定例記者会見概要版(令和8年5月11日開催)

日時

令和8年5月11日(月曜日)午後2時

会場

議会棟3階 301会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

案件説明

(1)第76回前橋七夕まつり七夕飾りコンクールの作品出展募集及び七夕飾り作成のワークショップを開催します

(市長) 

前橋の夏の風物詩である七夕まつりの会場を彩る七夕飾りコンクールへの出展作品を募集します。「商店街の部」「商店街・個店の部」「一般の部」の3部門で開催され、7月9日(木曜日)の審査会で賞を決定し、7月末に表彰式を行い、受賞作品に賞状と賞金を贈呈します。七夕まつりの会場を華やかに彩る七夕飾りの制作と飾り付けは、商店街の皆さまに多大なご尽力をいただいて行っています。しかし、高齢化などの課題によって、飾りの数が年々減少しているのが現状です。前橋の伝統である七夕まつりを後世に継承していくために、より多くの市民や企業、団体等の皆さまに七夕飾りを出展していただきたいと思います。3部門ありますが、「一般の部」で多くの方に応募いただけると嬉しいです。

七夕飾り制作ワークショップについては、群馬県立女子大学の高橋綾教授にお越しいただいておりますので、ご説明いただきます。

(群馬県立女子大学 高橋教授)

このたび、第76回前橋七夕まつりの取り組みとして七夕飾り作成のワークショップ「思い出ペタペタ〜古着で願いをつなぐ七夕飾り」を開催します。本ワークショップは、短冊に願いを込めて天に届けるという七夕の伝統から着想を得たものです。参加者の皆さまには、大切だけど今は着なくなって、でも捨てられないと思っている思い出の詰まった古着をお持ちいただきたいと思います。その古着を使い、短冊型の七夕飾りを制作していただきます。展示している短冊は曲線を描いていて、雨が降ってもよれないようにラミネート加工しようと思っています。古着を使って、飾りの台紙にはリサイクルされにくい服の原料としたサーキュラーコットンペーパーという和紙を使います。普通の和紙に見えますが、洋服を砕いて紙にしたものです。なぜそうしているかというと、服のリサイクルがとても少なく、紙のリサイクル率は高いので、洋服から紙に変換してリサイクルを図る企業にご協力いただき、この紙を提供していただきました。完成した飾りには七夕の願い事を書いていただきます。また、この古着だけではなく、前橋中央通り商店街の小川屋から端切れをたくさん提供していただきました。その端切れを使ってサンプルをつくりました。カラフルな布がありますが、もともとは浴衣で、要らなくなった廃材も用意します。思い出の服を持ってきていただいて、さらに小川屋の浴衣もあわせて短冊を作っていただき、台紙にはサーキュラーコットンペーパーを使う流れになります。参加者の皆さまが古着と浴衣を組み合わせることで個人の思い出と地域の文化が重なり合い、特別な七夕飾りができると期待しています。

制作のアイデアは、群馬県立女子大学の学生のデザインゼミ生も協力して、参加者の皆さまと一緒に作品作りを行います。さらに、中央イベント広場で私がデザインしたロボット型の作品も一緒に展示します。ここに展示している木の模型は10分の1のサイズです。30個近くのキューブを重ねるとロボット型、人型になります。これを2つあわせて向き合わせて手をつなぐことで、織姫と彦星になるイメージです。こちらの白と黒の展示物がキューブの現物で、白が織姫、黒が彦星とします。こうしたキューブの空いているスペースに短冊を飾っていくワークショップを開催します。

また、一つひとつの古着には個人の思いがあると思いますので、エピソードを紹介するウェブサイトを作成します。二次元コードを読み取ってウェブに飛ぶと、この布はどんな思い出があるのかが分かるような仕組みもあわせて展示します。一つひとつの古着にまつわるエピソードで、それぞれの飾りに込められた思いや個人の物語を来場者にも楽しんでいただけると期待しています。このワークショップを通じて、参加者の皆さまが七夕飾りの制作や展示に関わるきっかけをつくるとともに、商店街や地域の方々と一緒に七夕まつりのにぎわいを生み出していきたいと考えています。

ワークショップは6月13日(土曜日)に開催します。一部は10時から12時の2時間です。二部は13時から15時の2時間の合計4時間です。定員は各回20名です。応募多数の場合は抽選になります。会場は前橋中央通り商店街にある「まちなかサロン」です。制作は6月13日ですが、飾り付けは7月4日土曜日の11時から12時30分で、前橋中央イベント広場で飾り付けを行う予定です。ワークショップはどなたでも応募可能ですが、飾り付けはワークショップに参加していただいた方が飾り付けを行います。参加費は無料です。ワークショップの申し込みは本日から6月7日までです。多くの皆さまの参加をお待ちしております。

(市長)

当日、七夕飾りを見に行くのも楽しいですが、その飾りを作るところから参加していただくともっと楽しめると思いますので、多くの皆さんにコンクールの作品出展、ワークショップへの参加をお願いしたいと思います。

(2)萩原朔太郎生誕 140 年記念展 「ふらふらふらぬ~る 朔太郎の危険な散歩」を開催します

(市長) 

前橋出身の詩人・萩原朔太郎。今年は生誕140年の節目の年です。これを記念し、文学館所蔵の朔太郎関連資料を中心に紹介する特別企画展を6月13日(土曜日)から開催します。展示のテーマは、現代人も気軽に楽しんでいる「散歩」です。大の散歩好きだった朔太郎はエッセイ「秋と漫歩」の中で、執筆以外は外をほっつき歩いていると明かしています。散歩にまつわる詩も数多く残しました。展示は「故郷を歩く−前橋編」と「都会を歩く−東京編」の2部構成で、郷里での追われるような彷徨と都会での気ままな漫歩という朔太郎の散歩が持つ2面性にスポットを当てます。直筆原稿をはじめ、書籍や雑誌、写真、愛用品等、多彩な資料を中心に紹介します。郊外や雑踏をさまよいながら紡いだ詩の世界観と、孤独で自由で“危険”な朔太郎の散歩が体感できる展覧会です。 

会期中は、前橋市出身のイラストレーター・エッセイストの中山庸子さんによる講演会や、デザイナーの寺澤由樹さんによる散歩バッグを作るワークショップを開催します。 

特別企画展では、初めてキーワードラリーも実施します。朔太郎が散歩で訪れた前橋ゆかりの地、前橋刑務所、前橋市中央児童遊園るなぱあく、敷島公園門倉テクノばら園、前橋文学館を巡り、キーワード4文字を集めると文学館グッズをもれなくプレゼントします。ふるってご参加ください。 

本日は萩原朔美特別館長にお越しいただいていますので、展示の見どころ等をお伝えいただきたいと思います。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

昨日の朔太郎忌も「散歩」がテーマでしたが、展示でも「散歩」をテーマにして街の利用と作品の関係をビジュアルに展開できればいいと思い、企画しました。散歩についての原稿も多く書いているのでそれもあわせて、市長にも説明いただきましたが、前橋刑務所や前橋市中央児童遊園るなぱあく等の4か所に看板を立てて、各所に置いてある文字を書いてもらい、最後に前橋文学館に来ていただけるとグッズを差し上げるイベントです。朔太郎と同じ道を歩くのは相当な脚力がないと歩けないと思いますが、前橋の人は歩かないと感じています。車で歩くのは移動だけど、足で歩くということは、足で街を体感すること。街からの情報は歩くと得られるということを強く訴えようと思っています。歩くことは移動ではなくて、風を味わったり、街のあり様を足で読み解いたりすることです。だから、散歩という手段をもう一度見直しておくほうがいいのではないかという気がします。私は1万歩以上歩きますが、前橋はほとんど制覇しました。なぜこんなにおもしろい街をもっと歩かないのかと思います。この前はFacebookにあげましたが、前橋駅のビジュアルがこんなにおもしろいのに、皆はなぜ話題にしないのかと思いました。あそこは現代美術です。それがわからないです。他の場所から来ると前橋がおもしろく見えます。私は住んで10年目ですが、住んでから何万枚の前橋の写真を撮りました。情報の多さは、都会を歩いていると体質化されていてつまらないですが、ここは風景が明らかにおもしろいと思います。歩いているとテーマも700くらいあります。皆は驚きますが、この街のおもしろさをわかっていません。だから歩いて発見していただきたい場所がたくさんあります。朔太郎が歩いた場所の地図を作りました。また、東京3か所の地図も作りました。朔太郎の散歩と言っていますが、このイベントは街と人との関わり合いを発見する企画だと思っています。 

6月30日(土曜日)から「音楽する写真―萩原朔美に前橋10年展」という、前橋の10年間の生活で撮った写真展をやります。10年間はあっという間でしたが、素材としてはとてもすばらしいものだと思います。 

(市長) 

前橋文学館は、5月11日(月曜日)から6月19日(金曜日)まで、エレベーター改修工事を実施します。工事期間中は館内エレベーターをご利用いただくことができません。来館者のみなさまのご移動にご不便をおかけすることから、工事期間中は展示観覧料を無料といたします。ぜひお立ち寄りいただき、朔太郎の企画展を見ながら散歩も楽しんでいただきたいと思います。

(3)令和8年度第1回まえばしタウンミーティングを開催します

(市長) 

例年開催しているタウンミーティングを今年度も開催します。第1回目は5月29日(金曜日)と30日(土曜日)の2日間、ミヤケン元気21中央公民館で開催します。テーマは「前橋のより良い未来をいっしょに考えよう!」で、令和8年度第1回は予算をベースに意見交換を行います。各日200人の募集です。多くの皆さんにご参加いただき、前橋の課題や発言する場所、シェアする場所にしていきたいと思っています。第1回目は予算についてですが、第2回以降はテーマを変えて実施する予定です。第2回の開催については決まり次第、また改めてお知らせしたいと思います。

その他の案件

(1)前橋市景観計画の改定に係るパブリックコメントを実施します

(市長) 

前橋市景観計画は、本市が中核市へ移行した平成21年に策定し、約17年が経過しており、この間、第七次前橋市総合計画の改定や、前橋市アーバンデザイン、歴史まちづくり計画の策定など、新たな取り組みを行っています。こうした状況から、本市の景観を取り巻く様々な状況変化を考慮し、景観計画の改定作業を進めているところです。この中で、広く市民から募集した意見を反映するため、パブリックコメントを実施します。実施期間は、本日5月11日(月曜日)から6月10日(水曜日)までです。公表方法は市ホームページのほか、市民サービスセンター等で公表します。パブリックコメント終了後、いただいた意見を踏まえて計画書案を取りまとめ、景観審議会への諮問、都市計画審議会への報告を経て、令和9年1月からの施行を予定しています。 

景観については、市民の皆さんも前橋の大切にしている風景がそれぞれあると思います。街並み等も含めて、笑顔あふれる美しいまちづくりをめざすために、市民の皆さまからの多くのご意見・ご提言をいただけたら嬉しく思います。

(2)前橋市地域づくり分野地域おこし協力隊インターンを募集します

(市長) 

市内各地区の地域づくり協議会等の活動支援や、地域の魅力の情報発信等を体験してもらう「地域づくり分野地域おこし協力隊インターン」を募集します。 

現在、本市では地域づくり、中心市街地活性化、移住定住促進、スローシティ推進の各分野で計6名の地域おこし協力隊が活動していますのでご紹介します。 

スローシティ推進の分野で活動していただいている村上史隊員。移住定住促進の分野で活動していただいている勅使川原嘉己隊員。1月から地域づくり推進の分野で活動していただいている浅倉明日花隊員。中心市街地活性化推進の分野では3名、後藤美里隊員、五十嵐美翔隊員、梶雄介隊員です。このうち、勅使河原隊員と朝倉隊員はインターンを経て、地域おこし協力隊として活動していただいています。 

今回募集する地域づくり分野は、インターンを実施することで実際の活動の様子や、前橋の暮らし、地域の実情を事前に知ってもらい、将来的に地域おこし協力隊員となる際のミスマッチ防止につなげることを目的としています。 

募集対象となる人は、主に3大都市圏に住民票を有し、おおむね20歳から50歳までの人です。活動内容は主に3つです。1つ目は、地域づくり活動を展開する地域づくり協議会への活動支援。2つ目は、地域づくりを推進するための活動として、地域行事への支援・参加等。3つ目は、本市の魅力や住民活動をSNS等で発信していただくことです。 

活動期間は8月と9月の2か月間で、募集期間は本日5月11日(月曜日)から6月12日(金曜日)までとなります。 

まずは2か月、この前橋での暮らしを含めて地域おこし協力隊の活動について体験していただきたいと思います。興味のある方はぜひご応募いただきたいと思います。

(3)アーツ前橋企画展「塩原友子の日本画 線と表現、その先の祈り」を開催中です

(市長) 

すでに4月25日(土曜日)から開催している企画展です。本市出身の日本画家、塩原友子さんの初期から晩年までの収蔵品を中心に構成した企画展です。すでに見ていただいた方もいると思いますが、10代の頃から年代ごとに作風がガラッと変わる特徴ある画家で、晩年もとてもすばらしい大きな作品を残していますので、じっくり楽しんでいただけます。5月21日(木曜日)からは一部作品の展示替えがありますので、全ての作品を見たい方は5月19日までに一度見に行っていただき、また21日から新しい作品も見ていただけたらと思います。 

また、5月23日(土曜日)に記念講演会があります。5月24日(日曜日)には日本画ワークショップも予定しています。日本画のワークショップはなかなかないと思いますので、興味のある方は人数が限られていますがご参加いただきたいと思います。 

前橋市出身の作家・画家の企画展は珍しいので、ぜひ市民の皆さんに見ていただきたいと思います。多くの皆さんのご来場をお待ちしています。

質疑 

(1)第76回前橋七夕まつり七夕飾りコンクールの作品出展募集及び七夕飾り作成のワークショップを開催します 

(記者)

市長の説明の中で、七夕飾りの数が減少しているということでしたが、どのくらい減少していますか。 

(公益財団法人前橋市まちづくり公社 高井主事) 

コロナ禍前に開催した第67回が合計108件、第68回が101件、第69回が102件の出展がありました。前回の第75回は79件の出展で、コロナ禍前と比べると約8割の状況です。 

(記者) 

高齢化等の影響ではないかと考えている理解でよろしいでしょうか。 

(公益財団法人前橋市まちづくり公社 高井主事) 

そのとおりです。商店街の方々もこれまで多くの飾りを出展していただいていましたが、高齢化で作れなくなってしまったという声をいただいていますのでそのように考えています。 

(記者) 

ワークショップの応募はどのようなかたちで行いますか。 

(公益財団法人前橋市まちづくり公社 高井主事) 

前橋七夕まつりの公式サイトで、あわせて前橋市まちづくり公社のホームページに専用の応募フォームがありますので、そちらから応募いただくかたちになります。 

(記者) 

高橋教授のワークショップは今年が初めての開催ですか。 

(群馬県立女子大学 高橋教授) 

コロナ禍前は短冊に願い事を書くワークショップを学生と一緒に行いました。書くだけだと飾るところがないということで、通りに40mくらいの飾りを付けられるような場所を作っていましたが、コロナ禍で中止になり、通りを封鎖して行われていましたが封鎖しなくなったということで、場所もなく機会も減っているということでなくなりました。最近は広瀬川のアートをやるようになりましたが、今回、ワークショップの依頼がありましたので、このようなかたちは初めてですが、行うことになりました。 

(記者) 

コロナ禍後は、このようなワークショップを行うのは初めてですか。 

(群馬県立女子大学 高橋教授) 

そのとおりです。 

(記者) 

七夕飾りの出展数で一番多かったときはいくつありましたか。 

(公益財団法人前橋市まちづくり公社 高井主事) 

データを持ち合わせていませんので分かりません。 

(記者) 

七夕飾りの数が減少していますが、応募を増やすために募集の条件を緩和したり、市内だけではなく市外の人も応募可能にする等、これまで取り組んできたことはありますか。 

(公益財団法人前橋市まちづくり公社 高井主事) 

賞金の額を増やしたり、高橋教授にお願いしたワークショップもそうですが、七夕飾りの作成が市民の皆さんにとってハードルが高いと思いますので、ワークショップできっかけづくりをして出展数を増やしていきたいと考えています。 

(記者) 

今回のワークショップが久しぶりの開催ということでしたが、七夕飾りを増やすためのきっかけづくりになると良いという思いで行っているということですか。 

(公益財団法人前橋市まちづくり公社 高井主事) 

そのとおりです。 

(市長) 

おそらく、さまざまな通りで七夕飾りで溢れていたときがあったと思います。それに比べて少なくなっていると思いますが、また新しいかたちで皆さんに参加していただき、前橋七夕まつりを次の時代に引き継いでいけるような仕組みをつくれたらと思います。ワークショップ等をきっかけに、市内外の多くの皆さんに関わっていただきたいと思います。 

(2)萩原朔太郎生誕140年記念展「ふらふらふらぬ~る 朔太郎の危険な散歩」を開催します 

(記者) 

工事期間はいつですか。 

(市長) 

5月11日(月曜日)から6月19日(金曜日)の予定です。 

(記者) 

チラシに「世は空前の散歩ブーム」とありますが、今のことですか、それとも朔太郎の時代のことですか。 

(前橋文学館 担当者) 

今です。 

(記者) 

キーワードラリーが初めてということですが、スタンプラリーのようなことが初めてですか。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

県立土屋文明記念館など群馬県内何か所かでスタンプラリーは行ったことがあります。これは前橋文学館のオリジナルで、今回は二次元コードが4か所についていて、それを読み込んでいただくと詩の朗読が聞けます。このような試みは初めてです。 

(記者) 

「散歩」に注目した企画展は初めてですか。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

初めての試みです。ゆっくり歩いていると地面の石ころやブロック塀の角の減り具合が気になったりしておもしろいです。例えば、歩いていて、昔はブロックの上にガラスが埋め込んであったり金網があったりしましたが、そんなに他人を拒否したいのかなと思っていました。昔は生け垣で、前橋はまだ生け垣があります。生け垣からブロック塀へ、個人が一生懸命に他人を拒絶するスタイルに街が変わってきたんだなと。車や大通りではそういう読み取りができない。街を歩いているとそういう街の変容が読み取れる。だから歩くことは重要なことだと思います。 

(記者) 

歩く文学者はいないと言っていましたが、散歩は萩原朔太郎を知るための特徴的なキーワードですか。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

そのとおりです。実際に歩いてみると、あんなに長い間歩けるのかと思います。だから、よっぽど家が辛かったのでしょう。散歩とは基本的に家に帰る話です。家に帰らなかったら放浪になってしまいますから、どうやったって最後は家に帰るのが散歩です。その意味では家をもう一度見直したいということかもしれないし、家に入るとはどういうことなのか考えるためでもあるでしょう。家が嫌だったら家出をしますよね。でも家出ができない。そこに問題があるのではないでしょうか。野球と同じで、野球は家に帰るスポーツです。なぜ人はあんなにも家に帰ることが重要なのかという気もします。 

(記者) 

朔太郎の散歩のスタイルは、長く歩くのか、知らないところに行くのか、どのようなものですか。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

同じ場所で、全然冒険をしない。常に同じところを歩いている感じです。冒険好きの人は「今日は違うところを歩こう」と思ったでしょうが、全く同じだから、いわば歩きながらの定点観測です。定点観測をするとちょっとした変化がおもしろいのです。同じ場所しか歩かないですが、そうすると最近は、世田谷では次々と家が取り壊されて更地になっています。明らかな代替わりで、その人が亡くなって多分売ったのではないでしょうか。一つ潰されると3軒くらい建ってしまうという代替わりの時代が今だと思います。 

(記者) 

群馬でも東京でも朔太郎の歩き方は同じ決められたところを頻繁に歩いたのでしょうか。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

朔太郎が東京のどこを歩いたか分かりません。前橋のどこを歩いたかは分かっていますが、残念ながら東京は調べようがありません。ただし、大森の写真は何か所か残っています。私もそこに行きましたが、何か所か歩いているのではなく、とある坂や特色のあるところだけの写真は残っていますが、それ以外が残っていないので分からないです。 

世田谷区代田に住んでいましたが、下北沢がすぐ近くであそこは高低があるので、詩人の吉増剛造さんは、あの高低の不思議さが「猫町」を生んだと主張しています。でもどのあたりかは分かりません。おそらく冒険しないで同じところを歩いていたと思います。 

(記者) 

キーワードラリーは歩くことが前提になっているという話がありましたが、前橋刑務所、るなぱあく、ばら園と距離があって大変そうだなという印象があります。特に前橋刑務所周辺は街路樹も少なく、立ち寄るようなカフェもない感じがします。歩いて本当に楽しいかというところについては疑問もありますが、前橋のまちは前橋刑務所くらいまで広い範囲で見たときに、昔はまちなかに商店街やお店もしっかりあったので歩いても良かったと思いますが、最近は空洞化しているところもある中で、歩いてまちを周遊するときに今の前橋に欠けているものは何だと感じていますか。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

カフェをもっと増やしたいです。前橋刑務所の入口をカフェにすれば絶対に受けると思います。 

(市長) 

近くに食べて寄れるお店があります。 

(前橋文学館 萩原特別館長) 

歩いていて、カフェは絶対にほしいです。前橋刑務所の中に1軒オープンすればいいと思います。 

それから、前橋刑務所の中を見ていいですかと言ったら断られました。残念ながら開けられないらしいです。開けるとおもしろいです。門のところに昔のレンガが飾られています。中に入ると中庭のようなところがあって、昔の古いレンガが置いてあります。そこに看板があって「このレンガは昔のレンガで、朔太郎が散歩したときはおそらくこのレンガを見ただろう」と書いたのです。そのような刑務所は日本にはただ一つです。 

広瀬川沿いにはベンチがたくさん置いてあるので歩くときには良いですし、これが契機となって若い人がカフェをオープンしてくれたら本当にありがたいと思います。 

(市長) 

歩くと新しい発見もありますし、カフェや寄れるところもありますので、そういう楽しみを発見するのもいいと思います。先ほどお話にありましたが、前橋の散歩マップと東京の散歩マップができるということなので、東京もゆかりの地を歩いていただける機会になると思います。ぜひ皆さんに注目していただきたいと思います。 

(3)令和8年度第1回まえばしタウンミーティングを開催します 

(記者) 

今年度の開催は何回予定していますか。 

(市長) 

回数は4回を予定しています。それ以外にも各団体や小さな意見交換会を計画していますが、タウンミーティングという誰でも参加できるようなかたちのものについては4回くらいを予定しています。 

(記者) 

これまでに何回開催されていますか。 

(市長) 

令和6年度は5回です。昨年度は中止もあったので1回です。 

(記者) 

テーマはどのように選ばれますか。 

(市長) 

市役所の中で市民の皆さんと共有したい話題もありますし、これまでいろんな場所で市民の皆さんから意見が多かったもの、こういうテーマで話をしたいというものもありますので、それらを中心にピックアップしているところです。 

(記者) 

テーマ募集はしていますか。 

(市長) 

タウンミーティングのテーマ募集はしていません。 

その他(1)前橋市景観計画の改定に係るパブリックコメントを実施します 

質疑なし 

その他(2)前橋市地域づくり分野地域おこし協力隊インターンを募集します 

質疑なし 

その他(3)アーツ前橋企画展「塩原友子の日本画 線と表現、その先の祈り」を開催中です 

質疑なし 

案件外 

質疑なし 

最後に 

(1)イベント 

5月15日(金曜日)、5月22日(金曜日)の夕方に「風街夕やけマルシェ」を開催します。15日は馬場川通りでの開催ですので、馬場川でも楽しんでいただきたいと思います。22日は中央通り商店街での開催です。 

ザスパ群馬ホーム戦が5月23日(土曜日)に開催されます。このところ勝ちがあったり、いい勝負が続いていますので、ぜひ皆さんで終盤も盛り上げていきたいと思います。 

めぶくPay ザスパ群馬試合日連動キャンペーンが始まります。試合終了後の16時から24時までにめぶくPayをご利用いただくと、5%ポイント還元になるキャンペーンです。勝った場合は10%ポイント還元になりますので、試合を応援してザスパ群馬に勝ってもらい、皆さんで商店街でのお買い物や飲食も楽しんでいただきたいと思います。問い合わせはにぎわい商業課へお願いいたします。 

バニーズ群馬FCホワイトスターホーム戦が5月24日(日曜日)に開催されます。 

(2)前橋ファン共創セッション 

4月30日に説明会を実施し、多くの皆さんにご参加いただき、関心を寄せていただきました。現在ワークショップの参加者を募集しています。5月15日(金曜日)までの申込みとなっています。興味のある方は、まずはワークショップの参加申込みをしていただき、その中から20名が選ばれてワークショップにご参加いただきます。ワークショップは6月4日、18日、7月2日、16日、30日の5回開催します。5回全てに出席できることが応募条件になります。皆さんの意見で前橋を盛り上げるためのシティプロモーションを一緒につくれたらと思いますので、多くの皆さんの申込みをお待ちしています。 

(以上で終了) 

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更新日:2026年07月09日