令和6年度第1回前橋市学校給食運営委員会会議録

審議会名

学校給食運営委員会

会議名

令和6年度第1回前橋市学校給食運営委員会

日時

令和6年8月2日(金曜日) 15時00分~16時00分

場所

市議会庁舎 3階 301会議室

出席者

委 員:新井委員、山中委員、都所委員、間々田委員、須藤委員、高梨委員、関根委員、福田委員、茂木委員、小熊委員、須田委員、伊藤委員

 

事務局:吉川教育長、片貝教育次長、高橋総務課長、渡邉学校給食係長、須藤共同調理場長会長、北爪共同調理場長会副会長、奥山副主幹、田端副主幹、桐生主任、平田主任

欠席者

境野委員

議題

(1)報告事項

    1. 前橋市の学校給食について

    2. 学校給食における地産地消の取り組みについて

    3. 学校給食用食材の検査について

    4. 学校給食費の収納状況と取り組みについて

    5. 令和6年度の学校給食費について 

(2)その他

    1. 学校給食のインスタグラムの開始について

会議の内容

〇会議に先立ち、委嘱状交付式を執り行った。

1 開会(司会:高橋総務課長)

 

2 教育長挨拶

皆様、こんにちは。1年の中の1番暑い時期の1番暑い時間に御出ましをいただき、本当にありがとうございます。

今委嘱をさせていただきました13名の皆様には、1年間学校給食に対する様々なご意見を賜れればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。コロナが落ち着きまして、学校に伺いますと、子供たちがマスクなしで向き合って給食を楽しそうに食べている姿も見られるようになりました。学校給食は、食べておいしい、またお腹がいっぱいになったというだけではなく、食を通して子供たちは様々なことを学んでいます。主体的に生きていくためには、自らの健康あるいは食についてしっかりと学んでいく必要もあります。給食で他国の文化を学ぶこともできています。

子供たちは実に多くの方の支えによってこの食事をいただいているということ、 感謝の気持ちを持って食しているかと思います。光熱水費をはじめ物価が高騰する中、決められた予算の中で給食を提供する、しかも美味しく、栄養価の高いものが提供されています。関係者の皆様のご尽力にこの場をおかりして心より感謝を申し上げます。

本年6月より市立中学校の給食費が無償化となりましたが、保護者の皆さんの負担を軽減しつつも、質と量、共に学校給食は今以上に充実をさせていきたいと考えております。

本日は、現状について皆様と共有をさせていただきながら、委員の皆様のご意見を伺えればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

3 委員自己紹介

 

4 委員長、副委員長の選出

新井委員長、山中副委員長が選出された。

 

5 議事(議長:新井委員長)

 

(新井委員長)

それでは、早速、次第に基づき議事を進めさせていただきます。

議事の(1)報告事項の1.「前橋市の学校給食について」事務局から説明をお願いいたします。

 

<資料1に基づき事務局から説明>

 

(新井委員長)

ありがとうございます。ただ今の説明についてご意見・ご質問などありましたらお願いします。

 

<意見・質問なし>

 

(新井委員長)

それでは、次の議題に移りたいと思います。

「2.学校給食における地産地消の取り組みについて」、事務局から説明をお願いします。

 

<資料2に基づき事務局から説明>

 

(新井委員長)

ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見・ご質問などありましたらお願いいたします。

 

<意見・質問なし>

 

(都所委員)

他市の地産地消率も出てますけども、 前橋市が地産地消を非常に多く取り組んでいただいているのは分かりますが、具体的にこのぐらいまで近づけたいという目標などをお持ちなのか、また、地産地消のメリットをどのようにお考えになっているのかを聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

 

(事務局)

目標値につきましては、本市の教育委員会の点検評価委員会の中では群馬県産の使用率の目標は50%でして、現状は40%なので10%の開きがございます。また、本市の食育推進計画では前橋市産の使用率を40%としており、同様に10%の差があるところでして、できるだけ上げられるように努めてまいりたいと考えております。

地産地消のメリットにつきましては、いくつかありますが、まず、 地元の野菜を使うということで地元経済の発展に貢献するということ。そして、より新鮮な状態の野菜を子供たちに味わってもらえるということ。もう1つは、地場産や県産をできるだけ使っているということを、こどもたちに知ってもらうことで、地元産を使うことの大切さを知っていただくという食育の一環としての効果、そういったものを期待しているところでございます。

 

(都所委員)

ありがとうございました。 新鮮な野菜を提供するという生産する側の考えを食べる側の児童生徒もありがたく思えるような、情報提供をお昼の放送とかそういうところで、栄養士さんたちが色々考えて工夫していただいていますが、ますます子供が実感できるように学校現場として推進していきたいと思いました。

 

(新井委員長)

ありがとうございました。その他、ご意見、ご質問等ございますでしょうか。お願いします。

 

(高梨委員)

昨年度から金額ベースでも数字を出していただきまして、ありがとうございました。この数字を出すのはすごく大変なのは十分承知おりますが、先ほど地元経済への貢献というところで33%という数字、これが前橋の経済を動かしているということになりますので、それがまた生産者の元に届いていく形になっていくと思いますので、学校給食が経済に一定の貢献ができているという証拠でもありますので、是非、小学校の高学年や中学校の子供たちには理解ができることだと思いますので、教育の資料として使っていただくのもいいのかなと思います。また、地場産を活用することでSDGsにもつながるというところも大きな貢献度でもありますので、是非いろいろな広報をしていただいて、学校給食が担っている役割などを繋げていただけるといいのかなと思います。

 

(新井委員長)

ありがとうございました。その他、ご意見、ご質問等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。

 

《意見・質問なし》

 

(新井委員長)

それでは、次の議事に移りたいと思います。「3.学校給食用食材の検査について」事務局からご説明をお願いします。

 

<資料3に基づき事務局から説明>

 

(新井委員長)

ありがとうございました。では、ただ今の説明について、ご意見、ご質問などありましたら、お願いします。

 

(伊藤委員)

ありがとうございます。子供たちが安心、安全に食べられるように検査していただきありがとうございます。

残留農薬の基準値っていうのは具体的にどのような数値で、どの程度の農薬が許容されているのか。私は、市長が変わって、 給食費をなくすと同時に質が心配されるっていうところで、質の確保が保護者としては気になるところです。農薬の基準値、一般的に販売されているようなは、無農薬野菜や慣行栽培のものがあると思いますが、どの辺りを選んでくださっていて、基準値がどこに設けてあるのかということ、特別栽培米の低農薬っていうのはどの程度の低農薬の値なのかというのが見えると安心だと思いまして、伺いたいです。

 

(事務局)

特別栽培米に関してお答えすると、農薬の使用料が通常の半分以下という形の基準で作っていただいたものになります。

 

(事務局)

残留農薬の検査ですけども、この場では仕様書等がないので定かではないですが、委託業者が提出する一覧の項目が基準値以下であることを調査してもらう業務になっています。

 

(伊藤委員)

今後、市長が掲げているような取り組みをこの学校給食運営委員会ではこういう風に変えていこうというような具体的な取り組みはありますか。オーガニック給食や、お米や野菜を有機にしていこうというような。私も市長の会合に参加したことがあって、その時に、全体で一気にというのは難しいので、例えば小さい給食センターからとかといったお話があれば教えてください。

 

(事務局)

今、JAS認証を受けている有機というと定義はいろいろあると思いますが、国の認証を受けているのが市内で13か14の 業者や個人だけのようです。学校給食は調理上、かなりの大量調理なので、使おうと思うと相当な量が必要となるため、なかなか日常的に使うことは難しい状況ですけれども、何か取り組みができないか議論はしておりますが、なかなか量的な問題で難しいというのが現状です。

 

(伊藤委員)

農家さんの支援も丸ごとしつつ、 慣行栽培からオーガニックに切り替える支援も丸ごとできるようなことを期待しても大変なことですけど、まだ、今少ないから出来ないじゃなくて、丸ごと市から変えていけるような取り組みに私も協力できたらいいなと思っていて、農家さんと繋がって何かできればいいなと思っています。

 

(新井委員長)

ありがとうございました。その他、こちらについて何かご質問ございますでしょうか。よろしいでしょうか。

 

<意見・質問なし>

 

(新井委員長)

それでは、次の「4.学校給食費の収納状況と取り組みについて」事務局から説明をお願いします。

 

<資料4に基づき事務局から説明>

 

(新井委員長)

ありがとうございました。それでは、ただ今の説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いします。

 

<意見・質問なし>

 

(新井委員長)

こちらについてはよろしいでしょうか。ありがとうございました。それでは、続きまして、「5.令和6年度の学校給食費について」事務局から説明をお願いします。

 

<資料5に基づき事務局から説明>

 

(新井委員長)

ありがとうございました。それでは、ただ今の説明につきまして、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

 

(伊藤委員)

中学校の無償化、ありがとうございます。具体的に小学校はいつ頃っていう計画は立っているのでしょうか。

 

(事務局)

今申し上げた通り、現在、庁内全体で既存事業の見直しをさせていただいているところで、こども・子育て施策を充実させる中の1つとして、無償化の更なる拡大というのは検討させていただいていますけれども、ただ、その財源もかなり大きなものになり、それを継続的に負担できる、その財源確保ができるのかといったところを慎重に検討を進めているという状況で、まだいつ実施できるかといったところの判断には至っておらず、検討を進めているという状況です。

 

(須田委員)

価格高騰があっても保護者負担はずっと据え置きっていう考えで今まで来たということでよろしいですか。

 

(事務局)

平成27年まで値上げについては、全て保護者に負担は転化させていただいていたというところですけども、ただ、令和4年度の値上げの時には、コロナ情勢等もありまして、各家庭の経済的負担というのがより大きいというところがありましたので、公費負担ということの判断をさせていただいております。

現状、まだそういった余波が続いているところから、今の段階では、この価格高騰、物価高騰の分については公費負担ということで考えています。

 

(須田委員)

今後、保護者負担が増える可能性もあると考えて大丈夫ですか。

 

(片貝教育事次長)

ここでは、進め方の明言はできないですけれども、少なくとも今まで、先程言いましたように、平成27年からずっと据え置いて保護者負担を軽減してきています。尚且つ、先ほどありましたように、市立中学生の無償化をしています。そういった中で、残る小学生の部分を今後、値上げしていく中で負担していただけるかどうかは、本当にこれは慎重に考えなきゃいけないことなので、先ほど言いましたように、明言はできません。なるべく負担をしていただかなくて済むようには努力していきたいと思っています。

 

(新井委員長)

よろしいでしょうか。ありがとうございました。その他、ご意見、ご質問等ございますでしょうか。

 

<意見・質問なし>

 

(新井委員長)

ご意見のないようですので、次の議事の方に移りたいと思います。(2)のその他についての事務局からお願いいたします。

 

<資料8ページに基づき事務局から説明>

 

(新井委員長)

ありがとうございました。昨年度のこの会議での、ご意見を踏まえてこんな取り組みを今年度からしていただいたということですが、本当に工夫された給食を是非、たくさんの人に知っていただけるとありがたいなと思っていて、とっても良い試みかなと思っていますので是非よろしくお願いします。この件につきまして、何かご意見等ございますでしょうか。

 

(須田委員)

意見というか私の感想ですけど、この資料の1番上の左、大量調理施設、こういったものって子供はあまり見ることがないので、私自身もフォローしてて、このinstagramで大量調理のこういった施設を見れると楽しいなって私自身が思ったので、もっとこういうのを出してもらえたら嬉しいなと思います。

 

(伊藤委員)

個人的な話も入ってしまいますが、私は子供3人いて、小麦と乳製品を摂取できないため、毎日お弁当を作っています。献立は楽しく見させてもらって、なるべく献立に合わせた同じようなメニューを小学生2人、幼稚園の子供に作って持たせているので、すごいバリエーションがあって、献立のメニューを考えてくださってる方にも、すごくありがたいなと思っています。ありがとうございます。

小学校で思ったのは、子供たちもみんなと同じのものを食べたいっていう気持ちもあって、小麦が入っていないからこの日のご飯や、このおかずだったら食べられそうだから、その分だけお支払いするという形ができたらいいなと思って、学校に相談させていただいたことがあったんですけど、それは副食は月いくらと決まってるから、それは難しいと伺って、それがもし選べたら、アレルギーの他のお子さんも、この献立のこれだけ食べてみたいというのが叶えられたら嬉しい子がいるのかなっていうのは思っていて、でも、たくさんのお子さんの分も作ってくださっているので、その管理は難しいでしょうし、計り知れないんですけど、アレルギー児の一意見としてお伝えさせていただきたいなと思って、それが主で委員に申し込ませていただきました。あとは食の安全っていうので繋がってくるんですけど、オーガニックもそうですけど、今段々、ゲノム編集のものや遺伝子組み替えのものとかもどんどん増えてきている中で、そういうものが給食に使われているかどうかっていうのは保護者は見られないので、そういうことも、このinstagramで安全なものっていうことの発信をしてもらえると保護者は安心だなと思います。その遺伝子組み替えでない大豆を使っていますよとか、牛乳だったらこの牛さんはどんな飼料を食べて育っている牛さんなのかとか。あとは、近年、昆虫食が入ってるようなコオロギパウダーのパンとかって話題になったりしてますけど、そういうものが使われているのか、今後検討されてるのかっていうのが、こういうせっかくの発信源があるので、そうじゃないよっていうことのアピールがあれば嬉しいなと思います。学校給食はこんなに素敵な献立を考えてくれて、安心安全って言ってくださっているので、その安心安全をもっとアピールしていただけるとありがたいなと思いました。私も楽しみに見させていただきます。ありがとうございました。

 

(都所委員)

今、伊藤委員さんがおっしゃいましたけど、私も実は小学生の時はアレルギーで給食は一切食べていませんでした。1年生の時ですけど、270人から280人がいる学校で1人だけアレルギーだったんですね。毎日1人だけおにぎりを持って行っていました。

ですから、本当にみんないいなって思いながら、もはや早弁競争みたいな、その中に混ぜてもらえないというような寂しさもありました。そういう中で、ある日突然、小学校1年の担任の先生が、これなら食べられるだろうって、キツネうどんを出してくれました。 今でも忘れられません。でも、そういうことってすごく大事ですけども、でも、本当に大丈夫だったのかなと今では思います。あと、アレルギーのお子さんも増えているので、やっぱり今お望みになったようなことができれば、すごく子供にとってもいいことだと思うんですけど、色々障害や、障壁を超えていかなければ、なかなか実現するのは難しいだろうなと思います。

それは給食を提供する側もそうだし、学校で子供たちを預かっている教員たちの理解も、またそういった手間がかかることなので、どんなことならできるのかな、ということを少し検討していけると、自分の思い出のようなことも経験してもらえるのかなと思って聞いていました。

 

(新井委員長)

ありがとうございました。その他、全体を通してご意見等はございますか。

 

(小熊委員)

私は西部調理場管内ですけども、娘は南部調理場の給食を食べています。7月の給食が、西部調理場はサラダが出なかったです。食缶の関係ですかね。保冷の食缶じゃないので、西部調理場はずっとゼリーが提供されていて、サラダが1回もなく、でも娘の南部は保冷剤があるからサラダとか食べていたようです。喜ぶ子もいたけど、でも、もうゼリー飽きたとか、サラダを食べたいな、といった声が結構ありました。これはどうにかならないでしょうか。

 

(事務局)

西部調理場の食缶につきましては、予定としましては来年度には整える予定です。順次、予算の関係もありまして、一気に整えられればよかったのですが、予定としましては来年度整備の予定です。工事の発注もあり、夏場に間に合わない場合もございまして、来年はもう大丈夫ですと今の段階では申し上げられませんが改善する、そういった計画や予定ではございます。

 

(片貝次長)

ちょっと補足させていただきます。西部共同調理場につきましては、老朽化への対応として、今、施設自体をずっと改修して更新しております。そういった更新に合わせて、今話がありましたように、食缶等を整備していこうという考えでおりますので、大変申し訳ないですけど、少しお待ちいただければと思います。みんなほぼ同じような形で提供できるようにしていきたいと考えています。

 

(新井委員長)

ありがとうございます。よろしいでしょうか。その他の議題も含め、何かありますでしょうか。

特にないようでしたら、以上で本日の議題は全て終了いたしましたので、会議の進行を事務局にお戻しいたします。ご協力ありがとうございました。

 

6 閉会(司会:高橋総務課長)

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更新日:2024年08月27日