平成28年度第2回芳賀公民館運営推進委員会

審議会名

芳賀公民館運営推進委員会

会議名

平成28年度第2回芳賀公民館運営推進委員会

日時

平成29年3月14日(火曜日)

午前10時~午前11時20分

場所

芳賀公民館 視聴覚室兼講義室

出席者

委員

吉田叶委員長、五十嵐宣安副委員長、茂木勲委員、野村静枝委員、川崎奈央子委員、横山淳子委員、宮内幸男委員、田中重次委員

公民館

篠田館長、名雪主任、遠藤主任、近藤主任、星野主事、小林専門員

欠席者

高山美知香委員、中山洋子委員

議題

  1. 平成28年度 公民館事業の報告について
  2. 芳賀地区コミュニティデザインについて
  3. その他

会議の内容

1 五十嵐副委員長により開会し、吉田委員長からあいさつを受けた後、引き続き議長になっていただき、以下の議事を進めた。

2 議事

(1)平成28年度 公民館事業の報告

  1. 生涯学習奨励員研修について、今年度は2回実施した。11月22日(火曜日)に生涯学習奨励員と自治会長等を対象に、市政発信課が行っている市有施設見学会を利用し総社歴史資料館、蛇穴山古墳、宝塔山古墳等を視察。新しくなった総社歴史資料館では最新のICTを利用した展示企画を中心に数多くの歴史資料が展示されていた。参加者にはあらためて地域の歴史・文化財などへの関心を持ってもらえた。今回の研修を通じて、生涯学習奨励員と自治会等が連携協力し、今後の生涯学習推進と知識の地域還元につながることを期待している。
    また2月15日(水曜日)には地域の歴史文化学習研修を行い、嶺城(田中城)を中心とした芳賀地区の城跡等について学んだ。生涯学習奨励員の定例会議で話題になった嶺城の歴史的価値についての学習意欲をささえ、伸ばすかたちでの研修会となった。少人数での研修は和やかな雰囲気の中で意見交換も出来、大変有意義であった。今回の研修をきっかけとして、自治会と協力して嶺城跡の整備などが出来ることに発展していくことを期待する。先日は嶺地区のボランティアにより嶺城本丸までの除草作業をしていただき遊歩道ができた。今後も奨励員で活動を盛り上げていきたい。
  2. 情報提供事業については、月2回の館報の発行、前橋市ホームページ内でも芳賀公民館の主催事業を始め、地区行事、市民サービスセンター業務などを掲載。また、フェイスブックで最新の情報を発信している。
  3. 家庭教育学級では、小学生とお父さんの親子を対象にお父さん講座を開催。内容は母の日に贈るフラワーアレンジメント作品を親子で完成させた。参加者の反応はとても好評であったが、作品を持ち帰ったあとの自宅の様子を聞くことが出来なかったので講座後の対応を工夫し、来年度も続けていきたい。
    また、0歳から未就園児までのお子さんとその保護者を対象に8月から11月までの間に全6回の講座を開催した。今年度も託児付き講座は、保健推進員さんにご協力をいただいた。託児を通じて保健推進員さんと保護者が顔見知りになるきっかけ作りが出来たと思う。また、日曜日に親子体操の講座を開催したことでお父さんの参加を得ることができた。引き続きお父さんも参加しやすい講座も続けていきたい。
  4. 子育て支援講座は、家庭教育学級の託児に生かす知識や地域ぐるみの子育てを考えるきっかけづくりを目的として開催。今年度は幼児安全法講習会を開催し、乳幼児の看病の仕方や応急手当法を学んだ。一般住民の参加者がなかったため、周知方法を工夫し、今後も地域の子育て支援や家庭教育学級等で実践していけるような講座を開催したい。
  5. 少年教室のじゃがいも掘り体験では、収穫体験を通じて地産地消の大切さを教えていくことを目的として開催。北部共同調理場の給食だよりと桂萱公民館報にも募集記事を載せたことで地区外からの参加者も多く、地区の枠を超えた交流が図れた。また、今回は北部調理場の栄養士にじゃがいもを使ったレシピを作成してもらい参加者へ配布。自ら収穫したじゃがいもを自宅で調理することで親子でのふれあいや食育を推進した。収穫後の参加者の様子がわかるような取り組みを検討し、次年度も産直「味彩」の協力が得られれば実施したい。
  6. 夏休みチャレンジ教室では、毎年恒例の絵画教室に加え、新たに夏休みの自由研究の題材となる実験を行う教室を開催した。絵画教室は人気講座のため申し込み開始後すぐに定員に達した。今年度も2日間の開催としたため、たくさんの子どもたちが参加することができた。家ではなかなか進まない宿題を学校のお友達と一緒に楽しく取り組み、講師にアドバイスをもらいながら、素晴らしい作品を仕上げることができ大変良かった。自由研究の進め方の講座に参加した子どもたちや保護者のみなさんは熱心に実験に取り組んでおり、大変好評であった。これからも子どもたちが楽しんで活動できるような講座を開催していきたい。
  7. 高齢者教室では、「はつらつ教室」というネーミングを使い、高齢者自らが高齢期にふさわしい社会的能力を養い、心身ともに豊かで生きがいのある老後を送るための学習をねらいとしている。今年度も事前に長寿会連合会役員による運営委員会を開催し、プログラムを検討した。ひとつでも興味・関心を得られ公民館へ出向いていただけるように講座を2回増やしバラエティに富んだ内容構成にした。園芸講座(ブルーベリーの育て方)を初めて取り入れ植え付けや調理の実演を行ったところ大変好評であった。また、レクダンス講座を2回開催し、地元での練習会や市民運動会での披露を通じて地域交流が図れた。今後は実生活へつながるような実習・体験を取り入れた講座を意識したい。また、参加者同士の交流が図れるような工夫も検討したい。
  8. 地域づくり講座では、「芳賀地区ふれあい寄席」に出演されている落語家・三遊亭圓窓師匠の発案により、落語教室を開催。日本古来の伝統的な話芸を真打から学び、学んだ成果を「芳賀地区ふれあい寄席」や「芳賀ふるさとまつり」、他地区で披露することにより新たな地域づくりのきっかけづくりとした。広報活動に力を入れた成果として、FMぐんまからの取材や高崎市から視察の申し込みがあった。受講生は4人だが、少人数だったおかげで一人に稽古をつける時間を長く取ることができた。講座終了後は、自主学習グループ「習いっ子連 芳賀亭落語会」が誕生し、引き続き活動を続けている。
  9. 初めてのスマホ基本講座は、社会的に急速に普及しているスマートフォンについて、その特徴や使い方などを紹介するとともに、新しい情報媒体として理解を深めていただくことを目的に開催した。依然人気が高く募集定員を大幅に上回ったため、参加者を抽選、その後の追加講座を2回開設し、申込者全員を受け入れた。講義は実際にスマホの操作を行った。機器は1人1台使用できた。講師やスタッフのきめ細やかな指導を受けることができ充実した講座となった。アンケートでは続編を希望する声もあったので地域の要望等を考慮しながら検討したい。
  10. 子供会育成指導者・インリーダー研修は、地域の子ども会の自主的な活動と運営のため、子どもを指導・援助する育成者の指導者講習会を開催している。今年度は育成会役員と子どもを対象に上毛カルタの審判講習会を実施した。お手つきの取り方などを丁寧に教えていただき、カルタの難しさも学ぶことができた。
  11. 芳賀ふるさとまつりは、従来より実施していた「文化祭」「収穫祭」「芳賀のこどもを明るく育てるつどい」を統合し、それぞれの要素を取り入れた住民参加型の新しいまつりとして実施しており、今年度は2回目の開催となった。新たな取り組みとしては実施委員会メンバーによりスローガンを策定。投票により「ふれあい にぎわい 学びあい ふるさと芳賀」に決定した。また、芳賀地区キャラクター「はーちゃん、がーちゃん」を活用したオリジナルTシャツ・煎餅・七宝焼きキーホルダーを作成。舞台発表では地域づくり講座から誕生した落語教室の受講生が練習の成果を披露した。また、嶺小跡地を活用した中央カッレジグループの英語村も体験コーナーとしてご協力をいただいた。天候にも恵まれ参加団体や来場者も増え学習活動を発表する場・地域の相互交流の場として貢献できたと思う。次年度の実施に向け、来場者・役員アンケート結果等参考にし、より良い事業になるように努めたい。
  12. 自主学習グループ支援事業では、自主学習活動を行っている連協の代表者等を対象に研修会を行っている。また、他のグループとの交流を図り、お互いの活動を知ることを目的とし、野外研修会も実施。連協総会終了後にまえばし出前講座を利用し「前橋の気象」について学習した。また7月には国営ひたち海浜公園への野外研修会を実施した。年間の行事を通じ、各グループ同士が交流し、お互いの活動を知る機会が出来たと思われる。
  13. 今年度行われた各種団体の表示は一覧のとおり。団体育成援助事業・各種事業援助活動は、各種団体が活動等円滑に出来るよう、支援及び援助を行う。
  14. 第9回観桜会については4月2日(土曜日)に東部工業団地南、大正用水土手にて、東部工業団地関係者と連携し、桜の花見を開催した。当日は曇り空であったが桜の花は満開であった。今年度初めて近隣の老人施設の入居者が施設の職員の方とともに車椅子で来場された。地域の方々とともに花見や買い物を楽しんでいただけた。
  15. ふれあい寄席は9月4日(日曜日)に開催。地域に定着した芳賀公民館の伝統行事で、今年は21回目の開催であった。三遊亭圓窓師匠からの提案で落語教室の受講生4名と同じく東京で圓窓師匠が稽古をつけている女性落語家2名が舞台に登り落語を披露。来場者の皆さんに楽しんでいただいた。
  16. 児童生徒の人権教育に係る作品の活用について、芳賀小学校、芳賀中学校の協力を得て、平成28年1月1日の公民館報(毎月2回、1日と15日に)から、毎回2校の児童・生徒の作った人権標語作品を紹介している。
  17. 読書普及活動については、公民館報の毎月15日号において、図書館新刊図書の案内を掲載し、地域住民への読書の普及を行っている。
  18. 付属資料の説明等
    資料に基づき、公民館関係の利用状況、市民サービスセンターの業務状況等、また地区事業の実施状況を説明した。

(2)芳賀地区地域コミュニティデザインについて

今年度、生涯学習課の指導により全16館でコミュニティデザインに関する資料を作成した。内容は「発見編」「願い・思い編」「仕掛ける・つなぐ編」の三種類。「発見編」は地域資源を見える化し、他地域へアピールしたり、職員の異動においても活用できるもの。「願い・思い編」は将来ビジョンについて地域の方と語り合うきっかけとなるもの。地域資源を活用した講座や教室を開催できれば良いと思う。「仕掛ける・つなぐ編」はどうしたら実現に向けた手法を探るもの。地域独自の価値が生まれるような願いを込めて作成したものになっている。完成品ではないので、委員さんからの提案があればお願いしたいのと各町でも地域資源の発掘に取り組んでいただけるとありがたい。

3 主な意見について

  • 生涯学習奨励員の地域の歴史文化学習研修に関連して、芳賀地区内に新しい説明板が28本立った。ぜひ自分の地域の説明板を見て欲しい。(吉田委員長)
  • 家庭教育学級について、参加したお父さんの反応は。(吉田委員長)
    →子どもとのスキンシップが図れ、好評だった。しかし、土日が仕事の人も多いので参加者を増やすのは難しいと感じている。
  • 子育て世代の人は館報をじっくり読む時間があまりなく、回覧も急いで次のお宅へ回さなくてはいけないのでなかなか気がつかない。館報などの分かりやすい場所に募集記事をのせると良いのでは。昨年度の様子や写真などがあると抵抗なく申し込みが出来ると思う。(川崎委員)
    →次年度、館報のレイアウトや写真などを取り入れられるよう検討したい。
  • 託児保育については、泣く子が多くとても大変だが、終了後にはお子さんの様子を伝えると保護者の方は安心する。お母さんたちとも直接話をするように心掛けている。(野村委員)
  • 少年教室のじゃがいも掘り体験教室は、なかなか体験で出来ないことなのでとても良い企画である。(五十嵐副委員長)
  • 今年はじゃがいもの生育が悪く、小さいものしか出来なかったので大変だったと思う。(田中委員)
  • 高齢者教室の参加者について、名札を付けているか。(吉田委員長)
    →付けていない。参加者同士の交流を深めるためにも名札を用意したい。
  • 高齢者教室に参加すると大変勉強になり、楽しい。(横山委員)
  • 高齢者教室のレクダンス講座について、イメージが固定してしまっているせいか、男性の参加者が少なく残念だった。(宮内委員)
  • 高齢者教室の園芸講座について、ブルーベリーは1人1本用意したのか。(吉田委員長)
    →全員分を手配できず、先生のみの実演。1人1本のほうがより深く学ぶことが出来たと思うので、今年の反省点である。
  • 高齢者教室は全回参加しなければならないと思っている人も多いようだ。自分が参加したい講座だけでも気軽に参加できるような配慮もお願いしたい。(五十嵐副委員長)
    →募集チラシなどで分かりやすくアピールしたい。
  • 落語を実際に習って、見るのと演じるのではまったく違う。落語の深さがわかり面白い。ぜひメンバーを増やしていきたい。(宮内委員)
    →教室終了後も活動が続き、公民館としては理想の形。また、習得した話術を地域還元していただき、大変ありがたいことであり、今後も活動を支援していきたい。
  • 芳賀亭への各町からの出演要請が増えるのではないか。(茂木委員)
  • 芳賀ふるさとまつりはオリジナルTシャツや煎餅がとても好評であり、来場者も多く大変な賑わいで良かった。(吉田委員長)
  • 自主学習グループは公民館清掃活動などにも協力的でたくさんの人に参加をしてもらっている。芳賀ふるさとまつりでも舞台や展示などそれぞれの分野で活躍していただいた。(宮内委員)

配布資料

  1. 公民館主催事業の実施状況
  2. 公民館利用状況・利用状況の推移等
  3. サービスセンター関係業務
  4. 地区の行事実施状況
  5. 芳賀地区コミュ二ティデザイン

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更新日:2019年02月01日