平成29年度第2回前橋市学校給食運営委員会会議録

審議会名

前橋市学校給食運営委員会

会議名

平成29年度第2回前橋市学校給食運営委員会

日時

平成30年2月2日(金曜) 午後3時00分~午後4時10分

場所

前橋市役所11階 北会議室

出席者

(委員)吉原委員、鷲頭委員、小畑委員、吉澤委員、佐藤委員、高橋(直)委員、清水委員、瀬戸委員、本多委員

(事務局)塩崎教育長、橋本教育次長、小島総務課長、浜名学校給食係長、坪井共同調理場長会長、須藤副主幹、渡邉副主幹、酒井副主幹、齊藤主事

議題

(1)報告事項

  1. 学校給食用食材の放射性物質の検査
  2. 学校給食用食材供給業者の指名停止措置
  3. 学校給食費の収納状況と取り組み

(2)審議事項

  1. 学校給食運営委員会規則の改正
  2. 平成30年度学校給食費(案)及び年間給食予定日数

会議の内容

1.開会(司会:小島総務課長)

2.教育長挨拶

3.議事(議長:吉原委員長)

(1)報告事項

議事(1)報告事項の1.学校給食用食材の放射性物質の検査について説明をお願いいたします。

議事(1)1.について資料に基づき事務局より説明を行った。

(吉原委員長)

ありがとうございました。
ただ今、事務局から放射性物質の検査について説明がありましたけれども、この内容について、ご意見ご質問等ありましたらお願いいたします。
平成29年1学期になめこ、まいたけで少し検出があったということで、私もこの検査結果というのをホームページで見たことがなかったのですけれども、改めて今回見させてもらいました。ほんの少し検出されているという結果が掲載されていまして、逐次ホームページに掲載しているということを今回、改めて確認することができました。
よろしいでしょうか。現在はこのようなかたちで検査をしているということのようです。平成23年から始まってだいぶ経ちますけれども、今後もこのようなかたちで続けていくということになります。
それでは、続いて2.学校給食用食材供給業者の指名停止措置について、事務局より説明をお願いいたします。

 議事(1)2.について資料に基づき事務局より説明を行った。

(吉原委員長)

ありがとうございました。ただ今、事務局より説明がありましたけれども、食材供給業者の指名停止ということで、当該業者から不良食材が5件あったということで指名停止になったとの説明がありましたが、これに対してご意見ご質問等ありましたらお願いいたします。

(本多委員)

資料の「不良食材発生事実」にも記載がありますが、これは調理場で発見されたものということですか。

(渡邉副主幹)

そうです。本件は調理場内で発見されたものになります。

(本多委員)

学校から挙がってきている、実際に子どもたちのところまで到達してしまったものの中で、こういった不良食材というのはどれくらいあるのですか。

(渡邉副主幹)

学校から報告のあった髪の毛や虫などについては、どの段階で入ったのかはっきりしないのですが、今年度で約60件報告が挙がってきております。

(本多委員)

報告の挙がってきたものに対する措置なのですが、具体的に公表するならどのレベルというか、ガイドラインを設けて、このレベルを超えたら公表するといったものはありますか。

(渡邉副主幹)

不良食材が発生した場合の措置基準がありまして、公表ということになりますと、指名停止措置が該当してきます。その前に、口頭注意、口頭指導、文書注意といった措置があり、段階的に上がっていくようになっています。

(本多委員)

指名停止の話ではなくて、保護者や一般市民に対して、やっぱり食の安全は守られているということは知りたいじゃないですか。そのために、市民に対して公表する基準を設けて、実際に公表した件数というのはどの程度あるのですか。

(浜名学校給食係長)

異物混入に対しては基本的な対応方針、判断基準というものを定めておりますが、公表については、ケースバイケースで判断しております。異物混入案件については区分を1から3まで作っておりまして、ボルトとかゴキブリといった健康被害に直結する恐れのある異物混入の場合は、給食を停止するとともに、原因究明と保護者への報告、謝罪を行います。マスコミへの周知はこの方針からは抜けていますが、学校の保護者に対しては速やかに報告するということで、直近でも、デザートに金属のような5ミリメートル程度の異物が入っていたという報告があり、急遽デザートの提供を中止したという事例がありました。このような場合は速やかに教育長名で保護者宛てに通知を出して、再発防止と異物の特定のため、検査機関に調査を依頼するといった対応を取ります。

(本多委員)

マスコミに公表するための基準というのは特に設けていないということでしょうか。

(橋本教育次長)

指名停止となった場合は、市のホームページ上で公表されますので、それが最大の公表の仕方ということになります。その途中での虫が入ったなどの一つ一つの案件をホームページ上に公開するといったことはしておりません。

(本多委員)

基準ということで伺っているのですけれど、特に設けていないということでよろしいですか。

(浜名学校給食係長)

学校給食に関しまして公表の具体的基準といったものは設けておりません。先ほどもケースバイケースで判断していると申し上げましたが、今年公表したものがあるかと言われれば、ないということになります。

(本多委員)

教育的配慮といったものもあるのかもしれませんが、例えば、先ほど言われたようにボルトなどの混入があれば、機械が破損している可能性があるわけです。そうすると、今後も似たようなことが起こる可能性が出てきますから、そういった時のために基準を設けておいて、公表した方が安心感があると思うんですよね。何もないっていう方が、逆に何かあるんじゃないかと不安になってしまうと思いますよ。

(教育長)
給食の中にどんな異物が入っていたのかというケースにもよりますが、健康被害の恐れのあるものは、できる限り公開を検討した方がいいということですよね。

(本多委員)

ある一人の方の判断で決めるのはまずいと思いますよ。やはり基準を設けておかないと、それこそマスコミに追求された時に「どういう基準でやってるの」と必ず聞かれます。

(吉原委員長)

やはりある程度のガイドラインがないと、ということですね。ありがとうございます。
この指名停止関係について、栄養士さんはどう思いますか。

(高橋(直)委員)
この件については、子どもたちのところへ提供される前に発見されたのでまだ良かったと思います。

(吉原委員長)

ありがとうございます。貴重なご意見ありがとうございました。
それでは続きまして3.学校給食費の収納状況と取り組みについて、事務局より説明をお願いいたします。

議事(1)3.について、資料に基づき事務局より説明を行った。

(吉原委員長)
ありがとうございました。ただ今ご説明がありましたけれども、ご意見ご質問等ありましたらお願いいたします。

(本多委員)

先ほど説明のあった学校給食費の収納状況の表の下に、平成25年度から口座振替との記載があるのですが、この年から収入未済額が急激に増えているわけですよね。これだけ見ると、口座振替が原因だというように見えてしまうのですが、違いますよね。学校での集金から教育委員会に集中したことによる、ある意味悪化要因ということで口座振替が原因ではないですよね。

(浜名学校給食係長)

口座振替が原因ではないと考えています。それまでは学校で担任の先生などが集めていた部分が教育委員会に変わったことによるものです。

(本多委員)

今まできめ細かく対応できていたところが、なかなかそこまで行き届かなくなってきたために、ここまで金額が増えてしまったということですよね。そこについての評価というのは、教育委員会としてはどう考えていますか。要は、学校の業務削減が図れるという費用対効果のなかで、新しい仕組みに変えられたわけですよね。

(橋本教育次長)

市に一元化されたということが一番大きいです。

(本多委員)

それは分かります。そういうことによって学校の業務がどれだけ削減されたかが明文化、数値化されていないので、そこをどのように評価されているのか聞きたいのです。

(教育長)

負担が減ったという現場の声はかなり聞こえていると思います。

(清水委員)

そうですね。

(本多委員)

いや、声というのは分かるんですよ。そうではなくて、具体的にどの部分の仕事が減り、児童と向き合う時間が増えたとか、最近どこでも言われているじゃないですか、児童と向き合う時間の確保が難しいと。でも、給食費の徴収の仕組みを変えてこれだけ滞納額が増えることを犠牲にしてもやると決めたわけですから、教職員の仕事の負担減について評価しないと、また元に戻した方がいいのではという議論が出てきてしまうのではないですか。

(教育長)

これは校長会でもかなり評価を受けていますが、これを数値で示すために調査をすることになれば、そのこと自体が現場の負担になってしまう可能性があります。

(本多委員)

そんなのは1回だけじゃないですか。半年に1回とか年に3回やれというわけではないのですから。この資料だけを見れば、平成25年度以降は業務改悪に見て取れてしまいます。こんなに滞納していていいんですか、なんでこんな仕組みに変えてしまったのですかと取られてしまいますよ。そうした時に反論として、そうではなくて、学校側の業務がとても楽になったと説明しなくてはならないじゃないですか。そのためにも教育委員会としてある程度実態を把握することが必要なのではないですか。例えばアンケートとか。
組織としてきちんと施策を出している以上は、PDCAがしっかりできていないと次の施策にも反映できないと思います。

(吉原委員長)
確かに未納額が減らず、逆に増えていると。この数値だけを見ればですが。それを説明できる数値的なものを示すということですね。現場の声だけではなく、説明がつくものをというご提案ですね。ありがとうございました。他にご意見はございますか。
事務局の方でも、取り組み状況にあるように、児童手当からの引き去り等もしてくださっているということで、これからも続けていただければと思います。
それでは、次は審議事項ということで、1.学校給食運営委員会規則の改正について事務局よりお願いいたします。

(2)審議事項

 議事(2)審議事項1.について、資料に基づき事務局より説明を行った。

(吉原委員長)

ありがとうございました。第1回のこの会議での意見を受けて、事務局の方で規則の改正ということでご提案がありましたけれども、ご意見、ご質問等ありましたらお願いいたします。

(本多委員)

今説明いただいた第2条の現行の規定についてですが、前も質問させていただいて、別に定めていないというお話だったのですが、この「別に定めるところ」というのを定めた理由があるのではないかと思うのですが、なぜこれを定めたのですか。かなり前の担当者が作っていると思いますので、分からないかもしれませんが、こういうのは教育長さんの判断で変えられるように、運営委員会の中でいちいち審議して変える必要がないように定めているものではないのかと思うのですが。それであれば、別に変えなくても弾力的にやれた方がいいのではないかと思ったのですけれど、どうなのでしょうか。

(浜名学校給食係長)

この規則は平成16年10月に、私が以前給食係に在籍していた頃に作ったものですが、当時は平成16年12月に市町村合併を控えておりまして、大胡や宮城、粕川が入ってくるものですから、それを見据えて運営委員会を立ち上げ、公募委員も入れて議論していこうということで、他市町村の規則なども参考に作成したものです。当時は、いずれ教育長が必要な事項を定める可能性があるかもしれないということで、このフレーズを入れたのですけれども、その後、別に定めることなく無事に運営できているため、そのままとなっておりました。今年度、私が異動してきて当時のままということだったので、形骸化しているのであれば、第1回目の運営委員会でも指摘された事項でしたので、見直しを図ることといたしました。

(本多委員)

分かりました。ということはこの(1)から(6)の中で審議事項としては十分対応できると、新たな項目を定める時は、随時この委員会の中で諮って追加なり削除なりしていくという考え方ですね。
それで、もう1点なのですが、(1)の実施計画を実施予定に変えているじゃないですか。これはどういう意図なのでしょうか。

(浜名学校給食係長)
これまでの運営委員会の中で、実施計画といったものはお示ししていないということで、この中身については次の議題にもあるように、次年度の学校給食における実施予定と回数等を中心に見ていただくものになっていますから、実施計画という紛らわしい表現を実態に合わせて見直すものです。

(本多委員)

計画って結構大きな概念じゃないですか。予定というのはその計画の中の一部、スケジュールですよね。ですから大きな計画などのところは教育長さんが決めるけれども、スケジュールのような小さなことは運営委員会で諮るということでしょうか。

(浜名学校給食係長)

前橋市では具体的な実施計画を作成していません。この運営委員会のほかに献立会議や、各共同調理場の実施委員会においても前橋の学校給食について検討してもらっておりますが、前橋市として安全安心に年間約200回の学校給食を止めることなく提供していく、栄養面については栄養士さんを中心に考えていただくというのが基本的事項になっていますので、そういった現状を踏まえた上で、実施予定を審議していただくことになります。

(吉原委員長)

ありがとうございます。実施計画を実施予定に変更しているので、その中身ですね、審議内容を明確にしていただきたいというご意見でした。他にご意見ご質問はございますか。
ないようであれば、前回を踏まえて事務局で改正していただくということですので、よろしくお願いします。
それでは、続きまして2.平成30年度学校給食費(案)及び年間給食予定日数について、事務局より説明をお願いいたします。

議事(2)2.について、資料に基づき事務局より説明を行った。

(吉原委員長)

ありがとうございました。8ページ以降は給食の実施予定表ですが、提案としては、学校給食費については、平成30年度も現行と同じ1食単価でいきたいということです。平成27年度に値上げをしていますが、平成30年度はそのまま据え置くということになります。ご意見ご質問等ありましたらお願いいたします。

(本多委員)
年間給食予定回数というのがあるのですが、資料の表の注釈の中に「各学年の行事日数等によっては、変更する場合があります。」と書いてあるのですけれども、これは実際に各学校で4月に年間計画を組んでいるということですか。

(須藤副主幹)

そのとおりです。

(本多委員)

その中で変更が生じる可能性があるということですね。

(須藤副主幹)

年間行事で組んでいるものについては、あらかじめ差し引いてあります。その他に、例えばインフルエンザなどの年間行事に含まれないけれど、給食を実施しないものについて減額するようになっています。

(本多委員)

第1回の会議の資料の中で、平成29年度の4月から2月までの月額が記載されていましたが、これは変わっていないわけですよね。変わったのは特別支援学校の一部が4,200円から4,400円に変わっただけです。それで年間給食日数というのを特別支援学校の中学3年生で見たときに、平成30年度は平成29年度よりも8回ほど増えています。そうなってくると、1食単価と4月から2月までの月額は変わらないわけですから、3月にしわ寄せがくるようになっているんですよ。保護者にしてみれば、平成29年度の3月は2,780円だったのが、平成30年度は5,100円になっています。このことについてはどのように考えているのですか。3月の給食費がいきなりこれだけ上がってしまうと保護者から苦情がきてしまうのではないですか。

(浜名学校給食係長)

これは単純に給食回数の増減によるものです。

(本多委員)

先ほど年間で決まっている行事については差し引いているという話だったので、この金額でほぼ決まりということですよね。ですけど、その場合3月だけ増額が大きくなっていますよね、それでもいいと判断されたのであればそれでいいと思います。

(橋本教育次長)

1食単価は変わらず、それに年間給食回数を掛けたものが年間給食費になります、これは今までと変わりません。それを月ごとにした場合に、4月から2月は同じ金額、残りを3月で調整しますよ、という考え方で運用しており、事前に保護者へ周知し、理解してもらっています。

(本多委員)

この給食回数というのは平成29年度は各学年バラバラだったのが、平成30年度は同じくらいになっていますが、理由はあるのですか。

(浜名学校給食係長)

学校の年間予定に合わせて給食回数も決まってきますので、回数は毎年変わってきます。

(吉原委員長)

ありがとうございます。表だけ見ると金額が増えているように思えてしまうので、保護者へしっかり周知していただければと思います。食べた分しかもらわないということですよね。1食単価については値上げなしということで、その点についてはよろしいでしょうか。
そうすれば、平成30年度も1食単価は据え置きということでお願いしたいと思います。
事務局の方から審議事項として挙げられているものは以上になりますが、せっかく委員さんに集まっていただきましたので、学校給食全般についてもご意見ご感想などいただければありがたいと思います。栄養士さんからはいかがでしょうか。

(高橋(直)委員)

お手元にある冊子は、卒業してからお弁当になる中学3年生に給食を忘れないでという思いと、お弁当に活用してもらいたいということで毎年配っているレシピ集になります。
また、先ほど教育長さんからもお話があったように、噛むカムレシピの献立なんですけれど、宮城調理場では、3月に「噛むカム具だくさんミネストローネ」という献立を提供する予定です。

(吉原委員長)

ありがとうございます。教育長さんからもお話のあった、子どもからのレシピを給食にということで、ありがとうございます。
佐藤栄養士さんは何かありますでしょうか。

(佐藤委員)

食に関する指導につきましても、年々TT授業等の回数も増えてきており、栄養士としてもいろいろと勉強させていただいております。
また、地場産物の活用ということで、なるべく給食に地場産のものを取り入れられるように工夫しております。東部調理場におきましても、粕川地区で作っている「粕川みそ」を麻婆豆腐などに取り入れてまして、とてもこくのある味のものが出来ています。

(吉原委員長)

ありがとうございます。栄養士さんもいろいろ工夫してくださって、ありがとうございます。それでは学校現場ということで、清水先生、ご意見はありますか。

(清水委員)

毎日、生徒と一緒においしい給食をいただいております。中学3年間の卒業というのは、言葉を変えると給食からの卒業ということで、毎年、栄養士さんからレシピ集をいただいておりますが、これを保護者に渡してお弁当に入れてもらう生徒もいれば、自分で作る生徒もいて、給食を思い出しながら使っています。子どもたちも思い出深いものがあり、調理場へ手紙を書こうと呼びかけると、毎年書いてくれています。
また、職場体験学習での実習先ということで調理場へも毎年行っています。そこに行った生徒が「毎日何気なく給食を食べているけれど、栄養士さん、場長さん、調理員さんが衛生面などに気を遣って調理している。また、あれだけの量を手作業で調理していて、とても手を掛けて作っている。」ということを経験して、友達や職員に伝えてくれています。

(瀬戸委員)

先ほど栄養士さんからも話がありましたが、授業に栄養士さんが来ていただいたり、給食の時間にクラスを訪問していただいたりしているので、子どもたちも給食というのを身近に感じることができて、食育の面でもとても助かっております。ぜひこれからも継続していただければと思います。

(鷲頭委員)

先ほど、業者の指名停止という話が出ましたけれども、学校の方としては、こういうことはない方が一番いいのですが、万が一異物が給食の中に混入してしまった場合に、どのように対応したらいいかというのがなかなか難しいところだったのですが、教育委員会さんの方で、そこについてのマニュアルをしっかりと示していただいて、マニュアルに沿って学校でも対応できるようになったというのが、非常にありがたいことだと思います。
それから、日々の給食というところで言うと、特に小学生にとっては学校生活の中で大きな魅力となっています。極端なことを言うと、他のことが嫌でも給食が楽しみで学校に来られるという、中にはそういう児童もいます。また、いろいろな家庭の様子を見てみると、給食で栄養バランスを保って成長できているんだなという児童もいます。そういう意味で、学校給食の果たす役割の大きさというのを日々感じているところであります。そんな中でも、栄養士さんにはこまめに学校に来ていただいて、食に関する指導にあたっていただいて、その指導は子どもたちへの指導もありますが、教職員も学ばせていただいておりますので、今後もぜひお願いできたらと思います。

(小畑委員)

幼稚園は小学校中学校と同じ給食を基本的にはいただいているのですが、それでも、幼稚園児向きに細やかに気を遣っていただいております。明日節分なのですが、幼稚園では今日、豆まきをしました。豆まきをした後給食を食べることになったのですが、今日の給食には豆が付いていませんでした。小中学校では豆が出ていたので、「豆がない」と思いました。ですが、よく考えたところ、幼稚園児はジャムなどの小袋が空けられないので、同じように小袋に入っている豆も来なかったということなのですが、幼稚園では豆まきをした後、給食とは別に豆を食べているので、そういったところまで調理場で配慮していただいているのだなと改めて感じました。本当に細かいことなのですが、栄養士さんが実態を考えていただいて献立を組んでいただいていることに感謝しております。小さなことではありますが、こういうことが積み重なって信頼関係が出来ているのだと思います。
また、資料1で、今日説明していただいて初めて知ったのですが、6月以降の検出状況「なし」というのを見たときに、「検出なかったんだ」と思いました。けれども、もしかしてなめこやまいたけは給食に出ていなかったのかなと考えたのですが、7月に再検査をして不検出であったため2学期以降再開したというのを口頭で聞きましたので、口頭だけではなくて資料にも明記していただけるとより分かりやすくなるかなと思いました。

(吉澤委員)

いくつか質問があるのですが、まず指名停止の件ですが、指名停止期間が3か月とありますが、よく入札などで金額を間違えると半年の指名停止措置を受けたりしますが、それを考えるとちょっと軽いのかなと思うのですが。これだけの異物ですとか異臭といった事案があるので、まして口に入れるものなので、3か月では甘いかなと思いました。
もう一つが、収納状況なのですが、この資料を見ると、何年も前から未納になっている方がいるということになりますよね。今は児童手当から引くこともあるじゃないですか。例えば、児童手当をもらわなくなったらどのように回収するのですか。

(浜名学校給食係長)

中学を卒業すると児童手当は支給されなくなりますので、個別に納付交渉を行い、一括での支払いが困難な場合は、分納誓約書を徴取して複数回に分けて支払ってもらうことになります。ただ、子どもが児童手当をもらっている場合には同意を得たうえで、滞納している給食費に充てさせていただいております。

(吉澤委員)

個別に交渉した場合は、どのくらい回収できているのですか。

(浜名学校給食係長)

資料にも記載しているとおり、過年度未納額については、納付交渉を継続しているため、少しずつ減っている状況ですが、現在1,800万円ほど未納額として残っています。なお、卒業しても未納給食費については、滞納整理を続けています。

(吉原委員長)

ありがとうございます。指名停止についても質問がありましたので、回答をお願いします。

(渡邉副主幹)

指名停止審査会というところで処分を決定していますので、教育委員会の方で3か月とか半年といった処分を決定する権限がありません。また、前橋市で食材の納入業者への指名停止というのは今回が初めてのことであったため、通常であれば前例などを参考にして指名停止期間を定めているのですが、今回については前例もないため、似たような事例を参考に、契約監理課で3か月という案を審査会に提示し、決定したという経緯になります。今回、処分が軽いといった意見をいただきましたので、契約監理課へも伝え、今後に活かしていきたいと思います。

(本多委員)

6月にもお話したかと思いますが、この会議の位置づけをもう一度検討いただいて、給食がさらに良くなるような委員会運営をしていただきたいと思います。そのためには、まず今回規則を変えていただきましたが、諮問機関に正式に変わったということですよね。

(浜名学校給食係長)

教育長に助言する形に変えたいと考えています。

(本多委員)
そうですよね、ですから教育長さんに対して助言して、教育長さんが決定されるということですよね。それで、第2条で6項目ありますが、この2月に行われる委員会というのは、次年度の学校給食についてどういう方向でやっていくのかという大きなところを諮問するという、こう言っては大変失礼なのですけれど、さっきの予定表を見せられても、これについて意見を言うことなんてありません。また、食の指導とありますが、ホームページを見させていただきましたが、食育についての記載が非常に少なかったです。ですから学校給食の前に食育をどう行っていくのかというのがまずあるべきだと思うんですね。それと学校給食がどういう関連性があるのか、学校給食は食育を推進する一つの手段であるわけですから、そこについての具体的な計画というのはもう決まっているかと思いますので、運営委員会を行う前に教育長さんが決めてしまうと、会議の意味がなくなってしまいます。ですから、第2回の運営委員会では教育長さんが決める前の事務局案を提示してもらって、この委員会で諮ってもらって外部の方の意見も聞いた上で修正等して教育長さんに決めてもらうというのが本来の手順だと思います。

(吉原委員長)

ありがとうございました。会議の内容そのものについても、今後も検討を続けていただければと思います。
たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。他にご意見ないようであれば、議事については以上となります。ご協力ありがとうございました。

4.閉会

この記事に関する
お問い合わせ先

教育委員会事務局 総務課

電話:027-898-5802 ファクス:027-243-7190
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2019年02月01日