令和7年度 第2回国際教育推進委員会 報告
会議名
令和7年度 第2回国際教育推進委員会
日時
令和8年2月5日(木曜日) 10:00~11:30
場所
前橋市役所 31会議室
出席者
国際教育推進委員(5名)、教育長、指導担当次長、市立前橋高校(担当)、学務管理課(課長、係長、担当2名)
会議の内容
1 開会
〇会議の公開について説明
2 委嘱状交付
教育長より、1名の委員に委嘱状を交付
(欠席された1名の委員さんには後日委嘱状を送付)
3あいさつ 吉川教育長
・第1回委員会では、市立前橋高校の国際理解に関する各種の取組と学務管理課の国際教育推進事業について説明をさせていただき、国際教育推進事業の在り方について、委員の皆様から専門的なご助言をいただいた。
・市立前橋高校や各中学校の生徒を対象とした様々な事業も実施されてきた。本日は、各担当から今年度実施した事業について御報告させていただく。市立前橋高校では初めて台湾への修学旅行を実施した。また、市前グローバルデイなど、様々な事業が展開されてきた。委員の皆様には、多様な立場、視点でご意見をいただき、さらに充実した事業にしていければと考えている。
・学務管理課の国際理解連続講座は、10月から1月にかけて計6回開催させていただいた。参加者は非常に熱心に取り組んでおり、講座をとおして多くのことを感じ、学んでいたと伺っている。
・本事業の実施にあたっては、大変お世話になった方も多く、その振り返りも含めて、あるいは次年度に向けての新たなご示唆をいただきたい。
・国際理解イコール英語をうまく話せるようにしなければという考えもあったと思うが、委員の皆様にご意見をいただく中で、国際理解とは何かについて深く考える機会をいただいた。語学研修にとどまらない、国際理解教育を前橋市教育委員会としてもしっかり進めていきたい。本市の国際理解推進事業のより良い実施に向けてご意見をいただき、生徒が多文化理解や多文化共生について理解を深め、世界に目を向けるよい契機としていければと考えている。よろしくお願いしたい。
4 副委員長決定
副委員長 新井 大介 様 に決定した。
5 協議
(1) 令和7年度の国際理解推進事業について
【市立前橋高校事務局から資料に基づき説明】
【主な意見】
・台湾の修学旅行について、資料には現地学生との交流や日本の文化の紹介とあるが、具体的にどのようなことをしたのか。
→交流校の生徒と班に分かれてスポーツの交流と英語でのやり取りをしてきた。基本的にはゲームやスポーツなどジェスチャーを交えてやり取りをしてきた。相手の高校とは、台湾に行く前にリモートでのやり取りを行うという手順を踏んでいる。多少相手方や市前の教員のサポートもあるが、基本的には生徒同士でやり取りをしていた。
・国内の高校との合同実施についてお話しさせていただきたい。先ほど修学旅行ではクラスをバラバラにしたらすごく学習効果があったという話があった。海外研修を一校単独で実施するのは難しいという話があったが、合同実施をすることによって、教育の面から考えると、いろいろな学校の生徒と知り合えるというよさがある。初めて会うからこそ、あまり恥ずかしさなく、いろいろな話ができるという面もあり、教育的にすごくよいのではないかと思う。
→生徒の海外研修で県内のある高校とフィリピンのセブ島に行く予定になったが、やはり人が集まらない。説明会に来た生徒も4、5名程度だったので実施できるのかという意見もあった。海外研修に行くという機会が、中学校時代に経験できた世代ではないので、海外に行くということに対してハードルが高いように思う。今回修学旅行で台湾に行ったことで、海外での経験を積むことができた。しかし、そうした経験も踏まえ、3年生でも経験させたいが、3年生になると受験もあるため、今回のセブ島の件は2月・3月になると手が上がりづらい。ステップアップの機会として、3年生でも参加できる時期に旅行会社の協力の下、海外研修の機会を設定していけるとよいと思う。
・台湾への修学旅行はいい活動だと思う。市前では、修学旅行に向けて総合の探究的な学習を結びつけていると思う。その成果が現れ、国際交流も含め能動的な深い学びにつながっていると思うが、市前では修学旅行へ向けて行ってきた取組を踏まえて、今後について考えていることはあるか。
→今年度が初めての実施だったため、どのようなトラブルがあるかというところも含めての実施だった。こうしたことを踏まえ、日程を1日増やすなどの案も出ている。相手校との交流も現地では1回のみなので、その回数を増やすという手もあるかと思う。語学研修をもう少し積むという方法もあると思う。また、台北だけではない地域も検討できると思う。まだ研究段階ではあるが、探究を含めたところ、東京グローバルゲートウェイでも語学だけでなく、どんな人とも理解し合う、共生して生きていくという内容だと考えている。
・台湾への修学旅行や市前グローバルデイの中で、多文化理解とあるが、台湾や他の国への理解というところで、生徒からその国との違いや異文化に触れての振り返りの言葉などはあるか。
→グルーバルデイに参加いただいたALTの方は英語限定という方ではない。インドの方、ケニアの方、スリランカの方、ジャマイカの方がいた。ジャマイカの方は、英語での説明ではあるが、日本の文化のことか、ジャマイカの文化のことかなどクイズにして紹介する場面もあった。英語はあくまで共通の触媒でしかなく、ジェスチャーや単語を含めて文化交流を図る活動になっていた。半分以上の生徒が英語に苦手意識をもっていると回答していたが、振り返りでは8割程度の生徒がまたやりたいと答えてくれた。単語でも、ジェスチャーでも、思いが通じたという点で生徒の満足感につながり、自己肯定感が高まりつつ、多文化理解につながったと考える。
【学務管理課事務局から資料に基づき説明】
【主な意見】
・箱田中学校との直接交流に参加した生徒たちはオンラインを活用した交流に参加する生徒と一緒になるイメージか。
→訪日した24名は希望制となっているため必ずしも一緒というわけではない。
・共通する学生がいて、いろいろなアクティビティの中でつながってくるといいと思う。
・課題として参加者数を挙げていたが、もう一つの視点として、継続して参加した生徒がいたという点である。昨年の学びを踏まえながら講座に参加して知見を広げていくということができていると思う。その中の一人が、「継続して参加したことにより、世界の広さを知った。身近な学校で起きていることはすごく小さなことで、世界の広さを思えば、前向きになれる」というコメントをしていて心に響いた。
・講座をとおして自分に何ができるのかを考えて、将来のビジョンを共有していた姿が印象的だった。講座での学びを踏まえながら次に何をしたいか、将来どうありたいかということを描く姿が見られたことはとても良かった。
・昨年度講座の様子を見たが、共愛学園前橋国際大学の学生がすごくいい関わりをもってくれていて、中学生の考えをすごく引き出してくれる役割を担っていた。言葉だけでなく、生き方とかそういうことにつながるようなすごくいい効果だと思った。西舘委員は未来志向とか、将来何をしたいかのようなことにつなげたいとのことだったが、そうした意見は多かったのか。
→未来志向の発言は多かった。講座でのことを関連付けてできたら良いと考えていたが、学生がうまく講座の内容とつなげてくれたという部分があった。
・連続講座には第4回と第6回に参加させていただいた。また、箱田中学校と台湾の直接交流に参加させていただいた。どれも楽しい交流会だったと思う。連続講座に関しては最後の振り返りのところで「小さなことにくよくよしない」というのが印象に残った。大学生がうまく回していて、中学生の解像度が少し増したように思う。大学生が関わることによって、中学生も話しやすかったのだと思う。
・JICA東京には宿泊施設があって、長期研修生という大学院生が4、50人泊っている施設がある。来年度、東京での講座の機会があれば長期研修生徒の交流会などももてたらと思う。
・昨年度、明桜中学校に勤務していて、国際交流ということでお世話になった。活動をとおして、英語が得意な子たちは、自分の英語が伝わったという喜び、実際に外国の生徒に自分の伝えたいことを伝えられたという実感をもって事業に参加することができていた。英語が苦手な子たちも、一生懸命絵を描いて、伝えたいことを表現しようとしていた。しかし、英語を使って自分の伝えたいことを伝えられなかったという悔しさが残ったようだが、これから英語を頑張りたいという意欲の向上につながるとても良い事業だった。
・国際理解連続講座については今後も続けてほしいと思う。前橋の平和記念館などの施設に行くのもよいのではないか。前橋には世界に誇れる施設がたくさんある。また、臨江閣を建てた楫取さんたち、前橋の生糸を輸出してすごいことをやっていたなどを学び、自分が住んでいる市が世界に貢献してきたことや世界と関係していることを感じられるような講座があってもよいのではないか。
・現在前橋市では外国人が増えている。日本語指導のおかげで生き生きしている部分もあるのだが、自信を失ってしまっているように感じる。大人でもそうなのだが、外国から来たこどもは、本当は能力が高いのだが、語学と文化の壁で自信を失っているように思う。支援される側から支援する側に何とかなれるような、彼らが力を発揮できるような場が国際教育の中にあるとよいと思う。そんな視点もどこかに入れるとよいと思う。
・今年は戦後80年だったが、前橋空襲の記念館へ行って今起きている戦争について考えてみるというようなこともできたのではないか。国際理解において、平和というものは大きなキーワードになると思う。
・英語を使える場所を私たち大人がつくる必要があると思う。他県では観光名所の案内を中学生や小学生が英語で行っているという場所もある。例えば、臨江閣1日英語ボランティアなど日本語でのボランティアをしている中学生はいるが、英語でやってみようというきっかけを国際交流協会の方と一緒に考えられたらよいと思った。
・日本で生活しているとなかなか英語を使う機会がない。必要性もない状況にある。こどもたちには英語が大切だと言っているが、現実問題として、日本で仕事をする際に英語を使わなくても何とかなっている。英語を使うことが、もっと自分の人生を豊かにする、楽しい社会になるというメリットを掲げるなど英語を使うことが素晴らしいと実感してもらえる機会が欲しい。
・国際理解連続講座でお世話になったが、6回の講座で終わってしまうのではなく、その先のステージを準備することも必要だと感じている。ここで学んだことをどう生かしていくか、学んだことの成果を発表する機会があると、この講座の価値を多くの方に知ってもらえるのではないか。
・英語は今まで知らない世界とつながる、知らない人とのつながる、つながる道具という意識をもてるようにできるとよい。
6 連絡事項
○来年度の推進委員会の予定について
○謝礼金の振込等について
7 閉会
関連書類
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電話:027-898-5865 ファクス:027-243-7190
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更新日:2026年03月31日