令和8年度第1回前橋市公民館運営審議会
審議会名
公民館運営審議会
会議名
令和8年度第1回前橋市公民館運営審議会
日時
令和8年8月3日(月曜日) 10時~12時
場所
中央公民館 501学習室
出席者
(審議会委員 12人)
新藤委員長、持田副委員長、小池委員、三上委員、樺澤委員、小畑委員、林委員、井上委員、猿木委員、天宮委員、平形委員、西谷委員
(事務局 6人)
酒井指導担当次長、宇次生涯学習課長、新保副参事、高坂中央公民館長、中島副主幹、 新井副主幹
議題
1 報告事項
(1)令和8年度の生涯学習に係る施策・事業等について
(2)公民館における事業(学級・講座等)等について
2 諮問
(1)令和8・9年度 前橋市公民館運営審議会諮問について
会議の内容
概要
○委員委嘱式
新たな審議会委員に対し、委嘱状を交付した。任期は令和8年8月1日から令和10年 7月31日までの2年間。
○委員会
1 委員長・副委員長の選出
委員の互選により、新藤委員長及び持田副委員長が選出。
2 報告事項
上記報告事項の(1)は高坂中央公民館長、(2)は新保副参事から説明を行った。
3 諮問
(1)令和8・9年度 前橋市公民館運営審議会諮問について
高坂中央公民館長から「公民館活動の推進に向けた社会教育人材の育成について」の諮問の経緯を説明し、令和8・9年度の2年間で答申としてまとめて、本市に提出することを各委員了承。
(新藤委員長)
報告事項についてまとめて説明いただいたが、確認事項等はあるか。
(持田副委員長)
資料3の青少年体験・チャレンジ活動について、各公民館で必須事業などはあるのか。
(新保副参事)
毎年度「公民館・コミュニティセンター事業趣旨」を更新して、館長会議や研修で示している。講座のカテゴリーごとに必須事業や選択事業があり、青少年体験・チャレンジ活動では、少年教室が必須事業になっている。育成・インリーダー研修の実施は各公民館の裁量に任せている。
(宇次生涯学習課長)
公民館の事業概要について、本市のホームページに掲載しているので、そちらをご覧ください。
(新藤委員長)
資料については、後程確認していただき、質問等あれば事務局に問い合わせてください。
(持田副委員長)
社会教育主事の所属について、全公民館に配属されない理由はあるのか。
(宇次生涯学習課長)
社会教育主事は、教育委員会が発令するため、市長部局に異動するとその専門性は見えづらくなる面もある。しかし、社会教育主事の資格を有する職員は他にもおり、市長部局でも様々な市民や地域団体との関わりの中で、その知識や経験を生かして活躍している。現在の公民館ではこのような状況なので、社会教育主事を拡充していくためにも、社会教育主事の資格を取りやすい環境になるよう国や県に要望しているところである。
(小畑委員)
人事異動で公民館に配属された職員に、社会教育主事の資格を取得するよう働きかけているか。
(新保副参事)
県を通じて、社会教育主事講習の受講者の募集があるが、優先的に公民館職員に対して、受講するよう働きかけている。
(高坂中央公民館長)
今までは社会教育主事の資格を取得するために1か月程度の集中的な受講が必要であったが、現在はイーラーニングなど導入され取得しやすい環境になっている。
(平形委員)
公民館に所属している社会教育主事は常勤職員なのか。
(新保副参事)
再任用の方もいるが、ほぼ常勤職員である。
(平形委員)
市の職員が兼務で行っているのか。
(宇次生涯学習課長)
市の職員に教育委員会から発令しているが、この業務だけを専門的に行っているわけではない。市民サービスセンターを兼務している11公民館は窓口業務と公民館事業を行っている。中央公民館や大胡、宮城、粕川、富士見公民館は公民館事業のみ行っている。
(平形委員)
社会教育主事を育成する機関はどこか。
(宇次生涯学習課長)
基本的には国(国立教育政策研究所)で実施しているが、大学でも実施している。生涯学習課では、夏の期間は上野(国立教育政策研究所社会教育実践教育センター)で受講し、冬は群馬県生涯学習センターで受講となるため、比較的に冬の方が取得しやすい。
(平形委員)
この社会教育主事は行政職員でなくても取得可能ならば、社会教育の推進も含め、明寿大学生等市民の方にも情報提供した方が良いのではないか。
(宇次生涯学習課長)
色々な条件はあるが、社会教育士は放送大学でも取得可能であり、専門人材としての称号が与えられる。
(西谷委員)
諮問について、私たち委員が議論する内容についてもう少し知りたい。
(高坂中央公民館長)
社会教育主事について、教育委員会だけでなく、もう少し裾野を広げていきたいので、委員の皆様に現状を把握していただき、審議会で議論していただきたい。
(西谷委員)
私たちが現状を認識し、その中で公民館職員が資格をより取得しやすい条件や環境をどのようにしていけばいいのかを議論していくということでいいか。
(宇次生涯学習課長)
国の問題も色々あるが、この社会教育主事や社会教育士が、いかに公民館にとって必要不可欠ということを議論していただきたい。
人生百年時代の中で学びは絶対必要であり、公民館の中に社会教育主事がいることにより、サポートやコーディネートが広がり、こんな価値があるのではないかということを議論いただけるとありがたい。
(持田副委員長)
単に公民館に社会教育主事を増やせばいいという問題でもないように思う。
熊本の災害等もあるが、防災を機能させるのが公民館の役割でもあり、そのためには地域住民を繋ぐ力がすごく大事だと思う。だからこそ、個人の資質の問題もあると思うが、様々な視点を持った社会教育主事が公民館に配属されたらいいのではないか。
(宇次生涯学習課長)
持田副委員長さんの地元である下川淵公民館には社会教育主事は配属されていないが、
様々な事業を行っている。しかし、社会教育主事がいれば、さらに事業の可能性を広げることができるのではないかとも感じる。
(持田副委員長)
これからはそのような意識を持った職員が、地域住民(自治会長や地域リーダー)と公民館活動を共有していけると良い。
(小畑委員)
自治会も様々な役割があり大変ではあるが、公民館と協力しながら地域力を高めていけると良いと思う。
(西谷委員)
私も自治会長の時に、公民館の重要さや役割の大きさなどを実感した。だから、もっと地域に公民館の役割は大事だということを周知していく必要がある。そして、公民館職員は、社会教育主事を取得することで地域に貢献する意欲が高まると思う。
(持田副委員長)
公民館の大変さは確かにあるが、公民館職員は、この事業は地域と共に作っていくなど社会教育的視点を入れて物事を進めていけるとさらに良いと思う。
(宇次生涯学習課長)
公民館で各種事務局を持っているので、それを地域の方に任せてもいいのではないかという考えもある。昔からの流れもあり、なかなか地域に任せることは難しいが、職員側も考えていかなければならいことだとは重々承知している。
(高坂中央公民館長)
そのような時にも、公民館職員が社会教育的視点を持ち、線引きしていけると良い。やはりその視点を持てる公民館職員を増やしていきたいというのが今回の諮問となる。
(新藤委員長)
社会教育主事に関しては、社会教育主事の業務に就いた時に社会教育主事と名乗れる任用資格である。社会教育主事を取得する方法は、大学の要請課程、または実務経験を経て講習で取得できる2通りある。
しかし、制度が改正され、行政で社会教育主事を発令するだけでなく、必要な講習や単位の取得等により社会教育士として専門的な資格を得た人たちが、地域と連携して活躍することができるようになった。
現在、前橋市の職員の中で社会教育主事の資格を有する方は何人くらいいるのか。
(宇次生涯学習課長)
市長部局に人事異動するとその人員を把握できないため改めて報告する。 (後日、職員課に確認。40人超が資格を持っている)
(新藤委員長)
社会教育主事の人数によっては、人事異動で配慮してもらえないかとも思う。
(宇次生涯学習課長)
やはり資格を有していると、能力もあるので色々な部署で重用されているので、公民館のみに所属することは難しい。
(新藤委員長)
公民館に配属されている社会教育主事の中に、学校の先生は入っているか。
(酒井指導担当次長)
公民館の中に学校の先生は配属していないが、本市の生涯学習課には社会教育主事の資格を有する学校の先生を配属していたこともある。
(持田副委員長)
公民館職員は、個人の資質や考えによって公民館事業や活動が大きく変わると思う。異動によって配属された職員にも、公民館職員としての役割や職務の重要性を十分に理解してもらうことが重要だと感じる。
(宇次生涯学習課長)
本市では、毎年職員の意向調査を行い、人事異動を行うが、その他にも各所属の良さをPRし、意欲のある職員が優先的に異動できる制度もある。今、公民館にいる職員は公民館の職務にやりがいを感じている職員がほとんどである。今後は公民館に若手職員も増やしていきたい。
(小畑委員)
市の職員は、どの職場でもやりがいを持って働いていると思う。そして、社会教育主事の資格を有した職員を公民館だけに留めるのではなく、本人のためにも様々な職場を経験させることが必要である。
(天宮委員)
先ほど若手という話が出てきたが、本校の大学生は授業の中で社会教育主事の任用資格を取得出来るのだが、その資格を生かせる職場を選択していないというのが現状である。公民館は、とても魅力ある職場であり、公民館に就職すれば社会教育主事の資格を生かせるということをもっと公民館側から発信していった方が良い。そして、大学生を地域人材として活用していくためにも、公民館と大学の連携をもっと取っていくことが良いと感じる。
また、公民館同士の連携について教えていただきたい。
(高坂中央公民館長)
公民館には社会教育主事のワーキングチームがあり、生涯学習課社会教育係主導の下に各公民館事業の取り組みなど情報共有している。
(天宮委員)
確かに、本校の出前講座を1つの公民館で行うと、その後別の公民館からも出前講座の依頼を受けるので、公民館同士の連携が取れていると思う。仮に社会教育主事の資格を有していない職員でも公民館で高い能力を発揮できていると感じる。
(新藤委員長)
この審議会での議論だけでは解決に至らない面もあると思うが、社会教育主事の資格のある者は、職員の採用試験の際に加点してもらえると良いのではないか。
(宇次生涯学習課長)
公平性の面からも難しいが、学生には公務員を就職先として選択肢に入れてもらえるとありがたい。
(西谷委員)
高校生や大学生のうちに公民館で職場体験をし、公民館の役割などを学ぶ機会を設けると良いのではないか。公民館の魅力を知ることで、新たな人材を得ることが出来るし、公民館職員も働く意欲が増すと思う。
(平形委員)
各公民館の運営委員に学生を参加させるのも良いのではないか。高校生や大学生が主体的に地域について考えてもらうことはとても大事な事だと思う。
(宇次生涯学習課長)
各公民館で開催している「のびゆくこどものつどい」の中で、小・中学生にボランティアとして参加してもらうことにより、地域や公民館と繋がることが出来る。
また、小学生が公民館に見学したり、大学生が長期インターンシップとして一緒に働いたりしているので、その子どもたちが地域や公民館を身近に感じてくれたらと思う。
(持田副委員長)
しかし、公民館側がボランティアの受け入れを拒絶しているように感じることがある。 もちろんボランティアを受け入れることにより事業が大変になることは分かるが、公民館職員個人の意識の問題もあるのかもしれない。
(高坂中央公民館長)
そこで公民館職員の意識として、社会教育主事の視点や線引きができると様々な対応も変わるのかもしれない。
(天宮委員)
各公民館の連携が必要になるが、より良い業務方法をお互いに情報共有することで、公民館職員の意識も変わるのではないか。
(持田副委員長)
社会教育主事のような意識を持った公民館職員になっていただければ良いと思う。
(新藤委員長)
公民館職員の意識だけではなく、実際事業を進めていく上で難しい部分があるのならば、全体的なサポートのあり方なども考えていけると良い。実際に地域と連携を図る時に、社会教育主事のサポートがあればもっと連携できるということを審議会でまとめていけたらと思う。
(林委員)
若者の目線で話をすると、コロナの影響もあるかもしれないが、育成会や自治会行事が縮小化している中で、若い世代は公民館に接する機会がないまま成長している。公民館で子ども向けの講座を開催していても、参加者は固定化している印象を受ける。今の子どもは具体性を持って行動しているので、例えば公民館講座に企画から参加することで、楽しさややりがいなどを感じられ、公民館と繋がる意識を持つことが出来ると思う。
また、高校生学習室は年間3,000人程度の高校生が利用しているが、その高校生から「ボランティアをやりたいけれど、どこで情報取集すればいいか分からない」という意見が多い。その高校生に向けて、高校生学習室からボランティア情報をつなぎ役として発信している。中学生までは地元で「のびゆくこどものつどい」に参加していたが、それ以降は継続的な機会がないため、地元に対する気持ちが薄れてしまうと思う。高校生はボランティア活動に参加することで公民館の重要性が分かるので、継続的にボランティアや社会教育に関わる機会を子どもたちに提供できれば、いずれは市の職員として活躍したいという思いに繋がるのではないか。
(三上委員)
教育委員会では、各学校の希望に対してボランティアを募集してくれている。例えば本校ではプール清掃の際、生徒数が少ないため大学生ボランティアを募集し、一緒に清掃を行った。学校は、教育委員会を通してボランティア学生を派遣していただく制度があるが、公民館にはそのような制度はあるのか。
(高坂中央公民館長)
公民館にはそのような制度はないが、各公民館で企画した講座の講師が大学の先生等の場合は、学生もボランティアとして参加していただくこともある。
(三上委員)
学校のボランティアに参加する学生は、学校に興味のある方が多いと感じる。
(天宮委員)
ボランティアに参加した学生には、例えば幼稚園の草むしりや小学校のプール清掃などの活動を通して、先生方が日々様々な業務を担っていることを知り、その経験を自分自身の学びとして捉える視点を持てるかどうかがとても重要だと思う。
また、そのようなボランティア活動に参加する場合、大学からボランティア保険が出るので、大学生もボランティア活動に参加しやすいと思う。
(平形委員)
本校では、ボランティア教育を積極的に行っており、大学生にボランティア活動に参加した場合、どのような成果があったのかを4年間で検証させていく。教育委員会などでボランティア活動を構築する場合、大学生を企画段階から参加させるようにしてもらいたい。
(小池委員)
先日、総社公民館で開催されたキッズ防災や料理教室、スノードーム作りの講座に本校の生徒も参加していたのでその活動を見学したが、社会教育主事の方が地域の公民館に入ることはとてもありがたいことだと感じた。
また、前橋市以外の市町村で、前橋市ほど社会教育主事が配属されているところは少ないので、前橋市はもっと誇りを持った方が良いと思う。
確かに小学生が公民館に遊びに行くような機会はあまりないが、それはどの地区も同じである。今後の仕掛けとして公民館との接点づくりを考えた場合、学校側の立場からすると小学校高学年になると公民館の事業やイベントにボランティアとして参加することも可能である。その際、公民館からボランティア証明書のようなものを発行してもらえると良い。さらに、その証明書を学校で表彰することができれば、勉強や運動以外の場面で能力を発揮している子どもたちの自信に繋がると考える。こうした経験を通して、公民館との繋がりが生まれ、その後の地域活動の支える基盤になると思うので、その仕掛け作りができるとさらに良いと感じる。
(新藤委員長)
様々なご意見をいただき、ありがとうございました。
今後は、幅広い世代に公民館活動や地域活動への関心を深めてもらい、社会教育主事などの社会教育人材の育成や確保に繋がるよう引き続き審議していきたい。
以上
配付資料
前橋市公民館運営審議会の概要 (PDFファイル: 130.4KB)
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更新日:2026年09月25日