令和元年度第2回前橋市学校給食運営委員会会議録

審議会名

前橋市学校給食運営委員会

会議名

令和元年度第2回前橋市学校給食運営委員会

日時

令和2年2月14日(金曜日) 午後3時00分~午後4時15分

場所

前橋市役所 3階31会議室

出席者

委員

早乙女委員、時澤委員、森田委員、高梨委員、高橋直美委員、中川委員、高橋麻美委員、齋藤委員

事務局

塩崎教育長、堀越教育次長、田村総務課長、廣嶋学校給食係長、横山共同調理場長会長、北爪共同調理場長会副会長、渡邉副主幹、石原主任、吉澤主任、小川主任、高橋準常勤職員

議題

(1)報告事項

1.学校給食用食材の放射性物質の検査

2.学校給食における地産地消の取り組み

3.特色ある学校給食の献立

4.学校給食費の収納状況と取り組み

5.学校給食共同調理場の業務委託に係る優先交渉権者の選定について

6.学校給食西部共同調理場の延命化について

(2)審議事項

1.令和2年度学校給食実施予定(案)

2.令和2年度学校給食費(案)

会議の内容

1 開会(司会:田村総務課長)

 

2 教育長挨拶

みなさんこんにちは。今日は第2回目の学校給食運営委員会ということで、年度末の運営委員会ですので、今年度を振り返りながら、来年度に向けてのいろいろなご意見をいただけたらと思います。教育委員会は主管ではないのですが、前橋と高崎が連携しながら、子供たちがレシピを考える噛むカムレシピコンテストというのがありまして、先日その表彰式に行ってきました。今年は前橋の子の応募がとても多く、特に中学校の生徒の応募がたくさんありました。夏休みに献立を考えて、家族と一緒に話をしながら作って食べたりしてレシピを出していただいているのですが、その中で子供たちから、普段は食べさせてもらって当たり前だけど、自分で考えて家族と一緒に作っていくことが本当に楽しかったという感想がありました。前橋の中学生はとても立派だなと思いました。そしてこれは前橋独自のことですが、噛むカムレシピで子供たちが考えたレシピの中から、献立に取り入れられるものを実際に給食で提供しています。食育という観点から子供たちが食べるということだけではなく自分たちで考えて作るという主体的な取り組みを連携しながらやっていくことは、子供の成長にとって大事だと思いました。今日も特色ある献立の話があると思うのですけれど、前橋の給食の献立をどう考えていっているのかというのも知っていただいてご意見をいただければありがたいと思います。また、調理場の延命化に向けての取り組みなどの計画もしております。ここには出てきませんけど、調理用具についても、結構高額であるため、予算の関係でなかなか改善はできないのですが、計画的に進めていきたいと思っております。そして今日は審議事項を二つ出させていただいております。一つは給食の実施日についてです。二つ目は給食費についてです。この給食の実施日についても給食費についても課題がたくさんあります。給食費については、すぐに値上げをするわけにもいきませんので、今回運営委員のみなさまにいろいろご意見をいただきながら、来年度以降少し良い方向が見られればいいのかなと思います。給食の実施日についてですが、例えば2学期とか3学期の始業式の日は学校もかなり忙しい日になりますので、給食を実施するかしないかによって、学校の対応が違ってくると思います。来年度と言わず、その次の年度になるでしょうけど、この審議事項についてもご意見をいただきたいと思っております。今日は短い時間ですが、学校給食のとても大事なところですので、いろんな立場からご意見いただければと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 

3 議事(議長:早乙女委員長)

(早乙女委員長)

議事進行を務めさせていただきます早乙女です。よろしくお願いいたします。それでは、早速次第に基づいて議事を進めさせていただきます。議事の(1)報告事項の1.「学校給食用食材の放射性物質の検査」について、事務局の方より説明をお願いします。


<資料1に基づき事務局から説明>


(早乙女委員長)

ありがとうございました。今年度は検出無しという結果になったということですが、ただいまの説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。放射性物質ということで難しい内容ではあるのですが、学識経験者の高梨委員さんどうでしょう。

(高梨委員)

費用等がかかっていると思いますので、どこまで続けていくのかというのが今後の課題なのかなと思います。現場の方々もその検査のために非常に大変な思いをされていると思いますので、いつまで続けるかというのを今後考えていかなくてはいけないと思います。

(教育長)

関連してなのですが、前は一食まるごと検査というのをしていました。これがかなり大変な作業で、この運営委員会でも、もうそこまでやらなくてもいいのではないかという意見をいただいて、今のような調理前の食材の検査をするということで進めてきました。かなり年数も経っていますし、そろそろどこまでやるかという検討を始めて、終わりの時期を考えていくことも必要かなと思います。貴重なご意見いただきましたので、これをもとに事務局の方でも他の市町村の情報も得ながら進めていこうと思います。もうそんなに心配しなくてもいいと思ってもいいのでしょうかね。

(高梨委員)

そう思いますけどね。もう年数も経っていますし。予算も他にいろいろ使い道があると思いますので。


(教育長)

ありがとうございます。

(早乙女委員長)

もう心配することもないでしょうね。あれから9年たって、もう次は10年という節目ですから少し検討していきましょうというご意見いただきました。ありがとうございます。他、ありますでしょうか。よろしいでしょうか。

<意見・質問なし>


(早乙女委員長)

それでは次の議事に進みたいと思います。議事2.「学校給食における地産地消の取り組み」について、事務局から説明をお願いします。
 

<資料2に基づき事務局から説明>


(早乙女委員長)

ありがとうございました。ただいまの説明について、ご質問などありますか。

(森田委員)

ひとついいですか。参考の令和元年度前橋産野菜月別使用率のところで1月が47.8%で一番高く、逆に4月とか9月が低いというのは野菜の種類によるのでしょうか。

(事務局)

そうですね。やはり重量ベースですので、葉物をたくさん使っても使用率というところでは落ち込んでしまうことがあります。冬は白菜ですとか重量がある野菜が多いので変わってきます。


(高橋(直)委員)

冬は白菜とか大根とかそういう野菜が多いですね。

 

(森田委員)

9月は平成30年度も令和元年度も少し減っているのですけど、これも野菜の種類によってということですかね。

 

(高橋(直)委員)

天候なども関係あると思います。

 

(森田委員)

そうですか。ありがとうございます。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。冬場は白菜とかキャベツや大根などの地場産野菜があるということですね。それでは時澤委員さんお願いします

 

(時澤委員)

どこでも地産地消ってやっていますよね。とても良いことだというのは私も分かるのですが、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。なんとなく地元のものに頼るのはいいなとは思っているのですが。例えば農家にとってどうなのか、子供にとってどうなのか。そういった情報はどこかに出ているのでしょうけどね。


(高橋(直)委員)

やはり農家の方にとっては、学校給食で使うということで目的もはっきりしているので、生産するときに責任も向上しますということは言ってくださっています。子供たちからすると、本当に安全安心で、尚且つ近くで採れていますので、新鮮で栄養価も高く美味しいという面があると思います。飛行機やトラックで運んでいないので環境的にも近くのものを使うといいのかなと思います。学校の授業や給食時訪問のときには、実際に野菜を持っていってお話をしたりもしますし、生産者の方で行事に一緒に来てくださる方もいます。ネギを使ったときにはネギの農家さんにお話していただいたり。そういった取り組みも地産地消ならではだと思います。

 

(教育長)

現場の先生なんかは、地産地消について少しは子供たちに話をすることもありますか。

 

(高橋(麻)委員)

私は担任ではないので教室での様子というのはなかなか見られないのですが、調理場の方々が作ってくれた放送資料の中で、今日の野菜は群馬県産・前橋産の野菜を使っていますというような放送が入ると話題になったりします。何も情報がない状態だと、ただ食べるだけになってしまいますが、そういう話を聞くと意識がいかないところにも多少は向きますね。子供たちの意識の高い低いに差は出てしまうのですが、話題に出るというのはとてもありがたいと思います。

 

(早乙女委員長)

野菜嫌いの子供たちが多い中ですけど、地元の野菜を作られていると聞くと食べる意欲にもつながっていきますかね。他、よろしいでしょうか。

 

<意見・質問なし>

 

(早乙女委員長)

では議事3.「特色ある学校給食の献立」について、事務局から説明をお願いします。

 

<資料3に基づき事務局から説明>
 

(早乙女委員長)

ありがとうございました。ただいまの説明について、ご質問などありましたらお願いします。栄養士会のみなさまも、実際作っていらっしゃるので補足するようなことはございますか。

 

(高橋(直)委員)

行事食に関しては、家ではなかなか忙しかったりして、作らない傾向にあるので、給食で食べてもらって楽しんでもらえればいいかなと思っています。

 

(早乙女委員長)

確かに家庭でなかなか行事食を食べる機会は減っているのかなとは思いますね。私も母と一緒に暮らしていた頃はよく作ってくれましたけど、妻にはなかなか作ってもらえなくて。行事食は私自身も楽しみにしています。

 

(森田委員)

私は今年から幼稚園に勤務していますが、幼稚園って一年間の行事をすごく大事にしていて、こどもの日にはこいのぼり上げたり、七夕は笹かざり作ったり、節分は鬼が出てきて豆まきしたり、季節の節目ごとの行事を子供たちと一緒に楽しむんですよね。今言ったように家庭でなかなか行事について接する機会がないので、子供たちも喜んでやっています。そうした中で、行事食を献立に入れてくださると園で実際に行っている行事と給食がリンクして話題作りにも良いことなので、継続していただければありがたいと思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。園の行事と給食で相乗効果を上げていて非常に良いことだと思います。それを子供たちが家に帰って話したりして、とても良い影響が出ているのかなと思います。他、どうでしょうか。

 

(教育長)

中学校とかどうですか。献立見て、今日は行事食だって話題になったりしませんか。

 

(齋藤委員)

給食前に献立を見ている子は多いです。その中で、例えばお赤飯が出るときにどうしてお赤飯が出るんですかって質問されたりして、こういう文化があるからだという話はすることがあります。自分も正直把握していないこともあったので、そうやって文化を知るという面もあると思います。

 

(早乙女委員長)

中学生であってもなかなか接する機会はないですからね。給食のメニューを見て文化を知るということもありますよね。

 

(齋藤委員)

普段は肉か魚かくらいしか見ていないのですが。行事食となると、なんでこのメニューなんですかと聞かれます。答えられる範囲で答えています。

 

(教育長)

先生への影響力もありますね。

 

(早乙女委員長)

前にイワシが出ましたけど、子供たちは知らないですかね。だからこそ行事食には価値があると思います。これからもよろしくお願いします。

それでは次に移りたいと思います。議事4.「学校給食費の収納状況と取り組み」について、事務局から説明をお願いします。

 

<資料4に基づき事務局から説明>
 

(早乙女委員長)

ありがとうございました。未収納の削減・縮減に向けて大変努力されている様子をお聞かせいただきました。また、公会計化になってからは未収額が増えて大きな問題になっているということも示されているのかなとも思いました。ただいまの説明について、ご質問などありましたらお願いします。大変難しいところですが、高梨委員さんどうですか。

 

(高梨委員)

それでも上がってはきているということですので、督促などの効果が出ているのでしょうね。この状態を維持していくことが一番良いのかなと思います。理想としては100%になることがいいのでしょうけど、なかなか難しい実態もあると思いますし、そのあたりに関してはやはり個別の対応が必要なのかなと。フォローが必要な世代ももしかしたらあるのだと思います。システムとしては現状維持していくのでいいとは思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。現状のシステムで縮減に向けて努力していく、その体制でよろしいのではないかとのご意見いただきました。学校の現場としてはどうですか。

 

(時澤委員)

こないだ教育相談で親に学校来ていただいたときに未納の話をして、その後納付をしたというケースがうちの学校で2件ほどありました。できる限りでそういったところは協力したいと思います。あと話変わるのですけど、給食費無料にするという動きがいろいろなところでありますよね。前橋はまだそういうこと考えていないということですけど、私は無料化するのはあまり賛成できないですね。経済的に大変であればそれなりの制度がありますから、そこに頼っていただければいいと思いますし。やっぱり子供が食べるものを親が稼いで払うというのは親の子育ての自覚を促すのに必要だと思います。なんでも無料にすればいいのではないと思います。子供の給食くらいは親がちゃんと払うということは続けていく必要があるのかなと。学校もできる限りの協力はしますし、親の自覚を促すこともしていきたいと思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。なかなか話しづらいこともあるかと思うのですが、教育相談のときにぜひ直接お話いただきたいと思います。今、給食費の無料化の話も出ましたけれども、その辺もいかがですか。何か聞いておきたいことありますか。

 

(森田委員)

今の話にもあったとおり、平成25年から公会計化になりまして、正直この年は非常に混乱しました。システム自体の問題等もいろいろありまして、事務の先生とか最初の1~2年は大変だったという記憶があります。ただ、その前は各学校が給食費の集金に非常に苦労されていましたね。例えば方法はバラバラだったのですが、当時いた学校では、給食主任が滞納しているお宅に家庭訪問を頻繁にしていた時期もありました。また、現金集金でPTAが交代で学校に来て集金していたところもあり、そうすると他の保護者の方に知られてしまうので仕方なく持っていかざるをえないという状況もありました。それぞれの学校で工夫して徴収していました。ただそうすると教員の負担が非常に多くありました。平成25年の最初の頃はトラブル等ありましたが、結果的に考えれば、滞納があった場合にも総務課さんの方で督促状なり家庭訪問なりやっていただけるので、当時に比べれば学校の指導以外の業務の負担というのはかなり軽減されたと思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。公会計化により学校の現場の負担も減ったとの意見がありました。そういったところでよろしいでしょうか。

それでは次に移りたいと思います。議事5.「学校給食共同調理場の業務委託に係る優先交渉権者の選定」について、事務局から説明をお願いします。

 

<資料5に基づき事務局から説明>
 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。このような流れに沿って西部と南部の共同調理場の業務委託が決定されたという説明がありました。ただいまの説明について、ご意見・ご質問などありましたらお願いします。ちなみに他の調理場というのは、業務委託でやられているのですか。

 

(事務局)

今年度につきましては、西部・南部以外は直営でやっています。

 

(早乙女委員長)

この二つについては業務委託ですけど、他については直営でやられているのですね。他に意見ありますか。よろしいでしょうか。

 

(教育長)

逆にこの後、西部・南部の配送や調理で、他の場と比べて不都合等があれば、ぜひご連絡いただければ今後のことについて評価したいと思います。今日はなくても今後、気が付いたことがあったら教えていただければありがたいです。

 

(早乙女委員長)

これから進めていく中で、何か気付くことがあれば事務局の方にご連絡をいただければと思います。

続きまして、議事6.「学校給食西部共同調理場の延命化」について、事務局から説明をお願いします。

 

<資料6に基づき事務局から説明>
 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。西部調理場の延命化について、ご意見・ご質問などありましたらお願いします。私、西部調理場管内なのですが、先日、実施委員会の中で保温食缶にならないでしょうかという議題が出ました。なかなか予算上厳しいなんて話が出ていましたけど、今聞いたら令和4年度から入るという予定となっていますので、これを聞いて嬉しく思います。ありがとうございます。

 

(教育長)

北部と南部のところは本当に温かい給食が来るんですよ。他もそうしたいのですが、食缶だけ変えればいいということではないらしくて。例えばそれを洗うところですとか入れるところですとか。ただ食缶だけ変えればいいというものではないのでお金がかかるそうです。

 

(高橋(直)委員)

食缶を洗うところや殺菌する保管庫、そういったものが必要になってきます。

 

(教育長)

食器を変えるのとはわけが違うので、そこが大変ですよね。

 

(早乙女委員長)

他にお気づきの点ございますか。これ聞いたとき、だいぶ公費がかかるのだなというのを思いましたね。改めて見ると夏休みの期間に限ってやっているというか、そういう制限があるのでやはり長くかかるのかなと納得したところもあります。調理場の人たちにとっては大変な7年間になるのだろうなと思いながら聞いていました。

 

(教育長)

調理場が別の場所に建てられれば一番良いのですが、なかなかそうもいかないので同じ場所で、となると限られた期間にどのくらいできるかということになってしまって。いろいろ計画を立ててくれているようなのですけど。給食はハード面もいろんな悩みがあるので。

 

(早乙女委員長)

綺麗になると安心安全につながっていく大きな点かなと思います。

次に審議事項に移りたいと思います。議事(2)審議事項の1.「令和2年度学校給食実施予定(案)」について事務局から説明をお願いします。

 

<資料7に基づき事務局から説明>
 

(早乙女委員長)

令和2年度の給食実施予定と先を見通して始業式・終業式での給食の提供についての投げかけがありましたけど。ただいまの説明について、ご意見・ご質問などありましたらお願いします。

 

(時澤委員)

先の話になりますが、授業日数の確保という点については今年度についてもかなり余裕がありましたので、あまり最初の日や最後の日に午後までやる必要はないと思いますね。特に夏休み明けの初日は提出物も多くて非常に忙しいですし。保護者の立場になると給食はあった方がいいというのも分かるのですけど。今でも給食のない日には事前に連絡したり対応はできていますし、どうなのでしょうね。中学校だとまた違ってくるとは思いますが。小学校は昔に戻すと学校もありがたいと、私はそう思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。今年度は10連休もありまして、授業日数も厳しい年でした。それでもやれているわけですから、その授業日数のことを考えると、時澤委員さんがおっしゃったように考えていくのも大事な視点かなと思いながら聞かせていただきました。他、どうでしょうか。

 

(森田委員)

伊勢崎市は給食を出さないとなると午前放課ということですか。

 

(教育長)

私の孫が伊勢崎市の1年生ですが、11時半に帰っています。今日はPTAの2名がちょうど来ていないので、意見が聞けなくて残念です。来年すぐというわけにはいかないと思うので、やっぱり両方の意見をお聞きしたいなとは思います。とりあえず先生方の意見でもいいのですが、どうでしょうか。

 

(森田委員)

幼稚園でもいいですか。うちは始業式の日は出ていないので11時ごろ帰りますね。終業式の日は出ているので、通常と同じ2時に帰るのですが、保育という観点もあるので、終業式だから子供を帰すというわけにもなかなか。親が仕事している人もいますので。そこらへんを園の判断でそうしてくださいというわけにはいかなくて。実際、預かり保育で5時まで預かっている子もおりますので。やはり保護者の方々の許可が得られないと難しいかなと思います。園の職員のことだけ考えるとその方が楽だとは思いますが。

 

(早乙女委員長)

保育という観点から見た場合に、働いている方の子供を預かっているということもありますからね。またPTAの方の意見も聞きながらこの先、検討していければと思います。

それでは議事(2)2.「令和2年度学校給食費(案)」について事務局から説明をお願いします。

 

<資料8に基づき事務局から説明>
 

(早乙女委員長)

平成27年度からこの金額でやっているということと、これから先、いろいろな面で厳しさが出てくるのではないかという説明がありました。ただいまの説明について、ご意見・ご質問などありましたらお願いします。

 

(教育長)

献立を作るときに苦労している栄養士2人に意見聞きたいのですけど。

 

(早乙女委員長)

献立を作る立場から見てどうですか。

 

(中川委員)

栄養摂取基準で見ますと、タンパク質の摂取量が今までより上がっているので、肉とか魚とか卵とか、そういったものが必要になります。そうなると野菜よりも価格が高いので、1食単価が上がってしまうのです。本当に子供たちに必要な栄養素を取るためには現状だととても難しいなと思います。

 

(早乙女委員長)

必要な栄養面を取るためにも現状も厳しい中でやっているという話をしていただきました。タンパク質の摂取量が上がっているということなのですが。

 

(中川委員)

はい。以前よりも基準が上がっております。

 

(早乙女委員長)

そういった厳しい中で据え置いているということですね。?梨委員さんはどうですか。

 

(高梨委員)

摂取基準も変わっていますし、栄養価を維持するためにはそれなりの予算を押さえておかないとですね。どうしても予算がなく圧迫してしまうと献立の展開もさみしくなりますし、結局そうなれば喫食してもらえなくなる。残食が増えたら意味がないので、やはりそこは保護者の負担は増えると思いますが、給食費アップすることは検討する余地はあると思います。何百円も上がるわけではないですので。

 

(早乙女委員長)

これから先を見通したときには給食費の値上げについて必要ではないかなという意見もいただきました。給食が子供たちにとって美味しく楽しいものにするためには必要かなという話もありました。他どうでしょうか。

 

(森田委員)

給食費の一覧表の中の幼稚園のところで、昨年10月から副食の免除者が出ている関係で、年少の副食免除者のところ見ると月額600円で3月の調整月が倍以上の金額になってしまっているのですが、これは何かわけがあるのでしょうか。

 

(事務局)

こちらは共通行事などを含めていないものですので、そこを含めるとさらに金額が下がる形になります。

 

(森田委員)

他の年中・年長でいくと最後の調整月は20円アップで、他の学年も若干の調整だから、その増えたり減ったりは分かるのですが、年少だけ2ヶ月分払うような数字にもとれるので。これだったら、例えば700円や650円にして若干の調整にしていくというのはできないでしょうか。

 

(早乙女委員長)

月額700円にして調整していけばどうかという話ですが、どうでしょうかね。

 

(森田委員)

なるべく平均化させていって最後の微調整を3月でするという考えだと思うので。その考え方で4月から2月までの金額設定はできないのかなと。

 

(事務局)

例えば月額700円にした場合ですと、最後の月が320円になってしまって、9回行事で欠食があった場合に、減額が2月分までいってしまうんですね。そうすると園児全員にお金をかけてお金を返すという還付処理というのが発生する関係で、少し3月は厚めにとってあります。それと、もともと50円刻みでの月額設定は今まで設定してこなかった経緯もありまして、そこにつきましては、50円刻みでの設定ができるかどうかというのはシステムの設定の絡みもありますので、業者との調整をしていきたいと思います。

 

(森田委員)

結果的に素人から見ると、どういう考えなのかなと思いますので、そのあたりの補足の説明も必要かなと感じました。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。他はどうでしょうか。

 

(教育長)

学校の先生方が食べていて、もうちょっと量が多い方がいいなとか思うことはありますか。この給食費でやっているのは結構ギリギリで、かなり苦しんでいるようなのですよ。だからもう少し値上げすれば品数が少し増えるかもしれないみたいなことを考えた場合にどうですか。

 

(齋藤委員)

私は給食の量は少ないとは感じていなくて、ご飯があって汁物があっておかずがあって牛乳も出るので、1食としては問題ないかなと思います。先ほどギリギリの状態でやっているとお伺いしたのですが、例えばどのくらい上がったらもっと余裕が持てますか。10円上げるだけでも結構上がると思います。どのくらい上がればいいのでしょうか。

 

(事務局)

食材の価格上昇率については、前に10円上げた平成27年度から見ると、だいたい7.83%上昇しています。ご飯だけでも10円以上上がっています。なので当時上げた分はもうなかったことになっていて、現在どうしているかというと、単価の安い副食にしてもらったりしています。単純に上昇率から計算すると20円くらい上げないと追いつかないのですが、いきなりは上げられないので、段階的に上げていかなくてはと思っています。

 

(早乙女委員長)

平成27年度の同じ質を保つにはすぐ値上げをしたいという状況の中で作られているというわけですね。

 

(総務課長)

実際に食材業者からも値上げしてほしいという話がきていたり、そういった状況もございます。

 

(早乙女委員長)

齋藤先生、そういう中で作られているということです。それでも満足されているということですね。本当に苦労されてメニューを作られているということですね

 

(齋藤委員)

今後上げる予定はありますか。今聞いていると業者の方もかなりギリギリでやられているということですけど。

 

(総務課長)

現時点ですぐにというわけではないです。翌年度については今お示しした通りでいく予定ですが、その次の年には考えていかなければとは思っております。またこういった運営委員会などの場で協議をさせていただければと思います。

 

(教育長)

結局値上げをするとなると、いろんなところに相談をしなくてはならないのでここだけではとても。でもまずはこの運営委員会ですので、来年はこれでいくということで審議していただくにしても、そのあと審議するきっかけが出てくるとこちらも検討しやすくなります。その時の状況を聞いた上で、それは検討しなきゃダメなんじゃないかということを言っていただければ動き出せるのかなと思います。

 

(早乙女委員長)

まさに検討しなくてはならない状況であるのかなと思います。たくさんのご意見ありがとうございました。他に意見がないようでしたら、令和2年度学校給食実施予定及び令和2年度学校給食費について承認ということでよろしいでしょうか。

その他、議題を含め、何かございますか。特にないようでしたら、以上で本日の議題は全て終了となりますので、会議の進行を事務局にお戻しいたします。

 

4 閉会(司会:田村総務課長)

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更新日:2021年08月02日