全市域デマンド化研究会 中間報告

全市域デマンド化研究会の中間報告がまとまりました。

研究会の設置及び開催について

目的・意義

前橋市内全域に対し、利用者の要求に対応して運行する形態(以下、「デマンド運行」という。)による交通手段の導入を、研究・検討し、公共交通の利便性向上と利用促進につなげることを目的として当該研究会を設置した。

研究会委員

委員数

9名(学識経験者5名、行政関係者4名 平成24年5月18日委嘱)

会長

寺澤 康行(てらさわ みちゆき)

副会長

大島 登志彦(おおしま としひこ)

開催状況

第1回 平成24年5月18日(金曜日) 午後3時から
 委員の委嘱、会長・副会長の選任、市内公共交通の現況把握等
第2回 平成24年6月26日(火曜日) 午後2時から
 交通事業者の意見発表と聴取、社会実験運行計画素案の検討
第3回 平成24年11月28日(水曜日) 午前10時から
 委員意見、要望・嘆願の公表、社会実験の手法検討
第4回 平成25年2月22日(金曜日) 午後3時30分から
 中間報告(案)の検討、案の内容を合意 
中間報告の公表 平成25年3月

中間報告の内容について

近年における前橋市の公共交通をめぐる諸状況を踏まえ、全市域にデマンド運行型の公共交通手段の導入を図るという視点から、その骨子となる基本方針や進め方について、研究会における議論をもとに、中間報告としてとりまとめた。

実現に向けた目標

→ 快適で暮らしやすく活力のあるまちづくり
 前橋市公共交通マスタープランに掲げる「持続可能な公共交通体系(ネットワーク)」を実現することを基本に、移動困難者並びに公共交通不便地域の解消を図ること。

基本方針

  1. 移動困難者対策や公共交通不便地域の解消など、公共交通による移動手段を喫緊に必要としている市民サービスの確保に軸足を置くこと。
  2. 民間交通事業者を最大限活用するという枠組みの中で、既存の鉄道・バス・タクシーとの共存共栄と、適切な役割分担を目指すこと。
  3. 持続可能な公共交通ネットワークづくりに向けて、地域の実情に応じた輸送力を担保するとともに、市財源の確保はもとより、適正な運賃設定など利用者の応分の費用負担を考慮すること。

実現に向けた戦略

 デマンド方式による乗合タクシーを手法の中軸に据え、実現性及び持続可能性の高い社会実験を計画して課題を抽出し、その対応と導入効果の検証に道筋をつけ、本格運行を目指す。

  1. 移動困難者対策については、利用者を特定するなどサービスの対象者を限定する。
  2. 公共交通不便地域の解消については、既存の公共交通機関への影響を考慮し、地域を限定するなど既存公共交通とネットワークする区域制を採用する。
  3. 既存の公共交通機関を補完する運行計画を検討する。
  4. 利用者の負担割合については、既存の公共交通機関の運賃体系を十分踏まえた上で、そのあり方を検討する。

全市域デマンド研究会における議論は次のリンクをクリックするとご覧いただけます

関連書類

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更新日:2019年02月01日