総合計画の進行管理(行政評価の実施)について
前橋市では、平成25年度から29年度までの5か年を計画期間とする第六次前橋市総合計画改訂版を策定しています。計画に位置づけられた重点事業を着実に推進するとともに、「選択と集中」や「成果志向」の視点に基づく「行政経営」の仕組みを構築するため、行政評価システムを導入しています。
行政評価とは?
行政評価とは、「行政の活動について、ある一定の基準等により評価を行い、この結果を改善に結びつける手法」です。
1980年代に英国などで発展したNPM(ニュー・パブリック・マネジメント:民間の企業経営手法を行政分野に導入することにより、効率的で質の高い行政サービスの提供を目指すもの)の考え方をもとに、国内では、1995年に三重県で初めて行政評価システムが導入されました。
行政評価の必要性
これまでの行政運営は、「事業を計画し、その事業にどれだけ予算をつけ、どれだけ事業を実施したのか」という行政サービスの量に重点が置かれていました。
しかしながら、本格的な少子高齢社会や人口減少社会の到来を迎え、市の財政状況がますます厳しくなる中、これまでのような行政運営を行うことは困難な状況にあります。
これからは、限りある財源を有効に活用しながら、行政サービスの質を向上させていくことが重要であり、そのためには、「事業を計画(PLAN)」し、「その事業にどれだけ予算をつけ、どれだけ事業を実施したのか(DO)」に加え、「仕事を振り返って評価(CHECK)」し、「評価した結果を次年度の予算編成や事業執行に反映していく(ACTION)」ことが不可欠です。
この「PLAN(計画)-DO(実施)-CHECK(評価)-ACTION(改善)」というPDCAマネジメントサイクルをうまく取り入れ、「選択と集中」や「成果志向」の視点に基づく「行政経営」の仕組みを構築することが求められています。
本市におけるこれまでの取り組み
(1)サマーレビュー
サマーレビューの実施
(2)行政評価
(平成27年度実施事業の評価)
(平成28年度実施事業の評価)
行政経営方針の策定
行政経営方針は、長期計画である第六次総合計画改訂版を補完する単年度の重点方針です。
目指すべき将来都市像の実現に向け、翌年度は何に注視していくのかという観点から、市政の重点施策を選定し、予算編成との連動を図ることで、「選択と集中」や「成果志向」の視点に立った先見性ある行政経営の仕組みを構築することを目的としています。
(1)平成26年度 行政経営方針(概要版、詳細版/平成25年10月8日策定)
『市民の英知とともに、眠れる県都の宝を磨き、発信(つたえ)よう』
重点施策1 「民間共創」により、質の高い行財政運営を目指します
重点施策2 次代を担う前橋ならではの「産業づくり」に挑戦します
重点施策3 地域の「歴史・文化」を磨き、新たな魅力を発信します
(2)平成27年度 行政経営方針(概要版、詳細版/平成26年9月24日策定)
『市民の英知とともに、都市の魅力を創造し、発信(つたえ)よう』
重点施策1 人口減少を見据えた「持続可能なまちづくり」を進めます
重点施策2 市民のさらなる「暮らしやすさ」を追求します
重点施策3 「歴史・文化資源」を活用し、都市の魅力を創造します
(3)平成28年度 行政経営方針(概要版、詳細版/平成27年9月24日策定)
『市民の英知とともに、豊かな暮らしを創造し、発信(つたえ)よう』
重点施策1 「住みやすさ」を実感できるまちづくりを進めます
重点施策2 「市民力と新たな枠組み」により、地域の活力を高めます
重点施策3 充実した医療環境を活かした「健康医療都市」を目指します
(4)平成29年度 行政経営方針(概要版、詳細版/平成29年度2月23日策定)
『市民の英知とともに、未来の芽を育み、発信(つたえ)よう』
重点施策1 市民サービスの充実により、「暮らしの質感」を高めます
重点施策2 市民のやる気をサポートし、「稼ぐ力」を生み出します
重点施策3 「官民連携」のもと、まちの姿を変えていきます
実施計画(第六次総合計画改訂版)の定期見直し
実施計画は、各年度の行政評価の結果や当初予算編成の動向を踏まえ、定期的に見直しを行います。
(1)第1回見直し(平成27年2月13日)
- 見直しの概要
- 実施計画体系表
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更新日:2019年02月01日