小中学校の適正規模・適正配置に係る第4回諮問委員会 報告

会議名

小中学校の適正規模・適正配置に係る第4回諮問委員会

日時

令和6年10月10日(木曜日) 15:00~17:00

場所

前橋市議会棟3階 301会議室

出席者

適正規模・適正配置に係る諮問委員会委員(12名)、教育長、教育次長、指導担当次長、学務管理課(課長、課長補佐、担当)

会議の内容

1 開会

2 あいさつ

吉川教育長

・お忙しい中ご参集いただき、お礼申し上げる。
・第3回の諮問委員会では、適正規模・適正配置の基準及び方策について様々な意見をいただき、それを踏まえて協議事項を整理することができた。諮問委員会での意見を踏まえて、基準及び方策の修正案を作成し、委員の皆様に再度確認いただき、本日の会議を迎えることができた。
・本日の諮問委員会では、音山委員長に整理いただいた中間答申案について審議いただくとともに、基本方針(改訂案)について審議いただき、中間答申案と基本方針の改訂案の意見集約を図っていただきたい。
・今回も、審議時間を確保するため、要点を絞って説明をさせていただければと考えている。事前送付をした資料に関し、それぞれの立場から、十分に検討いただき、意見をお聞かせいただきたい。
・本委員会として、このように参集して行う会議は、これが最後になるかと思うが、本市のよりよい教育環境の実現に向けて忌憚のない意見をいただきたい。
 

〇会議の公開について説明

3 協議

(1) 中間答申について

【委員長より中間答申案に基づき説明】

【主な意見】

〇中間答申案3ページの付帯意見のうち、「適正配置の検討」の2つ目に「道路事情や通学経路、地域の歴史や交通手段を考慮すること。」と記載があるが、ここに地域の歴史の記載があるのは違和感がある。
〇「地域の歴史」という文言を「地域のまとまり」と変更すれば良いのではないか。
→意見を踏まえて修正したい。
〇中間答申案2ページ目に地域の実情という文言が出てくるが、これはどういうものか。意識を合わせておいた方が良い。
→地域の隣接する学校との距離や、地域性というものも考慮して地域の実情としている。
〇2ページの4適正規模・適正配置推進の方策について、前回の資料と比べてトーンダウンした印象があるが、それで良かったのか。
→義務教育学校に関しては、慎重に検討をする必要がある。このため、今回の記載内容とした。
〇付帯意見で整理してもらっているのはありがたい。市の政策との整合や、地域のまとまり、コンパクトシティ、公共交通の促進、幹線道路をなるべく渡らないようになど含まれていると思う。
(委員長)今回の意見を踏まえて文言等を整理し、教育長に対し中間答申を提出することとしてよろしいか。
→異議なし
(委員長)それでは、そのようにまとめさせてもらう。細かい文言整理は、事務局と委員長に一任してほしい。

(2) 基本方針(改訂案)について

【事務局より基本方針(改訂案)に基づき説明】

【主な意見】

基本方針(改訂案)について事前送付があったので、気になったところを申し上げる。
・1ページの2基本方針改訂の背景 2段落目の2行目
「国際化等」という文言と、以下の社会性の育成、多様な学習活動や集団活動の展開等は結び付くのか。
・2ページ 2段落目の3行目
「よりよい方策の検討を継続する」という文言をもっと踏み込んだ内容にしていく必要があると感じた。これだといつまで経っても方策の検討を継続するということになってしまう。
・3ページの1小中学校の位置 1段落目の1行目
「分校除く」とあるが、これはみやま分校を指しているのか。5ページ、6ページでは「みやま分校除く」とあり、ここの記載だけ「分校除く」となっている。整合性を図った方が良い。
・7ページの3.1(1)適正規模についての基本的な考え方
1.~6.はこういう学校規模だと述べているが、7.は適正な学校規模が確保できない場合の考え方が記載されており、それまでと並列で書けるのかどうか疑問がある。そうであれば、「なお、適正な学校規模が確保できない場合には、手立てを講じることとする。」というかたちにすれば、1.~6.が並列で、7.は別立てできると思う。
・10ページ2(2)1. また以下
義務教育学校について述べるときに、前橋市教育委員会としての立場が書かれているので、少し静めたこの表現はよろしいと思う。
・11ページ5.3児童生徒にとっての環境変化への対応 3行目
「必要な支援を受けられる体制を整備する」とあるが、具体的にどういう体制なのか、イメージが湧かなかった。
→貴重な意見をいただき、お礼申し上げる。意見いただいた箇所を中心にもう一度しっかりと文言を整理していく必要があると感じた。このあと検討して、修正の必要がある箇所は修正したい。
〇基本方針はいつまで使うのか。
→10年間とし、社会情勢を踏まえて5年を目途に見直したい。
(委員長)今回の意見を踏まえて基本方針(改訂案)を作成したいと思うがよろしいか。
→異議なし
(委員長)異議なしと認め、以上をもって本日の審議を終了とさせていただく。
(委員長)最後に感想を申し上げる。先日、市内で統合した学校を見てきたが、先生方が一人一人新しい学校を作っていくという気持ちが印象的だった。それはこども達にも伝わっている。先生方の気持ちがあったからこそ、先進的な取り組みが進んでいるのだと思う。適正規模を図っていくときに、教育の充実とは逆を行っているようなイメージがつくが、それをひとつのきっかけとして、新しい学校を作っていくという視点も考えられると感じた。そう考えると、改訂案の副題にある「子どもたちの夢を育む学校づくり」ということを意識しながら、ぜひ前向きに捉えて進めていっていただきたい。
〇統合した学校の様子に心当たりがあれば教えてほしい。
→いろいろと整理するまでに時間がかかったが、校舎も新しくなって活気をもってやっていると思う。
→統合した当初は慣れるまでに時間を要したが、その後は落ち着いている。部活動を含め、各活動が統合したことでレベルアップしているところは見受けられる。
〇引き続き地域と連携を図りながら、学校運営を行ってほしい。

4 連絡事項

〇今後の予定について
本日の審議内容を踏まえて音山委員長と事務局で中間答申案を整理し、10月29日に音山委員長から教育長に中間答申をしていただく。
その後、関係所属と基本方針(改訂案)について内容の確認を行い、12月にパブリックコメントの予告を行う。パブリックコメントを実施する前には、委員の皆さんに基本方針の改訂案を再度送付させていただく。
令和7年1月にパブリックコメントを実施し、2月にパブリックコメントの意見の取りまとめを行い、諮問委員会の委員の皆さんに書面にて確認をお願いしたいと考えている。
その後、2月下旬に音山委員長から教育長へ最終答申をしていただく。3月に教育委員会に議案として提出し、審議いただいた上で、3月中に基本方針の改訂を行いたい。
なお、パブリックコメントで委員会の審議が必要な事項が出てきた場合には、臨時で諮問委員会を開かせていただく場合もあるが、その節はよろしくお願いしたい。

〇謝礼金の振込等について

5 閉会

関連書類

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更新日:2024年12月25日