定例記者会見概要版(令和元年5月16日開催)

令和元年5月16日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和元年5月16日(木曜日)午後2時~2時40分

会場

市役所 4階庁議室

1 案件説明

冒頭

市長

来年に予定されているJR東日本が中心となって進めている「群馬デスティネーションキャンペーン」の全国販売宣伝促進会議がグリーンドーム前橋で開催されました。2000人近い旅行業者の方にお集まりいただき、県内の観光の魅力発信をしてきたところです。県が用意した様々なプレゼンテーションを見て、いよいよオリンピックに向かって、「観光立県群馬」がスタートするのだと感慨深く思いました。

(1)「和のコトAsobi・ぐんまかわいいプロジェクト」を臨江閣で開催します

市長

群馬デスティネーションキャンペーンにおける前橋市の取り組みの一つとして、5月25日(土曜日)と26日(日曜日)に、「和のコトAsobi・ぐんまかわいいプロジェクト」を臨江閣で開催いたします。皆さんと一緒に楽しんでいけたらと思います。

観光コンベンション協会担当係長

この「和のコトAsobi」は、2011年からJR両毛線の沿線において、これからは広域連携での観光発信が必要だということで、両毛線沿線のほほん連絡協議会を立ち上げ、沿線でそれぞれ着付け体験をしようということで、それに伴い生まれたイベントです。絹や着物に関わりの深い両毛線の沿線で、地域の文化の継承や、着物を始めとする和文化に親しんでもらう機会の創出と同時に地域のPRに繋がればと思い始めました。

「和のコトAsobi」は「和のコトAsobi レトロトリップ」として2015年から5回目の開催になります。臨江閣での開催は初回の2015年で、それ以降は、中心市街地でレトロな魅力を発信しようということで、弁天ワッセや前橋文学館と協力して開催しています。臨江閣が国指定重要文化財に指定されたということで、今回は再び臨江閣での開催としました。これまでは秋に開催していましたが、今回は「群馬デスティネーションキャンペーン」が4月から6月になるということで、それに合わせて初めての春開催になっています。

ぐんまかわいいプロジェクト代表

「東京2020に向けて、群馬からかわいい文化を発信しよう!」というコンセプトで、4月にK’BIX元気21まえばしにおいて「GKCぐんまかわいいカルチャー」というイベントを開催しました。文化庁からbeyond2020に認証されています。群馬にちなんだものや、かわいいものやことをぎゅっと集めた販売やワークショップで、年齢を問わず楽しんでいただけると思っています。今回は「和のコトAsobi」とコラボレーションということで、和のテイストも特別に盛り込んだ二日間になるように準備をしています。そして、この「ぐんまかわいいプロジェクト」を運営していて、群馬、そして前橋の地元愛と発信力は全国の中でもレベルが高いと感じています。思わず誰かに伝えたくなる「群馬のかわいい」を見つけたら、皆さん一人一人がインフルエンサーとなり、ぜひ群馬を国内外に発信してほしいと思っています。

きものリサイクルセンター代表

今回は、着付け体験の着物の提供と、アンティーク着物市を開催します。着付け体験のレンタル着物についても、群馬に縁の深い銘仙や、レトロな前橋をイメージした柄の着物のコーディネートで好評をいただいています。アンティーク着物市についても、普段着物に触れる機会のない若い方々が気軽に見られる機会になっています。また、着物を着るだけではなく、伊勢崎銘仙のがま口を作ったりして、群馬は繭や銘仙によって発展してきたということを身近に感じていただきたいと思っています。

市長

こうやって若者が新しい文化の発信をしてくれていること、着物のような文化についてチャレンジしていることは前橋らしいと感じています。ぜひ、かわいい文化の発信をよろしくお願いします。

(2)「My Dream Award in Maebashi 2019 #夢フェス」プレイベントを開催します

市長

「My Dream Award in Maebashi」は2回目の開催です。これは、若者たちが自分の夢を発信して、それをみんなで応援するというイベントです。

特定非営利活動法人Next Generation副理事長

本イベント「My Dream Award in Maebashi」のプレイベントとして、5月19日(日曜日)午後1時より、けやきウォーク前橋1階けやきコートにおいて、夢に向かう若者を応援するイベントを開催します。ステージでは、市立前橋高校書道部の書道パフォーマンスに始まり、高校生・大学生による夢についてのプレゼンテーションやトークセッションを行います。そして、スペシャルゲストとして、日本代表の経験がある、コカ・コーラ レッドスパークスラグビー部の桑水流裕策選手、グランドホッケー選手の湯田葉月選手が、夢に向けてのアドバイスや競技実演、握手会などの交流を通して、夢に向かう若者を応援します。

桑水流選手は7人制ラグビー日本代表として2014年アジア大会で優勝、2016年リオデジャネイロオリンピックでは日本代表主将として出場し、4位に入賞しました。湯田選手は日本代表として2014年ワールドカップに出場、2016年リオデジャネイロオリンピックにも出場しました。

さらに、来場者それぞれの夢を表現する「ドリームツリー」や、若者に社会との関わりを作ってもらうため、市民活動支援センターMサポによる相談会などを実施します。また、プレイベント開催日より、アワードの発表者の募集も開始いたします。

特定非営利活動法人Next Generation理事長

アワードは昨年に続き、2回目の開催です。アワードでは、若者の夢について自由に募集し、コンテストを行います。ファーストステージ、セカンドステージ、ファイナルステージと三段階を設けており、9月16日(月曜日)に、K’BIX元気21まえばしにおいて、ファイナルステージを開催します。

また、アワードに先駆けまして、8月11日(日曜日・祝日)と12日(月曜日)の二日間、学識経験者や有識者、大学生などの交流を踏まえたワークショップを開催します。今回は新しい取り組み「ドリームリレー」として、6月、7月頃に、夢を追いかけている25歳以下の若者にフォーカスしたSNS企画を行います。

募集の内容ですが、将来、成し遂げたいことや達成したいことなど、自分が思い描いている「夢」を広く募集します。社会貢献であったり、職業であったりといった縛りはなく、自由に応募してください。審査を通過した上位5名が9月16日に開催されるファイナルステージに進みます。審査基準は、「夢に向けてのプランが考えられているか」「自分を活かせる夢であるか」「発表に対しての思い」などの観点です。応募資格は、25歳以下の学生もしくは社会人で、中学生も応募できます。昨年も中学生の応募がありました。応募は無料で、A4サイズ2枚以内にまとめていただき、当団体のホームページからアップロードしていただきます。

そもそもこのイベントは、若者の群馬離れにフォーカスしています。自分たちの周囲やセミナー参加者に「なぜ東京に行くのか」と聞くと、「何も考えずに、流されるまま東京に行ってしまう」という答えをよく耳にします。そのため、群馬にいる間に群馬や前橋との関わりを作ってもらい、東京に行ったとしても、また群馬に戻ってきてほしいと思っています。私も県外に進学をしましたが、群馬が恋しく、週末になると帰ってきます。それは、自分が群馬で活動をしてきて、人との繋がりがあったり、雰囲気が好きだったりといった理由があります。このように、進学等で県外に出てしまうのは仕方がないとは思いますが、多くの若者が群馬に戻ってきて何かをやろうと思ってもらえたら嬉しいです。

2 質疑応答

「和のコトAsobi・ぐんまかわいいプロジェクト」を臨江閣で開催します

記者

例年の来場者数はどのくらいでしょうか。

観光コンベンション協会担当係長

着付け体験については30人から40人の人数制限を設けており、毎回定員に達しています。イベント来場者につきましては、1000人前後です。

記者

今回から新たに始めた取り組みはありますか。

観光コンベンション協会担当係長

まず「ぐんまかわいいプロジェクト」とのコラボレーション開催であるという点と、春の開催であるという点の2点です。これまでは秋に開催していましたので、着物の柄なども変化があるのではないかと思います。

「My Dream Award in Maebashi 2019 #夢フェス」プレイベントを開催します

記者

このイベントは何度目の開催ですか。

特定非営利活動法人Next Generation理事長

イベント自体は2回目の開催ですが、プレイベントは初開催です。

記者

特定非営利活動法人Next Generationの普段の活動について教えてください。

特定非営利活動法人Next Generation理事長

私たちのヴィジョンとして掲げているのが、「課題解決能力を身に着けた若者の創出」です。主な事業としては、貧困家庭やひとり親家庭向けの学習会の開催、中学生・高校生向けのライフプランニングセミナーの開催、今回のイベントのように、若者の夢を応援するといったこともしています。

記者

貧困家庭の学習会というのはどういったものですか。

特定非営利活動法人Next Generation理事長

私たちの団体は高校生、大学生100名ほどのスタッフで構成されており、そのスタッフが小学生や中学生に勉強を教えています。ただ、「課題解決能力を身に着けた若者の創出」という目標から、単に勉強を教えるのではなく、思考能力やコミュニケーションの取り方といったことも教えています。

記者

イベントの目的は「若者の群馬離れを防ぐ」ということでしょうか。

特定非営利活動法人Next Generation理事長

その通りです。

記者

コカ・コーラとのコラボレーションは初めてですか。

特定非営利活動法人Next Generation理事長

3回目です。本イベントは2回目の開催ですが、それよりも前に別の事業を行っていますので、前橋市とコカ・コーラと当団体がコラボレーションしたイベントは3回目になります。

案件以外の質問

市内の自治会連合会旅行について

記者

市内の自治会連合会が自治会費を使って慰安旅行を行っていた件について、その際に市の職員2人も同行しており、自治会費から市職員の旅行費用も支払っていたようですが、こういった旅行に市職員が同行するのは問題ではないですか。

市長

私の意見ですが、自治会は各エリアの住民のために自治とサービスを行うための、対等な行政のパートナーとして考えています。その中で、自治会の方々が研修等を行う際に市職員が同行することはあり得ることだと思います。また、地域の方々と一緒に同じ体験をするというのも必要だと考えます。

記者

市民の集めた自治会費で、市職員が飲み食いをしているのはいいのですか。

市長

それぞれの自治会ごとに研修や懇談を行うケースはあります。そのうちの一つのケースだと考えます。前橋には他にもあかぎ大沼・白樺マラソン大会があり、こちらに10キロメートルのコースがあります。前橋・渋川シティマラソンは、フルマラソンに特化した大会を目指しました。

記者

再度確認しますが、市職員が飲食、宿泊した費用の中には、市民が集めた自治会費が含まれています。それは認められるのですか。

市長

自治会というのは自治組織ですので、各自治会が分担金を持っており、その中で行う研修ですから、目的とすれば、自治会と市職員とが一緒に地域と市民の関係をよくしていこうということです。

記者

前橋市は自治会に対して交付金を出しているかと思いますが、その使い道などについて、市の中で調査をしているのでしょうか。

市長

サービスセンターごとに行っている行事に、市職員が参加していること、それ相応の負担金を支払っていることを確認しています。我々の補助金は一括交付金という裁量権の高いものですが、様々な社会活動を行う中で、それぞれの自治会の中で優先度をつけて使用してください、としているものです。それらの目的外での使用はしておりません。ですので、今回のお話は、一括交付金ではなく、各自治会の分担金の中での研修が行われたのだろうと考えています。

(以上で終了)

この記事に関する
お問い合わせ先

総務部 秘書広報課 広報係

電話:027-898-6642 ファクス:027-224-1288
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2019年05月30日