定例記者会見概要版(令和3年12月10日開催)

令和3年12月10日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和3年12月10日(金曜日)午後2時~3時10分

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 成人式と初市まつりのコラボ企画で思い出作りをサポートします

(市長)

来年1月9日(日曜日)に、新年の恒例行事である成人式と初市まつりが同日開催されます。
詳細については、担当者より説明いたします。

(観光政策課担当者)

来年の成人式と初市まつりが同日開催となることから、市内各中学校の卒業生24名で構成する成人祝の企画運営委員会で初市まつりとのコラボについて検討を進め、前橋市初市まつり実施委員会や地元企業の協力を得ながらコラボ企画を作りました。
内容としては、成人式出席者に抽選で前橋初市まつり実施委員会から贈呈されただるまのプレゼントや成人祝で使用する映像の中でのだるまの活用、成人祝会場と楽歩堂前橋公園の野外ステージにだるまをモチーフにしたフォトスポットの設置等となっています。
なお、SNSで成人祝にまつわる写真を本日(12月10日)から募集し、集まった写真を加工して市内に掲示します。掲示方法や掲示場所は、決定次第、市ホームページやSNSでお知らせします。

(2) ふるさと納税返礼品に新商品追加

(市長)

本市では自分のためでなく誰かのためになる思いやり型返礼品の「きふと」等、さまざまなチャンネルでふるさと納税を改良しています。
詳細については担当者より説明いたします。

(政策推進課担当者)

特徴的なふるさと納税返礼品を追加しましたので説明します。
一つ目が体験型返礼品として、着物の着付け、ヘアメイクをした後に臨江閣でプロカメラマンが撮影を行うというものです。この返礼品は群馬の文化・かわいい文化を国内外に発信することをコンセプトに活動する「ぐんまかわいいプロジェクト」と姉妹プロジェクトの「きものかわいい」のコラボ商品の返礼品となります。
このふるさと納税の寄付金額は、七五三の場合、撮影が20万円、アルバム付のプランが25万円となっています。成人式の場合、撮影が30万円、アルバム付のプランが40万円となっています。今後は一般の方用のプランの追加も予定しています。
2つ目は、「ぐんまかわいいプロジェクト」が推薦したハンドメイド製品です。木製のボールペンや万年筆、陶器の人形を職人がひとつひとつ丁寧に作っています。ふるさと納税をきっかけに、他にはないオリジナリティや温かさを感じられる返礼品を全国に届けることで、職人が自慢の品をPRできる機会を作りたいと思います。
三つ目は、サンデン・リテール株式会社が製造している「て・きれいき」です。
こちらは、市役所の入口にも設置していますが、機械の本体に触れなくても霧で手指をアルコール消毒することができるため、新型コロナウイルス感染症対策等、衛生管理に大変便利な商品です。ふるさと納税の寄付金額は「て・きれいきmini」が13万円、「て・きれいきneo」が20万円です。
ふるさと納税の申し込み方法は、インターネットからの場合は「ふるさとチョイス」か「楽天ふるさと納税」から申し込みできます。インターネットが利用できない場合は、申込書を送付しますのでお問い合わせください。

(3)まえばしIDの利活用アイデア及び正式名称に関する公募を開始します

(市長)

4つの募集を開始します。
まず、1つ目として、まえばしIDを活用した新しいビジネスプランを募集します。
2つ目として、まえばしIDを活用したサービスのアイデアを募集します。
3つ目として、スマホを活用して、こんなことができるようになったら便利で生活が楽になる、楽しくなる、時間の節約になる、面倒がなくなる等、さまざまなニーズに合ったアイデアを募集します。
そして、4つ目として、現在使用している「まえばしID」の正式名称を募集します。
詳細については、前橋工科大学理事長で本市のスーパーシティ構想のアーキテクトである福田氏から説明いたします。

(福田氏)

前橋市スーパーシティ構想のアーキテクトの一人として、また、前橋市スーパーシティ・スマートシティ推進委員会のメンバーとしてお話をさせていただきます。
令和2年9月29日に総務省のある省令が改正されました。この改正内容はデジタル化を行政としても進める中で、例えば市民が住民票のオンライン申請を行おうとしたときにマイナンバーカードを使用した方法か電子署名法という法律のもとで認定された電子署名書しか使用することができないというものです。
その上で「まえばしID」の中核となる技術については、11月10日付けでスマホでは初めてとなる電子署名書の認定されました。
したがいまして、本日12月10日の時点では、政府の方針に従い住民票等の申請も含めて大切なことを行うことができるのは、マイナンバーカードの電子証明書を使うか「まえばしID」方式を使うかの2択となります。
「まえばしID」の非常に大きな利点としては、スマホベースで動かせるということです。
令和2年9月29日の省令改正と、11月10日にスマホでは初めてとなる電子署名書の認定されたことから、10月1日に山本市長が中心となり北海道の江別市の三好市長と長崎県大村市の園田市長とオンラインで会見し皆さんと一緒に協議会を設立するという呼びかけを行いました。
このようなことから、先ほど山本市長からもお話がありましたが、「まえばしID」を前橋市だけで使うのであれば、「まえばしID」という名称で良いのだと思いますが、全国色々な地域で「まえばしID」と同じものを使っていくとなると、さすがに「まえばしID」という名称を押し付けるのはどうなのかということもあり、「まえばしID」に変わる、全国どこでも共通のIDとして使えるようにするために、新たな名称を公募することとなりました。
また、今後、全国の地域でさまざまな形で「まえばしID」を使う機会が増えていくと思いますが、「まえばしID」を設計しリードしてきた前橋市からできるだけ多くのサービスを提供できるようなアイデアをいただいて、これをみんなと一緒に作っていきたいと考えています。
アイデアとしては、必ずしも「まえばしID」を意識していただく必要はありません。スマホを使ってこんなことができるのではないかとか、「まえばしID」を使ったらこんなことができるのではないか、ふとした思い付きでも構いません。
あるいはそれを自分でプログラミングしたいという方でも、事業として取り組みたいという方でも結構です。
こういったものを行政が中心となって公募すると、行政手続きが便利になるようなアイデア募集となってしまいますが、前橋市が目指している世界は決して行政手続きだけではありません。教育・医療・交通等さまざまな分野に渡りこんなことができたら便利になるな、もっと楽になるな、あるいは時間の短縮になるな等、そういったアイデアを皆さんから募集して、できるだけ多くのアプリケーションサービスを作っていこうと考えています。

(未来政策課長)

補足説明をさせていただきます。
まえばしIDの利活用アイデア公募に係る事前説明会について、12月24日(金曜日)10時から11時30分までオンラインのZoomかTeamsにより開催します。詳細については後日、市ホームページでお知らせします。
この後のスケジュールですが、12月24日に公募に関するオンライン説明会を行い公募を開始します。公募期間は1月末日が締め切りとなり、「まえばしID」の正式名称の決定を2月下旬に予定しています。サービスについてはアイデアを募集するものであり、提案のあったサービス実施の可否を決定するものではありません。

(4) その他

(市長)

本市における新型コロナワクチンの接種率が、約88%となりました。外国の方のワクチン接種率の進捗を心配される声もありますが、本市の外国の方の接種率は81.1%となっています。
また、新型コロナワクチンの3回目接種につきましては、既に医療従事者への接種が始まっていますが、現時点では3回目の接種における大きな健康被害の届け出はありません。市民への接種については、2月から3回目の追加接種開始となる予定ですが、接種体制等、現在市医師会と協議を進めていますので、決定次第お知らせします。
なお、2月からの3回目の接種予約について混雑が予想されるので、ご自身によるオンライン予約や小中学校に通っているお孫さんが学校で活用しているタブレットによる代理予約をお願いします。

2 質疑応答

成人式と初市まつりのコラボ企画で思い出作りをサポートします

(記者)

成人祝の対象人数と抽選で贈呈するだるまの数を教えてください。

(青少年課担当者)

成人祝の対象者は、今年の4月現在で3,277人です。

(観光政策課担当者)

抽選で贈呈するだるまの数は、午前・午後の部で各10体です。

(記者)

フォトスポットは何カ所になるのでしょうか。

(観光政策課担当者)

楽歩堂前橋公園野外ステージの1カ所となります。

 

ふるさと納税返礼品に新商品追加

(記者)

本日から新しい返礼品の受け付けが始まっているということでよろしいのでしょうか。

(政策推進課担当者)

はい。本日から受け付けが始まっています。

(記者)

体験型返礼品の申し込みについては、着物の着付けやヘアメイク、プロカメラマンによる撮影とのことですので先着順になるのでしょうか。

(政策推進課担当者)

体験型返礼品については、1日1名という限定はありますが、申し込みをいただいてから日程調整を行いますので、先着何名という縛りはありません。

(記者)

期間の限定もないのでしょうか。

(政策推進課担当者)

はい。期間の限定もありません。

(記者)

ふるさと納税返礼品については寄付額の3割程度となっているかと思いますが、成人式の撮影が30万円ということは10万円相当程度の返礼品ということでよろしいのでしょうか。

(政策推進課担当者)

はい。そのような認識でよろしいかと思います。

(記者)

30万円のプランに申し込みをする人は、相当な高額納税者でないと割に合わないように思います。市としてその辺はどう考えているのでしょうか。

(政策推進課担当者)

30万円のプランに申し込みをする人として、例えば、祖父が孫の七五三のために活用するといったことが想定できるのではないかと考えています。

(記者)

前橋市のふるさと納税の返礼品数と人気の返礼品を教えてください。

(政策推進課担当者)

返礼品として350種類ありまして、イチゴとおせち料理が人気の返礼品となっています。

まえばしIDの利活用アイデア及び正式名称に関する公募を開始します

(記者)

募集したアイデアが選ばれた場合、インセンティブのようなものはあるのでしょうか。

(未来策課長)

どのようなインセンティブを付けていくのかはこれから決めていきます。

(記者)

名称についてもインセンティブは決まっていないのでしょうか。

(未来政策課長)

名称については、インセンティブを考えていません。

(記者)

どんな応募方法を想定しているのでしょうか。

(未来政策課長)

公募に関する要項で定めた様式に記入し、オンラインで提案してもらうことを想定しています。募集等については来週中に市ホームページでお知らせできると思います。

(記者)

「まえばしID」が具体的に完成する時期と市民に付与される時期は決まっているのでしょうか。

(未来政策課長)

来年9月までに「まえばしID」を完成させて、その後に市民に付与するというスケジュールとなっています。

(記者)

アイデアの募集は前橋市民のみでしょうか。

(未来政策課長)

いいえ。前橋市民だけではなく全国から募集します。

(記者)

アイデアを採用する際のアイデアを提案した方との権利関係はどうなっているのでしょうか。

(福田氏)

前橋市のスーパーシティ構想は、官民一体となって進めています。他の地域の官民一体の取り組みと異なる点として、市が提供者となって市民が受益者となるという関係だけではなく、市も民間企業も提供者となり、あるいは一般市民からもアイデアを出していただき、それにより何かのサービスを行っていくという、それぞれが色々な形で参画をして提供者になるということが目指すべき姿だと理解しています。そういった観点からするとアイデアを出していただいた方々の権利関係は極力尊重して、しっかりと守っていきたいと思っています。

(記者)

「まえばしID」に変わる名称が決定したら、日本全国、世界中で同じ名前で統一する方針なのでしょうか。

(未来政策課長)

提案された名称をもとに日本全国、世界中で統一するどうかは、幅広く柔軟に考えていきたいと思っています。

その他

質問なし

3 その他

(記者)

18歳以下がいる子育て世帯への10万円の給付事業について、現金のみでの給付にするのか、現金とクーポンの併用にするのか改めて市長の見解を教えてください。

(市長)

市民からの要望もあり、現金のみの給付で調整をしています。

(記者)

前橋市内に、スウェーデン家具大手のIKEAが2024年のオープンを目指して、前橋市側と調整していると一部の報道でありましたが、この件に対して市長に話はあったのでしょうか。

(市長)

IKEAからオープン等についての詳細は届いていません。
IKEAは既に市内に出店予定地を確保していますので、本市としては本市の活性化等につながるよう期待を持って見守っているところです。

(以上で終了。)

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更新日:2021年12月24日