平成30年度第1回前橋市労働教育委員会
審議会名
前橋市労働教育委員会
会議名
平成30年度第1回前橋市労働教育委員会
日時
平成30年7月11日(水曜日)午後3時00分~5時00分
場所
中央公民館 5階 503会議室
出席者
委員
労働者側委員
沖山副会長、樋口委員、天田委員、生形委員
使用者側委員
中島副会長、降旗委員、田子委員
学識経験者委員
石川会長、養田委員、岡部委員、田村委員
事務局
櫻井産業経済部長、木村産業政策課長、粕川課長補佐兼雇用促進係長、植木主事
欠席者
労働者側委員
青木委員、森田委員、唐澤委員
使用者側委員
小暮委員、糸井委員、石川(修)委員、狩野委員
学識経験者委員
足立委員、中島(克)委員
議題
- 開会
- 会長挨拶
- 新任委員自己紹介、事務局職員紹介
- 議題
前橋市雇用対策事業に関する提案・意見について - 閉会
会議の内容
1 開会
(木村課長)
定刻になりましたので、平成30年度第1回前橋市労働教育委員会を開催させていただきます。
皆様には、大変お忙しい中、ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。
私は、本日の進行を務めます、前橋市産業政策課長の木村と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
2 会長挨拶
(木村課長)
それでは、委員会に先立ちまして会長の石川様よりご挨拶をいただきたいと思います。
石川会長よろしくお願いいたします。
(石川会長)
それでは会を代表して、一言ご挨拶を申し上げます。
本委員会は労働問題や前橋市の雇用施策等について提言を行う審議会として、「まえばし女性活躍推進計画」の策定について委員の皆さんにご協力いただいた他、昨年度は先進企業視察を実施し、女性やシニアの活用、働き方改革などの先進的な取組みを学びました。
今年度につきましては、それらの活動を踏まえ、前橋市が行う雇用対策の各事業に関する提言書を作成するため、委員の皆さんのご協力をいただきたいと考えております。
本委員会につきましては、今後も前橋市の産業の振興と雇用の安定の一助となるよう、皆さんの知恵をお借りしながら、会を進めてまいりたいと考えておりますので、お力添えをいただきますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、あいさつといたします。
(木村課長)
ありがとうございました。
3 新任委員自己紹介、事務局職員紹介
(木村課長)
続きまして、任期の途中ですが、委員の交代がありましたのでご紹介いたします。
初めに、連合群馬前橋地域協議会の役員退任に伴い、労働者側委員の長岡委員が退任され、森田委員が後任となりました。次に、退職に伴い、学識経験者委員の小出委員が退任され、前橋労働基準協会事務局長の養田委員が後任となりました。また同じく退職に伴い、学識経験者委員の菊間委員が退任され、前橋行政県税事務所長の田村委員が後任となりました。なお、後任の方々の委嘱状につきましては、既にお渡しさせていただいております。
それではここで、本日ご出席いただいているお二方より簡単に自己紹介をお願いしたいと思います。まずは養田様、お願いいたします。
(養田委員)
前任の小出委員が群馬労働基準協会連合会事務局次長を退職されましたので、残りの期間務めさせていただくことになりました、養田と申します。先ほど、会長さんからもこの委員会の意義についてお話がありましたが、前橋労働基準協会という立場で言いますと今は企業の人手不足が深刻です。働く人が満足、雇用する企業が満足、合わせて社会が満足という位置づけで、お役に立てればと思いますので、よろしくお願いいたします。
(木村課長)
ありがとうございました。次に田村様、お願いいたします。
(田村委員)
前橋行政県税事務所の田村と申します、よろしくお願いいたします。3月まで県の介護高齢課で業務をしておりまして、この中にも一部関連する議題がありますが、外国人労働者等についても重要な課題と認識しておりますので、微力ながら頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
(木村課長)
ありがとうございました。
引き続きまして、市の人事異動により事務局の職員も変わりましたのでご紹介いたします。
~櫻井部長、木村課長、粕川補佐、植木主事 自己紹介~
以上、今後ともよろしくお願いいたします。
4 議題
(木村課長)
それでは、引き続き議題に移りたいと思います。
前橋市労働教育委員会設置要綱第6条により会長が議長となることになっておりますので、これより先は石川会長に議題の進行をお願いいたします。
(石川会長)
それでは議題を進めてまいります。
先ほどお話させていただきましたが、今年度の委員会では、前橋市が行う雇用対策の各事業に関する提言書を作成し、前橋市へ提出したいと考えております。
今日の委員会に先立ち、皆さんには提案や意見を事務局へご提出いただきましたが、今日はそれを基に提言書に入れ込む内容を検討していただきます。
まずは、皆さんから頂いた意見を資料としてまとめておりますので、事務局から説明をお願いいたします。
(植木主事)
それでは皆さんから頂いた意見をまとめたものを説明させていただきますが、その前に今年度産業政策課が実施する予定の事業について、改めて説明させていただければと思います。
~資料3を基に説明~
以上が今年度産業政策課で予定している事業です。
続きまして、皆さんから頂いた意見をまとめたものを説明させていただきます。
~前橋市雇用対策事業に関する提案・意見まとめを基に説明~
(石川会長)
以上のとおり説明がありました。まずは今の説明を聞いた上で質問や追加の意見等があれば発言をしていただきたいと思います。
(岡部委員)
弊社も新卒だけではなかなか人材が集まらず、昨年から中途採用を始めたのですが、UIJターン若者就職奨励金について、該当となりそうな就職者がおります。中には北海道から家族揃って転居した者もいて、引越し費用だけで100万円近くかかったそうですが、距離や家族構成なども考慮して段階的に手厚くなるような補助金であれば、求職者にとって前橋市へIターン就職する一つの要因となるかと思います。
それから、ジョブセンターまえばしの就職実績で、就職決定668人のところ市外への就職が139人であったとのことですが、市内に適当な企業がなかったのか、働く側の都合なのか、理由がわかれば教えていただければと思います。
(植木主事)
ジョブセンターにはハローワークのマザーズコーナーが入っていて、子育て女性の再就職支援を専門的に行っております。子育て女性が就職先を見つける際に、子供を預ける先と勤務先と自宅を結びつけて就職先を探した結果、最終的に個々の事情で市外の企業を選ばれる方もいるのが現状です。
(岡部委員)
保育施設が不足していたり、偏在していたりということではないですね。
(植木主事)
はい。そういったことではありません。
(田子委員)
3点ありまして、初めに女性の活躍推進についてですが、様々なセミナーをやられていますが、それでも群馬県や高崎市よりも女性の管理職比率が低いということは、何か原因があるはずで、その原因を突き止めずにセミナーを行ってもあまり効果がないように思えます。できればまずはアンケートを取るなどして原因把握をした上で、地域に根ざした効果的なセミナーを行っていただきたいと思います。
2点目ですが、私が中小企業をお客様として普段仕事をしていますと、人材不足の話がどこでも出てきます。できれば外国人やシニアを雇用したいといった希望はあるのですが、やったことがないのでどのように動いたらいいかわからないという声が大半です。中小企業の経営者さんは本当にお忙しくてセミナーに出たりなどする時間がほとんど取れないという現状の中で、今ではインターネットも普及していますので、情報提供やマッチングの場をインターネットで閲覧できるような仕組みを検討していただきたいと思います。
3点目ですが、Gカンパニー制度について、認定制度があまり知れ渡っていないという点と、名前が何に関しての認定制度なのかがわからないという点があります。この会社は女性の活躍や働き方改革を推進している、ということがパッと見てわかる名前やマークの制度を前橋市で作っていただけると良いかと思います。中小企業はサービスなどで差別化しようと思ってもなかなか伝わらない面がある中で、群馬県や前橋市などの公的な機関から認定されたとなると、伝えやすいものになって大変ありがたいので、ぜひお願いしたいと思います。
(沖山副会長)
弊社では子どもができずに悩んでいる従業員が何人もいるという話を聞きますが、不妊治療もお金がかかるので、市で補助があればありがたいと思います。
(降旗委員)
小学校などの空き教室を利用して放課後児童クラブを設置できれば、新たに建物を建てる必要もなく良いのではないかと思います。また指導する側も、人手不足と言いつつも定年を迎えた方で指導できる方も大勢いるのではないでしょうか。
(中島副会長)
地域の定年退職した方に、やりがいを含めて放課後児童クラブでの指導をアピールすれば、地域活動やシニアの雇用につながるのではないかと思います。
(樋口委員)
労働団体の立場で申し上げると、組合の組織率が年々下がっております。また、新しく工業団地に入る企業もありますが、過去には大手企業が市外へ流出したこともありまして、組合員の数も減少しております。そういった中で労働団体とすると、市内への定住政策や企業誘致を関係部署と連携して進めてもらえればと思います。
(天田委員)
弊社でも人手不足で外国人を雇用しているのですが、現場ではなかなか伝えたいことが伝わらず、どのようにコミュニケーションを取ればよいのか、という部分が課題となっています。一般的にも企業としては外国人を雇用したいという気持ちはあると思うが、コミュニケーションがネックになっているのではないでしょうか。
(中島副会長)
日本語学校にいる学生は初級段階なので、まだあまり言葉が通じませんが、大学や専門学校にいる学生は、日本語学校で1年~2年程度学んだ後に入学しているので会話ができます。アルバイトで外国人を雇う場合はそのあたりの棲み分けを理解しておくことも必要かと思います。
(養田委員)
前橋市にも日本語学校がいろいろな形態でできて、今回技能実習制度も拡張されるという段階まで来ました。外国人がこれからますます増えてくる中で、外国人との国際交流という意味でもそのような方々の能力を活かすという時代になったと思います。地域で分かり合える仕組みを作らないと生活習慣の違いでストレスが溜まってしまう一方ですので、産業政策課だけではなく他の課とも連携して取り組んでいただきたいと思います。
また、事業所内保育施設については経営者側とすれば子どもを預かるということで責任が大きいですが、制度としては非常に有効ですので、広がっていけばと思います。
(石川会長)
今まで仕事と家庭の両立をしてきて、一番大切なのは、女性その人が自分で意思決定できるかだと思います。例えば、女性に「何時から会議に来て」「夜飲み会しよう」と言ったときに、即答できる女性はほとんどいません。「主人に聞いてみて」「会社に聞いてみて」と答える女性が大半です。管理職なども自分の意思でなりたいと思える人はなれると思いますので、自分で意思決定できるような環境を周りが作ることが必要です。
(石川会長)
他に意見はございませんか。
それでは、今出た意見等も踏まえて、まとめに入らせていただきます。
- 補助金の分野では、型にはめる前に色々なケースがあるので、もう少し意見を反映して欲しい。
- 各セミナーについては、参加率が低かったり効果が上がらなかったりする場合は、原因がどこにあるのかを突き止めて内容を検討する必要がある。
- 企業の経営者もそうですし、子育てママもそうですが、セミナーに参加したり補助金を申請したりする時間がなかなか取れません。簡単に手続きが取れるだとか、簡単に情報が入ってくるような取組みを考えて欲しい。
- 子どもを生むことに対する支援や、その後の保育所や放課後児童クラブの充実についても継続して取り組んで欲しい。
- 定住政策や企業誘致について関係部署と連携して進めて欲しい。
といった意見があがりました。
これらの意見について提言書に入れ込むということで如何でしょうか。
~意義なしの声あり~
ありがとうございました。
つきましてはこれらの意見を入れ込み、提言書の素案を作成して次回の委員会で確認作業を行っていただくという進め方をしたいと思います。
その他、委員のみなさんや事務局から連絡事項等ございますか。
~次回委員会の日程について9月3日(月曜日)午前中で決定~
(石川会長)
それでは以上をもちまして、委員会を閉じさせていただきます。ご協力ありがとうございました。
それでは、事務局に進行をお返しします。
6 閉会
(木村課長)
石川会長、議事の進行ありがとうございました。
それでは、以上をもちまして平成30年度第1回前橋市労働教育委員会を閉会させていただきます。
ありがとうございました。
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更新日:2019年02月01日