定例記者会見概要版(令和3年8月10日開催)

令和3年8月10日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和3年8月10日(火曜日)午後2時~3時

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 新任の副市長の紹介

(市長)

新しく大野さんが前橋市の副市長として就任いたしました。本日、記者団に対し就任の挨拶をいたします。

(大野副市長)

副市長に就任いたしました大野です。
2年前まで本市の情報政策担当部長としてお世話になっていました。そうした経験も踏まえ、地域のデジタル化・DXを主に担当いたします。着任後、市役所の各部長と意見交換を実施し、各施策の取り組みについては、デジタル化という事を念頭において進めてほしいとお願いしました。行政サービスや地域の営みは、人と人とのつながりで成り立っていますので、その背景にある様々な業務や作業をデジタル化することで、職員だけでなく市民の利便性を向上させ、結果として地域生活の向上につながるようにしたいと考えています。
また、デジタル化の推進以外でも福祉・健康・教育・消防・選挙等を担当いたします。いずれも新型コロナウイルス感染症対応といった課題等がありますので、課題解決のために積極的に取り組んでいきたいと思います。

(2) 南スーダン選手団の帰国に伴う挨拶

(市長)

次は、本市に2年近く滞在し東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて練習を続けてきました南スーダン選手団についてです。本日、南スーダンオリンピック委員会委員長が本市を訪問しました。確認できたこととして、パラリンピックの開催は、8月24日(火曜日)からとなりますが、マイケル選手が南スーダン代表として出場することは難しいため、国際パラリンピック連盟枠から出場する可能性を探っているとのことでした。マイケル選手はパラリンピック出場標準記録を上回っていますので、出場できれば入賞の可能性を持っているものと期待しています。マイケル選手がこの地で頑張ってきた集大成を見せる機会を与えてほしいと私は思っています。
そして、南スーダン選手団ですが、8月26日(木曜日)成田から23時のフライトで母国に帰国します。ジョセフコーチや選手たちが来ていますので、市民への報告・コメントをさせていただきます。
また、南スーダン選手団に対して長期に渡り手厚いサポートをしていただいた企業・団体、ボランティアの皆様やふるさと納税を通じてご支援いただいた多くの方々に、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。最後に、3年後のパリ大会に向けた南スーダン選手の受け入れについてですが、ポストオリンピック事業の一環として、この取り組みを継続したいと考えています。

(3)新たな赤城の恵ブランド認証品を決定しました

(市長)

新しい赤城の恵ブランドの桃が誕生しました。生産者本人よりお話をさせていただきます。

(生産者)

後閑町で桃栽培をしている青木農園の青木です。この度、青木農園の桃が前橋市の赤城の恵ブランドの認証品に認定されました。青木農園の桃の最大の特徴は大きな鉢で育てる根域制限栽培という方法で栽培している点にあります。鉢で栽培することで根が張れなくて木が成長せず、子孫を残そうとして実に栄養が行き渡るため、普通の栽培方法と比べると、2度くらい糖度が高くなる、全国的にも珍しい貴重な栽培方法です。桃を栽培している鉢は直径1メートルの布製で、水はけも良く400リットルの土が入るので赤城おろしのからっ風が吹いても倒れることはありません。
また、一般的な栽培だと地面に反射シートを張ることで実の下から色を付けるため、色が付いていても中心部は薄味の桃があるのですが、根域制限栽培だと中心部まで味がしっかり付くので、あたり、はずれがありません。木に与える肥料については、液肥を与えていますが、鉢で育てているため、直接、鉢の中の根に与えられるので肥料管理もコントロールできます。
なお、今年度の群馬県の品評会でも知事賞をいただき、昨年度に引き続き2年連続の知事賞をいただきました。桃は主に5品種を栽培していて、7月中旬から8月下旬まで、順次、色々な品種を楽しめると思います。今後は畑を広げる予定なので、赤城の恵ブランドの認証を受けて、前橋市推奨のおいしい桃を広くPRしながら販売していきたいと思います。

(4)ふるさと納税を活用してザスパクサツ群馬が前橋市PR動画を作成しました

(市長)

ザスパクサツ群馬がふるさと納税を活用して、新しいプロモーションビデオを作成しました。本日は、ザスパクサツ群馬の森社長が来ていますので、森社長よりお話していただきます。

(ザスパクサツ群馬社長)

この度、前橋市のふるさと納税を活用して「このまちにクラブがある幸せ」というタイトルのPR動画を作成いたしました。ザスパクサツ群馬の会社理念が「伝わるサッカー」ですので、勝ち負けにこだわらず、最後までやりきるサッカーをしている選手の姿を通じて市民の皆様に夢と勇気と笑顔をお届けしようというのが私たちのモットーです。その思いが濃縮されたPR動画となっていますので、多くの方にこの動画を見ていただき、また、正田醤油スタジアム群馬のホーム戦へご来場いただいて、選手の気持ちがたかぶるような応援をお願いします。

(5)その他

(市長)

昨日(8月9日)から50歳代の新型コロナワクチンの接種予約を開始し、1日で約8,000人の接種予約を受け付けました。60歳代以上のワクチン接種は、ほぼ終了しました。今後49歳以下の方々をどうしていくのか、また、ワクチン接種が12歳以上に広がりましたが、モデルナ製を接種している群馬県央ワクチン接種センターでは18歳未満には接種は行わないことになっていますので、12歳から17歳の方がワクチン接種を受ける場合は、市が提供するファイザー製となります。若い世代へどのようにワクチン接種を進めていくのかについては、現在ワクチン供給状況を確認しながら市医師会や専門医等と協議を行っていますので、近日中に49歳以下の方への新型コロナワクチン接種の枠組みを報告できるものと考えています。

2 質疑応答

新任の副市長の紹介

(記者)

具体的に、特にデジタル化を進めたい分野というのはあるのでしょうか。

(大野副市長)

少しぼんやりしてしまいますが、本市が国に提案しているスーパーシティ構想は、誰一人取り残さないという人を中心としたスマートシティの構築ですので、このようなデジタルになじみのない方や高齢者に対しても、デジタル化を意識しないでデジタルを活用していける取り組みを進めていきたいと思っています。

南スーダン選手団の帰国に伴う挨拶

(記者)

ネット上では、南スーダン代表ではなく群馬代表や前橋市代表だという声がありますが、そういう声をどう受け止めていますか。

(南スーダン選手団)

非常に光栄に思います。もちろんオリンピックには南スーダン代表として出場しましたが、前橋市で1年半以上トレーニングをしているので、群馬及び前橋市代表としての自覚を持って走りました。自分にとって前橋市は2番目の故郷だと思っています。

(記者)

実際にオリンピックに出場した感想を聞かせてください。

(南スーダン選手団)

国を代表してオリンピックに出場することは簡単な事ではないため、オリンピックに出場できてうれしく思います。また、1年半以上サポートを続けていただいた前橋市の多くの方々に感謝を申し上げたいと思います。

(南スーダン選手団)

オリンピックという大きな大会に出場できたことは初めての経験ですし、世界トップクラスの選手と競うことができて光栄でした。それに加えて、選手村では多くの国や地域の選手達と交流することができて、団結することの重要性を改めて感じることができました。この気持ちを今後も持ち続けていきたいと思っています。
また、開会式では南スーダン国旗を持って入場しましたが、独立して10年しか経っていない南スーダンという国が、世界の一員になれたという事を実感することができました。

(記者)

予選敗退という結果でしたが、ベストを尽くして走ることができたでしょうか。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で無観客開催となりましたが心理的な影響はあったのでしょうか。

(南スーダン選手団)

レースに関しては準決勝に出場できなくて非常に残念ではありますが、先程もお答えしたように、このような大きな大会に出場するのは初めての経験でしたので、大会本番で自己ベストを更新できたことについては満足しています。3年後のパリオリンピックに向け、どういったことを改善しなければいけないのか、今回のレースを振り返って何かを得ることができればと思っています。
また、新型コロナウイルス感染症の感染状況により無観客になったことは仕方のない事だと思います。ただ、無観客でもレースの前後にSNSを通じて、多くの友人から沢山のメッセージをいただいたので、メッセージをくれた人達がスタジアムにいるという事を想像しながら自分のレースを走ることができました。

(記者)

来日した当初に、ただ走るだけではなく母国の平和やみんなの希望のために走りたいと言っていましたが、その目標は達成できたのでしょうか。

(南スーダン選手団)

東京2020オリンピックを通じて多くの選手との交流や前橋市の沢山の人達との交流が生まれました。ここで学んだことや貴重な経験、人を思いやる大切さなどを母国に帰ってしっかり伝えていきたいと思います。

(記者)

8月26日(木曜日)に帰国するとのことですが、パラリンピックの日程と重なると思います。5人全員が8月26日(木曜日)に帰国するのでしょうか。

(スポーツ課長)

現時点では8月26日(木曜日)に南スーダン選手団5人全員が帰国する予定です。だた、マイケル選手のパラリンピックへの出場の可否について、回答が8月24日(火曜日)頃にある見込みですので、そうした状況も踏まえながら帰国の準備を進めたいと思います。

新たな赤城の恵ブランド認証品を決定しました

(記者)

一般の桃の糖度はどのくらいなのでしょうか。また、今年の桃の出来具合はいかがでしょうか。

(生産者)

一般的に桃の糖度は13度以上あると甘いといわれていますが、品種によっては19度くらいになります。今年は梅雨の期間が短かったため、当たり年で、すごく甘い桃ができています

ふるさと納税を活用してザスパクサツ群馬が前橋市PR動画を作成しました

(記者)

このPR動画は、どのように活用していこうと考えているのでしょうか。

(ザスパクサツ群馬社長)

PR動画を見た皆さんに拡散していただき、ひとりでも多くの市民の皆様に見てもらい、試合会場に来ていただければと思っています。

(記者)

ふるさと納税の寄付金の一部を活用して作成したということですが、具体的な作成金額を教えてください。

(ザスパクサツ群馬担当者)

作成費用は80万円です。

(記者)

全額、ふるさと納税の寄付金を活用したのでしょうか。

(ザスパクサツ群馬担当者)

そうです。

(記者)

いつ頃撮影したのでしょうか。

(ザスパクサツ群馬担当者)

6月末のFC町田ゼルビア戦の時です。

(記者)

このPR動画は、YouTube等で見ることができるのでしょうか。

(ザスパクサツ群馬担当者)

ザスパクサツ群馬の公式YouTubeチャンネルで、先週の日曜日(8月1日)から公開しています。

(記者)

どこかのデジタルサイネージでも見ることはできるのでしょうか。

(ザスパクサツ群馬担当者)

デジタルサイネージでは公開していませんが、今後、公開していただける場所があればPR動画を提供させていただきます。

(記者)

何分の動画なのでしょうか。

(ザスパクサツ群馬担当者)

約1分30秒の動画です。

(記者)

動画に出演している人達はどのような人達ですか。

(ザスパクサツ群馬担当者)

前橋市内の商店の人たちやザスパクサツ群馬のサポーターの皆さんです。

(記者)

動画の中で確認ができなかったのですが、選手は出ているのでしょうか。

(ザスパクサツ群馬担当者)

試合開始時の全景をドローンで撮影した部分に少し写っているだけで、ほとんど写っていません。

 

その他

(記者)

若年層の新型コロナウイルスの感染が増えているため、群馬県では若年層への新型コロナワクチン接種を促すために景品等を用意していますが、前橋市としての若年層へのワクチン接種対策はどのように考えているのでしょうか。

(保健総務課長)

市医師会と今後の新型コロナワクチン接種スケジュールを調整していますが、その中で若年層に向けた啓発の仕方を検討していきたいと考えています。

(以上で終了。)

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更新日:2021年08月20日