定例記者会見概要版(令和7年11月18日開催)

令和7年11月18日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和7年11月18日(火曜日)午前10時~午前11時26分

会場

市役所4階庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

案件説明

(1)「群馬アーバンスポーツフェスティバル vol.0」を開催します

(市長) 

今度の三連休の最終日、11月24日月曜日の11時から16時まで、群馬県庁の県民ホール、県民広場、前橋市役所の駐車場において、初開催されます。 

このイベントは、新しいスポーツとされるアーバンスポーツ文化の普及と地域の活性化を推進し、若者やファミリー層に新しい挑戦の場を提供することを目的としています。 

チラシにあるように、日頃見たり体験したりすることが少ないスポーツ「ブレイキン」、「ダブルダッチ」、「スケートボード」、「3X3バスケットボール」などのスポーツが一堂に会するイベントとなっております。見たことのない、体験したことのないスポーツもあると思いますので、ぜひ多くの子どもや若者に様々なスポーツを知っていただきたい思っております。 

詳細については、群馬アーバンスポーツ協会の田所会長をお招きする予定でしたが、遅れておりますので、また後ほど資料を投げ込みさせていただき、直接お問い合わせいただけたらと思います。 

(田所会長からのコメント) 

「本イベントは、ブレイキンをはじめとするアーバンスポーツを、『誰もが楽しめる新しい地域スポーツ文化』として広げることを目的に開催するものです。今回のvol.0は、来年度以降に向けた本格開催の“試験版”という位置づけです。令和の時代に入り、スポーツの価値は競技のみならず、まちづくり・教育・地域交流へと広がってきています。本フェスティバルを通じ、前橋市に新たなスポーツカルチャーを根付かせ、こどもたちが未来に夢を持てる地域づくりや若者の活動の場づくり、にぎわい創出に貢献したいと考えております。ぜひ多くの市民の皆様、また報道関係の皆様にお越しいただき、この新しいスポーツ文化の広がりを感じていただければ幸いです。」 

(2)健康相談事業「禁煙チャレンジ塾」を実施しています

(市長) 

毎年11月の第3水曜日は世界COPDデーと定められ、世界各国でCOPD(慢性閉塞性肺疾患)への関心を高める活動が行われています。今年は明日、11月19日がCOPDデーとなっております。本市では、年間を通じてCOPDの主要な要因の一つである喫煙習慣のある市民に対し、禁煙に向けた健康相談事業「禁煙チャレンジ塾」を行っています。概要は、1か月以内に禁煙したいと考えている市民に対し、保健師がサポートをして、保健センターで月2回開催しています。保健師による面談と、尿中ニコチン代謝物濃度の測定などを行います。その後、禁煙に向けた継続的なサポートを3か月間行っております。なお、参加する相談者の方に費用負担はありません。禁煙チャレンジ塾への新規相談者の推移については、お配りしている資料に記載の通りでございます。 

これまで市民の方々に申し込んでいただいてこの禁煙チャレンジ塾を開催していましたが、今後の展開といたしましては、民間の企業と連携し、企業に出向いた禁煙チャレンジ塾の実施により、健康相談事業の拡充を図りたいと考えております。 

また、特に若年層への取り組みとして、児童生徒向けのたばこの健康への影響について、出前講座の利用促進や、「はたちのつどい」の参加者に対するたばこや加熱式たばこによる害の啓発を継続して行うことで、市民の健康寿命の延伸につなげてまいりたいと考えております。 

(3)前橋市子育てひろばのオンライン予約を開始します

(市長) 

前橋プラザ元気21の2階に開設している前橋市子育て広場は、子どもとその保護者が安心して遊び触れ合いを楽しめる屋内施設として、非常に人気の施設となっております。こちらは平成19年の開館後、延べ268万人の利用があり、毎日、市内市外の方々に親しまれております。現在は、当日に会場で並んで受付をする仕組みになっており、利用者の増加に伴い、施設を訪れても希望する利用時間が定員に達してしまい、利用できないケースが見受けられていました。また、利用者アンケートでは、当日受付だけでなく事前予約を求める声も寄せられていました。こうした意見を踏まえ、利用者の利便性向上を目的として予約を開始することになりました。 

予約については12月2日火曜日の10時30分から受付を開始します。12月8日月曜日の利用から順次受付ができるようになっており、利用希望日の6日前からの予約が可能です。専用のフォームを通じてスマートフォンやパソコンから簡単にお申し込みいただくことができ、利用日当日は子育て広場の受付で予約の完了メールを提示していただいて、利用券を発行し、利用する流れとなっております。予約フォームについては、広報まえばし12月号に掲載する二次元コードからアクセスできるほか、前橋市公式LINEアカウントや本市ホームページの専用URLからもご利用いただけます。 

オンライン予約が可能になることで、利用者の皆様には希望する時間帯に確実に施設を利用できるようになり、待ち時間の短縮も期待されます。また、混雑緩和や運営の効率化にもつながるものと考えております。

質疑

(1)「群馬アーバンスポーツフェスティバル vol.0」を開催します

※質問なし

(2)健康相談事業「禁煙チャレンジ塾」を実施しています

(記者) 

今年の禁煙チャレンジ塾で、若年層の取り組みや企業への訪問というお話がありましたが、今年新しく実施する具体的な内容を教えてください。 

(健康増進課) 

今年の新しい展開についてですが、企業に出向いた禁煙チャレンジ塾を新しく実施する予定です。現在、保健センターを会場として市民の方にお越しいただいておりますが、今後は企業の方に出向かせていただき、実際に面談を行わせていただきたいと考えております。 

(記者) 

目標とする企業数は何社ぐらいでしょうか。 

(健康増進課) 

目標数については検討中でして、これから周知を図りながら具体的に考えていきたいと考えております。 

(3)前橋市子育てひろばのオンライン予約を開始します

(記者) 

オンライン化することによって利用者の増加も見込んでいると思われますが、どのぐらい増えるかといった具体的な目標値や、利便性向上によって期待されるメリットを教えてください。 

(こども施設課) 

特定の目標値というものは設けていませんが、コロナ禍で利用者数が一時的に減ってしまったものの、現在は右肩上がりで回復していますので、今回のオンライン予約を通じても利用者数の増加が見込めると考えております。 

(市長) 

利用者増もそうですが、特に利用状況の緩和に期待しています。暑い夏の日や雨の日、土日の利用が非常に増える状況があります。また、利用が少ない平日も、予約画面を見て利用が可能だと分かれば平日の利用にもつながると思いますので、利用者の皆さんに多様な選択肢を与えると期待しております。 

(記者) 

市民の要望や声を受けての取り組みでしたら、具体的にどのような声が上がっていたのか教えてください。 

(こども施設課) 

例年市民へのアンケートを実施しており、特に昨年行ったアンケートの中で、夏場の開始時間前に現場で順番待ちをする際、暑さの中、母親たちが大変だという声が現場に上がったと伺っております。 

案件外

(記者) 

先日開催された市民対話集会の中で、続投を望む声も辞職を求める声もそれぞれ出ていたと思います。市議会からは事前に辞職を求める声が示されていましたが、辞職を求める声を市民から実際に聞いて、現在どのように考えていますか。 

(市長) 

市民対話集会は、市民の皆さんに直接私から説明をする機会をいただきたい、直接市民の皆さんの声を聞き、お答えをする機会をいただきたいということで、まえばしCITYエフエムが中立的な立場で開催してくださいました。 

もちろん、これまでも個別に厳しい声はいただいていましたが、個別に聞くのではなく、皆さんが参加できる公の場でしっかりと聞くべきだというご指摘を議会の皆さんからもいただいていましたので、今回このような場を設けていただいたことについては大変ありがたいと思っております。 

また、参加していただいた市民の皆さん、ラジオを聞いていただいている市民の皆さんに、私自身の声で言葉を伝えることができたのも大変ありがたいと思っております。 

発言の中には、辞職をすべきだという厳しい声もありましたし、そうではない声、いろいろな視点でのご意見も聞かせていただきました。一つ一つ、しっかりと私の中でさらに受け止めていきたいと思っております。 

(記者) 

進退について辞職という声が出ていましたが、現時点では明確な回答は考えていないということでよろしいですか。 

(市長) 

辞職をすべきだという声、選挙の費用を心配する声、議会との関係を心配している声など、いろいろな意見がありました。一つ一つ、しっかりと考えさせていただきたいと思っております。 

(記者) 

対話集会の中で市議会の皆さんと粘り強く話をしていきたいという発言があったかと思いますが、具体的に、いつ、どのような形で、どのような内容のことを話そうと考えていますか。 

(市長) 

先週も市議会の各会派を回らせていただきましたが、同様に、今回の対話集会を受けて、私としてはこういうように考えているということをお伝えしたいと思います。また、市政を一緒に進めていくためには、どういう方法が取れるかということも率直に相談をさせていただきたいと思っております。 

(記者) 

今週、各会派を回って話をしたいということですか。 

(市長) 

時間がいつ取れるかわかりませんが、今週来週のうちに話をさせていただけたらと思います。 

(記者) 

前回の定例記者会見の中で、市民対話集会に関する音声や議事録といったものを市の公文書で残すことを検討すると発言されましたが、いかがでしょうか。 

(市長) 

今回の対話集会はまえばしCITYエフエムの主催ですので、市の公式な公文書として記録を残すことは考えておりません。ただ、個人的な記録としては保管しておきたいと思っております。求められれば、いつでも答えられるよう自分の中では準備をしておきたいと思っております。 

(記者) 

前橋市情報公開条例の目的に、「市民に説明する責務が全うされるようにし、公正で開かれた市政の運営の確保に資することを目的とする」とあります。市民対話集会の中で、説明責任を果たして欲しい、市政が停滞しているという市民からの指摘に対して、今回の対話集会が説明責任の一端になり、市政運営が停滞しないようにしていきたい、という発言をされたかと思います。これは情報公開条例の目的と合致することになると思いますが、それでも市の公文書として残して、その後の市政運営などに使うことは考えずに、公文書にしなくて良いという考えでしょうか。 

(市長) 

市が公開するべき情報というのは、あくまでも市が行政として管理するものであると捉えております。今回の対話集会は市の主催ではありませんし、私も政務として参加をしているという認識でおりますので、市役所が公文書として保管し、公開をするというものではないと考えています。 

(記者) 

10日に前橋商工会議所から提出された要望書にある「大局的な判断」をどのように受け取りましたか。 

(市長) 

直接要望に来ていただいた正副会頭とも話をし、「大局的な判断」とはどういう意味合いなのかについて確認をさせていただきましたが、「市長として判断をしていただければ良い」ということでしたので、私の中での判断ということで捉えております。 

(記者) 

給与を50%減額した上で続投し、市政を前に進めることで自身の責任を果たす、それがご自身の判断ということですか。 

(市長) 

現状ではそのような判断をさせていただいており、市政をしっかりと進めることができるか、議会の皆さんにどういった理解を得られるか、今動いているところです。ただ、変更の必要があれば、引き続き考えていきたいと思っています。 

(記者) 

先日の市民対話集会を経て市民の声もたくさん聞かれたと思うのですが、それでもまだ判断に時間がかかるということですか。 

(市長) 

様々なご意見をいただいておりますので、しっかりと考えたいと思っています。 

(記者) 

市民の代表である市議会から届いている辞職勧告書に応じるつもりはありますか。 

(市長) 

私としてはしっかりと市議会の皆さんとの話をしていきたいと思っています。 

(記者) 

市民の声と市議からの声は、別のものとして受け取っているのでしょうか。 

(市長) 

両方とも大切な声だと思っています。市議からの声も、先の集会や普段の場で聞く市民の声も、同じ市民の声として受け取っています。 

(記者) 

市民対話集会で、続投と辞職を求める声のどちらが多いと感じられましたか。 

(市長) 

どちらが多いかという受け止めは難しいです。どちらの声もあったと受け止めています。 

(記者) 

市民からの信頼回復ができたという実感などはありましたか。 

(市長) 

説明を聞いてやはり納得ができないという方もいると思いますし、声が聞けて納得ができたという方もいると思います。ただ、しっかりと皆さんの声を聞いて、対話をしていくというプロセスは大切だと思っていますので、それがまず一つできたのは大事なプロセスだと思っています。 

(記者) 

今後もこのような対話集会を続けていくつもりですか。 

(市長) 

今回の件に限らず市民の皆さんと対話をしながら市政を進めていくことはとても大事なことだと思いますので、今後もタウンミーティングのような対話の機会を続けていきたいと思っています。 

(記者) 

市議会から27日に辞職をしなければ不信任決議案を出すという申し入れがありましたが、不信任案が可決された場合、市長としてはどのような対応を取りますか。 

(市長) 

現状ではどのような対応を取るかはまだ考えておりません。 

(記者) 

27日まであまり時間が無い中で、対応が決まっていない理由を教えてください。 

(市長) 

議会の皆さんとのやり取りがこれからでもありますし、不信任案が出された時にどうするかはまだ決めていないからです。 

(記者) 

対話集会を受けて各会派に考えを説明したいということですが、どういう話をするつもりですか。 

(市長) 

対話集会を経ての私の考えや、市民の皆さんから出た意見、何より市政を前に進めていくためにどう一緒に進めていくことができるかということを相談させていただきたいと思っています。 

(記者) 

具体的に何を話すのでしょうか。 

(市長) 

それは市議の皆さんとしっかりと話をしたいと思いますので、この場では控えさせていただきます。 

(記者) 

対話集会で、出直し市長選になれば出馬したいという発言をされていましたが、その考えに変わりはないか、またその発言をした思いを教えてください。 

(市長) 

前橋のためにしっかり働いていきたいという思いと、前橋をもっと良くしたいという気持ちは変わりませんので、それはどのような結論になっても、どのタイミングになるかは分かりませんが、選挙ということになればしっかりと出直しをしたいと思っております。 

(記者) 

知事の批判に関して内政干渉や地方自治法の関係もあるといった趣旨の発言をされていました。この発言の意図を改めてご説明いただけますか。 

(市長) 

様々な考えがあると思いますが、私の方から現状の段階で知事に対して何か言うつもりはないと考えております。 

(記者) 

どういう意図で発言されたのか教えていただけますか。 

(市長) 

それについては地方自治法などを見ていただけたらと思います。様々な考えがあるところですが、今は私の方から特にお話をするつもりはありません。 

(記者) 

ではなぜあの場でそのような発言をされたのでしょうか。 

(市長) 

今後、何か対応することがあるかもしれませんが、今の段階ではまずしっかりと市政を進めることを優先にしたい、と思っているという趣旨です。 

(記者) 

知事と会う機会があれば、話をして説明したいですか。 

(市長) 

それはもちろんお話していただけるのであれば、お話をしたいと思っています。 

(記者) 

市議会の7会派が辞職を要求している中で、話し合ったところで方針が変わるのかというのは疑問なのですが、話し合った上で辞職の申し入れを取り下げさせたいということですか。 

(市長) 

結果よりも、しっかりとお話をさせていただくということが大事だと思っておりますので、話を続けたいと思っています。 

(記者) 

ご自身でその方針を決めていく上で、最後に決め手となる点は何になるのでしょうか。 

(市長) 

やはり市政をしっかりと進めていくということを一番大切にしたいです。そのために何ができるのか、議会の皆さんとも相談をさせていただきたいと思っています。 

(記者) 

市民対話集会の中で、2日間とも「前橋のためにしっかりと働く」ということを市民の方にコメントされていました。この「市のためにしっかり働く」というのは、市長の職をもって働くという理解でよろしいでしょうか。 

(市長) 

はい、その通りです。 

(記者) 

今後の決断に必要なピース、決断をするにあたって足りていないピースというのは何でしょうか。 

(市長) 

引き続き、いろいろな方とお会いして、直接お話をしたいという思いがありますので、これからも市民の皆さん、様々な場所でお会いをして、話を聞かせていただきたいと思っています。最終的な決断については私の判断ということになると思います。 

(記者) 

もう少し対話の機会が欲しいということでしょうか。 

(市長) 

機会というか、できるだけ多くの皆さんとお話をさせていただきたいと常に思っています。 

(記者) 

先日の対話集会で出直し選挙の質疑の中で「お金のかかる選挙」という発言をされていました。選挙に対する市長の認識について改めて確認させてください。特に、選挙を「お金がかかる」と形容した意図を教えてください。 

(市長) 

費用をかけて選挙をして欲しくないという市民の方々の意見もありましたので、そのような意見もしっかりと聞かなければいけないと思っております。 

(記者) 

市長自身は選挙の費用に対してどのように考えてますか。 

(市長) 

税金を使って選挙をやるということになりますので、市民の皆さんの大切な税金の使い方としてどうかはしっかり考えるべき点だと思っています。 

(記者) 

選挙は民主主義を機能させる上で重要な仕組みの一つであることから、それをコストで考えるという点について必ずしも妥当ではないという意見もあるかと思いますが、その点についてはどう思われますか。 

(市長) 

私たちは選挙で首長を選んでいますので、4年に一度は選挙の費用はかかるものだと思っています。今回については、任期途中の部分になりますので、そこに新たに費用をかけて欲しくないという市民の声が一定数あるのは受け止める必要があると思っています。 

(記者) 

今回の一連の問題は市長の行動に端を発していると思いますが、不信任決議案が可決された場合いずれにせよ選挙になります。不信任決議案を出すということが正当であるかどうかについて考えをお聞かせください。 

(市長) 

不信任決議案が可決されれば何らかの選挙ということになりますので、それは議会の手続きに沿ったものと考えております。 

(記者) 

対話集会で「任期を最後までやり遂げて、2期目の市長選で厳しく見ていただいてご判断を」という話があったかと思います。辞職勧告書が出た上で、あえて4年やり遂げて次の選挙もということを公の場で言われた意図を教えてください。 

(市長) 

しっかりと継続をして、その上で任期が終わった時に今回のことも含めて判断をしていただきたいということで、議会にもお伝えをしております。自分の責任の取り方として、任期中の給料の削減や、皆さんにしっかりと厳しくチェックしていただくということ、しっかりと自分の責務を果たしていきたい、ということをお伝えしているところです。 

(記者) 

議会にも改めて続投したいということをお伝えされるということでしょうか。 

(市長) 

その気持ちも含めて伝えるとともに、議会の皆さんの考え、対話集会に参加してくださった方、ラジオで聞いてくださった方からの考えについてもまた聞きたいと思っています。 

(記者) 

続投したいという思いが強くても議会は不信任案という手段を取ろうとしています。不信任案可決の場合、議会を解散する手段は考えていますか。 

(市長) 

今の段階では不信任案が出た場合にどうするかということについては考えておりません。 

(記者) 

不信任案の可決を想定した判断は全く考えてないということですか。 

(市長) 

今の段階では考えていません。可決されたらその時に考えたいと思っております。 

(記者) 

考え始めるのが可決後になると、今の時点では辞職も含めて判断というのは特にないということですか。自身の中で何を見極めたいと思っていますか。 

(市長) 

最終的には私自身の決断になると思いますので、そこの決断をするしかないと思っています。 

(記者) 

出直し選には出馬したいという考えに変わりはないですか。 

(市長) 

どのタイミングで選挙になるかはまだ分かりませんが、出直し選挙については、自分ではしっかりとやりたいと思っています。 

(記者) 

議会が始まる前の段階での辞職は今のところ考えていないということでよろしいですか。 

(市長) 

はい。今の段階ではということになります。ただ、この後に議会の皆さんと話をする予定なので分かりません。 

(記者) 

今回の対話集会について事前に対話集会そのものの開催が無駄である、つまり支持者だけを集めて声を集めてもあまり意味がないのではないかという厳しい指摘もありました。実際開催してみると、初日から「1日も早く辞任してください」という要請のような声がありました。そういう辞任を求める声が非常に強かったということを、市長としてどのように受け止めていますか。 

(市長) 

当然、そのような厳しい声を聞く場としても設定しておりますので、厳しい声を言っていただける方にたくさん来ていただいたというのは、私としてはありがたかったと思っています。そのような声もしっかりと受け止めているとお答えしたいと思います。 

(記者) 

判断するためにしっかりと受け止めるわけですが、いつまでに判断するつもりですか。不信任案が出るまで判断を引っ張るつもりですか。 

(市長) 

そのような声もありますし、いろいろな声があるということで、どのような結論を出すかについては自分の中でよく考えたいと思っています。 

(記者) 

27日までに各会派を個別に訪れて、会派ごとに話し合いを持つということですか。 

(市長) 

こちらからは投げかけたいと思っています。 

(記者) 

具体的にどのような提案をするつもりですか。話し合いの中で、辞職の申し入れを取り下げて欲しいということになるのですか。 

(市長) 

一緒に前橋市政を進めていくためにはどのようなことができますか、という相談をさせていただきたいと思っています。 

(記者) 

市長の中で最も大きなことは市政を前に進めるということだと思います。対話集会の中でも市民から辞任を求める声があれだけ多かったにもかかわらず、市政を前に進められますか。 

(市長) 

はい。しっかり進めていきたいと思っていますので、そのために何ができるのかというのを行動したいと思っています。 

(記者) 

進まないのではないでしょうか。 

(市長) 

それはこれからもしっかりとやっていきたいと思っています。 

(記者) 

有権者、市民があって、議会とも相談し、経済界とも協力し、様々な形で連携して市政を前に進めることが大事ですが、市長の思いだけでは前には進みません。今のこの状況を冷静に受け止めてどのように判断されるのでしょうか。 

(市長) 

先日も市民の方からそのような心配のご質問もいただきました。「進めたいのは分かるけれども、議会との関係は非常に大切ではないか」ということでしたので、改めて議会の皆さんと、もう一度お話をしたいと思っています。 

(記者) 

議会と話し合った上でということですが、27日まで結論が出ないということですか。 

(市長) 

これからお話をさせていただきたいと思っています。 

(記者) 

市長は「市政を前に進めたい」という発言を繰り返しおっしゃっていましたが、市政を前に進める上で自身の存在は欠かせないものだと思いますか。 

(市長) 

はい。しっかりと私の責任で進めていきたいと思っています。 

(記者) 

市議会側からは辞職勧告書ということで直ちに辞職を求めていますが、市長はそれに応じる考えはないということでよろしいでしょうか。 

(市長) 

今の段階では、これから市議会の皆さんともお話をさせていただきたいと思っていますので、今の段階ではそうなります。 

(記者) 

来週27日までに辞職に応じなければ不信任決議案を提出する旨が勧告書に示されていますが、辞職に応じる可能性を排除しないということでしょうか。 

(市長) 

これからのことなので何とも分かりませんが、議会の皆さんとも話をして、よく考えたいと思っています。 

(記者) 

自身の判断次第だと思いますが、議会との話し合いを通じて、今は続投に関して意思を表示されていますが、それを覆す可能性はあるのでしょうか。 

(市長) 

不確定なことなのでお答えしづらいですが、まずは話をしたいと思っています。 

(記者) 

市長は話をしたいとおっしゃっていますが、議会側は辞職勧告書で直ちに辞職を求めるとしており、話ができる状態ではないと受け取る人がいてもおかしくはないと思います。対話ができる状態だと思いますか。 

(市長) 

はい。そこは私の方から投げかけをしてみたいと思っています。 

(記者) 

これまでも市議会の各会派と対話をしていると思いますが、それには市議会の会派の方々に応じてもらったのでしょうか。 

(市長) 

先週は各会派とお話をさせていただきました。 

(記者) 

今週はいかがですか。 

(市長) 

これから声をかけたいと思っています。 

(記者) 

不信任決議案の可決時の対応について現段階では考えていないとありました。不信任案可決時の対応として、市議会の解散、自身の辞職、11日後の自動失職の3つの選択肢しかないと思いますが、この3つの選択肢全てがその際の選択肢に上がると受け取ってもよろしいでしょうか。 

(市長) 

その時に判断したいと思いますけれども、選択肢としてはいくつかあると思っています。 

(記者) 

3つともその選択肢にあるということですか。 

(市長) 

そう捉えていただいても構わないと思います。 

(記者) 

そうした場合、市議会の解散もあると思います。市議会を解散した場合、今回の問題は市長自身の問題に端を発したものだと思いますが、その際の大義はあると思いますか。 

(市長) 

今その仮定の話をお答えする必要はないと思います。 

(記者) 

辞職、あるいは失職した場合、市長選に出馬されますか。 

(市長) 

はい。 

(記者) 

明日の各派代表者会議で、給料の50%削減の条例案を話し合うのでしょうか。 

(市長) 

明日は本会議で説明する案件について説明することになりますので、条例案ではなかったと思います。 

(記者) 

対話集会での知事に対する発言ですが、市長からは答えがなかったように感じました。公共の電波の生放送の中で自治法に関連してという話をして、その説明をしないのは少々無責任かと思います。説明すべきではないでしょうか。 

(市長) 

具体的なものについては私もその場ではお話ししておりませんので、今後、必要なタイミングでお話をさせていただきたいと思います。 

(記者) 

対話集会を見ていると、1日目も2日目も、参加されていた市民同士の言い争い、市民の分断が市長の目の前で繰り広げられた形になったかと思います。それを見ていて市長はどのように感じましたか。 

(市長) 

私が見ていた限りですが、内容についてのヤジや、発言している方に対する個人的な攻撃みたいなものではなくて、発言時間が長いことや、質問ではなくて意見になっている方に対して「もう時間が過ぎているよ」ということで、皆さん少しヒートアップしていたかと思いますが、中身についてはそれぞれの意見があるということで、お互いの攻め合いというのではなかったと思っています。 

(記者) 

対話集会の中で、市長は自身の発言の中で、「市民の皆さんのような常識が自分になくて恥ずかしい」という発言をなさっていました。市民にその市長の常識のなさを突き合わせるというのは少々納得が得られないのではないかと思いますが、どう考えていますか。 

(市長) 

今回の相談する場所として不適切なところを選んでしまったということについては、市民の皆さんの常識と離れた判断だったということで、それについては大変申し訳なかったとお答えしたと思います。 

(記者) 

その常識がないというところについて、常識や良識を市民から様々な形で問われていたわけですが、市民側にその常識のない考えをお答えされているように受け止めたのですが、市長はそういうずれというものは感じていないのでしょうか。 

(市長) 

そこについては当初から私の判断が間違っていたということで、申し訳なかったと市民の皆さんにもお伝えしているところでございます。 

(記者) 

不信任が可決された場合の市議会の解散についてです。12月の議会の中で補正予算を出すということですが、市民生活に直結する内容かと思います。議会を解散した場合、市議会がストップしてしまい、補正予算についての審議が進まなくなります。市民生活が非常に厳しい中、市民生活に直結する補正予算を審議されないことになる市議会解散というのを選択肢に入れていますか。 

(市長) 

私の考えとしては、大事な予算も条例案もたくさん用意しておりますので、しっかりと議会の皆さんと一緒に進めていきたいというのが一番の考えであります。 

(記者) 

市長の感覚で、今日現在で市政が停滞していると思いますか、それともしっかりと進んでいると思いますか。 

(市長) 

進めるべきところはしっかりと進めていると思います。内部の職員も頑張っていただいて、様々な事業、市民サービスも滞りなく行っておりますし、今後に向けた取り組みについても準備をして進めているので、しっかりと進めていると思っています。ですから、停滞はしていないと思っています。 

(記者) 

この時期は市政が停滞してしまっていたと思う時期はありましたか。 

(市長) 

9月にこの報道がされてから、3週間ぐらいの間、私自身が公務を欠席したり、また一部公務が中止になったりというものもありましたので、それについては率直に、停滞をしてしまった部分があると思っています。 

(記者) 

今週来週にも議会の会派と話をしたいということですが、これは会派の代表者だけでなく全市議と話し合いたいというご意向でしょうか。 

(市長) 

幹事長になると思います。 

(記者) 

問題発覚後から議会は辞職勧告を申し入れるなど態度を硬化させていると思います。なぜここまで議会が態度を硬化させたのか、自身の議会への対応に何か問題があったのか、どのように考えられているかお聞かせください。 

(市長) 

私の説明が足りなかった部分があると思っています。議会に対しては説明会を開催して皆さんの質問にお答えしているのですが、それでも納得をしていただけなかった部分はあると思っています。 

また、10月17日に続投をすると議会の方にお伝えした後、公務に復帰し、市民の皆さんの厳しい声も聞きながら動いているのですが、それについてもしっかりとお伝えができていなかった部分があるのかなと思っています。 

(記者) 

ご自身の問題への責任の取り方として、在任期間中という長い期間の給与半減を提示されました。27日にこの給与減額に関連する条例案が提出されるということですが、仮にそれが議会で否決された場合、議会解散の大義名分になると考えられますか。 

(市長) 

今の段階では、どういったことが起こるか分かりませんので、お答えすることはできないと思います。 

(記者) 

今回の問題が大きくなっている、長引いているという部分について、どういう部分が原因だと考えますか。 

(市長) 

何が原因でというのも、様々な原因があると思いますので、非常に難しいところがあると思いますが、いろいろな方と今お話をさせていただいている中で、もう先に進めてもらいたいという市民の声もたくさんありますし、ただこの件が解決しないと、なかなか進める気持ちにならないということも聞いております。人それぞれ、市民の皆さんの思いというのはあると思っています。また、メディアの皆さんがどういうところに注目をしているかや様々な要素があって長引いているのかなと思います。 

(記者) 

市民の考えが分かれているから、メディアの報道が繰り返しあるから、長引いているという考えでよろしいでしょうか。 

(市長) 

いろいろな事情はあると思いますが、市政としてはしっかりと進めている部分もありつつ、なかなかそういった問題が、市政ではないところをやはり見ていて、そこが解決しないと進まないというところもあると思っています。 

(記者) 

不信任決議が出た際の対応について仮定の話はお答えできないということでしたが、市長という市政のトップとして、例えば人口が減ってきた場合の税収減や、災害が起こった場合どうするかといったことを常に考えられる立場におられます。そのような仮定のことを考えるのが市長の仕事というところもあるかと思います。 仮定の話を答えられないというところについて教えてください。

(市長) 

今私の方から答える必要がないということでございます。不信任が出た場合にどうするかということについては、今私がこの場でお答えすることではないと思っています。 

(記者) 

それはどうしてなのか教えていただきたいと思います。 

(市長) 

最終的に決めるのが自分の決断になると思いますので、今の決断とその時の決断がどう変わるかというのも分かりませんので、今の段階でお答えするものではないと思っています。 

(記者) 

今この状況で市長のもとに声を届ける市民というのは支持する方々だと思います。辞任を迫るような人たちはかなり勇気が必要で、実際、対話集会の中でも、なぜ住所と名前を言わなければいけないのかということが問題になっていました。それぐらい市長に辞任を迫るというのは勇気のいることなのです。その勇気のいる発言が、2日目は特に2/3近くが辞任を迫る、決断を迫る、このままでいいのか、市政が停滞するといった声でした。それだけの声が集まるということは、有権者の間には相当不信感が根強いです。そのように受け止めてらっしゃいませんか。 

(市長) 

私のところに届く声が支援者の声だけかと言うと決してそうではありません。当然厳しい声もたくさんいただいている中で、今までも、これからもよく考えたいと思っています。 

(記者) 

届く声が厳しいのであるなら、一般の有権者の不信はなお強いということではないですか。 

(市長) 

そこで、どうやって市政を進められるのかということと、しっかり進めていけるところをどうやって市民の皆さんに見ていただけるのか、そこで信用を回復できるのかというのを今行動させていただいているところでございます。 

(記者) 

最終的に決めるのは自身であるとおっしゃいました。その期限は27日ということでよろしいですか。 

(市長) 

市民の皆さんのそういった信頼の回復だとか、気持ちにどうやって寄り添っていくかという部分については、先ほどお答えしたように、しっかりと市政を進めていくことと、その姿を見ていただいてもう一度信用してもらえるかどうかというところが大きいと思っています。27日にどうするかということについては、これは議会の方がどういった対応になるのかによると思いますので、議会の皆さんの対応に応じてということになります。 

(記者) 

これは別次元の問題ではないと思います。市民の反応も、議会の要求もある意味で市長に対するものとしては同じです。辞任を求める声が強かったという対話集会を含めた市民の声を大事にしたいとおっしゃっている市長だからこそ、それを踏まえて27日の議会初日までに何らかの判断を下すのではないでしょうか。 

(市長) 

私の中では、その議会の手続きとまた市民の皆さんへの対応というのは、必ずしも一つではないと思っていますので、両方ともしっかりと行っていきたいと思っています。 

(記者) 

最終的に決める期限はいつになるのですか。 

(市長) 

12月の議会にもしっかりと必要な予算案や条例案を用意しておりますので、まずはその議会の皆さんと一緒にそれを進めていけるというのが一番であると思っています。ただ、先ほどから皆さんからお話がありますように、不信任案が可決されるかもしれないというお話もありますので、そういった議会側の手続きが行われた場合には、その時に判断をすると考えております。 

(記者) 

これからの議会との話し合いの中で、議会初日での不信任案提出は待ってくれる、そのような話になるのでしょうか。 

(市長) 

それは議会側と話をしてみないと分かりませんので、今の段階では何ともお答えできません。 

(記者) 

市議会への対応として、改めて今週か来週、議会初日が始まる前にお話したいということでしたが、市議会とはこれまでも何度も時間をかけて説明や質疑に答えられてきたかと思います。その上での辞職勧告書という結論だと思うのですが、このタイミングでまた改めて話をするということで、新たな提案や議会側に提示できるような材料はあるのでしょうか。 

(市長) 

報酬の削減についての条例が用意できるということもありますので、そのようなところも一つ話としては加わる要素になると思います。 

(記者) 

それ以外に27日までの対話で新たにお伝えしたいことはありますか。 

(市長) 

今回の対話集会を開催した結果や日々いろいろなところで皆さんの話を聞いていることについても、お伝えしたいと思っています。 

(記者) 

議会側の理解や信頼回復などが得られると思いますか。 

(市長) 

得られるように引き続きお話をしたいと思っています。 

(記者) 

市政の停滞について、問題発覚から3週間程度は停滞したが、それ以外は停滞していないという認識でよろしいでしょうか。 

(市長) 

はい。ただし、一部コールセンターへの負担が職員の負担になっているというのがありますので、その部分については負担が増えてしまっているというのはあります。 

(記者) 

市議会や前橋商工会議所が「大局的な判断」ということで、この問題が与える影響や懸念について、申入書という踏み込んだ対応を示されている中、市長としては「停滞していない」という認識です。このギャップはどこにあると考えますか。 

(市長) 

前橋商工会議所の皆さんからいただいた要望の中では、例えば議会の予算が通らないのではないかという懸念をしているということでした。そのような懸念はあるのかなと思っていますので、引き続き議会の皆さんとお話をすることは大事だと思っています。 

(記者) 

議会側の市政停滞という認識とのギャップについてはどうでしょうか。 

(市長) 

そこについてもしっかりと進めているというところをご理解いただけるように、引き続き話をしていくしかないと思います。 

(記者) 

ギャップがあるというのは感じられているということでしょうか。 

(市長) 

これだけ勧告書もいただいておりますので、議会側の皆さんの考えというのは把握しています。 

(記者) 

市政停滞ではないということですが、この問題が前橋市に対して与える影響についてはどのように考えていますか。 

(市長) 

やはりさらに長引いてしまうことが一番良くないと思いますので、一日も早く正常化をしたいと思っております。そのためにいろいろな事業も進めているところでございます。 

(記者) 

改めてご自身がそれを回復できると、市長として職に当たることで回復できると考えているということでよろしいでしょうか。 

(市長) 

はい。しっかりとこれからを進めていくことで、信頼の回復もできると思っています。 

(記者) 

コールセンターにはかなりの数の意見などが届いていたと思いますが、そこで早く辞めてくれといった強い言葉もかなり届いていたと伺いました。その辺りをどのように捉えているのでしょうか。 

(市長) 

コールセンターにかかってくる電話の内容についても、全部私も目を通させていただいております。強い声もありますし、誹謗中傷に近いようなコメントもたくさんありますし、様々な意見が寄せられているところになります。ただ、そこが市民の皆さんの声なのか、もちろん市民の方からの声もありますが、そうではない全国からの判断の難しいような意見もたくさん届いておりますので、その中から大事な声というのはしっかりと受け止めたいと思っています。 

(記者) 

この件で脅迫容疑で逮捕者なども出ましたが、改めてそういった強い声に対してどのように対応していきたいでしょうか。 

(市長) 

本当に市民の皆さんが考えていることについては、真摯に私は受け止めたいと思っています。一方で、犯罪にあたる行為や誹謗中傷が許されるものではないと思いますので、その辺りについては冷静に受け止めたいと思っています。 

(記者) 

今回の件で自身も身の危険などを感じることもあったかと思いますが、その辺りについては改めていかがでしょうか。 

(市長) 

私のことを知っている人、知らない人に限らず、また前橋市民の方、市外の方、全国の皆さんを問わず、一斉に攻撃が向かってくる社会であるというのは率直に感じたところです。そこの本当の一人一人の意見として受け止めるものと、そうではないものの見極めも難しいなとは思っています。 

(記者) 

市内からの声と市外からの声の二つあると受け取りましたが、今後の自身の進退を含めた対応を判断する上で、市内からの声のみで判断するので十分だと考えますか。 

(市長) 

一番大切なのは市民の皆さんの声だと思います。 

(記者) 

市の予算を編成する上で市税だけでなく、全国からの税金で市の財政が支えられていると思います。その点を踏まえて、市外からの声をどのくらい自身の判断に反映させていく考えでしょうか。 

(市長) 

まず市民の皆さんのためにこの前橋市は動いておりますので、一番大切にするのは市民の声だと思います。市外、県外になってしまうと非常に広くなってしまいますので、拾いきれないというところもあると思います。 

(記者) 

つまり市内からの声を優先した上で、市外からの声も加味していくという考えでしょうか。 

(市長) 

どのような声が届くかだと思いますが、コールセンターに寄せられている匿名の市外の方からのいろいろな意見については取り入れるのは難しいと思います。 

(記者) 

市政が停滞しているという考え方は受け取り方次第だと思います。不信任決議案が可決された後は、停滞するかしないかは市長自身の判断に委ねられると思いますが、可決した場合、即日なのか、あるいは10日待つのか、停滞させない上でどちらを選択されますか。 

(市長) 

今の段階ではお答えできません。 

(記者) 

停滞よりも考える時間を優先させたいということでしょうか。 

(市長) 

その時の判断になると思います。 

(記者) 

可決された後にその答えは出るということでしょうか。 

(市長) 

その通りです。 

(記者) 

対話集会の中で、山本知事へ話し合いの提案をしたと発言されましたが、どのような思いでアプローチされたのでしょうか。 

(市長) 

知事も私に対する発言を繰り返ししていらっしゃいますので、直接お話を伺いたいという意味で、直接お話できませんかというようにお声かけをさせていただきました。 

(記者) 

市長からこのようにしたいということではなく、知事の話を受け止めたいというニュアンスですか。 

(市長) 

まずは直接お話をする機会がいただけませんかということで投げかけているところでございます。 

(記者) 

回数は二回ということでよろしいですか。 

(市長) 

はい。二回ほどです。 

(記者) 

実際の応答はなかったということでよろしいですか。 

(市長) 

はい。 

(記者) 

知事に直接お声かけされて応答がないということですか。 

(市長) 

知事に直接、個別にメールで連絡をさせていただいていますが、返信いただけていないということです。 

(記者) 

会合でも同席された機会があったということですが、そこでのやり取りはいかがでしたか。 

(市長) 

二回ほど一緒になる機会がありまして、一回目は同じテーブルになりましたので、私の方から知事に「いろいろとありがとうございます」とお伝えさせていただきました。ただ、長くお話する場でもないので一言だけお声かけさせていただきました。二回目は同じような会合で遭遇しましたが、お話をする時間もなく、その来賓のご挨拶の中で、かなり強い口調で私を間接的に「辞職をさせるべきだ」というようなことをお話しされておりましたので、そういうことであれば直接お話を伺いたいと連絡をさせていただいています。 

(記者) 

市長がいらっしゃる目の前で知事がそのような厳しいことをお話しされたことについて、どのような気持ちでお話を聞いていたのですか。 

(市長) 

知事の考え自体はブログ等でもいつも拝見しておりますので、知事の考えというのは理解をしているのですが、そういった別の団体の会合等でお話をされるのは、やはり少しどうなのかというのもありまして、お話をするのが良くないというわけではないのですが、そういう場でお話をするのであれば直接伺いたいと思っています。 

(記者) 

困っているということですか。 

(市長) 

困っているというか、直接お話をしていただけたらいいなと思っています。 

(記者) 

知事は知事会見の中で、会えない理由として「信頼できない」という発言をされていました。どう思われますか。 

(市長) 

それは知事としての考えということで受け止めたいと思います。ただ、会う会わないというのはまた別のお話だと思いますので、直接会ってお話ができればありがたいと思いますし、私のいるところ目の前でお話をするのであれば、直接会って話をしてくれると一番だと思っています。 

(記者) 

対話集会ですが、1人2分の制約で、市民が2日にわたって様々な質問をされていました。続投を支持する声と辞職を求める厳しい声と、それぞれ丁寧にメモを取られていましたが、数を数えたりされていないのでしょうか。 

(市長) 

メモは全ての質問について取らせていただきました。そのような、続けてもらいたいという声があったり、辞めてもらいたいという声があったり、応援しているからこそ一度出直しをしたら良いのではないかという声があったり、それ以外にも、選挙の費用についてや純粋に政策についてこれからの前橋をどのように考えているのかというような意見もありましたし、本当にいろいろな意見があったと捉えています。 

(記者) 

では辞職を求める声が何件などのカウントは自身ではされていないということですか。 

(市長) 

自分の中では、これが何件、これが何件というようには分けていません。 

(以上で終了)

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更新日:2025年11月27日