日) 午後0時~0時30分
場所
下川淵公民館
出席者
(審議会委員:7人)
持田副委員長、須藤委員、小高委員、天宮委員、平形委員、池田委員、羽鳥委員
(視察のみ:3人)
宮崎委員、三上委員、生方委員
(下川淵公民館:1人)
手嶋下川淵公民館長
(事務局 :5人)
宇次生涯学習課長、関口副参事、新保副参事、船津中央公民館長、新井副主幹
議題
「地域学校協働活動と公民館」
(1)下川淵公民館から報告
(2)意見交換
会議の内容
概要
1 視察
下川淵公民館において、令和7年度下川淵公民館青少年体験・チャレンジ活動「こども薬剤師体験」を視察した。
2 議事
令和6年度第1回目の審議会で承認された「地域学校協働活動と公民館」の諮問をテーマに対して、事前に下川淵公民館にアンケートを実施し、その回答に基づき報告をいただいた。その後、持田副委員長の進行により意見交換を行った。
今年度の審議会は、この後2回開催予定であり、答申書は今年度末に市へ提出される予定。
(持田副委員長)
今回の視察も含め委員の皆様とこれから答申に向けて詰めていければと思う。
(新井副主幹)
「地域学校協働活動と公民館」について
1.下川淵公民館から報告
令和7年度下川淵公民館青少年体験・チャレンジ活動「こども薬剤師体験」について
(1)本授業の開催趣旨やねらいをご教示ください。
(手嶋下川淵公民館長)
こどもたちの好奇心や生きる力を養うことの他、地域の人材を活用し、知識の地域還元を図ること、学校とは異なる集団で学習することにより、自ら学ぶ姿勢を身につけてもらうこと、職業体験をすることで、こどもたちの視野を広げ、職業観を養ってもらうことなどを目的にしている。
(新井副主幹)
(2)本教室を地域と連携して開催するねらいをご教示ください。
(手嶋下川淵公民館長)
こどもたちの郷土愛を育むとともに、この下川淵地区には優れた人材が多く、その知識を地域に還元することを目的としている。
(新井副主幹)
2 .令和6・7年度前橋市公民館運営審議会の諮問「地域学校協働活動と公民館」に伴い、学校や地域、公民館との連携について
(1)学校や地域と連携して事業を行う中で、学校や地域に期待することはあるか。
(手嶋下川淵公民館長)
地域の人材に関する情報提供は公民館にも集まってくるが、知り得ていない人材の情報を寄せていただくことや、協力者の派遣をお願いしたい。
(新井副主幹)
(2)公民館と連携して事業を行う際、苦労する点はあるか。
(手嶋下川淵公民館長)
土日の行事に児童生徒に参加してほしいが、働き方改革により教員の協力を得ることが難しい場合があるので連携体制を整えていきたい。
(新井副主幹)
(3)学校と地域がこれまで以上に連携するために必要だと思うことはあるか。
(手嶋下川淵公民館長)
コミュニティスクールの会議などで具体的に必要な連携について協議するが大事であると感じる。
(新井副主幹)
(4)学校と地域がこれまで以上に連携するために公民館がすべきことは何か。
(手嶋下川淵公民館長)
各種行事や公民館主催事業を行う中で連携を深めてもらうことや、地域の人材の把握や育成をして、行事や公民館事業で活躍してもらうことだと思う。
(新井副主幹)
(5)今まで学校や地域と連携して事業を行う中で上手くいった、または失敗した事例があればご教示ください。
(手嶋下川淵公民館長)
今年の春に開催したトライアングルフェスタ(のびゆくこどものつどい)で、自治会連合会はじめ、地域の方々が運営に携わるとともに、多くの中学生ボランティアの方に各ブースの担当として活躍したところが上手くいった事例である。
(新井副主幹)
(6)上記の事例で、成功・失敗のポイントは何だったとお考えでしょうか。
(手嶋下川淵公民館長)
行事を開催する前に地域及び学校と連絡を密にしたことや前年度のアンケートにあった意見を考慮し、開催に生かしたことが上手くいった点である。
(持田副委員長)
先程の視察の活動内容や報告について質問はあるか。
(池田委員)
今回のチャレンジ活動について、集客はどのようにされているか。
(手嶋下川淵公民館長)
学校の児童やその保護者を対象とした「すぐーる」で周知し、配信翌日には15名の定員に達した。
(池田委員)
この行事は下川淵地区外の方も参加したのか。
(手嶋下川淵公民館長)
対象は下川淵地区内の下川淵小学校の児童のみとした。
(池田委員)
イベント行事などは大体「すぐーる」を活用して周知しているのか。
(手嶋下川淵公民館長)
以前は館報などで周知していたが、今は「すぐーる」の効果が大きいことを実感しているため「すぐーる」を用いて周知している。今回の下川淵公民館青少年体験・チャレンジ活動「こども薬剤師体験」の他にも、「こども絵画教室」や「こども陶芸教室」もあったが、すぐに定員に達したためを今後も「すぐーる」を活用していきたい。
(持田副委員長)
では、今回の下川淵公民館青少年体験・チャレンジ活動の募集は「すぐーる」のみで、館報に掲載しなかったのか。
(手嶋下川淵公民館長)
今回は「すぐーる」のみで募集した。ただ、毎年恒例の人気事業のため周知する前から公民館には問い合わせがあった。
(持田副委員長)
他に質問はあるか。
(平形委員)
各講座の講師や職種の選定はどのようにしているのか。
(手嶋下川淵公民館長)
館内で協議し、昨年好評だった講座を変えるのではなくそのまま継続して今年度も開催することを決定した。
(平形委員)
地域の医療現場からすると、まだ認知度の低い職業だが人材を必要としている臨床工学技士や視能訓練士などをこども達に紹介することも良いと思う。
(持田副委員長)
こども達に様々な職種を知ってもらうことで、こども達の世界も広がると思う。他に質問はあるか。
(持田副委員長)
夏休みはこどもたちにとって長期休みとなり、様々な活動や体験をするこどももいるが、相反して、こどもたちの居場所づくりを公民館には考えてもらいたい。今回の講座は3回だけであるが、地域や様々な学習グループに協力を得ながら、居場所づくりも含めた夏休みの企画をもっと増やしていけたらいいのではないか。
さらに、最近のこどもは親や学校の先生以外の大人と接点を持つことが少ないので、もっと地域の大人と接点を持つことが大事だと感じる。下川淵地区で言うとトライアングルフェスタや文化祭のように、もっと大人と交流できるようなイベントがあると良い。そのためにも、学校や地域、公民館に協力しながら、こどもたち自身が地域の行事に携わり、行事を盛り上げるために出来ることを考え、行事に参画することで、郷土愛を育むことや生きていくための力に繋がるように感じる。公民館や学校も働き方改革により大変なこともあると思うが、公民館や学校、地域全体でこどもをこの地域でどう育てたいかを考えていければと良い思う。
(須藤委員)
下川淵地区において、実際に学校と公民館との関わり方や連携について伺いたい。
(手嶋下川淵公民館長)
下川淵地区の小・中学校は各1校だけなので、学校からの協力体制が出来ているように思う。
(持田副委員長)
下川淵地区の学校は、地域行事や地域に対して理解しており、出来る協力はしていきたいとの話も聞いているので、良い関係を築けていると思う。
(須藤委員)
公運審の諮問でもあるように地域や学校と公民館の連携や学校側の意識を確認したかった。
(持田副委員長)
コミュニティスクールでは、学校や地域、公民館が日頃から密に連携し、学校の意見や地域の考えを摺り合わせている。
(手嶋下川淵公民館長)
コミュニティスクールにおいて、具体的な事項(朝の見守りなど)について活発に議論している。
(持田副委員長)
他に何かあるか。
(船津中央公民館長)
本年度中央公民館も地域学校協働活動本庁管内の小学校1校と連携を図ることとなった。今後はその学校がどのように地域展開していくか期待している。
(持田副委員長)
他になければ、今後の答申に向けて改めて協議していきたい。
以上
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更新日:2025年08月21日