定例記者会見概要版(令和6年11月8日開催)
令和6年11月8日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和6年11月8日(金曜日)午後2時~2時40分
会場
市役所 4階 庁議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
1 案件説明
(1) 市民提案型パートナーシップ事業こども用品「こうかんこ」を開催します
(市長)
SDGsの取り組みとして、「サイズアウトした洋服」「遊ばなくなったおもちゃ」「読まなくなった絵本」を持ち寄り交換する、こども用品「こうかんこ」を 「NPO法人ぐんまを元気にする会」と「前橋市」が協働で開催しています。
このイベントは市民提案型パートナーシップ事業として開催するもので、目的としては、地域が抱えている課題の解決や、より良いまちづくりに、市民・企業・団体の皆さんと本市が協働で取り組み、誰もが安心していきいきと暮らせる前橋市を推進していくために実施しているものです。
第1回目の「こうかんこ」は7月28日(日曜日)に東公民館で開催し約50人に参加していただきました。今回は2回目のイベントになります。11月10日(日曜日)に開催される東公民館文化祭に10時〜13時まで出展いたします。
なお、令和7年1月15日(水曜日)から東公民館内に常設ブースを開設することになりました。開館している時間帯はいつでも交換できるということですので、ぜひ皆さん、家で使わなくなった洋服やおもちゃ・絵本などを持ち寄って東公民館に交換に来てください。
本日はぐんまを元気にする会の阿部様にお越しいただいていますので詳細につきましては阿部様より説明させていただきます。
(ぐんまを元気にする会 阿部さん)
今回の事業の概要とどんな思いで事業を取り組ませていただいているかをお話します。2010年に前橋市の市民活動センター団体という市民活動団体でスタートし、2014年からNPO法人として登録をして活動を始めました。活動を始めてちょうど10年目の団体です。NPOは特定のテーマを掲げて活動する団体が多いのですが、私は活動理念として「わくわくする仲間とつながり群馬に元気の輪を広げます」ということで、特定のテーマではなく人をつなげて元気の輪を広げていこうということで活動しています。具体的には婚活支援や中高生のキャリア教育で社会の大人とつなげるイベントなどに取り組んできました。
この度、前橋市とのパートナーシップ事業を取り組もうとなり、「こうかんこ」を計画しました。この活動については強い思いがあり、これまで婚活支援やキャリア教育などのイベントを1つ1つ手作りで作ってきて、それなりに実績を残してきたかと思っています。10年経って振り返ってみると、1つ1つ実績はありますが、自分たちが作らないと場ができない。もう少し自分たちが手掛けたものがこのまちの仕組み、文化としてこの先、残っていくものを作っていきたいと思いました。その中で「こうかんこ」という公民館のようないつも親御さんが行く場所に自分がいらなくなった服や本を預けることができ、また、それが必要になった人が貰うことができる。それによって経済的負担の減少や、環境においてもごみが減少し、交換する場にお互いの思いを書き残せるノートを設置することでつながりも感じられるという場が、今後前橋市内の色々な場所にできるように頑張っていきます。ぜひ一緒に新しい文化を作っていってもらいたいと思います。
(2) 「まえばし☆みんなのえいがさい~インクルーシブシネマフェス2024~」を開催します
(市長)
12月3日(火曜日)から9日(月曜日)は障害者週間です。
障害がある方も、ない方も、みんなが楽しめる映画祭を12月7日(土曜日)から20日(金曜日)まで開催します。
障害について考えていただく機会や、普段なかなか映画館に行きにくい方が映画を楽しめる機会となれば、幸いです。期間中に全4回手話通訳付きのトークイベントもあり、オープニングトークイベントでは、私と映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」に出演されている群馬県出身俳優の今井彰人さんが登壇します。
映画祭ということで、皆さんに楽しんでいただけるように趣向を凝らして現在準備をしています。障害福祉サービス事業所によるクッキーや、パンの販売、サッポロホールディングスさんに協力いただきレモネードスタンド「まえばし☆シネマスタンド」を実施します。
また、アーツ前橋内にあるロブソンコーヒーさんに協力いただき障害者アートの展示を予定しています。いつもと違った前橋シネマハウスにぜひお越しください。
また、インクルーシブシネマフェス期間中の12月14日(土曜日)には前橋プラザ元気21で障害福祉に理解を深めるイベント、「みんなのフェスタ」を開催します。
本日は会場となる前橋シネマハウスの日沼支配人にお越しいただいていますので詳細につきましては日沼支配人より説明させていただきます。
(前橋シネマハウス 日沼支配人)
この映画祭は1前から話が上がっていた映画祭なのですが、映画館として障害を持った皆さんや社会に生きづらさを感じる皆さんにどういったものを映画として提供できるのか、映画を楽しんでもらえるのかという時に、障害福祉課から上映会をしたいというお話をいただいて、それならもっと大きくたくさんの人に見てもらえ、障害というものをもっと広く知ってもらえるような取り組みができるのではということで、映画祭を開催することになりました。
今回の映画祭の作品は障害の有無、大人やこども、誰でも楽しめ、障害を持った人たちのことも考えながら、様々な作品を15作品用意しました。普段の映画館ではないような、字幕を取り入れ、UDCastという携帯電話のアプリを使った音声ガイダンスを付けて上映を楽しんでいただけるように企画しました。私の中でかなり作品を選ばせていただき、間違いなく楽しんでもらえるような作品を15作品用意したので、見てもらえれば良いなと思います。広く皆様にもお知らせいただいて、多くの市民、県民の方に見てもらえたら嬉しいと思います。
上映期間は12月7日(土曜日)から20日(金曜日)までで、火曜日が休館になっています。チケットに関しては前売り券が前日の12月6日まで販売します。こちらは一律1,000円となっていて、当日券は一律1,300円になっています。高校生以下は800円となりますので、よろしくお願いいたします。販売場所に関しては前橋シネマハウス、道の駅まえばし赤城内にあるSHOP CAFE Qu、前橋総合福祉館内にある前橋福祉ショップみんなの家、市役所の地下の売店などでも販売しています。よろしくお願いします。
質疑
(1) 市民提案型パートナーシップ事業こども用品「こうかんこ」を開催します
(記者)
市長としてはこの活動を市内の他の施設に広げていこうと考えていますか。
(市長)
同じようなリサイクルを行っているNPOや団体が市内にもあります。まずは東公民館でスタートしてみて、やり方や雰囲気を見ながら広めていけたらいいと個人的に思います。どういう形で、ほかの団体との連携もしっかり考えていきたいです。
(記者)
「こうかんこ」の場の管理はどのようになりますか。
(ぐんまを元気にする会 阿部さん)
東公民館では1か月間の実証実験を行おうと考えています。メンテナンスが不足すると場所が荒れてしまうため、週に1回現地を確認し、問題があれば公民館からの連絡を受けて現地対応を行います。また、どのようなメンテナンスが必要かをしっかりと把握し、適切に管理できるよう、公民館と連携して進めていこうと思います。
(記者)
今回は前橋市ですが、他の地域でもお考えですか。
(ぐんまを元気にする会 阿部さん)
はい。わたしたちは「群馬」という枠でやっています。現在の想定で、それなりに人が集まる市街地でないと動きが生まれないと思うので、今回の前橋市でも特に中心地に近いところからスタートするので、実績を重ねながら前橋市の外にも広がっていけたらと思います。
(記者)
なぜ東公民館から始めるのですか。
(ぐんまを元気にする会 阿部さん)
今回、パートナーシップの事業提案をしたときに、公民館、子育て支援センターなど、広く子育て中の親御さんが日常に行く導線のところに設置したいと思いました。その中で、前橋市さんの方でも各施設に声をかけてくださり、その中で一緒にやろうと言ってくれたのが東公民館でした。前橋市との共同事業なので、市が動いてくれたので円滑に進められました。
(記者)
無償の物品のやり取りをするというのは他にありますか。
(社会福祉課)
前橋市内でも常に無償の交換をしている他の団体さんがあります。県内でもこのような活動をしている団体さんはあります。
(記者)
いずれの例も行政が関わっているのでしょうか。
(社会福祉課)
私が認識している団体さんは、市は直接関わっていませんが、前橋プラザ元気21にあるプレイルームの脇にそのような場所が設置されていて、そこはNPOさんが関係して他の団体さんと行っています。
(2) 「まえばし☆みんなのえいがさい~インクルーシブシネマフェス2024~」を開催します
(記者)
高校生以下は一律800円とのことでしたが、これは当日券ですか、前売り券ですか。
(前橋シネマハウス 日沼支配人)
前売り券は高校生以下の分を作っていないので、当日券になります。
(記者)
UD Castに対応した映画を上映すれば、アプリを持ってきた方は見ることができるということでしょうか。
(前橋シネマハウス 日沼支配人)
そのとおりです。対応した作品に関しては上映中に音声ガイドの字幕を見ることができる機能になっています。基本的に劇場はスクリーンに字幕は出さないのですが、今回の映画祭の作品については字幕を全て出すようにします。
(記者)
字幕を出さないというのは混乱する要因があるのですか。
(前橋シネマハウス 日沼支配人)
映画が好きな方は字幕を嫌がる人が多いです。今回の上映する「コーダ」のようなもので聴覚障害の方が見る作品であっても、全編字幕上映はせずに週1回は字幕、それ以外は字幕なしという映画館が多いと思います。当館の場合、そのような映画を上映するときは全編全回、字幕上映をしていますが、今回はそれ以外の作品も、ほとんど全て字幕上映で考えています。
(記者)
これまでもUD Cast対応映画を上映したことはありますか。
(前橋シネマハウス 日沼支配人)
はい。かなりあります。
(記者)
今後も引き続き、障害者の方を含め、誰でも見やすいプログラムを組んでいくのでしょうか。
(前橋シネマハウス 日沼支配人)
字幕がある作品とない作品があるので、全てできるかはわかりませんが、今回の映画祭に関しては、こども向けアニメ作品以外はほとんど字幕付きで上映します。
案件外
(市長)
11月のタウンミーティングについてです。11月は続ひよこクラスの参加者との小規模タウンミーティングの開催を予定しています。12月には大規模タウンミーティングもあります。こちらも継続的に毎月色々な方とも対話を続けていくので注目いただければと思います。
(以上で終了)
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更新日:2023年05月01日