定例記者会見概要版(令和7年6月30日開催)
令和7年6月30日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和7年6月30日( 金曜日)午後2時~2時50分
会場
市役所 4階 庁議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
案件説明
(1) 「マイナビ進学ライブ×ミライバシ2025」を開催します
(市長)
前橋市内には優れた技術を持つ企業や、魅力ある商品・サービスを提供している企業などがあり、幅広い産業分野の企業が活躍しています。しかしながら、高校生の約7割が進学、そのうち半数以上が県外へ出てしまう現状で、前橋市内の様々な企業や団体を知る機会は中々ありません。そこで、高校生の未来のために、株式会社マイナビと協定を締結し、進学先紹介イベントである「マイナビ進学ライブ」と、前橋市内の様々な企業・団体が仕事体験のブースを出展する「ミライバシ」をあわせた「マイナビ進学ライブ×ミライバシ2025」を開催します。
今回、前橋市内の様々な企業・団体に広く呼びかけたところ、29もの企業・団体が仕事体験ブースを出展していただけることとなりました。この「マイナビ進学ライブ×ミライバシ2025」を通じて、高校生たちが、各企業ブースを回りながらそれぞれの魅力について話を聞き、社会のどんな課題に取り組んでいるのか触れることで、市内企業の将来的な人材確保やUターン促進に大きく寄与できることと期待しています。
本日は、株式会社マイナビ群馬支社長の勝又様にもいらっしゃっていただいております。詳細については、勝又様よりご説明いただきます。よろしくお願いいたします。
(株式会社マイナビ群馬支社 勝又支社長)
ただいま市長からご紹介いただきました、株式会社マイナビ群馬支社長の勝又と申します。よろしくお願いいたします。
市長からもお話がありましたとおり、7月に前橋市と共同で高校生向けのイベントを開催いたします。概要は様々な企業様にブースを構えていただき、直接、産業について聞いたり、仕事内容を疑似体験してもらったりすることで、今後の将来に役立ててもらえればと考えております。
データをご覧いただくとお分かりのように、当社は設立50年以上で、創業以来、就職支援に力を入れております。大学生は3年生や4年生になってから進学や就職を考える方が非常に多いのですが、短期間での決定が就職後のミスマッチを引き起こす問題があると考えておりました。
また、もう一点、大都市圏への若者の流出は全国的な傾向であり、残念ながら群馬県でも多くの学生が東京へ流出しているのが現状です。当社は約37拠点を構えており、各支社ではそれぞれの地域の産業発展に貢献する活動を行っております。高校生が地域外へ出てしまうことは、地域社会にとってマイナスではないかと感じ、この2つの課題から、高校生に早い段階で進路選択のきっかけを提供できないかと考えておりました。
労働政策研究・研修機構のデータによると、高校時代に地元の企業を知っている人の方がUターン率が5割以上高いという結果が出ており、我々が抱える社会課題と同じ概念であることから、地域に焦点を当てる「ローカルフォーカス」という活動を開始いたしました。
この活動の一環として開催されるのが、今回の「ミライバシ」です。企業様にとっては認知度向上に加え、地元貢献への意欲も高く、自治体にとっては将来的なUターン促進、そして高校様にとっては探究学習への対応や生徒の地域への呼び込みという、三者が連携した取り組みとなります。
全国でも同様のイベントを実施しており、アンケート結果を見ると「知らなかった企業に出会えて良かった」「面白い企業がたくさんあった」など、高校生からの評価は非常に高いです。昨年度の前橋会場でも、特に群馬県はBtoB企業(企業に対して商品やサービスを提供する企業)が多いため、見たことのない製品がどのように社会に還元されているのか、この技術にどのような可能性がるのかなど、高校生が楽しみながら体験し、学んでいる姿を私も一日見て、非常に感銘を受けました。将来、こうした体験が刺激となり、人生の選択の一助となればと思っております。
全国的なサンプルでも、様々な体験を通して五感で学ぶことが、高校生に大きな影響を与えていることが分かります。群馬県の高校生の皆様にも、この活動を通じて、将来的に必ずしも群馬県に戻ってくるかどうかは分かりませんが、進路選択の選択肢として「まずは群馬の企業で働いてみよう」と感じてもらうことで、すぐに、あるいは10年後、20年後に戻ってきて群馬経済で活躍する人材が生まれることを期待し、この活動を続けてまいります。ぜひご期待ください。以上でございます。
(2) 前橋ウィッチーズ関連観光PR事業を実施します
(市長)
本市が舞台のアニメ『前橋ウィッチーズ』をご覧いただき、本市へいらっしゃる方々へ、4つの取り組みで心を込めておもてなしいたします。
1つ目は上毛電鉄の車両ラッピング
2つ目は舞台めぐりBOOK
3つ目は前橋ウィッチーズは永遠不滅!!キャンペーン
4つ目は前橋に泊まって当てようプレゼントキャンペーンです。
詳細については、担当課からご説明します。よろしくお願いいたします。
(交通政策課)
交通政策課です。交通政策課からは、上毛電鉄にて「前橋ウィッチーズ」のラッピング車両を運行することが決まりましたので、お知らせいたします。
アニメ内で登場する主要キャラクターの名前に上電の駅の名前が使われていたり、アニメ内でも車両が登場したりと、「前橋ウィッチーズ」と関わりの深い上電で、「前橋ウィッチーズ」のラッピング車両を7月7日月曜日から運行開始いたします。
初運行は、7月7日の午前7時55分から大胡駅発 中央前橋駅行きの便で、中央前橋駅に到着後、8時15分からラッピング車両のお披露目会を実施します。
お披露目会の停車中には、限定のヘッドマークを車両に装着します。屋外広告物の条例の関係で、ヘッドマークを装着したままの運行はできないため、非常にレアな写真を撮影することができます。また、当日7時より、有人駅各駅で1,000枚限定かつ9月11日までの期間限定で、前橋ウィッチーズデザインの上電1日フリーパス券を販売いたします。フリーパス券にはナンバーリングもされており、プレミア感のあるものとなっております。ぜひ、お買い求めいただき、ご乗車いただければと思います。
次に、気になるラッピング車両のデザインはこちらでございます。バンダイナムコフィルムワークス様にデザインいただきました。非常にウィッチーズらしい可愛らしいデザインとなっております。たくさんの方のご乗車、ご来訪をお待ちしております。交通政策課からは以上です。
(観光コンベンション協会)
観光コンベンション協会では、前橋ウィッチーズに関連して3つの取り組みを実施いたします。
1つ目は舞台巡りブックです。作品と共に前橋を愛していただけるよう、本市の特徴などと合わせ、作品の舞台となった中心商店街や大胡地区を作品のシーンと共に紹介しております。7月1日より前橋駅観光案内所、道の駅まえばし赤城、観光案内所、前橋観光コンベンション協会の事務所で配布予定でございます。
2つ目は前橋ウィッチーズは永遠不滅キャンペーンです。 7月11日(金曜日)から9月30日(火曜日)の期間、対象店舗で税込み1,000円以上の飲食・商品購入をしていただいた方には、1会計につき1枚、オリジナルステッカーをプレゼントします。また、一部店舗ではキャラクターのイメージカラーなどに合わせたコラボメニューも提供する予定でございます。
3つ目は前橋に泊まって当てようキャンペーンです。当協会で例年実施しているキャンペーンです。期間中、市内の対象ホテルに宿泊しアンケートに答えるだけで、抽選で豪華賞品(前橋の特産品など)が当たるキャンペーンとなっております。回答いただいたアンケート結果は宿泊施設のさらなる向上に加え、データ分析から本市の観光戦略や施策に活用することを目的に実施しております。今回は聖地巡礼で前橋に来ていただくお客様にさらに楽しんでいただくべく、前橋ウィッチーズに関連した特別商品を用意して実施いたします。ラッピングと合わせて楽しんでいただけるような取り組みを実施いたします。以上です。
(市長)
ありがとうございます。この他にも、三俣せんべいさんの各キャラクターとのコラボせんべいと、赤城フーズさんの「ユイナのあまずっぱ~い甘梅」をふるさと納税の返礼品として取り扱いの開始を予定しています。準備が整い次第、改めて情報提供させていただきます。
(3)マイタクで紙利用券が利用可能になります
(市長)
現在、本市では「マイタク」という制度によって、高齢者や障害がある方などを対象としたタクシーの運賃補助を行っています。移動困難者の支援という観点から、マイナンバーカードを持っていない方もマイタクを利用できるように紙の利用券を使用できるように制度を見直します。明日7月1日から、市役所1階のマイタク窓口にて、申請受付を開始します。現在マイナンバーカードをお持ちでない方も、ぜひこの機会にマイタクをご利用ください。
(交通政策課)
マイタク制度の改定内容の詳細についてです。対象者は、申請時点で、有効期限内のマイナンバーカードを保有していない方となります。紙利用券の申請は7月1日から、市役所1階のマイタク窓口にて受付開始いたします。受付後、10日ほどでご自宅に「利用登録証」と「40回分の紙利用券」を郵送いたします。なお、何らかの事情により、ご来庁が難しい場合は、代理の方による申請もできます。運転免許証や健康保険証の他、補聴手帳や障害者手帳などの要件確認書類が必要な場合がありますので、ご不明な方は事前にご連絡いただくようお願いします。もうひとつご注意いただきたい点としましては、マイナンバーカードによるご利用と異なり、紙利用券の場合は、年度ごとに更新手続きが必要となります。更新手続きの詳細につきましては、年度末までに広報、ホームページ等でお知らせする予定です。
(4) 8月5日を「まえばし平和祈念の日」とします
(市長)
昭和20年8月5日の前橋空襲による犠牲者を追悼し、市民一人一人が恒久的な平和を祈る機会とするため、毎年8月5日を「まえばし平和祈念の日」と定めます。今年は、戦後80年の節目の年であり、4月28日に「前橋空襲と復興資料館」が開館したことを契機としています。
7月1日に「まえばし平和祈念の日を定める要綱」を告示し、広報まえばし7月号やホームページで市民への周知を図ります。8月5日(まえばし平和祈念の日)を起点として、9月21日(世界平和デー)までを「まえばし平和祈念月間」とします。
平和祈念月間に、庁内各所属で取り組んでいる平和に関する事業を一体的に実施し、広く市民に対して平和について考える機会を提供していきます。
今年度の主な事業は、小中学生の夏休み中の課題にもなる「平和ポスター事業」や「平和パネル展」、8月5日の「前橋空襲一斉慰霊」の他、新規事業として、「まえばし平和展」や小中学生を対象とした「平和を考えるワークショップ」などを予定しています。
(5)「次世代にも暮らしやすいまちづくり」を考える対話型説明会を開催します
(市長)
現在、前橋市では、人口減少・高齢化、都市のスポンジ化などの都市課題に対応した「次世代にも暮らしやすい」コンパクトなまちづくりの実現に向けた土地利用のあり方について検討を進めています。
また、その実現には、適正な土地利用とあわせて、公共交通ネットワークの再構築が不可欠であることから、交通政策課が進めている「地域公共交通計画」の見直しと連携して検討を進めています。
この取り組みについて、市民・事業者の皆さまに知っていただき、これからのまちづくりはどうあるべきかを考えていくきっかけとするため、「次世代にも暮らしやすいまちづくりを考える対話型説明会」を開催します。日程は資料に記載のとおり、7月の土日、市内5箇所にて開催します。
各会場にパネルを展示しまして、職員が来場者に個別に説明を行う対話形式で実施します。時間中であれば自由に来場可能ですので、お気軽に来場いただけたらと思います。
報道機関の皆様におきましてもぜひご参加いただきますようお願いいたします。
案件外
(1) 道の駅「まえばし赤城」で台湾フェアを開催します
(市長)
今週末、7月4日、5日に開催されます。今年度から群馬県の協賛も加わり、昨年以上に充実した内容となっております。出展数も14店舗に増え、台湾の本場の演劇、人形劇も実施予定です。元日本台湾交流協会の台北事務所の泉代表の講演会も予定されています。また、例年大人気ですぐに売り切れになる台湾マンゴーもたくさん用意していると伺っております。ぜひ、台湾や台湾の文化をたくさん感じられる2日間となっておりますので、多くの方にお越しいただき、また取材の方もよろしくお願いいたします。
(2)史跡総社古墳群追加指定記念ミニ展覧会を開催します
(市長)
先日、6月20日に文化審議会が開催され、文部科学大臣宛てに総社町内にある総社古墳群、二子山古墳の追加指定が答申されました。追加指定を記念しまして、前橋市総社歴史資料館を会場にミニ展覧会を開催いたします。期間は7月19日から8月31日までとなっております。出土した埴輪などの展示に加え、調査時の写真をパネルで展示するなど、総社古墳群で最後に作られた前方後円墳の状況、調査の様子を皆様に知っていただけたらと思います。
質疑
(1) 「マイナビ進学ライブ×ミライバシ2025」を開催します
(記者)
このイベントはいつから始まったのか、去年の参加団体数、そして対象は大学や専門学校に進学する高校生のみなのか、それとも高校卒業後すぐに就職する生徒も対象なのか、確認させてください。
(株式会社マイナビ群馬支社 勝又支社長)
群馬県では平成30年から「マイナビ進学ライブ」として開催しており、今回の開催で6回目となります。特に去年あたりからはより多くの学生・生徒を対象としています。昨年度は22の企業・団体が参加しています。対象は高校生全学年です。
(記者)
今回で6回目ということですが、過去に参加して大学進学後、卒業してUターンが定着した、あるいはUターン率が上がったといった実績データはありますか。
(株式会社マイナビ群馬支社 勝又支社長)
詳細なデータはまだ追えておりませんが、初年度の企業からは、関連する人材が戻ってきたという報告が増えているとのことで、効果は出ていると認識しております。
(市長)
参加高校も普通高校から商業高校まで様々で、進学・就職に関わらず、高校単位で来ていただいております。
(記者)
説明の中で協定を締結されているとのことでしたが、どういった協定でいつ結ばれたものですか。
(産業政策課)
協定につきましては、開催費用負担に関する協定で、今年の4月に締結しております。
(記者)
勝又様が説明してくださった時に、別会場の「ミライビュー」ということで写真を示してくださいましたが、今回の「ミライバシ」も「ミライビュー」の一会場という位置づけでよろしいでしょうか。
(産業政策課)
はい、前橋で開催しているものは「ミライバシ」という名称で開催しております。
(2) 前橋ウィッチーズ関連観光PR事業を実施します
(記者)
まず上毛電鉄ラッピングについて伺います。運行開始日が7月7日、七夕の日である理由と、この運行はこの日限定なのか、一定期間運行するのか教えてください。また、お披露目会が当日午前8時15分から9時15分の中央前橋駅で行われますが、これは入場券を払えば誰でも撮影できるのか、あるいは何か限定のものを買った人や予約者のみなど、参加資格があるのか教えてください。
(交通政策課)
7月7日についてですが、バンダイナムコフィルムワークス様とのデザイン協力、および施工会社様との調整の結果、7月7日が最短で運行開始できる日となったため、平日ではありますがこの日に設定いたしました。運行期間は現状で来年3月31日までを予定しております。今後の反響によって期間が変わる可能性はあります。
お披露目会の入場についてですが、通常通り駅構内、改札内で行うものになりますので、入場券の購入が必要です。フリーパス券をご購入いただければ、もちろん中に入って撮影なども可能です。
(記者)
限定ヘッドマークのデザインはどのようなものになりますか。
(交通政策課)
前橋ウィッチーズのロゴが入っていて、背景に赤城山がデザインとして描かれているものになります。当日をお楽しみいただければと思います。
(記者)
来年3月末での運行とのことですが、何両編成の電車になりますか。
(交通政策課)
上毛電鉄で運行している営業車両は全部で8編成ありますが、そのうちの1編成のみを限定ラッピングさせていただきます。運行時間は定期で決まっていないため、2週間ごとに上電さんが車両の運行スケジュールを決めてホームページに掲載する形で話を進めております。
(記者)
次に舞台巡りブックとキャンペーンについて伺います。舞台巡りブックの配布数、オリジナルステッカーの用意枚数、そして4番目のキャンペーンで対象施設は何施設あり、前橋の特産品は具体的にどのようなものが用意されているのか教えてください。
(前橋観光コンベンション協会)
舞台巡りブックは初回1万部をご用意しております。ステッカーについては初回で6,000枚このシリーズを用意しており、キャンペーンの効果を見ながら増刷を検討していきたいと思っております。
「前橋に泊まって当てようプレゼントキャンペーン」の対象施設ですが、ありがたいことに市内の宿泊施設がほとんど参加してくださっており、30前後の宿泊施設に参加いただいております。特産品は豚肉関連の商品や、赤城温泉共同組合さんの宿泊チケットなどもご用意しております。
(記者)
プレゼントキャンペーンは何人くらいに当たりますか。
(前橋観光コンベンション協会)
現在、詳細を詰めているところであり、具体的な人数はまだお話しできませんが、お土産のセレクトセットなどもご用意しているので、多くの方にチャンスがあるのではないかと思っております。前回の応募では約7,800件の応募をいただいています。
(記者)
キャンペーン期間はいつからいつまでですか。
(前橋観光コンベンション協会)
7月11日から来年の2月28日までのキャンペーンとなっております。
(記者)
ステッカーは1,000円ごとに1枚ですか。
(前橋観光コンベンション協会)
はい、1会計1,000円ごとに1枚、全12種類の中からランダムでお渡しさせていただきます。
(記者)
市長が「聖地巡礼はこれから」とおっしゃっていましたが、今回の数々の取り組みにおける観光分野での期待する効果を改めて教えていただけますでしょうか。
(市長)
前橋ウィッチーズのアニメは、制作陣や声優の皆様含め、本当に前橋のことを大切に描いてくださったアニメだと感じています。アニメ放送中からすでにロケ地に足を運んでくださるファンの方がたくさんいらっしゃいましたが、後半にかけては「配信が終わったらすぐにでも前橋に行ってみよう」といった方がかなり増えてきています。前橋に来たいという期待感がファンの方々からも高まっていると感じています。
もちろん、アニメに出てくるロケ地を巡るだけでなく、せっかく来ていただくのであれば前橋の良いところもたくさん知っていただきたいということで、今回このようなキャンペーンを用意させていただきました。前橋の良いところを体感してもらうには絶好の機会だと思いますので、ぜひ上電に乗って、あるいはJRに乗って前橋に来ていただき、たくさん街の中を巡っていただけると嬉しいです。
私たちにとって、今回のこのアニメはバンダイナムコさんが作ってくださったものであり、私たちがどうこうするものではありませんが、こんなにも前橋を大切に思ってくださる作品が生まれたので、今後も大切に、多くの方にこのアニメを見ていただき、前橋のことを全国の方に知っていただきたいと思っています。観光に来ていただきたい気持ちはありますが、派手に利用するのではなく、作品のイメージや前橋の描かれ方を大切にしながら、共に前橋を大切にしていけるような取り組みを続けていきたいと考えています。
(記者)
7月7日から販売の上電フリーパス券はいくらですか。
(交通政策課)
1,300円になります。通常のフリーパス券と同じ金額です。
(記者)
フリーパス券は1日乗り放題という理解でよろしいでしょうか。
(交通政策課)
はい、その通りです。1日限定で乗り放題になります。その日有効です。
(3)マイタクで紙利用券が利用可能になります
(記者)
マイタク登録要件を満たしながらマイナンバーカードを持っていなかったため利用できなかったという方は、全体でどれくらいいらっしゃるものなのでしょうか。
(交通政策課)
細かい数字についてはあくまで想定ですが、以前マイナンバーカードなしで利用されていた方が最後に利用できたのは令和3年度です。そこからマイナンバーカードに一本化され、まだマイナンバーカードを申請していない方は名簿上では300人程度いらっしゃいます。ただし、これはあくまで名簿上の数値なので、実際にどれくらいの需要があるかは受付を開始してみてから分かるかと思います。
(記者)
そういったマイナンバーカードを持っていない方からの「以前のように紙でも利用したい」という強い要望があったのでしょうか。
(交通政策課)
はい、日頃からのお問い合わせの中でも「以前の要件で使っていたが、また紙の要件でマイタクは利用できないのか」というお問い合わせが月に数件ほどありました。
(4) 8月5日を「まえばし平和祈念の日」とします
(記者)
8月5日をまえばし平和祈念の日とすることについて、これは市長がおっしゃったように「要綱の告示」で制定されるということで、条例化や議案による議決といった手続きは不要で、これで制定されるということでよろしいでしょうか。
(市長)
この平和祈念の日の定め方については、自治体によっては条例で定めているところもありますし、告示で実施しているところもありますが、前橋市においては告示で定めたいと考えております。
(記者)
空襲にちなんだ平和祈念の日を設定している自治体は全国的にあると思いますが、把握している限りでどれくらいありますか。また、県内ではどれくらいありますか。
(共生社会推進課)
県内では、確認している限りでは平和の日、あるいは平和を祈念する日を要綱あるいは条例で定めているのは県内では初だと認識しております。全国の状況は、戦争被害の多かったところでは条例などで定めているところが多いかと思います。
(記者)
今年度はこういった事業が行われるとのことですが、来年以降も同じく8月5日前後に様々なイベントを集中して行っていくということでよろしいでしょうか。
(市長)
はい、8月5日から9月21日までの間に様々な事業を行いたいと考えております。
(記者)
新しく始める事業として、前橋空襲と復興資料館開館記念の講演会があると思いますが、これは7月27日ということで、記念日から外れると思いますが、関連事業として行うのか、どのようなスキームで行うのか教えてください。
(文化国際課)
月間からは外れますが、関連事業として開催する予定で考えております。
(市長)
昨年からこの講演会も準備を進めていたものなのですが、先方の日程や会場の都合など、かなり早い段階から日程を組んでいたため、8月5日以降に組むのが難しかったのですが、関連事業ということで今年は行いたいと思っております。
(記者)
また、新しく実施する「平和を考えるワークショップ」について、現時点でどのようなことを行うのか、計画があれば教えてください。
(共生社会推進課)
まず日程ですが、部活動を行わない中学生の「多様な学びの日」というところで設定させていただき、小学校5年生から中学校2年生まで20人程度を募集したいと考えております。4人組で5グループ程度に分かれ、ワークショップ形式で平和について考える機会を提供します。せっかく資料館ができましたので、資料の見学と絡めて実施したいと考えております。
(記者)
最後に、市長からご発言がありましたが、この制定を戦後80年というタイミングで行うことに込めた願いや思いを聞かせていただけますでしょうか。
(市長)
私自身も昨年この市長という職を預かりましたが、これまで前橋市は市民の皆様から様々な提言をいただき、「平和を大切にしていきたい」という思いが市民からもたくさん寄せられていることを改めて感じました。今年度、戦後80年に向けて、平和資料館(前橋空襲と復興資料館)の整備も進めてきましたし、様々な事業も準備を進めてきましたが、そうであるならば、やはり市民の皆様からの大きな願いの一つであった平和祈念の日もしっかり定め、今後も市民の方と一緒に平和を考えていきたいということで、本当にそのきっかけになるような取り組みを、これから戦後80年を機にスタートしていきたいと考えております。
意外にも、この前橋空襲があった事実を知っている人は知っていますが、知らない市民の方もいらっしゃると思います。そのため、空襲があった地域の方々だけでなく、広く市民の皆様と一緒にこれからの平和を考えていくという意味では、非常に深いものであると思っております。
(記者)
主な事業の中にある「まえばし平和展」について、どのような方がどのような作品を展示するのか分かれば教えてください。
(社会福祉課長)
まえばし平和展につきましては、広く一般市民の方に、平和を祈念して千羽鶴を折っていただき、それを集めたものをアートという形にして展示したいと考えております。
それに加え、作成につきましても広く市民の方に呼びかけを行っていく予定です。前橋市役所1階の折り鶴コーナーでも可能ですし、各公民館や市民サービスセンター、市立学校、商業施設、総合福祉会館にも設置を予定しておりますので、市民に呼びかけていきたいと考えております。
(記者)
8月5日は一斉黙とうがあるとのことですが、今年からある「前橋平和祈念の日」として、5日に一斉黙とうの他に何か特別なことは行われるのでしょうか。
(文化国際課)
市民の皆様に、これまでは広島や長崎の終戦の日に合わせて黙とうをお願いしておりましたが、今年は8月5日にも黙とうをお願いするような庁内放送を流したいと思っております。時間は11時を予定しております。決まりましたら正式な時間をお伝えいたします。
(市長)
8月5日当日もそうですが、やはり事前の段階でしっかり周知していくことが大事だと思っていますので、明日から広報を含めてしっかりと周知していきたいと思っています。合わせて折り鶴アートの話が出ましたが、折り鶴がたくさん集まればそれだけ大きな作品ができると思いますし、皆様の思いを集めてアートを作りたいのでぜひご協力をお願いいたします。30万人が1羽ずつ折ってくれれば30万羽できるはずですので、みんなで1羽ずつでもご協力いただけると嬉しいです。
最後に
(市長)
市役所の駐車場ですが、議会棟の北側の駐車場について、皆様にも「いつから利用できるのか」とご質問いただいたこともありましたが、明日から仮供用が始まります。40台しか止められなかったところが140台止められるようになりますので、ぜひ皆様にご利用いただきたいと思います。
また、間もなく参議院選挙が始まります。期日前投票所をについて、今回、前橋工科大学に1日だけ設置する予定になっています。7月8日に前橋工科大学で期日前投票所を大学に置くのは初めてになりますが、若者の投票率向上を図っていきたいと思います。合わせて今回は期日前投票所の立会人に市内の大学生を募集し、大学生に立会人をやっていただく予定になっております。4か所の期日前投票所人くらいの学生に協力いただく予定になっております。主権者教育の一環として、こうした取り組みも予定しておりますので、ぜひそちらも興味があれば、学生の意見を聞いていただけると嬉しいです。
今週も暑い日が続きますので、記者の皆様もぜひ熱中症には気をつけていただき、またよろしくお願いいたします。本日の記者会見は以上とさせていただきます。ありがとうございました。
(以上で終了)
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更新日:2023年05月01日