データ活用の取り組み

群馬大学の学生が「レンタサイクル cogbe(コグベ)」を分析・発表

利用実態や危険箇所を可視化し、来年度は実証実験へ

令和7年2月25日、群馬大学情報学部 公共政策研究室の学生3名が、前橋市が提供するレンタサイクル「cogbe(コグベ)」の利用データを分析し、前橋市に発表を行いました。 当日は、小川市長、細谷副市長、猪俣副市長、山形CIO補佐官をはじめ、約60名の職員が参加しました。

発表に参加した市職員からは、

  • これまで市として十分に把握できていなかった利用の実態が可視化された
  • 学生ならではの柔軟な視点や新しい切り口による分析が参考になった

など、高い評価が寄せられました。

発表した学生(群馬大学 情報学部)

  • 須永 花鈴さん(当日発表者)
  • 松村 天暉さん
  • 茂木 優幸さん

(指導:群馬大学 情報学部・情報学研究科 小竹 裕人 教授)

発表の様子

発表の目的

cogbeの位置情報ログ(日時、緯度経度、急ブレーキ情報など)を活用し、以下の点を明らかにすることを目的としました。

  • よく利用されているルート
  • 危険が生じやすい地点
  • どこで立ち止まっているか(利用目的の推測)
  • 利用時間帯と料金の関係

学生は、数十万件に及ぶデータを加工し、地図上で可視化して分析を行いました。

発表の様子

主な分析結果

1. 利用が多いルート

ヒートマップによる可視化から、中心市街地や主要道路付近で利用が多いことが分かりました。 平日・休日による大きな差は見られず、一部では上新田周辺など利用が突出する地点も確認されました。

2. 立ち止まる場所からわかる利用目的

10分以上滞在した地点を抽出したところ、以下の場所が多く確認されました。

  • 前橋駅、群馬総社駅などの駅周辺
  • 群馬大学、前橋工科大学、県庁、市役所など
  • スーパー、ショッピングモール、図書館、体育館
  • 敷島公園バラ園、るなぱあくなどの観光地

通勤・通学、買い物、観光など、日常の幅広い目的で利用されていることが分かりました。

3. 急ブレーキからみる危険箇所

急ブレーキや急ハンドルのデータを抽出し、前橋工科大学周辺で詳細分析を行いました。

  • 特定の交差点で急制動が集中
  • 交差点への進入方向まで可視化

利用量が少ない場所の方が、危険箇所の把握がしやすいという新たな知見も得られました。

4. 利用時間と料金について

料金体系(アプリ利用:8時間超で追加料金)を踏まえて分析した結果、以下の傾向が見られました。

  • 15〜19時間の長時間利用が最も多い
  • 短時間利用と長時間利用に二極化
  • 8時間超の料金が利用抑制には直結していない
  • 深夜から翌昼にかけての長時間利用が一定数存在

今後について

来年度は、群馬大学の学生による新料金プランの検討や若者向けの利用拡大施策の提案を踏まえ、 交通政策課と連携し、実証実験を実施する予定です。

cogbeが、より使いやすく安全で便利な移動手段となるよう、引き続き改善を進めていきます。

市からのコメント

小川市長

本日は貴重な発表をありがとうございました。 交通政策は市民生活において重要なテーマであり、前橋をより便利で楽しいまちにするためのヒントを多くいただきました。 来年度の実証実験も楽しみにしています。

細谷副市長

cogbeのデータ分析・可視化は、今後の交通政策にとって非常に重要です。 来年度も多くの市民に活用される施策提案を期待しています。

交通政策課

学生ならではの視点による分析は、交通安全や観光施策の検討においても有益です。 自転車事故削減に向け、危険箇所の可視化は今後ますます重要になると考えています。

さいごに

今回の分析は、学生が主体的にデータ加工から可視化、考察までを行った大変意義のある取り組みでした。 群馬大学公共政策研究室の皆さまに、心より感謝申し上げます。

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更新日:2026年03月23日