令和8年度青少年支援センター運営協議会

審議会名

青少年支援センター運営協議会

会議名

令和8年度青少年支援センター運営協議会

日時

令和8年8月20日(木曜日)午後3時15分から午後4時45分まで

場所

K'BIXまえばし福祉会館 第1・2会議室

出席者

委員12名(50音順・敬称略)

相澤 克也、  内田 隆夫、  金井 君子、  神谷 努、  絹川 佳則、  小山 儀一、  近藤 雅順、 

庄司 康敬(代理:中島 孝)、  小暮 知美(代理:塚越 理恵)、  中澤 江美子、  原 美智子、 

光山 浩暢(代理:松井 礼子) 

事務局10名

山中教育長、  酒井指導担当次長、  小池学校教育課長、  新井教育支援課長、  井上所長、

下山指導主事、  並木指導主事、  大井指導主事、  鈴木指導主事、  吉井SSW

欠席者

委員(50音順・敬称略)

金井 修一郎、  神林 圭司、  近藤 哲哉、  道下 正彦

事務局

織田澤学務管理課長

公募者

0名

傍聴者

0名

会議の内容

1 開会

 

2 あいさつ(山中教育長)

熊本地震や千葉豪雨災害があり、今後のこどもたちの心と体の健康が心配である中、地域における人と人とのつながりの大切さについて改めて感じた。また、協議のテーマである自己肯定感については、認められ安心できる人間関係の中で育まれるものであり、それは学校の中だけに限らず、こども一人ひとりが経験する人との関わりの豊かさが影響する。単純ではないが、いじめも、この人との関わりの豊かさで方向転換していくと考えられる。そのため、異なる立場の皆様からお知恵をいただき、今後の支援センター事業の企画、業務に生かして参りたい。 

 

3 自己紹介

 

4 報告

(1) 令和7年度における取組と令和8年度の活動状況 事務局からの報告

   1. 補導活動     2.被害防止活動     3.問題行動の防止と早期発見・早期対応

   4.不登校対策     5.いじめ対策

(2) 質疑応答

なし

 

5 協議(議長:神谷会長 、進行:酒井指導担当次長)

協議の視点:こどもの自己肯定感を育み、いじめを生まない環境づくりのために大人ができること

いじめを生まない環境づくりのために、家庭・学校・地域及び関係機関は、それぞれどのような役割を担い、どのように連携を図るべきか。また、その中で青少年支援センターに期待される役割や取組は何か。 

 

事務局 

テーマ設定の理由について説明 

 

近藤委員(小中学校補導委員会)  

前橋市では、この4月1日から前橋市こども基本条例が施行され、学校では、まず職員が人権意識を持って行動し、傾聴や共感を大切にした指導を、これまで以上に進めている。具体的には、「良いところ見つけ」の取組を行い、こどもたちが認められる場をたくさん作るようにしている。傾聴や共感される経験を積み重ねることで、こどもたちは自由に話せるようになっていくと考えている。そして、話す力をさらに高めるために、いろいろな人との関わりを持ってもらおうと、学校に配置されているS​CやSSWともつながり、関係性を広げていってもらう取り組みもしている。すぐに結果は出ないが、長い目で見ながら繰り返していく。​ 

 

原委員(高等学校生徒指導主事会) 

こどもたちは地域のなかで育つものなので、高校の段階ではボランティアやインターンシップなどを通して育ててもらい、また日頃のパトロールでは大人の目があるため、大変感謝している。小中での「良いところ見つけ」で育んだ自己肯定感を、高校では社会に出るために自主的に活動する力をつけていけるようにしている。ホームルームや生徒会活動を通して失敗を恐れず、自ら考えて実行できるよう、教員は支える立場となり、これが成長の過程では必要であると考えている。 

 

内田委員(青少年育成推進員連絡協議会) 

青少推として、補導、青パト、地域の行事に参加している。5月に行われた永明地区での「のびゆくこどものつどい」では、木瀬中生がボランティアとして参加してくれた。小学生の時はお客さん、中学生になるとボランティアとして主催者側になってもらい、生徒の自主性が発揮されていくと感じた。我々の活動は地味だが、このような関わりを通してこどもたちの自己肯定感を育んでいけたらと思う。 

 

相澤委員(東地区職場警察連絡協議会) 

毎年、小・中・高・社会人を対象に、非行、交通安全、いじめについての標語を募集しており、例年400作程の応募があるが、今年は約1,000作が集まり、関心の高さを感じた。家族で考えて応募している様子がうかがえ、地味な活動だが家族で話し合う機会を提供できていると感じた。 

 

神谷会長(前橋警察署少年補導員連絡会) 

七夕祭りでもパトロールをしたが、お祭りにはたくさんのこどもが来ていた。パトロールの際には、こどもの人権を否定するような命令口調で言わないこと、こどもと同じ目線に立って声掛けをすることを心掛けてやっている。また身分を明かして、話しかけている。家庭での声掛けも同じで、命令口調ではなく認めてあげるような声掛けだと、こどものやる気も出るのだと思う。 

 

金井委員(前橋東警察署少年補導員連絡会) 

まず、いじめの認知が全校であることに驚いた。パトロールや声掛けを行っているが、もっと関係団体の力を借りてもよいのではと思う。守秘義務があるが、情報を共有することで、もっとよい解決策が生まれることもあるのではないか。地域の方々にお願いし、見守ることも大切なことだと思う。 

 

事務局 

連携について、各学校は年に1回、必ず学校別のサポート会議を行っている。地域での心配なご家庭について、関係者の方々にお集まりいただき、情報共有をしながら見守りをお願いする会議である。今後も、地域の方々と大切な情報を共有しながら一緒に見守っていただくよう、校長会議でも伝えていく。 

 

金井委員(前橋東警察署少年補導員連絡会) 

関係団体のメンバーの中にも、同じようないじめの経験者もいるかもしれないので、守秘義務の範囲内で情報共有を行ってもらい、先生方の負担を減らせるよう協力していきたい。 

 

原委員(高等学校生徒指導主事会) 

いじめの認知については、生徒間のいざこざや愚痴を言うといった社会通念上にいじめと認知しにくいことも法的にはいじめであり、難しさを感じる。加害者側になって保護者がびっくりしないように、認知は当たり前という認識が必要である。 

 

松井委員(青少年支援センター補導員会) 

主にこどもの下校時刻にパトロールを行っているが、こどもが少ない。また、パトロールの中ではいじめはわからない。ゲームセンターなどで昔に見られた誰かからお金を要求されている様子などは、今のこどもたちは隠していてこちらからは見えない。同じ目線で声掛けをすることをパトロールの基本とし、研修を受けて学んだことを共有している。こういったことが、こどもたちを地域で見守ることにつながっていると思う。 こどもが、いじめを受けた際に、こども自ら警察や児童相談所に助けを求めているという現状はあるか。 

 

中島委員(前橋警察署生活安全課長代理) 

昔に比べると、こども自ら110番するケースはある。 

 

絹川委員(前橋東警察署生活安全課長) 

AIに相談して警察に通報することは最近増えている。 

 

酒井指導担当次長 

昔よりも、SOSの出し方教育をしており、SOSを出すことは悪いことではないので、相談する子は増えてきていると思われる。見えない情報をお互いに伝え合う本日のような連携できる機会は有難い。満たされない、居場所のない子がいじめ、非行に走るということがあるので、いじめに向かわない環境づくりが大切である。 

 

絹川委員(前橋東警察署生活安全課長) 

警察では、情報モラル教育をやっており、インターネットを使う際に気づかないうちに自分自身が加害者になっていることがあるため、各学校で注意喚起を行っている。 

 

中島委員(前橋警察署生活安全課長代理) 

事件の被疑者、行方不明、少年補導などこどもから話を聞く際には、よく話を聞き、良いところは褒める、悪いところは伝えていくということをやっている。また、児童相談所や学校と連携を行っている。 

 

小山委員(防犯協会) 

いじめの現状などは、日頃の活動ではなかなかわからない。貴重な話を今後に生かしたいと思う。 

 

酒井指導担当次長 

親御さんから警察への相談はあるか。 

 

絹川委員(前橋東警察署生活安全課長) 

相談してくる保護者は、うちは悪くない、相手が悪いと主張するが、そういう保護者はこどもへの期待が大きく、それが主張の強さにあらわれている傾向にあると感じる。 

 

中島委員(前橋警察署生活安全課長代理) 

親同士のトラブルに発展することが多く、親に着地点を見出すのが難しい。こどもにとって、一番よい方法を考えましょうと伝えている。 

 

中澤委員(更生保護女性会) 

私達は未然防止ではなく、罪を犯してしまった子に接する中で、何ができるかを考えている。夏休み中は、祭やこどもたちが集まっているところに不定期のパトロールなどをしているが、以前よりも喫煙は減っているように思う。  

 

小池学校教育課長 

最近は、電子タバコも増えていて、落とした吸い殻ではわかりにくい。 

 

塚越委員(中央児童相談所) 

最近相談が多いのは、家出、夜遊び、不良交友などで、また喫煙・飲酒の問題は何度も関わることが多いが、その背景には虐待、家庭不和、貧困、発達面の問題などいろいろな問題が絡んでいる。児相は橋渡し役として、こどもを孤立させないように支援している。 
いろいろ情報共有を行いながら連携しているので、学校の見立てが間違っているというようなことはない。こどもの問題行動には家庭の要因が大きく関わっていると感じる。 

 

近藤委員(小中学校補導委員会) 

学校と色々な機関との関わりについてだが、インターネットの使い方について、不審者対応 についてなど、様々な立場の方が学校に来て講習をしてくれており、教員が伝えるよりも生徒達はよく聞いている。今後も引き続きお願いしたい。 

 

金井委員(前橋東警察署少年補導員連絡会) 

自分たち側から関わっていくことはどこの団体も難しいと思うが、お話があれば快く受けてくださるところが多いと思う。皆で集まり、検討することでどうなるかを模索しながらやっている。 

 

中澤委員(更生保護女性会) 

中学生に薬物乱用・喫煙防止教室を年に7校行っている。3年に1回で実施していて、卒業までに受けられるようにしている。 

 

松井委員(青少年支援センター補導員会) 

いじめについてだが、いじめの加害側には家庭環境の影響などがあるとのことだが、いじめの被害側についての原因などは学校はどのように捉えているか。 

 

事務局 

いじめの問題を考えるときに、いじめられている側にも原因があるのではないかと感じることもあるかと思うが、国の通知からもいかなる理由があってもいじめをしてはいけないとされている。ある子が相手の悪口を言って、その後自分が相手から悪口を言われた際に、いじめられたと訴えがあった場合、自分は被害者でもあるが、その子に悪口を言っていたという加害者でもある。そのため、こども同士のトラブル自体がいじめの被害、加害になるため、いじめが0件ということはありえないと文科省は述べている。いじめが0件だと報告のある学校は公表して、評価されなければならないことになっている。被害側にあなたの側にも◯◯といった原因があったのでいじめられたと指導することは、加害側を肯定することになるため、学校は行えないし、行わない。ただ、こども同士のトラブルであるため、再発防止のために◯◯のところは直していこうと指導をすることは学校も行っている。 

 

 酒井指導担当次長  

とても大事な視点で、いじめ防止対策推進法ができた際に、いじめられる側にも原因があると回答するアンケートがあったり、こどもの中にもそのような意識がやはりあるため、なかなかいじめがなくならないと言われている。そのため、被害者に寄り添って指導をしているが、被害者側にもカウンセリング等をしながら、必要な指導を行っている。

 

神谷会長(前橋警察署少年補導員連絡会) 

例えば大人でも、上司に叱責されたイライラを家庭に帰ってこどもにぶつけるや、夫婦喧嘩を行い父母でもめる、などといったことがいじめの一因にならないとは言えないため、自分達の日々の生活を見直さないといけないと感じた。 

 

委員の皆様、たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。 

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更新日:2026年09月28日