令和元年度第1回前橋市学校給食運営委員会会議録

審議会名

前橋市学校給食運営委員会

会議名

令和元年度第1回前橋市学校給食運営委員会

日時

令和元年7月12日(金曜日) 午後3時00分~午後4時30分

場所

中央公民館 5階506学習室

出席者

委員

早乙女委員、中村委員、時澤委員、森田委員、伊藤委員、高梨委員、高橋直美委員、中川委員、高橋麻美委員、齋藤委員、福田委員、鈴木委員

事務局

塩崎教育長、堀越教育次長、田村総務課長、廣嶋学校給食係長、横山共同調理場長会長、北爪共同調理場長会副会長、渡辺副主幹、石原主任、小川主任、高橋準常勤職員

議題

  1. 学校給食運営委員会について…資料1
  2. 前橋市の学校給食について…資料2
  3. 学校給食における地産地消の取り組みについて…資料3
  4. 学校給食費の収納状況と取り組みについて…資料4
  5. 学校給食用食材の放射性物質の検査について…資料5
  6. 特色ある学校給食の献立について…資料6
  7. 幼児教育無償化に伴う公立幼稚園給食費の対応について…資料7

会議の内容

  • 会議に先立ち、委嘱状交付式を執り行った。

1 開会(司会:田村総務課長)

2 教育長挨拶、委員自己紹介

3 委員長、副委員長の選出

早乙女委員長、中村副委員長が選出された。

4 議事(議長:早乙女委員長)

(早乙女委員長)

議事1.「学校給食運営委員会について」、事務局から説明をお願いいたします。

資料1に基づき事務局から説明を行った。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。運営委員会の目的・組織・委員会の開催予定について説明がありました。ただいまの説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

<意見・質問なし>

(早乙女委員長)

意見がないようでしたら、次の議事に移りたいと思います。

議事2.「前橋市の学校給食について」、事務局から説明をお願いします。

資料2に基づき事務局から説明を行った。

(早乙女委員長)

ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見・ご質問などありましたらお願いいたします。

<意見・質問なし>

(早乙女委員長)

意見がないようでしたら、次の議事に移りたいと思います。

議事3.「学校給食における地産地消の取り組みについて」、事務局から説明をお願いします。

資料3に基づき事務局から説明を行った。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。積極的に前橋産の食材が使われているという話がありました。他市と比較しても使用率が高いという状況を具体的な数字を示して説明していただきました。これらの説明について、ご意見ご質問がありましたらお願いします。

(教育長)

野菜の前橋産使用率33.17%ですが、実は昨年度は前橋だけの数字を出していました。そしたら委員さんから33.17%は多いのか少ないのかと聞かれまして、そのときは多いとは思いますとしかお答えできなかったので、今回は高崎・渋川・伊勢崎の近隣自治体と比較をするだけでも分かっていただけるのかなと思い記載をしました。このことについても、現場の先生方が地産地消について知る機会があるのかないのか、学識経験者の皆様に地産地消を進めるというのはどうなのか教えていただければありがたいです。

(高梨委員)

全国のデータを見ましても単独の調理場ですと30%ちょっとになります。共同調理場ですと25%ちょっとだったと思いますので、その数値からしても非常に頑張っていらっしゃると思います。なかなか地産地消という概念では大変だと思います。給食の場合は、総数を確保しなければなりません。そんな中、ここまで数値を伸ばされているということは大変良いことだと思います。このデータをぜひ子供たちにもう少し具体的にお伝えいただいた方が良いと思います。どのように学校の方でご指導されているのかお伺いしたいと思います。

(早乙女委員長)

その辺はいかがでしょうか。子供たちへの伝え方とか工夫はありますか。

(中川委員)

給食の時間に5分間指導に行ったとき、話をする前に今日の給食の紹介として、今日のキュウリやジャガイモは前橋で採れたものだよという話はします。あとは学校のお昼の時間に放送してもらう放送資料などでも紹介しています。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。栄養士さんが学校の給食のときに直接お話ししてくれる場面もありますし、また毎日給食の時間には読む原稿を用意して放送委員の子供たちが放送しています。積極手に前橋市が地産地消に取り組んでいることをこれからもアナウンスしていけたらと思いますのでよろしくお願いします。今、高梨委員さんからも37.09%というのが全国的に見ても容易でない数字だという説明をしていただきました。そういった意味で努力されている一方で難しさもあるのだろうと思います。地場産を使うことの難しさを超えながら、これだけの数字を出しているからこそ価値があるのではないかと思いながら聞かせてもらいました。今年は天候が悪くてジャガイモの出来が非常に悪く、なかなか地場産のジャガイモを用意することができなかったという話をお聞きして、いろいろご苦労があるのだなと感じました。その他はどうでしょうか。地産地消について感想等ありましたらよろしくお願いします。

<意見・質問なし>

(早乙女委員長)

それでは議事4になります「学校給食費の収納状況と取り組みについて」、事務局から説明をお願いします。

資料4に基づき事務局より説明を行った。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。公会計化前の平成24年度は99.88%が、公会計になったということで一旦は98.80%に下がったということ、ただその後の様々な取り組みの中で収納率が上がってきているという話がありました。特に平成29年度から30年度については過去最高の0.28%も上昇したそうです。こういった説明がありましたが、もう少し詳しく聞いてみたいとか、何かご意見・ご質問があればお願いいたします。いろいろとご苦労があるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

(教育長)

平成25年~26年の頃は学校もかなり大変だったような気がしますが、様子を教えてもらってもよろしいでしょうか。

(時澤委員)

私が教頭をしていたとき、よく給食費の未納がある家庭を訪問しました。給食係の方が来てくれて、夕方親御さんのいる時間を狙って行きましたが玄関まで出てきてもらえず帰って来ることもあり大変でした。でも行くことでその家庭の様子が分かり、話ができるようになり良い面もありました。当時はいろいろ大変でした。今は楽になったと思います。

(森田委員)

公会計化前は、それぞれの学校で担任教師やPTAの人が集金するなど、いろいろな方法でそれなりに苦労していました。私が勤めていた学校でも給食主任が夜家庭訪問に行く状況がありましたが、非常に大変だったと思います。公会計になった平成25年はいろいろな混乱は確かにありました。事務手続上分からない、難しい状況もありましたが、しばらくして落ち着いてきました。良かった点とすると教員の給食費担当の家庭訪問とか督促の関係は一切なくなりましたし、その点では総務課の給食係の方々が本当に苦労されている。我々は受け取った督促状をその家庭に渡すことで済んでいる、そういった意味では給食係の皆様の苦労が99%という数字につながっているのではないでしょうか。学校はかなり助かっています。

(教育長)

給食係、何が大変とかありますか。なんでこんなに収納率が増えたのでしょうか。

(早乙女委員長)

児童手当からの徴収を始めたのは大きいでしょうね。

(総務課長)

そうですね、児童手当からの徴収できるようになったというのはかなり大きいと思います。保育部門と連携を取りながら取り組ませていただいた結果がこういった収納率の向上につながったのだと思います。

(教育長)

児童手当からの徴収はいつから始めましたか。

(事務局)

平成27年度の年度途中より、児童手当から引き去る取り組みを始めました。

(早乙女委員長)

平成27年度より児童手当からの徴収を始めたということで、その後順調に伸びている。ただ児童手当からだけではない給食係の方のご苦労があるのだろうというふうに思います。今、森田先生からは学校の方が非常に楽になってありがたいというお話がありました。少ない%ですが金額で見ると非常に大きいですね。そこのところが見逃せないところなのではないかと感じています。0.1%でも上げることが大事なのでしょうね。何か良い手立てがあるか探り、滞納を削減していくことがこれからの課題でしょうか。

(教育長)

できるだけ早めが良いのではないかという話は以前からしていました。卒業してしまうと徴収するのは難しくなりますよね。

(早乙女委員長)

それと多額にならないうちに集めると良い。大きな金額になってしまうと大変でしょうから少額のうちに手を打っていくと良い。そういうのは現場で感じることですね。

(中村副委員長)

多額になると払えなくなってしまうので、早めにいただくのが良いと思います。かつては引き去りにしていましたが、あえて手集金にするということもありました。家に行く前に徴収するのが必要かなと思います。

(早乙女委員長)

他に何かありますか。

<意見・質問なし>

(早乙女委員長)

それでは議事5.「学校給食の放射性物質の検査について」、事務局から説明をお願いします。

資料5に基づき事務局から説明を行った。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。放射性物質の検査について説明がありました。この件について何か意見・質問等はありますか。ナメコや舞茸から微量ながら検出されるというのは何か理由があるのでしょうか。出やすい食材とか環境とか何かあるのですか。

(教育次長)

一般的に外で栽培しているものについては可能性はありますが、もし工場で生産しているものを買っているのであれば、ほぼ心配はいらないと思います。

(森田委員)

ちなみに基準値はいくつですか。

(事務局)

1キログラムあたり100ベクレルです。検出されたのは22ベクレルだと思いますが、10ベクレル以上は再検査ということで、この食材については提供を一時的に中止させていただきました。

(早乙女委員長)

微量検出されたらどうするのですか。

(事務局)

10ベクレルを超えた場合については、自主検査ではなくて専門業者に再検査を出すようにしています。

(中村副委員長)

例えば微量でも出てしまった場合は、生産者の方にどうして出てしまったのか確認はしているのですか。

(事務局)

生産者の方もなかなか原因特定は難しいところがあります。総務課としてはどこで作られたものか等を納品業者に確認してもらっています。

(教育長)

これもやっぱり子供たちのためということで、東日本大震災の後は随分検査をしてきました。前橋市は独自で苦労して検査をしています。この委員会の中でも、もうそろそろやらなくてもいいのではないかとの意見が出されたこともありました。一食まるごと検査より効果的な調理前の原材料検査を今回は全場分実施しました。あまり負担をかけると調理場が回っていかなくなってしまうので、その辺も考えています。

(早乙女委員長)

北部調理場だけだったのがこれから全調理場分を実施するということで、積極的に取り組む姿勢を見せていただくと非常に良いのかなと思います。そうなると調理場の負担はどうですか。

(場長会副会長)

以前は各調理場が毎日順番に一食まるごと検査用の給食を作っていたのですけれども、その給食をミキサーにかけて検査するという負担もありました。また、検査機が北部調理場にしかないので、作ったものをその日のうちに北部調理場へ運ばなければならず、宮城調理場にはその車がないので他の調理場のトラックに乗せて持っていく、という調理場の手間だけではなくて運転手の手間もあったので、これがなくなったことでコストダウンにはなっています。

(早乙女委員長)

苦労がいろいろあったわけですね。ありがとうございます。

(森田委員)

県の方でも放射能検査をしていましたよね。ホームページで発表していましたけど、あれはどうなのですか。

(事務局)

検査はやっていますが、縮小傾向にあります。前橋については調理場全部やっていますが、状況を見て、だんだんと縮小していく傾向にはあるのかなと思います。

(森田委員)

やっていることはやっているのですね。

(早乙女委員長)

東日本大震災から時間も経過し、検出する場面もほとんどないということで全体的には縮小傾向にはあるのですが、本市についてはしっかりと継続していくというお話をいただきました。他に何かありますか。

<意見・質問なし>

(早乙女委員長)

それでは議事6.「特色ある学校給食の献立について」、事務局から説明をお願いします。

資料6に基づき事務局から説明を行った。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。地場産の食材を多く取り入れながら行事食を工夫し、様々な取り組みやFacebookの投稿、レシピの配布など行っていると説明がありました。このことについて何か意見・質問などあればお願いします。

(教育長)

ちょうど給食主任さんが来てくれているので給食の献立についてとか子供たちの様子について、聞かせていただければと思います。

(早乙女委員長)

では行事食についての子供たちの反応などいかがですか。

(高橋麻美委員)

残念ながら私は担任を持っていないので、実際に食べている様子はなかなか直接見る機会はないのですが、授業で3~4時間目あたりになるとお腹が空いてくるみたいで、私は美術担当ですが、制作の途中で子供と会話をしていると、おなかがすいた、今日の給食は○○がでる、今日のデザートは○○だ、など子供たちはとても楽しそうに話をします。この前は七夕の行事食だったのでやはり話が出ました。子供の興味が給食に向きますし、季節のものが出てくるとより一層食べるのが楽しみになるし、本当にありがたく思っています。

 

(早乙女委員長)

学校給食が子供たちの意欲や学校生活のうるおいにもつながっていると思います。非常に楽しみにしていますよね。齋藤先生どうですか。

(齋藤委員)

はい。私も今は担任をもっていないのですが、以前は担任をもっていたのでクラスで食べている様子は見ていて、tonton汁が出たときには前橋の豚肉を使っていることを話していました。子供たちからもこの豚肉はどこで作られているのかと聞かれることもあり、調べて教えたこともありました。色々なところで興味や関心が出るのかなと思います。実際に七夕メニューの感想を言ったりしています。私は中学校なので、小学生だとゼリーをもっと喜ぶと思います。

(早乙女委員長)

食育にもつながっているという話がありました。伊藤さんどうですか。

(伊藤委員)

今中学校の先生方の話をお聞きしましたが、うちは子供が3人いて、小学1年、年少、2歳ですけど、この間何十年振りかに給食を食べて本当に美味しかったです。子供も家では残したりしますが、給食を食べているか?と聞くと食べていると答えてくれます。こういった会議で安全で美味しい給食を提供してくれていることが分かって安心しました。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。給食を通してお子さんとの会話もあり、特に行事食の時には多くの家庭で話題になるのではないかなと思います。その他、お気づきの点ありますか。

(中村副委員長)

レシピ集の話もありましたが、中には学校の給食が大事な栄養源になっている子供もいないわけではない。中学を卒業してしまうと給食がなくなってしまうので、自分で作る等レシピがあると良いと思います。

(高橋直美委員)

これは給食で使っているレシピ集ですけど、例えば人気のある唐揚げも決して特別なものを使っているわけではなくて、鶏肉に下味をつけて片栗粉で揚げているので、そういうのを子供たちに伝えていければいいかなと思っています。

(早乙女委員長)

家庭で再現できる料理になっているのですね。高校生になって自分でお弁当作って持っていくこともあるかもしれませんね。

(高橋直美委員)

学校によっては給食レシピ集を使って調理実習をしているところもあります。
 

(早乙女委員長)

レシピ集を使って調理実習をするといった使い方もありますね。

(教育長)

このレシピは中学生でも作れるものを栄養士さんが考えてくださったものですけど、噛むカムレシピといって良く噛むためのレシピを前橋の子供たちがよく考えてくれています。その辺について高橋(直)さん説明をお願いします。

(高橋直美委員)

去年考えた噛むカムレシピの中で南部調理場では「ひじき入りきんぴら」という中学生が考えたものをそのまま給食に出させていただきました。噛むカムレシピに応募すると、それが実際にレシピ集に載ったり給食の献立になるので、ぜひ夏休み中に家庭で作って送ってくださいという話は学校でさせていただきました。

(早乙女委員長)

子供たちが考えたレシピがレシピ集に載ったり、実際に給食の献立になったりするのですね。

(高橋直美委員)

そうですね、レシピ集に載る方は家庭で作るようなものなので給食にそのまま直結しなかったりすることもありますけれども。公認書をもらわなくても給食に出せるものもあるので、そういったものを出させていただいています。

(早乙女委員長)

給食の献立に子供たちも積極的にかかわっているという実態も見えてきました。福田さんはいかがですか。

(福田委員)

7月と8月の献立表を見させていただきましたが、バラエティ豊かでたくさんの食材を使っていて、子供たちにとっては給食で栄養価を満たしているのではないかなと思います。うちは給食がない学校に行っている子がいるので、母親が朝20分から30分かけてお弁当を作っているのですが、どうしても揚げ物とか子供の好きなものばっかり作っています。給食はありがたいなと親御さんも感じていると思います。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。お弁当となるとどうしても好きなものばかりを入れてしまうことや同じ食材が並んでしまうことが多くあります。そういう点では給食は様々な食材を使いながら栄養豊富ということで子供たちに良い食事を提供しているのではないかなと思います。他にありますでしょうか。

(鈴木委員)

私も娘が小学4年生で前橋の小学校に通っているので毎日給食をいただいています。献立表を見て美味しそうなものをよく蛍光ペンで色つけをしていますが、やっぱり七夕のメニューの日はすごく前から楽しみにしていたり、給食の楽しさからなのか、嫌いなものを食べたりするので、家でもそうなってほしいなと思います。今日いろいろと勉強をさせてもらって、しっかり検査されている安全な食材を使っているんだよと伝えて、給食をもっとたくさん食べてもらえたらなと思います。

(早乙女委員長)

家庭で楽しそうに話している姿が想像できました。では6についてはよろしいでしょうか。

それでは議事7.「幼児教育無償化に伴う公立幼稚園給食費の対応について」事務局から説明をお願いします。

資料7に基づき事務局より説明を行った。

(早乙女委員長)

ありがとうございます。今年の10月からこのような措置が始まるということです。幼稚園ということで伊藤さんいかがですか。

(伊藤委員)

副食費ってどのようなものですか。

(事務局)

前橋市で提供している給食費の考え方ですが、主食費・副食費・飲料代の3つに分かれております。幼稚園は1食230円。内訳としましては主食費40円・副食費140円・飲料代50円となっております。ここで説明している副食費というのは副食費+飲料代の190円、これが免除の対象になる金額となります。従いまして(1)の法定免除対象者と(2)の前橋市単独事業で免除になるお子様については通常1食230円支払いとなるものを主食代だけの1食40円で計算して請求させていただくことになります。

(伊藤委員)

非常にありがたいですね。

(教育長)

実は保育所と公立幼稚園の関係から来ているのです。保育所は主食費と副食費が最初から分かれていて、公立幼稚園は給食費といって主食費と副食費を合わせたもの。保育所では主食費は取るけれども副食費は保育料の中に含まれていて、それで保育料が無料になるので副食費も無償にしましょうということになりました。それなら公立幼稚園も給食費の中の副食費は無償にならないと、というような動きです。

(早乙女委員長)

230円だったのが40円で済むということですね、副食費だからほんのちょっとの値段かなと思ったらそうじゃないのですね、副食費の方がほとんどを占めているのですね。他に何か質問はありますでしょうか。これで報告事項全部終わったわけですけれども、最初から振り返っていただいて構いませんので、何かありましたらお願いします。

(森田委員)

2点よろしいでしょうか。1点目が11ページの食に関するアンケートの試食会アンケート、質問に対する回答の「丁度良い」これは「普通」ですよね。「丁度良い」と「良い」は同じではないでしょうか。「普通」という表現の方が選びやすいと思います。それと栄養士さんが学校に出向いて食育指導をしているという説明がありました。5ページの中に学校給食は一日の食事の中の3分の1を賄っている、逆に言えば3分の2は家庭で賄わなければならないということですよね。学校給食で子供たちが心身ともにたくましくなり、体力もついてくると考えたときに、子供たちの指導はもちろんですが、色々な家庭がある中で、保護者の方にも、今ここで話合われた内容を含めて食の大切さとか、そういった面を広めていく方が良い。こういう時代だからこそバックアップしていく必要があるのかなと思います。例えば試食会の時に栄養士さんに来ていただいて少し話をしてもらうとか共同調理場をPTAの方に見学してもらうとか少しでも保護者の方の興味関心を高めていく方向性も必要な時代なのではないかという気がします。

(教育長)

共同調理場の見学はどうですか。

(場長会長)

以前はやっていましたが、衛生上の理由から一般向けの見学は縮小傾向で、学校向けの見学が中心となっています。宮城や富士見など一部の調理場はガラス越しに調理している様子が見られます。

(教育長)

やっぱり施設の衛生面が保たれないと難しいかもしれないですが、森田先生のおっしゃるとおり、是非保護者にも見る機会があると良いと思います。あと3歳児の保護者全員に配っている広報ですが、その中に5つの体験してほしいことというのがありまして、その5番目に「食べる」が挙げられています。教育委員会としても力を入れていかなければいけないし、家庭へのアピールもすごく大事になってくるだろうと思います。アピールといっても紙ベースじゃなくて、特に保護者に対するアピールはホームページとかSNSとかで行っていく時代なのかなと思います。

(高梨委員)

保護者の方々が年齢的にも若くなりまして、ITを活用される世代が多いですので、尚且つ、子供自身もそういうのを利用するようになってきていますので、アピール方法は変えていった方がより効果が表れるのではないか思います。我々が研究でデータをとっていく必要があるのかなと思います。保護者への支援の仕方というのはこれからも時代に合わせていく必要があると思います。

(教育長)

ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。

(早乙女委員長)

家庭への支援・啓発がこれからより大事になっていくのではないかと思います。小学校ではPTAの学年行事で給食の試食会をやられていると思います。試食会の参加はどうですか。

(時澤委員)

試食会は実施しています。1年生は必ず行っています。

(早乙女委員長)

本校でも試食会の前に栄養士さんの説明を聞いた後、給食の試食をする2段階で実施しています。そういう機会に保護者へのアピールが大事になってくるのかなと思います。他にありますか。

(教育長)

ひとついいですか。昨年度の委員会で給食のストローが環境にあまり良くないのではないかという意見がありました。紙にできると良いというお話をいただいたのですが、給食係の方で調べた結果、かなり高くて今の所はこの給食費では無理だろうというところに至っています。また色々な情報をもらいながら研究はしていきたいと思います。昨年度意見が出たのに変えてないじゃないかというご意見があるかもしれませんが、実は研究したけれどなかなか難しいという現状があるというところをご承知おきいただければと思います。

(早乙女委員長)

他、よろしいでしょうか。

以上で本日の議題は全て終了いたしました。会議の進行を事務局にお戻しいたします。ご協力ありがとうございました。

5 閉会

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更新日:2021年08月02日