第5回グリーンドーム前橋等運営検討委員会及び市長報告

委員会会議録

会議名

第5回グリーンドーム前橋等運営検討委員会及び市長報告

日時

・第5回グリーンドーム前橋等運営検討委員会
  平成31年3月27日(水曜日)午後3時20分から午後3時40分まで

・第5回グリーンドーム前橋等運営検討委員会市長報告
  同日 午後4時00分から午後4時20分まで

場所

前橋市役所3階32会議室

出席者

(委員側)中島委員(委員長)、萩原委員、小林委員、佐藤委員、打尾委員、櫻井委員
(事務局)山本市長(市長報告のみ)、中畝公営事業課長、西潟副参事、羽鳥課長補佐、柴田副主幹、浅香主事、森田主事

会議の内容

(事務局)

ただいまから、第5回グリーンドーム前橋等運営検討委員会を開催させていただきます。本日、最後の委員会となります。今までありがとうございました。まず、はじめに委員長であります中島副市長から一言挨拶をお願いします。

 

(中島委員長)

年度末で大変お忙しい中、5回目になります委員会にご出席いただき大変ありがとうございます。今もお話がありましたように5回の中で色々議論をさせていただきまして、今日は最終的な報告書をご確認いただく作業でございます。内容をご確認いただき、最終報告書を仕上げていただきましたら、ありがたく存じます。また、この報告書を市長に提出しますので、引き続きご協力をお願いできればと思います。本当にお忙しい中、皆様方には、委員会にお越しいただきまして心よりお礼申し上げます。簡単ではございますけれども、開会の挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

(事務局)

本日はこれまで検討・協議してまいりました、基本的な考え方に最後に署名していただきます。副市長からもお話したとおり、正式な成果物、報告書として4時から市長に報告ということになります。公開とさせていただきますのでご承知のうえよろしくお願いします。

それでは、報告書を見ていただきたいのですが、1ページ開いていただいて目次でございます。これまでの振り返りということで、9月5日に設置して以来第4回まで、このような目次に掲げてある内容を皆さんにご意見をいただきながらまとめてきました。28ページの9にございますが「競輪事業等運営方式の基本的な考え方」ということで、第4回の時にたたき台案を皆さんに示しました。やはり、我々の目の届かない所を色々ご指摘いただいて非常にありがたかったと思います。皆さんのご意見を踏まえた最終案を、先日持ち回りでご説明のうえ確認していただいて、ご了承をいただきました。最後になりますが、全体を通してこのようになりましたが、先にご確認いただいたとおりでよろしいでしょうか。

 

(全委員)

―全員承諾―

 

(事務局)

29ページにグリーンドーム前橋等運営検討委員会ということで、お手数をおかけしますが皆様の署名をしていただきたいと思います。よろしければ委員長から名簿順に署名をお願いしたいと思います。

 

―全委員署名―

 

(事務局)

お手数をお掛けし申し訳ございませんでした、ありがとうございました。この署名をいただいた報告書を中島委員長より市長へ、これまでの経過を含めて報告いたします。

 

―第5回グリーンドーム前橋等運営検討委員会市長報告の概要を読み確認―

 

4時から報告会ということで、委員長のほうから報告書を手渡ししていただきます。その後、市長の周りに皆さんにお集りいただき写真を撮って終了になります。時間が許す限り全体的な意見交換ができれば幸いです。そういった段取りでいきたいと思います。それではよろしくお願いいたします。

 

 

(事務局)

それではグリーンドーム前橋等運営検討委員会の報告会を始めます。本日は9月から5回の検討委員会を開催し、グリーンドーム前橋等の運営について、競輪関係、まちづくり関係、スポーツ関係、財務関係など、行政だけでなく民間委員の方に協議、検討していただきました。そして本日、市長に報告するということで協議結果がまとまりましたので報告させていただきます。

はじめに、民間の委員さん、市長さんは今日初めての方もいらっしゃるかと思いますので、私のほうで名前を読み上げてご紹介させていただきたいと思います。競輪関係ということで公益社団法人全国競輪施行者協議会専務理事であります、萩原委員さん。まちづくり関係ということで商工会議所、快適なまちづくり専門委員会委員長であります、小林委員さん。文化・学芸・スポーツ関係ということで前教育長、学識経験者という立場で佐藤委員さん。また財務関係を見ていただきました、中小企業診断士の打尾委員さん。行政として開催執務委員長であります、中島副市長。開催執務副委員長であります、産業経済部の櫻井部長。官民一体となって検討を重ねてきました。

それでは中島委員長より、この運営検討の報告をいたしますのでよろしくお願いいたします。

 

(中島委員長)

―報告の概要を説明し、市長へ提出―

 

(山本市長)

ありがとうございます。

 

―全員で写真撮影―

 

(事務局)

それでは市長よりお礼のご挨拶をお願いします。

 

(山本市長)

ご存知の通りグリーンドーム前橋は前橋市民の宝でもあり、そして前橋市民の暮らしを支える力をともに持つ、そういった施設だと思っております。それをどうやってこの力を継続させていくのか、前橋市をどうやって支え、その力を保ち続けるのか、これは大きな我々の思いでもありました。先生方、各委員の方々に5回にわたっての検討をいただき、その結果を踏まえた報告書を本日お預かりすることになりました。本当にありがとうございます。これからの大きな人口構造の変化、前橋の人口は幸いにしてそれほどは減ってはいませんけれども、それでもその中の人口構造の変化というのは大きく移っていくと思います。その中でこれからも今言ったグリーンドームの宝としての輝きを保ち続ける、その指針を本日いただけたのだろうと思っております。5回分の内容を指針とし、特に競輪事業における民間活力の積極的な導入、いわゆる官民連携による運営について取り組んでまいります。半年間にわたり集中的なご審議をしていただきまして、ご尽力に心からお礼を申し上げまして、今後ドームの再生はもとより、まちづくりにつながりますように努めてまいります。ありがとうございました。お礼申し上げます。

 

(事務局)

ありがとうございました。せっかくの機会なので時間が許す限り意見交換をよろしくお願いいたします。

 

(山本市長)

萩原委員さん、何かせっかくですからメッセージをお願いします。

 

(萩原委員)

私も9月の最初から委員として呼んでいただきまして、包括委託というのは競輪場で言いますと、私の記憶では平成18年ぐらいに小倉競輪場が最初に行いました。包括委託をする競輪場はそれぞれの理由がありまして、そこは一概に言えないのですけれども、包括委託の形態にも様々なものがあります。今回の前橋さんの場合は、これからしっかりと競輪事業を持続的に発展させていくということで民間活力として、先ほど市長がおっしゃられたように官民一緒になってやっていくということですので、私も今はこういった職についておりますが、もとは地方公務員をしておりました。地方公務員にとってみると、競輪というのはなかなか馴染みにくい一般行政とは違う面もありますので、一般行政でしたら法、条例に基づいて仕事をするのが当たり前ですけれども、競輪は儲けないといけない、なかなか厳しいところもあります。そういったところをしっかりと民間の知恵を借りながら前橋さんが一緒にやっていくというのは業界にとっても非常に大きいことだと思います。最大の目的であります一般財源の繰り出しというのも定期的に出来るように、私どもも業界の一員として頑張っていきたいと思っております。

 

(山本市長)

ありがとうございます。聞いてよろしいでしょうか。これから、これをもとに動いていくわけですけれども、もしこのとおり民間の受託者を選ぼうとなった時に一番どういうキャラクター、属性が必要だと思われますか。

 

(萩原委員)

非常に難しいご質問ですけれども、市長さんがおっしゃられるキャラクターというのは相手に求めるキャラクターでよろしいでしょうか。

 

(山本市長)

ここを一番見なくてはいけない、その人の性質であるとかなんでも結構です。

 

(萩原委員)

抽象的な答えで大変申し訳ないのですが、やはり私は熱意が一番だと思います。この業界、黙っていても売れるという時代は過ぎていますので、どういう努力をしてどういう形の中でやっていくのかという熱意をしっかりもっていて、前橋さんの場合は固定でやっている訳ではないのですが、特別競輪は寛仁親王牌を数多くやっていただいているという実績もございますし、その中で競輪に対する熱意を持った方を選んでいただけたらと私は思います。

 

(山本市長)

熱意のあるパートナーですね。打尾先生はどう思われますか。

 

(打尾委員)

萩原委員さんがおっしゃられたように熱意は大事なことだとは思われますが、やはり収益を上げるという観点の中でコストを意識されたり、売上という所のいろんな販売促進をしながら利益とか収益面を民間が意識されているということもとても大事な活力になると思います。後は民間の方は色々なネットワーク、取引先ですとかそんなところをご存知かと思います。色々な販売促進とかもございますし、そうした民間の力を借りながら実行していくということで、そのような見方をよく知っているところがあると思いますので、そうした面で非常に期待できるところがあると思います。

 

(山本市長)

ありがとうございます。打尾委員さんは経営手腕が大事だということでしょうか。熱意があって経営手腕がある人。佐藤委員さんはどうでしょうか。

 

(佐藤委員)

萩原委員さんから色々な競輪の例を聞かせていただき、その中で文化としての競輪というか、人間が自転車を開発して、自転車に乗り、これがこんな楽しいことなのかということを競技で見せてくれる、そういう競技の仕方が色々とあります。そのファン層を増やすというのは若い人たちにこんなに競輪って楽しいんだ、そういった仕掛けを持っている方がいらっしゃると思いますので、そんな競輪が出来れば、グリーンドームが賑わいの拠点として、まだまだこれからも活躍できるのではないかと思います。

 

(山本市長)

競輪を楽しく見せるエンターテイメントの能力、ファンサービス。スポーツ競技としての本質を観客に届けられる人でしょうか。小林委員さんはいかがでしょうか。

 

(小林委員)

私はこのまちで生まれて、このまちで育ったわけですけれども、小さいときに「前橋は競輪があるから財政が非常に裕福なのだよ」と言われて育ちました。選ばれて事情を聞いたときに、こんなになってしまったのだということでまず驚きました。グリーンドームができるときに『競輪場とコンベンション施設を作ったらいかがでしょうか』という提案を会議所からした覚えがあります。非常に親しみがあり思い出の多い建物だと思っております。それがこういう危機に陥っているという話を聞きまして、何としても、復活じゃないですけれども、収益をあげて新たな市民のシンボルとして存在し続ける手立てを考えていかなくてはいけない、そんな中で官民一体となってやる方式が一番いいのではないかと思い、賛成とさせていただきました。また、まちづくりの観点としては、人が集まる1つの核があることによって人が往来してくれる、賑わいが発生してくる、プラスアルファの効果が出てくるのではないかと思います。さらには、競輪だけでなく、スポーツとしての自転車競技が今の状況ではできなくても、民間に委託をすれば可能性があるという話も聞きまして、そちらのほうもさらには検討していければ、前橋は“自転車の街”ということも謳っていますので、さらに活気が出てくるのではないかと思います。

 

(山本市長)

自転車競技という意味ですか。そうするとパシュートですとか、そういったことをおっしゃっているのですか。

 

(萩原委員)

オリンピックの正式種目に「KEIRIN」がございます。その「KEIRIN」というのは、ヨーロッパ型の国際ルールに基づいた競技でございます。これはいま、千葉市さんがオリンピックが終わった秋口、12月くらいに前橋さんより一回り小さいドームを建てて250メートルのバンクを作り、そこで自転車競技をやるということを考えてらっしゃいます。ですので、スポーツとしての競輪というのは一つのトラック競技として、パシュートですとかスプリントですとかと同列、スポーツとしての「KEIRIN」というのも、また今後、包括委託の業者さんが決まれば、それも含めて考えられるのがこのグリーンドーム前橋の特性だと思います。ほかの競輪場ですとすぐには実現できませんので、ポテンシャルが非常に高い競輪場だと思います。それも合わせ検討できるような形でやっていただけたらと思います。

 

(山本市長)

そうですね。おっしゃる通りだと思います。色々これから、いただいた方針で取り組んでまいりたいと思います。また、副市長さんも櫻井部長もお疲れ様でした。ありがとうございます。

 

(事務局)

それでは長い間、皆様お力添えいただきありがとうございました。これでグリーンドーム前橋等運営検討委員会は終了とさせていただきます。本日はありがとうございました。

配布資料

この記事に関する
お問い合わせ先

産業経済部 公営事業課

電話::027-235-2000
ファクス:027-232-3892
〒371-0035 群馬県前橋市岩神町一丁目2番地1 日本トーターグリーンドーム前橋
お問い合わせはこちらから

更新日:2020年02月14日