定例記者会見概要版(令和5年7月28日開催)
令和5年7月28日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和5年7月28日(金曜日)午後2時~3時
会場
市役所 4階 庁議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
冒頭
市長あいさつ
(市長)
それでは、定例記者会見を始めます。まずは、知事選についてですが、各社報道のとおり一番の目玉は投票率だったと思います。知事も話していましたが、投票率をどうやって向上させるのかが重要です。
続いて、高校野球についてですが、前橋商業高校の県大会優勝は本当に嬉しいことです。私も当日は赤城山中における東京電力の地熱発電施設を見学後、暑い中で球児が試合をしている様子を見学しました。
1 案件説明
(1) アーツ前橋開館10周年記念展覧会「New Horizon」展
(市長)
アーツ前橋が10月26日に開館10年を迎えます。南條特別館長や出原館長が知恵を絞って動き出していると聞いております。それに合わせてさまざまな形での財政的な応援をいただくため、クラウドファンディングを実施し、多くの市民や全国のファンに支援をお願いしようと考えています。詳しい内容は南條特別館長からお話しいただきます。
(アーツ前橋 南條特別館長)
本日は、10周年の展覧会についてお伝えします。資料1をご覧いただきますと「アーツ前橋 開館10周年記念展「New Horizon -歴史から未来へ」」と記載があります。アーツ前橋の組織は我々を含め、今年の4・5月に刷新されました。新しい学芸員5人と一緒に動き出しましたが、10周年を迎える10月までに記念の展覧会を実施したいと準備を始めました。2カ月半しか経過していない中、さまざまな苦労があります。ぜひ報道いただき、たくさんの人が見に来られるようにお願いしたいと思います。
展覧会は「New Horizon(ニューホライズン)」というタイトルで、いろいろ問題もあったアーツ前橋の過去を清算するとまでは言いませんが、過去も見据えながら未来に向かって、新しい視野を開いていこうとNew Horizon、新しい水平線・地平線というタイトルをつけました。会期は10周年の10月26日よりも1週間早く10月14日からです。13日にはプレビューやレセプション、プレスプレビューといった行事を予定しています。会場はもちろん美術館を含んでいますが、美術館の外へはみ出しアートを街の中に降ろしていこうと考えています。アートと街が一体化する、「美術館は街のためにある。」あるいは「街はアートのためにある。」と言ってもいいです。なるべく広く街の中に点在する形をとり、観光とも結びつけ多くの市外から来た方にも楽しめるような展覧会にしたいと考えております。会場はアーツ前橋以外にも白井屋ホテルやまえばしガレリア、前橋中心市街地のさまざまな店舗や公共の広場なども会場にしていく予定です。
「New Horizon」展の特徴は、多くの人に市内で製作してもらうことです。現地でインスタレーションすることにより、人と人の交流も起こしたいと考えています。外国人や非常に有名な作家も来ていただけると思います。一方では、若い作家や知名度はなくても頑張っている人たちにも来ていただき、前橋で作業や設置を行い、オープニングに臨みたいと思います。例えば、ハワイの作家は巨大な石を実際のハワイの自然、植物の中に吊るしています。これを中心市街地のアーケードに吊るし、街の中にこうした作品が突然登場するようなことを実施したいと考えています。蜷川実花さんには使用していないビルを使ったかなり大きなインスタレーションを実施してもらう予定です。デジタル技術を駆使した体感するアートは、光や音を使って観客に働きかけ、観客が作品の中に入っていくような作品です。3人の東南アジアの作家によって、県庁にプロジェクションマッピングを実施します。子どもたちとワークショップを行ったり作品を一緒に作ったりすることで、アーティストと子どもたちとの交流が起こり、子供たちにクリエイティビティを体感してもらうようなプログラムを街の中に仕込んでいこうと考えています。テクノロジー、ARを使って、街の中にまだ見えない未来の景色を映し出すようなことも考えています。バイオテクノロジーを使って作られた暗闇の中で光る生糸を使ってファッションを作り見せていきます。前橋は生糸の町ですから、最先端のテクノロジーを使って何ができるかを考えています。
もう一つは、白井屋ホテルや前橋ガレリアなどのこの街の新しい建築についてです。展覧会を見に来た観光客にとって非常に重要なコンテンツになると思います。そうした内容もツアーの中に入れて、この街の現代的な魅力を見せられたらと考えています。
アートが溢れる街ということで、単に与えられた予算を使ってやるだけではなく、クラウドファンディングやふるさと納税の制度を使って、まちなかで実施するさまざまな企画に対しての資金を集めたいと考えています。ふるさと納税型クラウドファンディングと企業協賛を考えています。美術館内だけの展覧会であれば通常の業務ですが、そこから街へ出ていくと人件費や製作費もかかります。10周年だからそこまでやろうという我々の気持ちを支援していただけるとありがたいです。詳細は8月末頃に発表します。
(2) 「まえばしデジタルサポーター」の募集を開始します【県内初】
(市長)
次は「まえばしデジタルサポーター」です。デジタルは、いろいろなところに広がっているものだろうと思います。本市では、自治会長にタブレットを配布し、地域の諸問題をタブレットですぐに連絡してもらい対応するような仕組みづくりを始めたところです。
詳細については、委託団体である教育支援協会北関東の井熊ひとみさんから説明させていただきます。
(教育支援協会北関東 井熊氏)
NPO法人教育支援協会北関東の代表の井熊ひとみと申します。どうぞよろしくお願いいたします。事業の詳細はお手元の資料をご覧ください。デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、前橋市と連携しながら、地域の中でデジタルに関する困りごとをサポートするボランティアを登録・養成し、必要な場所に派遣する、共助型のサポーター制度を発足いたします。サポーターの名称は「まえばしデジタルサポーター」、通称「Mデジ」です。デジタルに関するサポートに興味がある方やボランティアをやってみたい方など、市民有志のボランティアを募集します。
当団体では2020年にスマホ講座を開始しました。2021年には前橋市からご依頼いただき、市内の公民館で100回以上の講座を開催しました。2022年度以降も継続的にスマホ講座を開催し、地域の皆様とともに学びを支えてまいりました。これまでのスマホ講座の経験から、より便利にデジタルを活用するという目的のため、デバイス本体やアプリの使い方、カタカナ用語などの知識だけではなく、セキュリティ意識の啓発、情報を精査する力も加え、生活の中に活用できるようにと考えています。
まえばしデジタルサポーターの皆様と共に学びの機会を創出していきたいと考えています。誰も取り残されない形で市民の皆さま全員にデジタル化の恩恵を広く行き渡らせ、当制度を地域の中で活性化していくことが必要だと考えています。前橋市と連携して本事業に取り組み、誰も取り残さない優しいデジタル共生社会の実現を目指していきたいと考えています。
(市長)
世の中のために何かしたい、そのためにスキルを学びたいという人を希望したいです。そうした人たちが地域に広がりつつあります。ぜひ、ICTリテラシーを持っている人はサポーターに登録してください。こうした取り組みは、本市がデジタルの街になっていく上で必要な条件だと思います。
(3) 救急車の適正利用について
(市長)
次は救急車の適正利用についてです。とにかく救急車は忙しいです。救急隊員のためにも、そして本当に救急車を必要としている人のためにも、メッセージをお聞きください。
(消防局救急課)
全国的に増加傾向にある救急需要に対して、市民の皆様に向けて救急車の適正利用の呼びかけと、逼迫する救急体制に備えるための消防局の新たな取り組みについてお伝えします。救急需要については全国的に増加傾向にありますが、本市の救急出動件数についても同様に増加しております。
こちらのスライドは平成30年からの本市における救急出動件数の推移を表したグラフとなります。令和2・3年は、コロナ禍における行動制限の影響もあり、救急出動件数が一時減少しておりますが、令和4年は18,951件、過去最多を記録しています。また、今年の救急出動件数については現時点で、昨年を上回るペースで増加しておりますので、救急体制の逼迫が危惧されています。特にこれからの時期は熱中症の影響もあり、救急出動件数が多くなる傾向にあります。皆様は熱中症にならないためにも、扇風機やエアコンを上手に使ってこまめな水分補給を心がけてください。熱中症の症状はさまざまですが、めまいや立ちくらみ、手足のしびれを感じたら、涼しい場所へ移動して冷たい飲み物や塩分を補給するようにしてください。また、痙攣や会話ができない状態であれば、急いで救急車を呼んでください。
次に、救急件数を時間帯別に見てみますと、1日を通して昼間の時間帯は救急出動件数が多くなります。こちらのスライドは平成30年からの全体の救急出動件数と、午前7時から午後7時までの救急出動件数の推移を表したグラフとなります。折れ線グラフは全体の救急出動件数に対する日中の出動件数の割合を示したものですが、全体の救急出動件数に対して日中の救急出動件数が約7割を占めていることが分かります。
消防局では、このような増加する救急需要に対応するため、新たな取り組みとして今年4月からデイタイム救急隊を開始しました。デイタイム救急隊は平日の昼間のみ稼働する救急隊です。平日の午前8時半から午後5時15分までを運行時間として、救急車の職員で編成されています。平常時は朝日町にある消防局庁舎へ待機し出動に備えておりますが、救急要請が連続して救急隊が手薄となる地域が発生した場合は、その地域の消防署に待機場所を移動して、救急車を必要とする人のところへ早く到着できるような体制を敷いています。
今回、私たちは救急車の適正利用についてお願いしているところですが、これまで実際にあった救急車の要請内容を紹介します。「耳に虫が入ってしまったため、救急車をお願いします。」「しゃっくりが止まらないため、救急車をお願いします。」「指を1cm切ってしまったため、早く来てください。」「背中に塗り薬を塗ってもらいたい。」などの事案がありました。救急車は地域の限られた救急資源です。高齢化の進展などにより、救急出動件数は今後も増加傾向にあると予想されています。救急出動件数が多くなると、遠くの救急隊が出動する確率が高くなるため、現場に到着する時間が遅れてしまい、救える命が救えなくなる恐れがあります。救急車が本当に必要な人のためにも、救急車の適正利用にご協力をお願いします。
(市長)
市民一人のために全てがあるのではなく、みんなのためという意識が必要だと思います。一生懸命取り組みますので、本当に必要な人のところに救急車が迅速に出動できる体制を作ってきた前橋消防のためにも、救急車の適切な利用をお願いしたいと思います。
(4)教育資料館令和5年度企画展を開催します
(教育支援課)
教育資料館には非常に多くの貴重な収蔵品がございます。毎年少しずつ紹介するために企画展を開催しております。今年度の企画展については、戦後から令和にかけての前橋の学校教育を写真や資料などを通して紹介いたします。戦後の青空教室で始まった学びがその後の時代とともにどのように変わってきたのかを振り返る企画となっております。学習指導要領を時間軸として、本市で行われてきた学習指導と特色ある教育活動、そこで取り組む子どもたちの姿などを写真パネルで展示いたします。実際に学校で使用された教科書や教育機器なども提示いたします。ぜひ、さまざまな年代の方にご覧いただき、本市教育の変遷が語り継がれ、たくさんの方が教育への思いを馳せていただければと考えております。
(5)その他
・ 臨江閣デザインクリアファイル及びポストカードを販売します
・ユカタde縁日を開催します!
(市長)
その他案件として、臨江閣のデザインのクリアファイルと葉書です。道の駅まえばし赤城で販売します。収益は文化財保全のために使わせていただきます。
そして最後に前橋らしい浴衣のイベントです。実行委員長の小川屋さんが来ておりますので、詳細についてお願いいたします。
(小川屋 伊藤社長)
私たちは、商工会議所の会員の方々と一緒に、着物を着て和文化を体験することによって、着物文化と生糸のまち・前橋という文化再興を目的とした会を企画運営しております。今回は夏ということで、浴衣を着る機会の創出を目的に浴衣イベント「ユカタde縁日」を実施します。実施にあたっては、共愛学園前橋国際大学奥田ゼミの皆さんに実行委員会に加わっていただきました。イベントの概要については、奥田ゼミの西川梨子さんに説明していただきます。
(共愛学園前橋国際大学 西川梨子さん)
「ユカタde縁日」は8月5日、17時から20時まで、前橋中央イベント広場で行われます。イベントは縁日をテーマに、まちなかの皆様にご協力をいただき開催します。黒田人形店さんによるヨーヨーや射的など懐かしい遊びが楽しめます。また、フードに関してもまちなかのたくさんの飲食店が縁日を盛り上げてくださいます。
そして、本イベントのメインイベントはスイカ割りです。スイカ割り未経験の方はぜひお越しください。イベント後半では、前橋工科大学の田所先生によるライブコーディングが行われます。ライブコーディングとは、パソコンにプログラムを打ち込み、リアルタイムで映像と音楽が作り出されるものです。また、DJの荒井さんもDJミュージックで会場を盛り上げてくれます。
私は新潟県出身ですが、群馬に来て4年、今年が初めてのお祭りです。これまでコロナ禍で制限があった分、大学生活最後の夏を素敵な思い出にしたいと思っています。本日、浴衣を着ていますが、当日も浴衣を着て縁日を盛り上げます。皆さま、ぜひお越しください。
(市長)
今日はすごく暑くなっています。そういう意味ではクールシェアは浴衣がぴったりで涼しいでしょう。一番のクールシェアは赤城山です。本市では84カ所のクールシェアスポットを提供しています。公共施設44カ所に避難してください。その他に公園や木陰、自然による利用など、さまざまな形で皆さんに提案しています。そして商業施設も応援しています。多分、小川屋さんに行っても涼しいだろうと思います。赤城大沼に行けない人は、そういうクールシェアスポットに逃げましょう。
2 質疑応答
(1) アーツ前橋開館10周年記念展覧会「New Horizon」展
(記者)
主催は実行委員会ということですが、どのようなメンバーで構成されているのでしょうか。
(アーツ前橋 南條特別館長)
前橋中心商店街共同組合の植木理事長や前橋観光コンベンション協会の川端専務、前橋市まちづくり公社の静理事長、前橋商工会議所の田中さん、アーツ前橋の私、前橋市文化スポーツ観光部の阿佐美部長といった方々で構成されています。
(記者)
今の段階で全アーティストの数を教えていただくことは可能でしょうか。
(アーツ前橋 南條特別館長)
数字が変わる可能性がありますが、およそ30組です。
(記者)
資料では31組とありますが、30組ということで間違いないでしょうか。
(アーツ前橋 南條特別館長)
まだ交渉中の作家がいますので人数は変わる可能性があります。
(記者)
参加アーティストはどういった観点で声掛けしているのでしょうか。
(アーツ前橋 南條特別館長)
未来に向かっていこう、新しい風景を見よう、つまりは、アートの世界で未来はどこに現れるのだろうということです。新しいテクノロジーによって作られているアートはそのうちの一つだと思います。それから、新しい方法を使って、新しい表現を持って出てきた若い作家は新しい地平につながっているだろうと思います。そうした、まだ皆さんがそこまで見慣れていない面白いものを見ていただきたい。そして、そのクリエイティビティを感じてもらって、市民の方にもクリエイティブになってもらい、子どもたちにも学んでもらうという意図を持って選びました。何か1点の新しいものを持っている人と言えるかもしれません。
(記者)
冒頭で過去の問題もあったというようなお話がありましたが、新しい地平というのは過去との決別みたいな意味なのか、冒頭の説明をもう少し補足していただけますでしょうか。
(アーツ前橋 南條特別館長)
アーツ前橋の過去なのか、前橋の過去なのかによってだいぶ違うと思います。歴史を無視したらアートは駄目なので、歴史や過去を踏まえながら新しく生きていこうという判断や、新しい産業や文化を起こしたりしていくことが、この街の生きる道だろうと思います。ある程度は過去を大事にしながら、一方で時には切り捨てながら前に進むという考え方に立った時に、この展覧会は前に進むというところに重点を置いているというニュアンスです。
(記者)
前橋市の歴史という意味だけではなく、美術館の過去の問題も含めてということでよろしいでしょうか。
(アーツ前橋 南條特別館長)
アーツ前橋が蓄積してきた所蔵品を使ってコレクション展を実施することは、過去を今に生かしています。その解釈が新しくなれば未来にそれは生きているということになるわけです。そのような意味で過去を刷新しながら前にという感じです。
(記者)
海外からいらっしゃるアーティストの代表的な国や地域を教えてください。
(アーツ前橋 南條特別館長)
イスラエルやインドネシアなどです。
(記者)
県庁のプロジェクションマッピングはどのようなものを投影するか教えてください。
(アーツ前橋 南條特別館長)
投影内容はまだ分かりません。シンガポールの国立美術館で実施されたプロジェクションマッピングを私が実際に見ています。その際はインド系の神話のイメージでした。また、現代的で科学的な模様が広がるメージのグループもありました。こうしたことから、東南アジアの伝統文化と現代的なものを組み合わせたような内容を予想しています。
(記者)
先ほど、支援を募るという話がありましたが、「New Horizon展」の事業全体の予算額を教えてください。
(文化国際課)
当初予算が5,000万円です。それに追加して、国の財源やクラウドファンディングの活用により事業に充てていく予定です。
(記者)
市の予算が5,000万円あり、資料にある企業協賛とクラウドファンディングがプラス2,000万で、合計7,000万になるかと思います。そこからさらに国の補助金などが上乗せされた場合、最大どれぐらいの規模になる可能性があるのでしょうか。
(文化国際課)
さまざまな財源を活用して、最大1億円弱ぐらいを目指しています。
(市長)
美術やアートは実施してみないと分からないところもあります。目標に向かって公的財源に市民の力を借りながら、南條先生の思いをぶつけていただき、市民とともに頑張っていきたいと思います。
(記者)
まちなかにさまざまなアート作品を展示されるということですが、会期後、そのまま撤去せずに残したりすると面白いと思います。そうした考えはありますでしょうか。
(アーツ前橋 南條特別館長)
その議論は色々ありますが、作品を残すためには素材の耐久力や風などの気象に耐えられるかなど、簡単にはそのまま残せないケースも多いです。しかしながら、一部残っていくといいなと思っています。一方であまりにも多く残してしまうと、片づけてほしいという意見も出てきたりしますので、残すかどうかは慎重に判断しながら進めていければと考えています。
(市長)
行政の枠組みを超えた事業だろうと記者各位も感じたことだろうと思います。既存の予算や行政の枠を超えていくには、市民や日本中のアートに関心のある方の力をぜひ貸していただきたいと思います。また、日本をリードするような新しいアートを見せていただけるのだろうと期待をしております。クラウドファンディングも頑張ってまいりましょう。
(2) 「まえばしデジタルサポーター」の募集を開始します【県内初】
(記者)
デジタルサポーターに募集する人の条件はあるのでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
サポーターの条件ですが、デジタル分野に詳しい市民の方はもちろん、地域で何か貢献をしてみたいと思っていらっしゃる方、以前スマホ講座に参加されてその学びを提供したいと思っていらっしゃる方にご活躍いただける場になると考えております。また、育児休暇中で仕事から離れているお父さんやお母さん、介護などに携わっている方など、年代を問わず様々なバックグラウンドの方にもご活躍いただけると考えております。
(記者)
サポーターの年齢制限はないということでよろしいでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
未成年の方も応募いただけることにはなっていますが、研修等もありますので、そうしたことを踏まえると、高校生以上を想定しています。
(記者)
サポーターになるにあたっての講座は何回あるのでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
特に回数は決まっておりません。講座の内容は、スマホに関する知識の研修動画をご自身で確認し、勉強していただくことと、対面研修を予定しております。サポーターとしてご活躍いただくために必要だと思われる意識の啓発や、コミュニケーション方法なども対面の実践を通して提供させていただく予定です。
(記者)
実際にサポーターが活動する場としては、事務局に連絡があったところに出向くという認識でよろしいでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
はい、そのとおりです。市民グループの方からご要請をいただき、こちらでサポーターの調整を行い、派遣という形で配置させていただきます。
(記者)
画面右側のデジタル相談所はそれとは別のものになるでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
地域の方がご利用いただける活動としましては3点ございます。1つ目が画面左側のデジタルサポート。2つ目が定時・定点で1対1によりサポートを受けられるデジタルよろず相談所。3つ目はご要望に沿って、自治会のタブレット研修などもサポートさせていただきます。サポートという面では、デジタルよろず相談所も同じ活動となっております。
(記者)
デジタルよろず相談所は公民館にあるということでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
何曜日の何時からご利用されたい方は来ていただくという形で、予約はなく誰でもご利用いただけます。
(記者)
募集人数は全体で何名程度でしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
初年度の目標としましては、まずは多くの方々にこの活動を知っていただき、活動していただける方を募集するというスタートアップの意味で30名程度を考えております。
(記者)
スマホ教室を営利事業として実施している方もいらっしゃると思いますが、日当などを支払わずボランティアとした理由を教えてください。
(NPO法人教育支援協会北関東)
ボランティアとなっていますが、皆さまのお時間をいただき、学びたい方との事業がマッチしての活動になりますので、有償ボランティアとしてご活躍いただく予定です。
(記者)
有償ボランティアの日当はどの程度支払われるのでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
今のところは交通費程度ということで、1回の活動で1,000円程度を考えております。
(記者)
こちらは登録制度になるのでしょうか。何回も派遣してもらえるのでしょうか。
(NPO法人教育支援協会北関東)
教育支援協会北関東の登録フォームから登録をお願いします。登録後、対面でサポーター自身のご要望や活動できる範囲もお伺いし、マッチするサポーターの方を配置していくという流れになります。
(3) 救急車の適正利用について
(記者)
今年の4月からデイタイム救急隊の運用が開始されたということですが、前橋市以外でこうした運用を取り入れている自治体を把握していましたら教えてください。
(消防局救急課)
県内では高崎市で日勤の救急隊を運用しています。
(4)教育資料館令和5年度企画展を開催します
(記者)
実際に手に取れる展示物はあるのでしょうか。
(教育支援課)
当時の音楽の木琴や給食の食缶等になります。
その他
・投票率を改善するための方策について
(記者)
冒頭で知事選の低投票率のお話がありましたが、低投票率を改善するためにはどういったことが必要だと考えているのでしょうか。
(市長)
3つの要素があると思います。1つ目は政治家。投票いただく政治家のさまざまな改善。2つ目は有権者や主権者の意識改善。そして3つ目は、それをやりやすくするための選挙制度。今までの選挙制度のままでなくて、いろんな形でもっと市民に寄り添う必要があると思います。選挙管理委員会が候補者ディベートを主催したっていいのではないでしょうか。そうした新しいチャレンジを、主権者も候補者も、そしてシステムも変えるべきだろうと思います。
(以上で終了)
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更新日:2023年08月25日