新規就農者を応援します
前橋市の農業
前橋市は、利根川の恵まれた水を活用し、野菜、果樹、花き、畜産等の生産を始め、多様な農業経営が展開され、全国15位、群馬県内では1位の農業産出額を誇ります。露地野菜で就農する人が多く、夏はナス、冬はホウレンソウ、ネギ、ブロッコリーなどの組み合わせが人気となっています。最近ではイチゴで就農する方も増えています。
就農相談
前橋市では、就農を希望する方に対し、随時相談を受け付けています。就農にあたっては、農地の確保・技術の習得等、様々な視点からのサポートが必要であるため、相談は農業委員会や中部農業事務所普及指導課、JA前橋市と連携して行っています。必要に応じて関係機関を集めた就農相談会を開催しています。
《主な相談窓口》
農地の相談・・・前橋市農業委員会事務局
栽培技術の相談・・・中部農業事務所普及指導課、JA前橋市
各種支援制度・・・前橋市農政課
資金の借り入れ・・・JA前橋市、日本政策金融公庫
就農までの流れ
1.就農相談
市・県・JAが連携して就農相談を随時、受け付けています。農地の確保、機械購入の補助、営農指導など、新規就農者一人ひとりに最適な就農への道のりを考えます。
2.農地の確保
農家として就農するためには、まずは農地の確保が必要です。農業委員会事務局を通して正式に貸借契約をしていただく必要があります。空き状況の確認や、所有者との間に入って農地を斡旋を行うことができます。
3.技術の習得
営農していくため、また様々な支援制度を活用するためには、独立前にきちんと技術を身に付けていることが重要になります。農家に研修や雇用に行き一通りの作業を学びましょう。農林大学校に通ったり、JA前橋市で研修先を紹介してもらったりするのも一つの方法です。
4.各種支援制度
前橋市には新規就農者向けの様々な支援制度があります。詳細は下記をご覧ください。ぜひ積極的に活用し、独立の手助けとしましょう。
5.独立就農
準備が整ったらいよいよ就農となります。前橋市では就農後も手厚くフォローします。関係機関で連携し、就農後の相談に対応します。
新規就農者向けの支援制度
研修時に活用する制度
1.新規就農者育成総合対策支援事業
1-1.就農準備資金(問い合わせ先)中部農業事務所普及指導課
就農に向けて必要な技術等を習得するために研修を受ける者に対し、年間150万円(最長2年間)の資金を交付します。
1-2.雇用就農資金(問い合わせ先)群馬県農業会議
正社員雇用という形で技術等の習得を行う場合に、指導者に対して年間最大60万円(最長4年間)の助成金を交付します。
2.ファームトレーニング事業(問い合わせ先)中部農業事務所普及指導課
就農を目指す方を研修者として受け入れ、1年以上の農業技術の指導を行う農家に対して助成金(月額5万円)を交付します。
3.農業研修者受入農家等助成金 (問い合わせ先)農業委員会事務局
就農を目指す方を研修者として受け入れ、農業技術の指導を行う農家に対して助成金(月額3万円)を交付します。
経営開始時に活用する制度
1.新規就農者奨励金 (問い合わせ先)農業委員会事務局
新規就農された方に対して奨励金10万円を交付します。
2.新規参入者定着支援事業 (問い合わせ先)農業委員会事務局
新規就農者が、本市に転入し空き農家住宅等を借りる場合の家賃の50%(上限月額2万円)を補助します。
3.新規参入者応援農家奨励金 (問い合わせ先)農業委員会事務局
新規参入者等に農地や農業用施設等を貸し出す農家に対して奨励金(農地の場合は10aあたり5千円、農業用施設等の場合は2万円)を交付します。
4.担い手支援事業(新規就農者支援事業)補助金 (問い合わせ先)農政課
新規就農者の規模拡大や作業効率の向上を支援するため、農業用機械等購入費の30%(上限50万円)を補助します。
5.6次産業化支援(問い合わせ先)農政課
高付加価値化を促進するため、加工施設の整備に要する経費の30%(上限120万円)を補助します。また、「農業起業家」に登録し、基準を満たした方には販売会や研修会等をご案内します。
6.経営継承・発展支援事業補助金(問い合わせ先)農政課
地域農業の担い手の経営を継承した後継者による、その経営を発展させる取組にかかる費用(上限100万円)を補助します。
7.JA前橋市新規就農応援資金・アグリエース資金(問い合わせ先)JA前橋市
JA前橋市の組合員になった新規就農者を応援する低金利の融資制度です。農業用機械、施設、営農資金などに使えます。
8.新規就農者・野菜生産拡大支援(問い合わせ先)JA前橋市
野菜を生産する新規就農者に対して、JAで購入した種苗・肥料・農薬の購入費(上限税込5万円)を支援します。
9.重点8品目拡大・新規導入・新技術導入(問い合わせ先)JA前橋市
JA前橋市の重点8品目(キュウリ、ホウレンソウ、ネギ、ナス、エダマメ、ブロッコリー、ズッキーニ、ニガウリ)の栽培に必要な機械及び資材の購入費の25%(上限税込10万円)を支援します。
認定制度
認定新規就農者制度 (問い合わせ先)農政課
前橋市の今後の担い手として活躍する方を認定する制度です。認定を受けると、大きい額の補助事業や、無利子の融資を申請することができるようになります。
認定新規就農者になると申請可能な制度
1.新規就農者育成総合対策支援事業
1-1.経営発展支援事業(問い合わせ先)農政課
経営発展のための機械、施設等の購入費の3/4(上限750万円、1-2と併用する場合は375万円)を補助します。
1-2.経営開始資金(問い合わせ先)農政課
自営、独立就農を開始する認定新規就農者に対し、経営の安定を図るために年間150万円(最長3年間)の資金を交付します。
2.青年等就農資金 (問い合わせ先)日本政策金融公庫
認定新規就農者を応援する無利子の融資制度です。施設や機械の購入、農地の借地料、種苗費や資材費の購入、運転資金等に活用でき、上限は3,700万円です。
3.経営体育成強化資金(問い合わせ先)日本政策金融公庫
意欲と能力を持って農業を営む方を支援する低利子の融資制度です。青年等就農資金では対象外となる農地の取得費にも充てられます。農地取得の場合は1000万円までは負担額の100%の融資が受けられます。
3.群馬県農業経営力向上事業 (問い合わせ先)農政課
認定新規就農者が経営に必要な設備や機械の購入、ハウス修繕にかかる費用の50%(上限200万円)を補助します。
4.野菜王国ぐんま支援事業 (問い合わせ先)農政課
初期投資の大きいイチゴで就農する認定新規就農者が、ハウスを新設する費用の30%(上限900万円程度)を補助します。
各種研修制度
就農前には、栽培技術を学ぶために、農林大学校や農家研修に行くことをおすすめしています。また、中部農業事務所普及指導課では、農業の基礎知識を学ぶ農業基礎講座、経営管理を学ぶ農業簿記講座等も開催しています。
この記事に関する
お問い合わせ先
農政部 農政課
電話:027-898-6702 ファクス:027-223-8527
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
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更新日:2023年11月09日