定例記者会見概要版(令和8年7月24日開催)

日時

令和8年7月24日(金曜日)午後2時

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

はじめに 

先週の金曜日の豪雨により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。群馬県内では太田市また桐生市と東毛地域で被害が大きかったですが、前橋市内でも橋の崩落等、一部被害が発生しております。今後の対応については関係機関と協議しながら進めていきたいと考えています。 

案件説明

(1)前橋工科大学と群馬パース大学が包括連携協定を締結しました

(市長) 

このたび、前橋工科大学と群馬パース大学が、研究力の向上と地域社会への貢献を目的として、包括連携協定を締結しました。工学を強みとする前橋工科大学と、医療・健康分野を強みとする群馬パース大学がそれぞれの専門性や研究資源を結集し、共同研究や分野横断型研究を推進することで、地域課題の解決につながる新たな研究の創出を目指します。研究活動に加え、県内の小・中・高校生を対象とした研究発表会や探究学習等にも取り組み、次世代を担う科学技術人材の育成にもつなげていきたいと考えています。連携協力事項は、資料に記載のとおり6項目です。 

本日は、協定を締結した両大学の学長にお越しいただいておりますので、本協定に込めた思いや今後の展望について、それぞれご説明をいただきたいと思います。 

(学校法人群馬パース大学 藤田学長) 

近年、少子高齢化に伴い、保健医療分野を取り巻く環境が益々複雑化してきており、各種疾病の予防対策や治療技術の開発は、より重要な課題となっております。こうした課題の解決には保健医療分野の研究と工学技術を融合した分野、横断型の基礎研究がより必要であると私たちは考えています。本協定を契機とし、本学の医療、保健、栄養分野の研究シーズと前橋工科大学の工学分野の研究力を融合しまして、医療科学技術の発展につながる新たな研究を推進していきたいと思っております。本学では、2028年4月にJR前橋駅近に保健栄養科学部を開設スタートする予定であり、前橋工科大学との距離がさらに近くなるということで、研究者同士が日常的に交流しやすくなるということ、共同研究や学生交流等、より実効性の高い連携がこれから期待できるのではないかと思っています。また、その研究成果を地域へ還元するとともに、県内のこどもたちが科学や医療、ものづくりに興味を持つ機会を創出し、次世代を担う人材の育成にもこれから取り組んでいきたいと思っています。私たちもこれから一生懸命、前橋で努力していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

昨年4月に学長に就任いたしまして、西園理事長と当時の小島事務局長の3名で群馬パース大学に就任のご挨拶ということで伺いました。その場で、たまたまなのですが、私の下の名前が建介という名前なのですが、パース大学の樋口理事長の下の名前と全く同じで非常に親しみを感じていただき、これから連携して一緒にやっていきましょうということで、昨年度から研究情報交換会を2回開催し、連携を進めさせていただいております。研究のシーズや、研究の設備に関する情報の共有をいろいろ進めてまいりました。このたびの包括連携協定の締結によって、これまで培ってきた環境をさらに進化させて発展させて、本学工学の知識とパース大学の医療健康分野の専門性を融合して、分野横断的な研究をこれから展開していきたいと考えております。考え方としては、まず両大学の研究者の間で連携した萌芽的な研究事業の創出に取り組み、将来的に競合的資金の共同での申請や、大型の研究のプロジェクトの形成に繋げていきたいと考えおります。そういった研究成果を地域に還元するとともに、先ほど藤田学長からもお話がありましたが、県内のこどもたちに、最近は理系離れや文部科学省からもこれから理系人材が不足していくということなので、こどもたちに科学技術に触れる機会を充実させて、次世代の育成にも両大学で取り組んでいきたいと考えているところでございます。本協定の締結を契機にして地域社会の発展に貢献できるように努めてまいりたいと思いますので、市民の皆さま、県民の皆さまのご理解とご協力をこれからもよろしくお願いいたします。 

その他の案件

(1)前橋空襲関連イベントを紹介します

(市長) 

8月5日前橋空襲の日、そして、まえばし平和祈念の日となっておりますが、関連したイベントについて3件ご紹介します。 

1つ目は、前橋空襲と復興資料館で開催されている「新収蔵品展」です。10月4日(日曜日)までの開催となっています。新たに収蔵した資料を中心に、戦時下の前橋の様子と復興の歩みを紹介しています。 

2つ目は、前橋空襲と復興資料館とヒストリア前橋の連携事業として、小・中学生向けの「駅近ミュージアム歴史探検ラリー」を8月1日(土曜日)から31日(月曜日)までの1か月間開催します。展示を見ながら両施設のワークシートの問題に回答し、提出するとタンブラーやハンドタオルの景品が当たるくじ引きができます。昨年も開催して多くのこどもたちに両方の施設を巡っていただいた企画です。 

3つ目は、8月5日(水曜日)に実施する「前橋空襲一斉慰霊」です。市街地の神社や寺院、教会等のご協力いただける施設にて、講話や解説を行います。また、16時50分から、市内全域の寺院にご協力いただき、鐘や太鼓を鳴らして戦没者の供養と平和への祈りをささげます。なお、当日開催される、まちなかの神社や寺院、教会を巡るバスツアーに関しては定員に達しましたので、既に受付終了しております。 

(2)前橋市空家等管理活用支援法人を募集します

(市長) 

空家等対策の推進に関する特別措置法により創設された制度に基づいて、新たに導入する空家等管理活用支援法人制度です。支援法人制度の概要につきましては、市町村が民間法人を指定して、公的立場のもとで空き家等対策に参画していただくものです。支援法人には、空き家等に関する相談対応や利活用支援等を担っていただきます。この支援法人を指定する効果は3点あります。1点目は、空き家等に関する相談のワンストップ化による伴走型支援の実現。そして、適切なマッチングを増やしていけると考えています。2点目は、市場に流通しにくい空き家の堀り起こしと利活用の促進につながるものと考えています。3点目は、相談やマッチング、掘り起こしを民間の法人に担っていただくことにより、市の立場としては危険空家等への指導・是正等、行政が担うべき事務に重点的に取り組むことができるようになるという効果を考えています。以上の観点から支援法人の募集を行っています。募集期間は10月20日(火曜日)までの3か月間です。民間と連携した空き家対策をさらに一歩進めていきたいと考えていますので、ぜひ興味のある団体、法人にご応募いただけたらと思っています。 

質疑 

(1)前橋工科大学と群馬パース大学が包括連携協定を締結しました~工学と医療・健康分野の融合で、地域課題解決につながる研究を創出~ 

(記者) 

締結日は本日ですか。 

(市長) 

そのとおりです。 

(記者) 

協定締結に至った背景を改めて伺います。きっかけ等はございましたか。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

先ほども少しお話ししましたが、昨年ご挨拶に伺い、いろいろとこれから勉強していきましょうということで、研究共同の情報交換会を何度か開きました。私たちとしては、群馬パース大学がJR前橋駅の前に来られることで距離的にも近くなることから、例えば、群馬県内だと群馬医療福祉大学や共愛学園とも包括連携協定をすでに結んでいる中で、同じ前橋市の中で連携してネットワークを組んでいけるようなことを想定しております。 

(記者) 

研究情報交換は、これまでに2回行われたと先ほどお話がありましたが、これはいつ、どのような情報交換を行ったかを伺います。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

正確な月日までは覚えていないのですが、1回目が群馬パース大学、今年に入ってから前橋工科大学で1回ずつ行いました。それぞれ少しやり方を変えていまして、1回目はそれぞれの教員が3名ずつ自分の研究内容を説明する研究の発表会、学会のようなかたちでありました。2回目はそれぞれの主要な研究分野を統括する者がそれぞれが持っている全体の強みについてお互いにご説明をするというようなかたちで開催しました。 

(記者) 

今後の展開で、今年度は第3回を実施すると思いますが、いつ行って、どういう内容の予定ですか。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

9月8日の予定です。 

(記者) 

どのような話をするか決まっていますか。 

(学校法人群馬パース大学 藤田学長) 

3回目は本学が当番になっております。具体的な研究の交換会の中身までは、今まだ検討中ではありますが、研究者間でマッチングしているそれぞれの研究者が今、6件あります。その6件の中で行っているのが医療技術分野研究が2件、リハビリテーション学分野研究が2件、生殖医療、補助医療の技術研究で行っている研究者のマッチングが1件、看護学領域の研究が1件、計6件が今マッチングでそれぞれ行っておりますので、それぞれがどれだけこれから進んでいるのかということも出てくるかと思います。まず、そういう話で持っていき、それから新たな研究を展開していく教員がいればその中でまた発表してもらおうかなとも思っています。それから、ちょうど研究情報交換会を利用しまして、本学で行っている、毎回市民に向けて行っている公開講座がありますが、それも少し兼ねて行うつもりでおります。それは、医療と工学を合わせたシンポジウムを今現在検討中で考えております。9月8日の午前に一緒にそれらを繋げてやろうと思っています。 

(記者) 

市民向けの公開講座も同じく9月8日に行う予定ですか。 

(学校法人群馬パース大学 藤田学長) 

そのとおりです。前橋工科大学には時間をお伝えしていませんが、本学の希望は、午前中からお昼にかけて研究情報交換会を行い、13時過ぎあたりから市民に向けての公開シンポジウムを考えております。その後は、研究でいうと本学ではこれまでもいろいろな新型コロナウイルスや感染症が出たときに、新型コロナあるいはいろいろなウイルスの検出キットや感染対策に関する研究、今まではタカラバイオやパナソニック等の大手企業とも今まで研究を行ってきています。今度は前橋工科大学の生命工学の先生方と一緒にそういった研究の中に入ってくると、新たな研究のやり方や新しい機器の開発に繋がってくるのではないかということも少し期待しておりますので、そういう共同研究の中にも前橋工科大学の先生方も一緒に加わってほしいと私たちは思っています。そういうかたちでこれから研究を進めていきたいと思っております。 

(記者) 

それぞれの大学に伺いますが、他の大学と包括連携協定を結ぶことはこれまでもありましたか。 

(学校法人群馬パース大学 藤田学長) 

本学では、今回のように大学とこのような正式なかたちで結んだのは、私がこちらに赴任して13年ですがまだありません。初めてです。私が来てから、とにかく大学では研究力、もちろん教育もですが、大学は教育と研究の両立が基盤となっておりますので、まず、研究で学生にもそういった活性化、夢を与えるような研究ができればということで、大学院生も最近増えてきておりますので、他の大学の学生とも大学院生を通じて研究の面白さ等を伝えていけたらいいと思っております。結果的にそういったことが県内の小学校、中学校、高校生のこどもたちにも夢を与えていくと思っております。毎年、小・中学校の夏休みにいろいろな実験等をさせる企画をしますが、最近、いつも定員以上に申し込みが多いです。科学技術に興味を持ってきている、医療科学に興味を持っているこどもたちが多いと思っておりましたので、今回の連携を起点として、県内の小学校、中学校、高校生にも少しでも伝えていって、人材育成に繋げていけたらと思っております。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

他の大学との連携の状況については、先ほど申し上げたとおり、昌賢学園群馬医療福祉大学と共愛学園との包括連携協定をそれぞれ結んでいる状況です。あと、市内で県民健康科学大学と群馬大学は、県内の国公立5大学の連携を既に進めておりますし、また、群馬大学と共愛学園とは、めぶくプラットフォームという枠組みの中でもいろいろと勉強させていただいているという中で、そこに今回、パース大学が加わって、さまざまなネットワーク、研究用のネットワークを形成できるかなということと、あとは藤田学長からもお話がありましたが、「こども科学教室」では単独で毎年開催していますが、若い学生たち、こどもたちに科学、工学あるいは医療への興味を持っていただけるような、面白いなと思っていただけるようなイベントを連携して進めさせていただけたらと思っています。 

(記者) 

大学同士の連携協定で、今回、前橋市の定例会見で発表していますが、前橋市が関わっていくことは何かありますか。 

(市長) 

本市は前橋工科大学の設置の立場にありますので、これから前橋工科大学をしっかりと地域に根ざした拠点としてさらに盛り上げていくためにも、私たちも大学の連携というのは大変心強いなと思っているところです。工科大学もそうですが、先ほど中村学長からもお話がありました、めぶくプラットフォームという大学連携の枠組みもつくっておりまして、これはそれぞれの大学が単純に連携をすることが目的ではなくて、その先の若者の定着を図っていこうというような目的で今進めているところです。どうしても前橋をはじめ、群馬県内では高校を卒業した後、大学を卒業した後に都会に出ていってしまう若者が多いという中で、しっかりと大学と地域の企業、また地域が連携をすることで若い人たちの定着を今まで以上に力を入れていく必要が、どの地方も今必要があるだろうということで、そう意味では大学の魅力を高めていくこと、大学が地域の拠点になっていろいろな活動で見えてくるということは地域づくりの中でも非常に重要な要素だと思っています。いずれにしても、2028年にはパース大学の前橋キャンパスがオープンをして、さらに市内の大学がそれぞれ連携をしながら盛り上がっていって、若者が活躍できる前橋、前橋がそういった方向に向かっていることをPRしながら、一緒にこれからの街づくり、人材育成を進めていきたいと考えているところです。 

(記者) 

今回の発表については主に研究が大きなテーマになっていると思いますが、例えば前橋工科大学の学生が群馬パース大学の授業を受講して単位を認定する、そういったことを考えていますか。また、今回は研究がメインということなので、両大学の現在の教員数はそれぞれどれくらいいますか。 

(学校法人群馬パース大学 藤田学長) 

群馬パース大学の教員数は148名です。前橋キャンパスをオープンすると、より近い距離ですので、できれば教養のところで互換科目によっては単位互換ができるのではないかなとは思っていますが、すぐは無理のような気がします。今、研究面での連携協定が先に構築がスタートしていますので、その流れを見てからやろうと思っています。私からの希望は、せっかく研究面からスタートするので、大学院生の教育、研修会あるいは発表会等そういったところで大学院生の活性化の研究の活性化も図っていきたいと思っていますので、そういうところから進めていきたいです。学部の単位互換は、そういったことで少し先にはなるかと思いますが希望は持っています。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

前橋工科大学の現在の教員数は67名です。単位互換等に関しては、先ほど申し上げませんでしたが、県内の国公立の大学の間では単位互換協定というのもすでに進んでおります。それが今後、群馬県内の地域プラットフォームということも、文部科学省でも推進しておりますので、それが私立大学も含めた形に段々となっていく可能性がこれからあると認識をしているところです。藤田学長からもお話がありましたが、私たちは小規模な大学ですので、大学院生の数が絶対数が少ないということで、例えば本学ですと、後期博士課程の定員は毎年4名ですが、孤立してしまいがちな感じがするので、できればそういうことで一緒に授業や連携してできればいいと思っておりますし、また、共同実施、プレFD(ファカルティ・ディベロップメント)、これから教員になるような学生に対しての教育や、産業界とのマッチングに関してもお互いに協力してできることは一緒にさせていただきたいと考えています。 

(記者) 

今後、競争的研究費の共同申請を令和10年度に行うという目標を掲げていますが、例えばこの研究費の目指す獲得総額のような、数字として掲げているものや念頭にあるものがありますか。 

(学校法人群馬パース大学 藤田学長) 

具体的な金額まではなかなか難しいかも分かりません。まずは、基本としては国が行っている科学研究費ですが、基盤研究Cがいちばん取りやすく、最高3年計画で500万円くらいです。ただ、今、本学で若手もそういう研究にかなり熱心な先生が多くなりましたので、今年、基盤研究Bが2,000万円ですが、それが2件採択されました。できればそういう大型のプロジェクトの研究費の獲得をこれから目指していけたらと思っています。そういう意味では、2つの大学が一緒に研究を行うことによって今までと違うような研究視点や、新しい知見が出るような気がしますので、そういう面白い展開に結びついていけば大型の研究費を獲得できるのではないかなと期待しております。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

具体的な数値目標ということになりますと、まだこれからというところになります。本学単体での研究費の目標額は、毎年9,000万円外部資金を獲得することを目標にしておりまして、その中で群馬パース大学と共同で取れる金額を拡大していきたいと思っております。質問の趣旨から外れるかもしれませんが、例えば、先ほど藤田学長からご紹介がありました共同研究の他に、群馬パース大学は今、ぶどう園を進めておられるということで、来週、ワインの試飲会等もあるそうですが、ぶどうを穫った後のワインを作る過程で余る皮の部分等を再利用して、何か有効な、健康的な成分が抽出できるのではないかという話や、それから、本学は建築・土木・デザインという分野があり、デザイン分野にユニバーサルデザインという、例えば、視覚の不自由な方に対してどのようにサインを出せば伝わりやすいかというような研究をしている者もいますので、そういったところで医療分野との関わりはいろいろな接点がこれから見出していけるのではないかと期待しているところです。 

(記者) 

共同申請への期待も高まるとこですが、現状、両校で感じている外部からの資金獲得や、研究の現場を巡る資金獲得の近年の課題についてどのように感じているか伺います。 

(学校法人群馬パース大学 藤田学長) 

確かに、研究費の外部資金の獲得は年々非常に厳しくなっていて、どこの大学でもそれを獲得するために一生懸命行っていますが、本学でいうと、研究費は、基本的には自分で獲得して研究を進めていくかたちで行っています。ただ、研究費の獲得というのは、全国平均で見ても、採択率は基盤研究Cでも20%程度です。基盤研究Bになると更に低くて1%、5%と、かなり厳しいです。そのために、本学では個人研究費のようなかたちで競争的資金に対抗できるように、多くはありませんが個人に30万円等を出しています。それから、学内での競争的な研究費を特定研究費というかたちで行っていて、外部資金を獲得することを基本としています。本学では、先生方には少し厳しいかもしれませんが、助手以上で65歳未満の教員は必ず科学研究費に応募することを条件としています。そういうことを自らしっかり行うことをしているので、先生自ら意識を持ってもらわなければいけないと思っており、本学はこういう取り組みを行っています。 

(公立大学法人前橋工科大学 中村学長) 

先日、「AI for Science萌芽的挑戦研究創出事業」というAIを活用してどのような研究プロポーザルを出すかという公募があったときに本学は3件採択されて、採択率2%くらいの非常に難しいところに高い確率で採択していただけたことが良かったと思っております。私は理学系の出身で、工学とは少し文化が違いますが、理学系ですと企業からの研究費というよりは科学研究費が主体で、科学研究費は以前いた大学で「研究者にとっては米である」とも言われたりもしましたが、非常に重要なところですので、工学の分野に限り本学でも科学研究費の申請を義務付けて、100%ではありませんが申請率も上がってきているところで、採択率もそれに伴い上がってきているところです。引き続き、私たちも努力を続けていきたいと思っていますし、群馬パース大学との共同研究で申請することを、やり方としてはまず、共同で研究をするという申請を出して、大学から少し補助的な資金を提供するかたちで、種を引き出しながら発展させていけるようなかたちを取りたいと考えております。 

(記者) 

今後、群馬パース大学がめぶくプラットホームに入るかたちになっていきますか。 

(市長) 

担当者は不在ですが、基本的には市内の大学に参加していただいておりますので、28年に開設したら、おそらく一緒にやっていけるのではないかと思いますが、確認して改めてお伝えしたいと思います。 

その他(1)前橋空襲関連イベントを紹介します 

質疑なし

その他(2)前橋市空家等管理活用支援法人を募集します 

(記者) 

県内の他自治体、例えば、高崎市や太田市、桐生市、館林市等は、すでに法人を指定しなくとも、うまく対処できているので、当面の間指定することはしないという方針を示されておりますが、このタイミングで前橋市が法人を募集するという判断をされたのはどのような理由があるのかご説明願います。 

(建築住宅課) 

本市では人口減少や高齢化の進行に伴い、空き家件数がかなり多くなっております。相談件数もこのところ増えておりまして、複雑かつ多様化しているところです。相続や管理、売買、解体、利活用等、空き家の課題は1つの専門分野だけでは対応できないケースが増えております。そこで民間法人の力を借りてネットワークを活用しながら、市として連携した空き家対策を進めたいため始めたものです。 

(記者) 

法整備自体は令和5年で数年前になりますが、そこから今日に至るまで、例えば、法人を指定することに対して制度面でよりやりやすくなるという環境の変化等はありましたか。 

(建築住宅課) 

全国でもすでに取り組みを始めている自治体があり、それらの先進地視察をした上で、本市でも導入可能なタイミングだと判断しました。 

(記者) 

5法人程度を指定する方針が示されていますが、法人の数を5としたことにはどのような理由がありますか。 

(建築住宅課) 

先進地をヒアリングし、本市の規模から概ね5法人あれば本市全体を網羅できるのではないかと推計いたしました。 

(市長) 

空き家の対策推進協議会でも、空き家の活用が進むとよいという意見を、それぞれの委員の皆さんからいただいております。これまで進めてきた、不動産関係の業者を中心とした空き家の売買や賃貸、空き家バンクを通じた取り組みも当然重要ですが、それだけではなくて、例えば、早期に解体して土地を動かしていく方法もあると思います。あとは情報が届いていない方にどのように届けていくかということも課題としてあります。法人を5つ募集しますが、いろいろな個性の得意分野のある法人を選べるとよいと思っています。 

(記者) 

例えば、倒壊の危険がある空き家もあると思いますが、そうしたものを解体するというのは市で行いますか。それとも、この指定する5法人が解体を担う可能性がありますか。 

(市長) 

特定空き家として対応する、行政代執行するような空き家については行政での対応になりますが、そうなる前の段階の、なるべく空き家を所有者の皆さんに動かしていただくための様々な情報提供も重要です。例えば、前橋市内に住んでおらず、相続をした物件が空き家になってしまい、解体したくても解体業者の知り合いがいないとか、動かしたくても情報がないという方もいらっしゃいますので、解体業者とのつながりを持つ民間事業者が公的な立場で関わると、今まで以上に安心して「空き家で困っているんだけど、どうしたらいいか」という相談ができる体制が整備できるのではないかと考えています。 

案件外 

(記者) 

次回の定例記者会見は8月5日14時に予定されています。前橋空襲一斉慰霊等もあるこの日に定例記者会見を設定された理由はありますか。 

(市長) 

特にこの日にあえて設定したという理由はありませんが、この日を外すという理由もありませんので、通常のスケジュールどおりに組んでいます。5日の早朝は、比刀根橋の慰霊祭もありますし、また16時半からは一斉に鐘を鳴らす一斉慰霊もありますので、その時間帯には被らないような通常どおりの時間での開催を予定しています。 

(記者) 

包括的性教育について伺います。渋川市が市内の小中学校に対して、外部講師の派遣で包括的性教育を進めるという事業をスタートしました。歯止め規定等の問題もあり、教育現場でそういった教育を普及させることがなかなか難しい状況の中で、市長は以前、包括的性教育の重要性について発言していましたが、改めて前橋市の取り組みと市長は今後どのように進めていきたいか考えを伺います。 

(市長) 

包括的性教育という言葉を使うかどうかは別にしても、学校の教育現場、教育委員会の中では、教育指導要領に応じて必要な性に関する教育、また、命に関する教育はしていることを確認しています。重要な人権の問題ですので、本市でも広めていきたいと思っています。今は出前講座のメニューに「プレコンセプションケア」のメニューを入れておりまして、どなたでも出前講座に申し込んでいただければ、地域でも学校でも出前講座はできる状況になっております。しかし、学校では時間が取れないということもあって、有効に活用はされていないのかなと思っています。それ以前の未就学の段階では、2歳児健診、3歳児健診のときに保護者あてにプライベートゾーンの大切さや、親子であっても同意を取ることが必要だということも丁寧にお伝えしています。また、必要な資料についても配布をしてその都度、周知啓発を行っています。言葉を広めることも、大事なことかもしれないですが、それだけではなくて一人ひとりの、今こどもを育てている保護者の方々に対してもまずはしっかりと伝えていく必要があると思っています。学校関係では、教員向けの包括的性教育の講習会みたいなものは始めておりますので、まずは学校の先生たちに包括的性教育について知ってもらう機会を増やしているところです。 

(記者) 

教員向けというのは、市独自で行っている事業ですか。 

(市長) 

独自でとはどういう意味ですか。 

(記者) 

例えば、DBSの導入等にあわせて義務化で行っているものではなくて、前橋市として教員がもう少しそういった知識を高めたほうがいい等の理由で実施を予定されているのでしょうか。 

(市長) 

そうだったと思いますが、本日は教育委員会の職員がいませんので確認して回答します。 

(記者) 

出前講座という小・中学校でも利用できるところにプレコンセプションケアを取り上げているというお話がありました。包括的性教育をそれぞれの考え方や環境に左右されずに、こどもたちが学べる状況を整えるには、教育現場は非常に重要な場所だと思います。人権の観点も含めた包括的性教育を、今後さらに取り組みを進めていくお考えがあるのでしょうか。また、教育現場での進捗という面で何かお考えがあれば伺います。 

(市長) 

基本的には人権の問題だと私は思っています。自分自身を大切にすること、また、周りの人も大切にすることがベースになります。これは性被害の被害者にも加害者にもならないということもそうですし、いじめの被害者にも加害者にもならないということにも通じるものだと思っています。包括的性教育というと、その部分だけが注目されがちですが、それも含めて人権教育についてはいろいろな場面で大切にしていきたいと思います。本市では今年、こども基本条例も施行しました。こどもの権利にあわせて今後も自分たちの権利の大切さ、人権の大切さを皆で考えて深めていけるようなまちにしていきたいと思っています。 

(記者) 

先日の大雨の被害で橋が崩落することがあったと思いますが、どのような影響があるかや復旧の目処等、今お話できることがあればお願いします。 

(道路建設課) 

現地確認しまして、災害の手続きを進めているところです。災害自体は被災してから10日以内なので、そろそろ申請しなくてはいけない時期なので申請をしたところです。実際は最後、国の査定が約2か月後にあるので、そこでどのような感じに復旧するかが決まるところです。 

(記者) 

下水の影響やバキュームカーが出ていると聞きましたが、そのあたりはいかがですか。 

(下水道整備課) 

今お話がありましたとおり、崩落した橋に集落排水施設の汚水の圧送管が取り付けられており、それが破損してしまったということと、あわせてその圧送管が電源を供給したマンホールポンプという施設から汚水を圧送している施設の電源も橋と一緒に崩落してしまった状況です。あわせて、川の東側が主に汚水を使用している約45世帯の方々に影響が出てしまいます。汚水が発生しており、圧送するポンプが電源が供給されていなくて機能していない状況なので、24時間体制でバキュームカーで汚水を順次収集して運搬している状況です。 

(記者) 

橋が復旧しないとそこは直らない等、そのあたりはどうですか。 

(下水道整備課) 

24時間体制でバキュームカーでずっと吸い続けることは困難になりますので、まずは仮設の排水管を復旧する検討を進めているところです。時期につきましては、川をどうしても横断しなければいけないので、そこが一級河川で群馬県が管理している河川です。その一級河川を横断するための協議を現在進めているところで、協議が整い次第、早急に仮設の復旧をするような状況になります。 

(記者) 

台風のような災害だと事前にいろいろなアナウンスをしたり、市民も対策取ったりできますが、先日のことは急にではあったと思いますが、そのあたりも踏まえて呼びかけ等何かありますか。 

(市長) 

今回、群馬県で初めて線状降水帯が確認された東毛の地域では本当に大きな被害も生じているような状況でしたが、私たちも予想に反して、一旦収まってふたたび夜になって急に雲が発生してということで、非常に気象状況も読みづらかった豪雨だったと感じています。ただ、昨今の異常気象の状況を見ると、こういうことはいつでも起こるかもしれないということで、市民の皆さんにも災害情報の取得の仕方や、それが出た時の行動について改めてそれぞれ確認をしていただきたいと思いますし、川の近くにお住まいの皆さんについては、自分たちが住んでいる川の安全性、ハザードマップも確認していただきたいですし、ハザードマップで大丈夫だとしても、雨が降った時に水が溜まってしまうのではないか、ではそのときどこに避難したらいいかというのは、事前にそれぞれ確認をしていただきたいと思っています。本市では避難指示までは今回の雨は出ませんでしたが、避難指示が夜中に出る可能性ももちろんありますので、そのときには雨の状況を見て外に出ることができるのか、そうではなくて安全な2階以上のところに避難できる場所があるのか、そういった具体的な災害が起こったら、というところを具体的にイメージしながらそれぞれ備えていくことが重要だと思っています。あと、各自治会の皆さんには自主防災組織の立ち上げをお願いしておりまして、多くの自治会で地域の自主防災組織が立ち上がっていますが、具体的な避難訓練の実施についても呼びかけているところですので、地域での防災力の強化や啓発についても皆でしっかり取り組み、自分と大切な人の命を守ることを最優先に行動できるように備えていきたいと思っています。 

最後に 

イベント等 

(市長) 

令和8年度教育資料館企画展 社会科副読本「わたしたちの前橋」大特集を開催しています。9月30日(水曜日)までです。小学3年生で使う本市の教材で、昭和30年以降、改定を重ねて現在は17版になりました。約70年分の昔の前橋の様子が分かるような貴重な資料が展示されていますので、前橋の歴史を振り返る、また、親子3世代で楽しんでいただけるような企画展になっています。 

「前橋空襲と広島・長崎原爆パネル展」は、毎年市役所ロビーで展示をしており、市役所ロビーでの展示が8月16日(日曜日)まで。その後、K’BIXまえばし福祉会館でも展示を行います。市役所に来た際にご覧いただけたらと思います。 

「るなぱDEなつやすみ2026 はじめての◯◯ for KIDS」は、こども向けにいろいろなワークショップや体験ができるイベントがたくさん開催されます。楽しそうなイベントが多数ありますので、ぜひこどもたちの夏のお出かけに、るなぱあくにもお立ち寄りいただきたいと思います。 

風街夕やけマルシェは本日7月24日(金曜日)もあります。「風街夕やけマルシェ お酒と音楽と古着 vol.2」ということで夕方から開催されます。来週は「風街夕やけマルシェ まちなかで縁日2026」です。夕やけマルシェが段々と定着してきて、金曜日の夕方はかなり人が出てきていると感じています。まちなかに行けば楽しいことが待っている、そんな夕やけマルシェを皆さんにも楽しんでいただきたいと思います。 

7月25日(土曜日)、26日(日曜日)は「大胡祇園まつり」が開催されます。日曜日には暴れ獅子が出ますので、ぜひ迫力ある勇壮な獅子を、珍しいものですので、ぜひ一度見ていただけるといいと思います。 

明日7月25日(土曜日)に「るなぱDEないと×琉球の風2026」も開催されます。 

明日7月25日(土曜日)から楽歩堂前橋公園では「MAEBASHI BEER PARK 2026」ということで、夏の間は夕方から公園で楽しんでいただけるようにBBQとビールが楽しめるイベントが始まります。7月25日(土曜日)から9月13日(日曜日)までです。 

赤城山のスポーツイベントもあります。「赤城山トレイルランニングレース」が 7月26日(日曜日)早朝からの開催です。 

「ほんトモまえばし第3弾」は、まちなかの書店と市立図書館が連携して本の紹介をしている企画です。第3弾はHENGENI BOOKSとの連携です。7月28日(火曜日)から開始します。 

「MAEBASHI PARK NIGHT CAMP」は来週7月29日(水曜日)、楽歩堂前橋公園でテントを張って泊まるキャンプの企画も行われます。アウトドアやカヌーが等が楽しめる企画です。 

「ひらく展」は、毎年8月に開催されているインクルーシブアートのイベントです。市内32か所の公共施設やカフェ、お店にいろいろなアートを飾ってまちを周遊していただくようなイベントです。ワークショップやステージイベント等もあります。 

8月1日(土曜日)は「赤城山らんたん祭り」も開催されます。夕方、車が非常に混むかもしれませんので、お早めに登ったほうがスムーズに現地に辿り着けると思います。 

消防局からのお知らせです。本市消防局のメンバーが「第54回全国消防救助技術大会」の障害突破の部門に出場します。8月22日(土曜日)に新潟市で開催されます。本市消防局の皆さんの活躍をぜひご注目いただきたいと思います。 

夏は皆さんいろいろなところにお出かけすると思いますが、熱中症や天候の急変は、お出かけの際に気象情報を見てからお出かけていただきたいと思います。熊の出没についても、いろいろなところで目撃されています。出没マップ等も見ながら、気をつけることが難しいかもしれませんが、山に行くときには注意していただきたいと思います。また、水辺の事故は、水辺で遊ぶときにはライフジャケットの着用を忘れずにしていただきたいと思います。本市公式YouTubeにもライフジャケットの着用方法の動画も掲載してあります。一つひとつ、楽しいお出かけをするときに楽しく帰って来られるように、それぞれ注意しながら夏休みを過ごしていただきたいと思います。 

最後に、今週7月21日付けで着任した林デジタル制作担当部長にご挨拶と自己紹介をいただきたいと思います。 

(林デジタル政策担当部長) 

林祐二郎と申します。21日に着任して、デジタル政策担当部長としてこれから皆さまと一緒に働かせていただきます。私は、21日に着任する前は総務省におりまして、主に情報通信分野において研究開発の予算の支援や電波のルール、携帯電話に関する競争環境の整備、直近では自動運転やITS等に携わっておりました。今回、実際に自治体に来るのは初めての経験になります。まずは関係の方々の知見や考え方等をしっかり聞いて吸収した上で、私が情報通信分野で培ってきた経験も生かしながら新しい風を吹き込めたらいいと考えています。そして、市民の皆さまに寄り添いながら、より豊かな暮らしに向けて精一杯頑張りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。 

(市長) 

何かあれば、これからデジタル担当部長としてさまざまなデジタル政策を含めて本市に対していろいろと提案もいただけますし、一緒に働く仲間として頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。 

(以上で終了) 

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更新日:2026年07月24日