令和5年度第3回公立大学法人評価委員会

審議会名

公立大学法人評価委員会

会議名

令和5年度第3回公立大学法人評価委員会

日時

令和5年10月23日(月曜日) 9時55分~11時10分

場所

前橋市議会棟庁舎6階第二委員会室

出席者

委員:花泉委員長、後藤委員、石井委員、伊藤委員、小島委員、高山委員
前橋市:田村総務部長、福島行政管理課長ほか
公立大学法人前橋工科大学:今村学長、草野事務局長、阿部総務課長、松澤学務課長ほか

議題

(1) 令和4年度業務実績に関する評価委員会からの追加質問等に対する大学の回答について
(2) 令和4年度業務実績に関する評価報告書(案)について
(3) 第2期中期目標期間(令和元年度~令和6年度)における業務実績見込みに関する評価委員からの追加質問等に対する大学の回答について
(4) 第2期中期目標期間(令和元年度~令和6年度)における業務実績見込みに関する評価報告書(案)について

配布資料

会議の内容

(1) 令和4年度業務実績に関する評価委員からの追加質問等に対する大学の回答について

特になし

 

(2) 令和4年度業務実績に関する評価報告書(案)について

  • 各委員からいただいた意見をもとに評価できる事項と、今後に期待する事項を記載しているが、気になる点等はあるか。(委員長)

≪出席委員意見なし≫
 

  • 自己評価がA評価の箇所や提出された意見の中で確認を要すると思われる箇所についてお聞きする。(委員長)

【年度計画No.2】

  • 学修成果アンケートについては、法人としてB評価だが、回答率が令和3年度の80.3%から令和4年度に71.5%に減少している。委員から、回答率が減少している中での評価は微妙である旨の意見が出ている。B評価のままとするか委員の意見を伺う。(委員長)
    →学生のアンケート慣れがあり、回答率が上がらない状況と理解している。教員にフィードバックして改善することがむしろ大事であり、現状では、示されたB評価でよいと考える。(委員)
  • 評価委員会としてもB評価とし、報告書案の文言を修正することとしてよろしいか。(委員長)

≪出席委員合意≫
 

【年度計画No.3】

  • 数学科目の科目構成の変更、理科科目の選択必修化及び両科目の少人数クラス制について、事務局案では意見を今後に期待する事項として記載しているが、一部委員からは評価する旨の意見が、一部委員からは今後に期待する旨の意見が出ている。記載内容として評価できる事項とするか、今後に期待する事項とするか各委員の意見を確認する。(委員長)
    →問題点を把握することについて、教員自身が検証していることを評価できる取組として記載した。今年度以降に解決に向けた取組を行うことが必要であることから、今後に期待する事項の記載で問題ない。(委員)
    →現場の教員が努力していることは評価したいが、単年度では見通せない問題である。状況を見る必要があることから、期待する事項とした。(委員)
  • 2人とも今後に期待する事項でよいとのことであったため、報告書案の修正はなしとしてよろしいか。(委員長)

≪出席委員合意≫
 

【年度計画No.10】

  • 分野横断型シンポジウムの開催について、法人の自己評価はA評価であり、評価している委員のかたがいる。一方、委員から、A評価とする重要な証拠としてアンケート等の実施の確認があった。法人からアンケート結果のまとめが提出されているが、改めてA評価としてよいか、委員の意見を確認したい。(委員長)
    →アンケート結果が確認できたため、A評価で問題ないと考える。(委員)
     
  • 評価委員会としてもA評価とし、報告書案の修正はなしとしてよろしいか。(委員長)

≪出席委員合意≫
 

  • 本日の意見をもとに、再度整理をしたのち、報告書を完成したい。なお、改めて評価報告書案を確認していただき、追加の意見や修正箇所等があれば行政管理課に提出してもらいたい。その後の評価報告書案の完成に向けた今後の調整については、委員長一任でよろしいか。(委員長)

≪出席委員合意≫
 

  • 評価委員会による評価の結果の取扱いについては、地方独立行政法人法に明記され、年度計画及び業務運営の改善に適切に反映させるとともに、毎年度、当該評価の結果の反映状況を公表することが法定手続となっているため、法人においては、反映状況の公表の対応をお願いしたい。(委員長)

(3) 第2期中期目標期間(令和元年度~令和6年度)における業務実績見込みに関する評価委員からの追加質問等に対する大学の回答について

【中期計画No.9大学院博士前期課程の入学者の定員充足率】

  • 令和4年度に「一般財団法人大学教育質保証・評価センター」の認証を得られたものの、定員充足率が1.4倍を超えている点については、認証評価において改善を要する点として、適切な定員管理の取組が求められている。大学院は、研究室に学生が配属されるため、研究室にそれぞれ1人増える分には問題ないが、学生が集中してしまうと教育の質の保証の点で課題がある。学部の研究室も同様だが、定員±1人程度の仕組みを準備している。(大学)
    →定員管理については、国立は、大学院だと0.7~1.3の間にするように言われており、超えると交付金に影響があるため、確認したものである。(委員長)
    →定員管理について、質の担保は重要だが、一方で入学を希望する学生にとってはいつからその情報が開示されるかが重要な問題となる。決定から適用までの計画はどのようなものか。(委員)
    →大学院の教育研究指導については、受け入れ教員と学部生の間で話し合いをもってもらっている。入学してから研究計画を提出してもらい、調整している。研究の分野では、やりたい研究に取り組んでもらうことが重要である。入学前に研究指導の計画を学生と指導教員の間で交わして、ミスマッチが出ないようにしている。(大学)
    →研究室ごとに定員管理を厳密にするが、学生に基準を示した上で希望する研究室に入れない可能性がある、という説明はしないということか。(委員)
    →入学前の学生には、ガイダンスを行って十分に説明しているところである。(大学)

【中期計画No.8大学院の再編準備】

  • どのようなきっかけで再編することになるのか。就職が難しい、人気がない等、理由を教えてほしい。(委員)
    →大学の学科再編については、設置者からの措置命令を受けて行った。「学科の統廃合を行い、効率的かつ効果的な研究教育組織へ改編すること」と「学部での夜間開講を廃止すること」が指示されており、2学群制度を提案して理解を得たものである。そして、大学院の再編は、学科再編後の学生が大学院に進むときに、旧学科に適応した5専攻の形ではなく、学群で生まれてきたものを横展開できる組織が必要と考え、求めているものである。(大学)
    →企業側から見ると、学生がどういったジャンルに就職するかが大きな関心ごとである。例えば、高崎経済大学は、就職先が直近の数年間で公務員から金融コンサルに変わってきている。企業がどのような人材、専門知識を身に着けた学生を必要としているのかについて、再編を考えるときに考慮する必要がある。大学院再編は、学生の就職先の選択に影響を与えるため、企業側が必要とする人材を調べた上で考える必要があるのではないか。(委員)
    →大学院再編準備委員会にいただいた意見を伝える。昔は、OJTを企業でしていたが、これくらいのことはできるようにと大学側に求められているところがある。その点を考慮していきたい。(大学)

(4) 第2期中期目標期間(令和元年度~令和6年度)における業務実績見込みに関する評価報告書(案)について

  • 各委員からいただいた意見をもとに評価できる事項と、今後に期待する事項を記載しているが、気になる点等はあるか。(委員長)

≪出席委員意見なし≫
 

  • 本日の意見をもとに、再度整理をしたのち、報告書を完成したい。なお、令和4年度評価と同様に、改めて評価報告書案を確認していただき、追加の意見や修正箇所等があれば行政管理課まで提出してもらいたい。その後の評価報告書案の完成に向けた今後の調整についても、同様に委員長一任としてよろしいか。(委員長)

≪出席委員合意≫
 

  • 評価委員会による評価の結果の取扱いについては、地方独立行政法人法に明記され、中期計画及び業務運営の改善に適切に反映させるとともに、当該評価の結果の反映状況を公表することが法定手続となっているた、法人においては、反映状況の公表の対応をお願いしたい。(委員長)

この記事に関する
お問い合わせ先

総務部 行政管理課

電話:027-898-6537 ファクス:027-224-3003
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2023年12月01日