定例記者会見概要版(令和7年6月13日開催)
令和7年6月13日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和7年6月13日( 金曜日)午後2時~2時40分
会場
市役所 4階 庁議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
冒頭
(市長)
先日6月7日に石破総理が本市の「官民連携のまちづくり」の視察にお越しくださいました。今回は民間の取り組みの視察がメインでしたが、私も昼食時の懇談や午後の教育とITに関する意見交換会に参加させていただきました。その中で、本市のまちづくりの取り組み、主にアーバンデザインの策定経緯や今後のまちなかの再開発、そして県と取り組んでいる県庁前から前橋駅までの「クリエイティブシティ構想」などについて説明させていただきました。
視察後の総理のぶら下がり会見でも触れられていましたが、今後の地方創生の参考としたいとのことで前橋のまちづくりについて非常を関心を持っていただけました。企業や若者が都市部に集中するのではなく、地方も面白いと思ってもらえるような民間の取り組みを後押しする施策に今後期待したいと思います。
案件説明
(1) 「MAEBASHI PRIDE MATCH」を開催します
(市長)
本日は、株式会社ザスパ 代表取締役社長兼GM 細貝萌さんにお越しいただき、本市との共同会見となります。
6月28日、市ふるさと納税「ザスパ群馬支援・連携プロジェクト」の寄付金を活用した、「MAEBASHI PRIDE MATCH」を正田醤油スタジアム群馬でツエーゲン金沢を迎えて開催します。
合言葉は「みんなの応援を力に。見せつけろMAEBASHI PRIDE」です。J2・J 1昇格を目指すザスパ群馬を、市民総力で支え、勝利へ導きます。
来場者先着1万人にオリジナルトートバッグをプレゼント。前橋市PRブースの出店では、市の魅力を発信し、地元事業者の商品もご紹介します。また、市内高等学校部活動や市民団体によるパフォーマンス等も実施します。
ザスパ群馬に対する応援の取り組みとしまして、市職員、市議会議員が「ザスパ群馬×前橋市」コラボポロシャツを着用し、応援の輪を広げていきます。なお、コラボポロシャツはザスパーク等で一般販売も予定しています。
また、市職員用として、「ザスパ群馬×前橋市」コラボ名刺を作成し、ザスパ群馬のPRに活用するとともに、市役所1Fロビーにザスパ群馬応援ブースを設置し、情報発信を行います。
これらの活動を通じて、応援の気持ちを形にし、地域貢献の精神を広め、市民の参加と共感を促します。ザスパ群馬への応援の機運を高め、熱い声援と誇りを共有することで、市民のシビックプライドを育んでいきます。
「MAEBASHI PRIDE MATCH」開催に伴うザスパ群馬の意気込み、これからのザスパ群馬の展望などについて、株式会社ザスパ 代表取締役社長兼GM 細貝萌さんにお話いただきます。
(株式会社ザスパ 細貝代表取締役社長兼GM)
皆さまいつも応援ありがとうございます。現在、ザスパ群馬はJ3リーグに参戦しています。今年中にJ2昇格を果たしたいという思いでチーム一丸となって戦っています。今回、ホームタウンである前橋市のみなさんのお力を借りて、少しでもたくさんの方に足を運んでいただきたいとお願いに参りました。
先ほど小川市長からありましたとおり、6月28日(土曜日)に正田醤油スタジアム群馬にて行われる、ザスパ群馬VSツエーゲン金沢と「MAEBASHI PRIDE MATCH」を開催します。ザスパ群馬は今シーズン来場者数を伸ばすことに苦戦している状況です。私自身も選手時代に感じていたのですが、やはり少しでも多くの方にスタジアムに足を運んでもらうことが、チーム、選手の力になると考えています。ぜひ6月28日は市民の方々総動員で満員のスタジアムの中で選手たちに頑張ってもらいたいと思っています。
スタジアムには楽しいイベントがたくさんあります。ファミリー観戦エリアもあるので、小さなお子様からお年寄りの方々まで、楽しめる空間になっていますので、ぜひ三世代でお越しいただけたら嬉しいなと思います。
「みんなの応援を力に。見せつけろMAEBASHI PRIDE」と、ぜひ満員のスタジアムで最高の雰囲気の中で選手を戦わせてあげ、そして勝利を掴みたいと思っていますのでよろしくお願いします。
(2) 高校生と考えたこども基本条例の前文案を発表します
(市長)
5月21日(水曜日)に情報提供させていただいた、こども基本条例前文検討ワークショップが最終日を迎え、完成した前文案を高校生たちが発表しますので、改めてお知らせいたします。
明日14日(土曜日)16時から、前橋プラザ元気21の5階、502学習室で行われます。
このワークショップは、こども基本条例の前文に含める内容を、高校生の声を聴きながら、高校生と一緒に作り上げていくワークショップです。
5月24日(土曜日)から毎週土曜日、全4回開催しており、明日14日(土曜日)が最終回となります。
なお、取材申込は、本日中となっていますので、まだ申し込みをされていない報道機関につきましては、本日中にこども政策課までご連絡ください。
本日は、ワークショップに参加している高校生が来てくれています。
【外部出席者】
阿部 朱莉(あべ あかり)さん 前橋市立前橋高等学校
宮川 優未(みやかわ ゆみ)さん 前橋市立前橋高等学校
佐々城 伸毅(ささじょう のぶき)さん 群馬県立前橋東高等学校
石森 亘(いしもり わたる)さん 群馬県立前橋高等学校
田口 慧(たぐち さとる)さん 群馬県立前橋高等学校
高橋 天音(たかはし あまね)さん 共愛学園高等学校
久保田 ゆず(くぼた ゆず)さん 前橋育英高等学校
(高橋天音さん)
このワークショップでは、こどもの権利を守り、安心して成長できる社会をつくるために、市が制定を進めている「こども基本条例」の前文案を、私たち高校生が、前橋市と一緒に作り上げました。私はこのワークショップを通して、自分たちの権利の大切さと、大人とこどもで作る社会に参加する重要性 を仲間と通じ考えることができました。
明日のワークショップでは、私たちが考えた内容について発表させていただきます。こどもの権利があること、私たちが想っていることを、ぜひ多くの方に知っていただきたいです。
報道関係の皆さまには、ぜひこの発表の様子を取材していただき、私たちの思いや取り組みを広く伝えていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
案件外
(1) 第69回前橋花火大会を開催します
(市長)
前橋花火大会が今年も8月9日に開催される予定です。例年通り、利根川河畔(大渡河畔緑地)で開催します。すでに協賛企業や個人からの協賛が始まっており、来週からはその協賛者への有料観覧席の優先販売も始まる予定です。ぜひ多くの方々に協賛や有料観覧席の購入にご協力いただき、前橋の4大祭りの一つである花火大会も、皆さまのご協力をいただいて盛り上げていけたらと思っております。
(2)国のシステム標準化に伴う影響について
(市長)
6月4日に全国市長会に合わせて、群馬県の市長会と県内選出国会議員との意見交換会を開催しました。その際に話題提供させていただいたのですが、現在、国がシステムの標準化を各自治体で進めており、前橋市も昨年12月に基幹税システムの標準化を行いました。
これに伴い、証明書の名称や運用が変更になっており、今年4月以降、市民の皆さまにお送りしている書類も、国による統一の書式に変更されています。しかし、その書式が「見づらい」ということで、市民の皆さまから多くのご意見が寄せられています。特に4月に発送した納税通知書については、「字が小さくて読めない」「納税者への配慮がない」「行政サービスが低下したのではないか」という声が、市役所に100件以上寄せられています。以前のものと標準化後の書式を比較していただければ分かると思いますが、確かにその通りだと感じる部分もあります。
国に対しても、「市民に分かりやすく、また高齢者に優しい書式にしてほしい」という申し入れをしていきたいと考えています。今後、前橋以外の県内自治体でも標準化に伴って同様の書式に変わっていくと、他の地域でも同じような市民サービスの低下や混乱が起こる可能性があります。事前にメディアの皆さまには状況を把握していただき、また周知等にも状況をご理解いただけるとありがたいです。標準化自体は全国的な運用であり、良いことだと思いますが、運用後の特に市民の皆さまへの通知等に関わる部分については、今後も改善を求めていきたいですし、国の方でも運用後の仕組みについて丁寧に見ていただけるとありがたいと思っています。
質疑
(1) 「MAEBASHI PRIDE MATCH」を開催します
(記者)
1万人を無料招待とのことですが、その手順を教えてください。
(株式会社ザスパ藤田事業部長)
申し込み方法は2つあり、チラシが前橋市内にお住まいの方に回っており、そのチラシの二次元コードからJリーグIDを取得いただくと1組2名まで無料でチケットを申し込みいただけるような形になっています。また、昨日から専用のホームページも開設されたので、そちらからも同じようにJリーグIDに飛べるようになっています。そこにアクセスしていただければ、無料で1組2名まで取得ができるような状況です。
(記者)
選手のどのようなプレーを見てもらいたいですか。
(株式会社ザスパ 細貝代表取締役社長兼GM)
日々、選手は情熱を持ってプレーをしています。練習でも毎試合課題が出るところに関して、1つ1つ課題を克服すると共に今現在の監督が求めているスタイルに沿って少しでも自分たちの良さを出していこうとしています。パスワークもですし、全体的に少し攻撃的なサッカーをしたいと思っているのでより多くのチャンスを作りながら、結果を残していきたいと思います。
(記者)
無料招待は毎年行っているのですか。
(スポーツ課)
1万人規模で無料招待が行われるのは、今年が初めてとなっています。
(記者)
「MAEBASHI PRIDE MATCH」という形で行われるのは今回が何回目ですか。
(スポーツ課)
「MAEBASHI PRIDE」の名前がついた試合は令和3年度から行われています 。市民招待が行われた試合は2008年から市民サンクスデイという形で行われています。
(記者)
去年の市民招待は何人でしたか。
(スポーツ課)
1000人です。
(記者)
今回、昨年の10倍までの人数を招待する理由を教えてください。こちらは市の予算で行うのか、ザスパ群馬の予算で行うのかも教えてください。
(スポーツ課)
この事業はふるさと納税の寄付金を活用して行われています。全てがそれに使われているわけではなく、予算内の800万円をふるさと納税の寄付金から交付金として活用しています。
(記者)
ふるさと納税が増えて、招待もたくさんできるようになったということですか。
(株式会社ザスパ藤田事業部長)
例年500組1000人招待としてPRIDE MATCHを行っており、ザスパ群馬が負担して市民のみなさまに観戦していただくという形で行っていました。今年はJ3というカテゴリーの中でなかなか来場者数を伸ばせない、チームも勝ちきれない試合が多くて、今のところ昇格ラインに乗れていないところもあり、前橋市にご相談をして1万人招待しましょうという流れになった背景があります。そこに関しては、ザスパ負担でご招待をさせていただき、満員のスタジアムで最高の雰囲気を作っていただき勝利に導いていただければと思います。
(記者)
コラボ名刺の活用はいつからですか。
(スポーツ課)
期間は未定で、希望制で使用を案内しています。
(記者)
ブースの出店は何店舗くらいを予定していますか。
(スポーツ課)
赤城の恵ブランド認証受賞者による出店が4店舗、スポーツ課による市民アンケートの実施と先着100名の試食配布、ポケットティッシュ・チラシの配布、観光政策課による七夕まつり、花火大会、前橋ウィッチーズのPRとしてポスターの掲示、広報ブランド戦略課による本市SNSPRチラシの配布ところとんステッカーの限定配布を行います。また、物産振興協会の会員(3事業者)の出店を予定しています。
(記者)
名刺はもう作っているという認識でよろしいでしょうか。
(スポーツ課)
デザインだけ作成しており、名刺作成は希望者が出てから注文する形になります。
(記者)
いつ頃から活用を始めますか。
(スポーツ課)
なるべく早く活用できるように進めていきます。
(記者)
コラボポロシャツの一般販売の開始時期を教えてください。
(スポーツ課)
予定では、まえばしPRIDE MATCHの翌日、6月29日(日曜日)からザスパークのショップから販売を始められればと考えています。
(市長)
今、発注して作成している段階なので、職員も届き次第、このポロシャツをたくさん着る人が増えると思います。
(2) 高校生と考えたこども基本条例の前文案を発表します
(記者)
明日発表される全文案について、それぞれどんな思いを込めたのかお聞かせください。
(阿部朱莉さん)
私はこどもと接することが好きで、今までいろんなイベントで小さい子たちと関わってきました。その中で、当たり前にあることが当たり前じゃない場合もあるんだなと気づくことが多く、今回の条例で改めて「条例とは何か」を考え、そこから今の自分たちに何ができるのかを当てはめて考えました。自分が経験してきたことを私より年下の子たちがもっとより良い生活を送れるようにという思いを込めて作りました。
(佐々城伸毅さん)
このワークショップのチラシを見て、「条例は自分の身近にどう関わっているんだろう」と考えました。よくよく考えると、自分の身の回りは条例があって成り立っているんだなと思ったので、自分もこの条例作りに携わることによって、この地域のこどもたち、自分よりも年下の子たちや少し先輩方でも、その人たちの将来を安定させる、安心して暮らせるような条例を自分たちで作ってみたいと思いました。そして、自分たちの下の世代の人たちが、より充実した日常生活や安心して生活ができるような条例を作りたいという気持ちで参加しました。
(記者)
今回、高校生の皆さんが考えた全文案は、実際に議会で制定される際に反映されるという理解でよろしいでしょうか。
(市長)
そのとおりです。
(記者)
変更等が入る可能性もありますか。
(市長)
あると思いますが、基本的には、この高校生18名が考えてくれた前文案を基に条例案を作成し、議会でご審議いただこうと思っています。
(記者)
提出時期はいつ頃になりますか。
(市長)
今年度中に策定する予定となっておりますので、今年度の後半の議会に提出する予定です。
案件外(2)国のシステム標準化に伴う影響について
(記者)
100件以上の意見が寄せられているとのことですが、いつからいつまでの期間で、もし細かい数字があれば教えてください。
(資産税課)
令和7年度の4月7日に納税通知書を発送したた後の、おおむね4月中の件数となっております。細かい数字は申し上げられませんが、100件は超えていますが、200件にはいかない程度とご理解いただければと思います。
(記者)
意見というのは「字が小さい」以外に、どんな内容なのでしょうか。
(資産税課)
「字が小さい」というのもそうですが、昨年送った納税通知書よりも「見づらい」というご意見もあります。やはり「字が小さい」というのが一番です。
(記者)
100件以上寄せられているものは全て批判的な意見という認識でよろしいですか。
(資産税課)
大体がそうです。
(記者)
市長に伺います。国の方に申し入れをしていきたいということですが、具体的にどのようなところに伝えるのか、あるいは他の自治体を巻き込んでいく方針なのか、ありましたら教えてください。
(市長)
事務レベルでは、すでにこのような状況を伝え、改善を求める話をしています。元々の書式は、本市と伊勢崎市で共通の見やすい書式を作ろうと取り組んでおり、特に納税通知書については非常に分かりやすいものを使用していました。それだけに、今回見づらくなってしまったという声が本市では多かったのだと思います。伊勢崎市にも確認したところ、やはり同様の苦情や意見が少し出ているとのことです。今後は伊勢崎市長とも相談しながら、今後の対応については考えていきたいと思っています。
その他
(記者)
物価高騰の影響で学校給食の提供内容が全国的に変わるケースがあるそうです。例えば名古屋市ではひつまぶしが中止になったという話もあります。前橋市でそういった事例はあったのでしょうか。また、現状、前橋市の給食で郷土料理をどのように扱っているか、分かる範囲でご説明ください。
(市長)
本市では昨年度から給食のInstagramも始めており、調理場の皆さんが毎日、こどもたちにどのような食事を提供しているかをこまめにアップしてくれています。郷土料理や季節ごとの食事なども見られますので、ぜひご確認ください。
物価高騰の影響については、これに関しては昨年も今年も物価高騰分として、一人当たりの給食費の単価を上げて対応しています。そのため、基本的に全国で問題になっているような「物価が上がったからおかずが少なくなった」「給食が貧しくなってしまった」ということがないように対応しています。
特に、昨年度から給食費の無償化を進めており、今年度も小学校・中学校の完全無償化に取り組んでいます。給食が無償化になったことで量が減ったり質が落ちたりしないようにということは、教育委員会を含め、みんなで共通認識としています。その内容についても影響がないように取り組んでいきたいと思います。おそらく今後もさらに物価が上がり、今の状況を確保するのが大変になるようであれば、さらに公費負担を増やしていくことも考えていますが、現状ではしっかりと物価上昇分を負担しながら対応しています。
最後に
(市長)
明後日ザスパのホーム戦がありますので、スタジアムにお越しください。また、土日にはまちなかで「こむぎフェス」が開催されますので、ぜひお越しください。
(以上で終了)
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更新日:2023年05月01日